日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


密猟者に捕まったドラゴンを、チセたちが救おうとするお話でした。

捕まった子供ドラゴンは、カルタフィルスの実験室(?)らしきところにいました。そこでは、何かおぞましい実験が行われているようです。

チセはロンドンにいる夢を見ていました。夢の中で、チセはカルタフィルスと出会いました。しかし、そのカルタフィルスはなんだか様子が変です。幽体のような存在のチセを、カルタフィルスだけは見ることが出来ました。カルタフィルスは、何かに苦しんでいるようです。しかし、その理由がわからないままチセは目を覚ましました。

場所は変わって、魔術師たちの学院です。そこではアドルフが、チセの戸籍を偽装していました。日本ではチセは死んだことになっていたからです。そこにレンフレッドがやって来ました。意外にもレンフレッドは、お酒が入ると泣き上戸な人でした。そんなレンフレッドの前に、彼がカルタフィルスのために作った品が届けられました。

チセが目を覚ますと、アリスやレンフレッドがアドルフたちを連れてやって来ました。彼らはドラゴンを救うのに力を貸して欲しいと、エリアスのところにやって来たのです。エリアスは、彼らに協力することに拒みます。しかしチセは、密猟された幼いドラゴンが苦しむのは耐えられませんでした。チセに頼まれて、エリアスもレンフレッドたちに協力することになりました。

密猟者たちは、カルタフィルスがレンフレッドから盗んだ技術を使った瞬間移動装置を使ってドラゴンを捕まえていました。ドラゴンが高値で取引されることを知ったチセは、かって自分も売られたオークションへと連絡をつけました。チセの予想通り、そこでドラゴンは売りに出されたのでした。

チセたちは、自分たちの手でドラゴンを買い戻そうとしました。会場の中で、チセは怪しげな人影を見かけます。さらにチセは、謎の女性のささやき声を耳にします。その声はチセだけにしか聞こえないようです。彼らはいったい何者なのでしょうか!?

そして、ついにドラゴンのオークションが始まりました。ところが、閉じ込められ拘束された悲しみから、ドラゴンの姿が急激に変貌して暴れ始めました。恐ろしい姿に変貌したドラゴンは、檻を壊してオークション会場で暴れ始めました。
そんなドラゴンの悲しみを、チセは自分のことのように感じていました。はたして、チセたちはこのドラゴンを救うことができるのでしょうか。

今回は断片的すぎて、なんだかよくわからないお話でした。(^^;
捕まったドラゴンも可哀想でしたし、なんだか後味の悪い内容でしたね。
樹里たちが、実愛会との戦いを決意するお話でした。

前回、樹里の力によって管理者の中から出てきた間島の家族。両親はすでに亡くなっていましたが、なんとお兄さんは当時の姿のままで生きていました。そして白クラゲが体から抜けて、間島のお兄さんは時の止まった世界から出ました。

そんな中、間島と組んで動いていた迫が、樹里に協力すると言い出しました。今まで命を狙っていた人間を、いきなり仲間にすることに抵抗はありましたが、樹里はそれを受け入れました。彼らの協力もあり樹里たちは、残った敵の数が7人だということを知りました。

その頃、佐河と汐見は樹里たちの家に来ていました。そこで佐河は、汐見に教団を譲り渡してもいいと言い出しました。佐河の興味は、教団にあるのではなく代々伝えられてきた書物に書かれていることの確認と実践だったのです。このやり取りを、佐河に従ってきた教団の人間が聞いてしまいました。

彼らは佐河を信じて、ついてきたのに裏切られたことを怒ります。そんな中、樹里たちが隠した止界術に必要な石が教団員に発見されてしまいました。

さらに佐河は、驚くべき事実を話しました。教団に伝わってきた本は、筆跡鑑定によって1人の人物によって書かれたものだと確認されていました。しかし、その本は最初に書かれたのが1300年代、最後に書かれたのが1800年代だというのです。つまり、この本は1人の人間が500年生き続けて書いたということになります。

石を発見した教団員たちは、それを佐河の前に持ってきました。そこで佐河の真意を、あらためて確認しようとします。
そんな彼らの目の前で、佐河の肉体に変化が生まれます。佐河はどんな力を発揮しようとしているのでしょうか!?

今回は、間島と迫が樹里たちの味方についたり、実愛会の中での分裂があったりして、人間関係が大きく動くお話でした。
人を越えたものになろうとする佐河を、樹里たちは止めることができるのでしょうか。そして樹里たちの方も、お父さんは樹里たちとは別の思惑を持っていますし、それがどう物語に影響するのかも気になります。
さくらが知世の家の庭で、新しく手に入れたカードをお試しするお話でした。

前回手に入れた、記録というカードにはどんな力があるのかわかりません。それを知るために、さくらは知世にお願いして、お屋敷の広い庭を貸してもらうことにしました。

さくらが知世の家を訪れると、以前にも増して衣装の充実度が高まっています。さらに、知世のお母さんもさくらがお母さんに似てきたと喜んでいます。(^^;

今回はさくらの新しいカードを試す他に、もう1つ目的がありました。大道寺財閥が開発した新商品のテストです。
それはなんと、さくらを空撮するためのドローンでした!!!

スマホからの簡単操作で、さくらを自動的に追尾して撮影できることが目標のようですが、その完成度はまだ知世の満足できるものではないようです。おまけに、空撮以外にも水中撮影に対応できる機体の開発も進められているようです。恐るべし、大道寺財閥!(^^;

そして、さくらは新しいカードを試します。ところが、記録というカードを呼び出しても、映写機に翼がはえたようなものが出てきただけでした。何か具体的に指示を出さないと、活躍してくれないカードのようです。さくらが自分の周りを撮影してと命じると、映写機がさくらを撮影しました。そして撮影された映像は、3Dで空中に投影することができるのでした。

そこに小狼が顔を出しました。知世がラブラブなさくらと小狼の様子を観察していると、さくらが何かの気配を感じました。また新しいカードが現れたようです。しかし小狼には、その気配を全く感じることができません。しかし、わずかな空気の動きを頼りに、魔法の剣を呼び出した小狼はカードに攻撃を加えます。しかし、その攻撃はすべてかわされてしまいました。

逃げ出したカードを、さくらが追いかけます。さくらは引力のカードを活用することで、空中を素早く移動してカードを追い詰めます。そしてカードの本体らしき気配と、さくらは対面しました。しかし、さくらはそのカードから悪意を感じませんでした。さくらは、カードにお友達になって欲しいと頼みます。

すると、カードをあっさり封印することができました。今回手に入れたカードは、飛翔という名前のカードでした。そのカードを使うと、さくらの背中にリボンのような翼がはえて、空を自由に飛ぶことができるようになったのでした。

というわけで、今回は知世のさくらの撮影にかける執念が垣間見えたお話でした。(^^;
しかしクリアカードの謎は、まだ何も明らかになっていません。その正体がわかるのは、いつになるのでしょうか。
ふたつの人生 (ウィリアム・トレヴァー・コレクション)ウィリアム・トレヴァーの「ふたつの人生」を読み終えました。この本には、2人の女性を主人公とした物語が収録されています。

一作目は「ツルゲーネフを読む声」という作品です。これはメアリー・ルイーズという女性の、痛ましい半生が描かれて作品です。物語は、現在と過去が交互に語られていきます。最初はそのつながりがはっきり見えませんが、カメラのピントが合うように、次第にそれがメアリー・ルイーズの異なる時間を描いていることがわかってきます。

貧しい農家の次女として生まれたメアリー・ルイーズは、街に出て働くことを夢見ていました。しかし、彼女にそのチャンスは訪れません。ところが、ある日彼女は、街の有力な服地商人であるエルマーという中年男性に見初められます。最初はそれに戸惑いながらも、彼女は最終的にエルマーとの結婚を承諾します。

しかし2人の結婚生活は、うまくいきませんでした。エルマーは、彼女と性交渉することもなく、次第にお酒に溺れていきます。また、エルマーの2人の姉、マティルダとローズは、元々この結婚に反対だったこともあり、何かにつけてメアリー・ルイーズを非難します。

そんな中、彼女の救いとなったのは、幼い頃に恋心を抱いたこともあるいとこのロバートでした。彼は病弱で、学校に通い続けることもできませんでしたが、本を読むことで自らの世界を広げていました。

ある日、ロバートの元を訪れた彼女は、彼も幼い時から彼女を好きだったことを知りました。2人がようやくお互いの気持ちを知った夜、ロバートは心臓発作で亡くなってしまいました。

それを契機に、メアリー・ルイーズの言動もおかしくなっていきます。そして彼女は、ロバートの遺品を手に、精神病患者を収容する施設で暮らすことになったのです。

やがて時は流れ、精神病の患者も出来る限り自宅で暮らすべきという時代が訪れます。
その頃には、商人としては没落していたエルマーでしたが、彼女を引き取ることに同意します。でもその時には既に、彼女の心はロバートが読んでくれたツルゲーネフの小説を通して、ロバートの心と結びついていたのでした。

訳者の解説を読むと、この作品のバックグラウンドとして、それまでアイルランドの支配階級だったプロテスタントが衰退して、カトリックが力を増していく時代背景が重ね合わされているそうです。
しかし、個人的には、そういったバックグラウンド抜きでも十分に楽しめる、読みごたえのある作品だと思いました。

二作目の「ウンブリアのわたしの家」は、ミセス・デラハンティが巻き込まれた列車爆発事件をきっかけに、その犠牲者たちの間に不思議なつながりが生まれる様子が描かれた作品です。

今ではロマンス小説家として知られるミセス・デラハンティですが、その生い立ちは恵まれたものではありませんでした。旅芸人の両親は、生まれたばかりの彼女を、子供を欲しがっていた人に売り渡してしまいました。成長したミセス・デラハンティはその事実を知ります。その後も波瀾万丈な前半生を送ったミセス・デラハンティですが、今ではイタリアのウンブリア地方の屋敷を買い取り、近所のホテルに空きがない時に観光客を宿泊させたりして暮らしています。

そんなミセス・デラハンティは、列車で買い物に出かけた時に爆発事件の被害者になってしまいました。同じ客車に乗っていた乗客も数多く亡くなりましたが、奇跡的に生き延びた者がミセス・デラハンティの他にも3人いました。

1人は、イギリス人の元将軍で、娘とその婿と一緒に旅をしていました。ドイツ人の青年は、恋人と一緒に旅をしていました。アメリカ人の女の子は、家族と一緒に旅をしていて彼女だけが生き残りました。

爆発事件の真相は不明のまま、時が流れていきます。そんな中、ある程度ケガが回復したミセス・デラハンティは、生き延びた人たちを自分の屋敷に招いて、そこで一緒に暮らすことを思いつきました。こうして、爆発事件の犠牲者というつながりのある人たちが、彼女の屋敷で生活することになりました。

彼女たちの生活は、次第に落ち着いたものになっていきます。ところが、アメリカ人の女の子・エイミーの伯父が、彼女を引き取るためにアメリカからやって来ました。ミセス・デラハンティは、エイミーは自分たちと一緒に暮らし続ける方が、心穏やかに暮らせると考えます。エイミーの母とその兄である伯父は、伯父の再婚をきっかけに絶縁状態でした。それもあって、ミセス・デラハンティはエイミーを手元に残すことを希望しますが、その希望はかないませんでした。

この作品も、「ツルゲーネフを読む声」と同じく単純に物語が語られるわけではありません。ミセス・デラハンティの過去や小説の中の出来事、彼女が直感的に見抜いたことが物語の中に複雑に織り込まれています。物語はミセス・デラハンティの視点からしか語られないので、彼女が見抜いたと信じたことを事実なのか、それとも彼女の妄想にすぎないのか。それは最後までわかりません。

というわけで、どちらも一筋縄ではいかない作品ですが、不思議と読み始めると引き込まれてしまいました。どちらの物語も、登場人物の1人1人に存在感があるのも魅力的でしたし、人生の苦さと深みが感じられました。
四尾連湖で、なでしことリンはキャンプを楽しみます。

前回、千明にお肉をくれたお祖父さんは、なんとリンのお祖父さんでした!(^^;
そしてリンがソロキャンプを始めるきっかけになったのも、キャンプ好きなお祖父さんの影響だったのでした。

四尾連湖にやって来たなでしことリンでしたが、お化けが出るという噂になでしこはびびってます。でも、リンからお化けが出るという丑三つ時に寝ていれば問題ないと言われて、単純ななでしこは納得してしまいました。

キャンプ地にやって来た2人は、さっそくテントの設営に入ります。なでしことリンのテントは、それぞれ違うタイプのテントでした。テントにも、いろんな種類があるんですね。そして、楽できたりする機材だとお値段もお高くなるようです。

リンが火をおこす間に、なでしこはキャンプ地を散歩します。そこで、カップルらしきキャンパーと出会いました。でもこの2人、本当は姉妹のようです。おまけに姉の方は、なでしこたちが通う本栖高校の先生らしいです。・・・千明とリンのお祖父さんの出会いといい、この世界は意外と狭いなあ。(^^;

なでしこがテントに戻ると、リンが落ち込んでいました。持参した着火剤を全て投入したのに、炭に火を付けることができなかったのです。そこでなでしこは、先ほど知り合ったキャンプ慣れしている人たちを頼りました。そのおかげで、無事に火をおこすことが出来ました。

そしていよいよ、お肉を焼きます。さらに、なでしこはお鍋の用意です。偉いなあと思ったのは、なでしこたちが助けてもらったキャンパーに、お料理のお裾分けをしたことです。旅先でのこういうちょっとした心遣いって、うれしいものですよね。(^^)

そして夜中になりました。大量に飲んだり食べたりしたせいで、リンはトイレに行きたくなってしまいました。その帰りに、リンはお化けのようなものを目撃してしまいました。でも、その正体は酔っ払ったキャンパー姉だったのですが。(^^;
テントに戻ったリンは、結局1人では怖くてなでしこのテントに潜り込みました。

こうして、なでしことリンの関係はさらに深まりました。今回のキャンプは、なでしこの発案でしたが、次はリンがキャンプに誘ってくれるそうです。その時はどこに行くのかも楽しみですね。

というわけで、なでしことリンの四尾連湖でのラブラブキャンプでした。(^^;
一緒にキャンプに行きながら、2人がずっとべったりというわけじゃなく、適度な距離感でそれぞれに好きなことをやっているのがいいですね。
ヴァイオレットたちが、天文台の古い書物を保存するために呼び集められるお話でした。

数多くの自動手記人形たちが、山の上に向かうロープウェイに乗っていました。その中には、ヴァイオレットの姿もありました。彼女たちは、山頂にある天文台へと向かっていました。そこで仕事をするために、彼女たちは呼び寄せられたのです。

なぜか天文台の職員は若い男ばかりで^^;、代筆屋の女の子たちが集団でやって来ることでざわついています。しかし、そんな中、彼女たちに興味を示さないリオンという青年がいました。彼は自動手記人形をというより、女性を嫌っているようです。

そして、数多くの自動手記人形たちが集められた理由がわかります。天文台には数多くの貴重な本が所蔵されていて、それを管理・維持するのも彼らのつとめです。そして各地で発見された貴重な文献が、次々とここに集められているのでした。しかし、それらの中にはきわめて状態の悪い物もありました。そこで、その写本を作るために自動手記人形の力が必要になったのです。

ヴァイオレットは、女性を嫌っているリオンとペアを組むことになりました。女性に対する嫌悪感を持っているリオンですが、ヴァイオレットの美しさには思わずうろたえてしまいました。そしてヴァイオレットとリオンの作業が始まりました。

リオンは優秀な研究者のようで、古い文字で書かれた本もあっという間に解読していきます。しかし、そんなリオンの早さに遅れることなく、ヴァイオレットもタイピングしてみせました。そして2人は、通常なら3日間かかる量の作業を1日で終えたのでした。

そんなヴァイオレットと、リオンは少しずつ心の距離を縮めていきます。そんな中、他の同僚たちがヴァイオレットに声をかけてきました。彼らはリオンの性格の悪さや孤児であることを理由に、自分たちと仲良くしようと誘います。

しかしヴァイオレットもまた、リオンと同じ孤児でした。孤児とはいえ、リオンは両親の顔を覚えていました。しかしヴァイオレットは、自分の両親の顔さえ知らなかったのでした。

それをきっかけに、ますますヴァイオレットに親近感を感じたリオンは、さらにヴァイオレットに惹かれていきます。そしてついに、あれほど女性を嫌っていたリオンは、ヴァイオレットを一緒にアリー彗星を見ようと誘ったのでした。

そして2人で星空を眺めながら、リオンは自分の過去をヴァイオレットに話しました。彼の母親は、元々は旅芸人でした。それがこの町で出会った男性と恋に落ちて、リオンが生まれました。リオンの父親は、各地をめぐって貴重な書物を集めていました。

ところが、ある日いつまで待っても父親が帰ってこなくなってしまいました。そんな父を探して、リオンの母もリオンを残して父を探す旅へと出て行方知れずになってしまったのです。母親が自分ではなく、父を探すことを選んだことが、リオンの女性嫌いの原因だったのでした。

そしてリオンは、ヴァイオレットにも大切な人がいるかと尋ねました。もちろん、ヴァイオレットには少佐という大切な人がいます。これまで寂しいという気持ちを知らなかったヴァイオレットに、離れていても大切な人を思い出してしまうことが寂しいという気持ちだと、リオンは教えてくれたのでした。

さらにリオンは、自動手記人形としての契約中に大切な人が危険な状態にあったらどうするか問いかけました。それにヴァイオレットは、迷わず少佐の元へ駆けつけることを選んだのでした。その一方で、そうしてしまうことをどう謝罪すればいいのか考えているところが、ヴァイオレットらしいですね。

そして契約期間が終わり、自動手記人形たちが帰る日が来ました。ヴァイオレットと別れる前に、リオンはこれからの自分の目標を教えてくれました。それは彼の父と同じように、各地をめぐって貴重な書物を集めたいという希望でした。これまでの彼は、ここで両親が帰ってくるのを待っているだけでしたが、ヴァイオレットと出会ったことで自分の足で世界に踏み出してみようと決意したのでした。

というわけで、手紙の代筆とはまた違った自動手記人形のお仕事が見られたお話でした。
今回のエピソードでは、養成学校時代に知り合ったルクリアとの再会もあったのが良かったです。
前回のラストに現れた、少佐の兄との出会いがヴァイオレットにどんな影響を与えたのかは描かれませんでしたが、ヴァイオレットの暗い表情がそれを十分に補っているのが凄いですね。

しかし、憂い顔がこんなに魅力的なヒロインというのも珍しいですね。(^^;
ヴァイオレット本人には、悲しいとか寂しいという気持ちの自覚はないのでしょうが、心に抱えた辛さを静かにじっと耐えている健気さが、その美しさをさらに引き立てているように思えました。
報瀬のお母さんが亡くなった事件の経緯がわかるお話でした。

フリーマントルに到着したマリたちは、さっそくレポーターとしての仕事を始めていました。しかし、例によって報瀬はポンコツで、レポーターとしては使い物になりません。(^^;

マリたちが乗る船は、ペンギン饅頭号と名づけられた最初の観測隊のお下がりの船でした。船内をあちこちレポートしていたマリたちは、船の様子がなんだかおかしいことに気がつきました。人手が足りないらしく、観測隊のメンバーが総がかりで荷物を積み込んでいます。おまけに、港の噂では他の観測隊と比べると、明らかに荷物の量も少ないらしいです。

そこでマリたちは、覆面をかぶって(かえって怪しい人たちになってましたが^^;)、隊員たちの話を盗み聞きすることにしました。彼氏と離れて、観測隊に参加した女性は相手との関係が気まずくなって修羅場を迎えていました。他にもお酒に酔った隊員たちの様子もなんだか変です。

そしてついに、報瀬は直接隊長の吟に、話を聞くことにしました。そんな報瀬に、吟は自分たちの初めての、報瀬のお母さんも参加した時の様子を話してくれました。その頃は吟たちも少しだけ若く、ノリは今のマリたちのような感じでした。
報瀬のお母さんが南極でやりたかったのは、そこから宇宙を観測するための天文台を作ることでした。将来的に同じような計画はありましたが、それに先行して吟たちがそれを実現しようとしたのです。

熱心なスポンサー集めも成功して、吟たちは意気揚々と南極に乗り込みました。しかし南極の現実は、彼女たちが思っていたほど甘くなかったようです。それでも、報瀬のお母さんは成果を出そうと頑張りました。そして頑張りすぎたのです。
そしてついに、報瀬のお母さんが無理をしすぎて亡くなってしまったのです。

吟たちは無事に帰国しましたが、隊員に死者が出たことでスポンサーも次々と離れていきました。しかし、それでも吟たちは自分たちの夢をあきらめませんでした。そして初の民間観測隊として、ようやく南極に乗り込むところまできたのです。

今回集まったメンバーは、最初の観測隊に参加したメンバーばかりでした。活動資金は、前回と比べものにならないもののようですが、それでも安全を最優先にここまで計画を進めてきたのです。

そして、いよいよ南極に出発する前に、出陣式が行われました。そこでマリたちは、新たなメンバーとして隊員たちに紹介されました。マリに結月、日向はそれぞれに自分の南極への思いを語りました。しかし報瀬は、例によってうまく言葉が出ません。でも吟たちの思いを知ったことで、報瀬も気合いが入りました。そして報瀬から、南極への熱い思いが飛び出しました。それで一気に、隊員たちの士気が高まったのでした。

さらに報瀬たちの船室には、報瀬のお母さんが残したらしい、ちょっとしたプレゼントがありました。二段ベッドの天井に、蛍光塗料を使って星空が描かれていたのです。

というわけで、ようやく南極に出発です。想像以上に厳しい場所らしい南極で、マリたちは報瀬のお母さんが実現したかったことを現実に出来るのでしょうか。今後の展開も楽しみです!(^^)
スイスのロビンソン (上) (岩波文庫)アニメ「ふしぎな島のフローネ」の原作、「スイスのロビンソン(上)」を読み終えました。

「ふしぎな島のフローネ」の原作ですが、原作にはフローネは登場せず、ロビンソン一家は男兄弟ばかりです。(^^;
兄弟は、上からフリッツ、エルンスト、ジャック、フランツです。エルンストはアニメだと、お父さんの名前になってるようですね。一番年下のフランツは、アニメには登場しません。一番上のフリッツと名前が似ていて紛らわしいから削られたのかな!?(実際、本を読んでいる時に2人の名前が出てくると一瞬どっちだっけ!?と思いましたし^^;)

オーストラリアに向かって航海していた船が難破して、ロビンソン一家だけが船に取り残されてしまいました。船が座礁した側にある島で、ロビンソン一家は暮らしていくことになりました。普通なら、かなりサバイバルな状況になりますが、この作品ではロビンソン一家にとって都合のいい環境が整っています。

座礁した船にあった大量の日用品や武器、火薬などが利用できた上に、上陸した島にはジャガイモはあるわ、椰子の木はあるわ、ゴムの木、大量の岩塩など、生活に必要になりそうなものがそろっています。船に積まれていた鶏や豚、ロバなどの他に、忠実な犬たち、そして猿や鷲など次々と一家の仲間が増えていきます。

ロビンソン一家は家族で協力して、島での生活を快適に過ごすために働き知恵をしぼります。物語のメインは、その様子が克明に描かれていくことです。この本を読んでいるだけで、南の島での暮らしを垣間見ているような気がして、とても楽しむことができます。(^^)

ただ1つ気になるのは、本文に旧字体が多用されていることです。現在の漢字と似ている字は、すぐに読むことができますが、「昼」が「晝」だったり読んでいて戸惑う字も多かったです。作品の内容的が子供も楽しめるものだけに、旧字体ではなく、現在の漢字を使って再刊して欲しかったところです。

とはいえ、わkらない旧字体を漢和辞典で調べながら読み進めるのも、暗号を解読して宝探しをしているようで楽しかったですが。(^^;
チセに友人ができて、エリアスが嫉妬するお話でした。(^^;

前回の約束通り、ステラは本当にお菓子を持ってチセのところにやって来ました。チセとステラが2人きりになれるようにエリアスは席を外しますが、なぜかウナギ犬(?)みたいな姿で逃走していくのをチセに目撃されました。(^^;
それを知ったチセは、すぐにエリアスの後を追います。そして今回も活躍する、灰の目にもらった毛皮。そのおかげで、チセはエリアスに追いつきましたが、エリアスの作り出した藪の中に閉じ込められてしまいました。

チセを心配して、ステラを送ったルツがチセを探します。しかし、チセの気配は微弱でルツにもチセを見つけることができません。そんなルツに力を貸してくれたのは、クリスマスの時に見かけた精霊の娘でした。そのおかげで、ようやくルツはチセを見つけ出したのでした。

エリアスに捕まりながら、チセは想像以上にエリアスが子供なのだと実感していました。あんな大きな体で、何百年も生きているのに、困った坊やですね。(^^;

こうしてチセは、エリアスと共に家に帰りました。ところが、その夜にチセと一緒に寝たエリアスは、なぜかそのまま目を覚まさなくなってしまいました。エリアスを救うために、チセはアンジェリカを頼ります。アンジェリカからもらった薬のおかげか、チセの手洗い起こし方のおかげか^^;、何はともあれエリアスは目を覚ましました。

というわけで、エリアスがどうしようもなく子供だと判明するお話でした。その裏で気になるのは、カルタフィルスがまた何やら動き始めていることです。ステラに接触したり、リンデルのところの竜を狙ったり、彼が灰の目と一緒にいるのも気になります。カルタフィルスは、何を企んでいるのでしょうか!?
勇者システムの真実を知って、風が怒り狂うお話でした。

友奈と美森が、園子から聞かされた勇者システムの真相。それを2人は、まず勇者部の部長である風に伝えました。自分たちの体の不調は一時的なものと思っていた風は、それを聞いてショックを受けるのでした。

さらに美森の実験によって、さらなる事実も判明しました。勇者になった時に現れた精霊は、勇者を助けるためだけのものではありませんでした。勇者自身の意志によって、自ら命を絶とうとすると精霊がそれを阻止するようになっていたのです。・・・実験のためとはいえ、自らを刃で切り裂こうとしたり、あらゆる方法で自殺を図ってみた美森が凄いというか、怖いです。(^^;

その事実は、さらに風を精神的に追い詰めました。そんな中、樹のところにオーディションの一次審査に合格したという知らせが届きました。それは樹が、風には内緒で応募した歌手になるためのオーディションでした。しかし、せっかく一次審査に合格しても、今の樹は歌うことができません。

その状況を少しでも改善するために、樹は喉にいい様々な健康法を実践していました。さらに樹の担任に呼ばれた風は、樹が声が出ないことで授業に差し障りが出始めていることを知りました。

そしてついに、風の怒りが爆発しました。大赦はあくまでも、勇者システムの真相を風に教えるつもりはないようです。真実を隠した上で、大赦が自分たちを利用していることに、樹の夢を奪ったことに風は怒りました。勇者の姿に変身した風は、怒りのままに大赦を破壊しようとします。

それに気づいた夏凜が、必死で風を止めようとします。しかし怒り狂う風には、夏凜の言葉は届きません。そんな風を止めたのは、満開ゲージがいっぱいになることを承知で風の攻撃を受け止めた友奈でした。さらに風の前に、樹も姿をみせました。樹は風にやさしく抱きしめると、風や勇者部のみんながいたから夢を持つことができたと伝えたのでした。そんな樹の言葉に、風は泣き崩れるのでした。

勇者への変身、バーテックスと戦う時にしか行えないのかと思ったら、現実世界でも変身することができるんですね。(^^;
これまでずっと樹の保護者であろうとしてきた風だけに、今回の怒りは当然のことですよね。しかし樹は、いつまでも風に守られるだけの存在ではありませんでした。風と樹が互いを思い合う姉妹愛がよかったです。(^^)