日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


50話に渡って続いてきたエリンの物語も、今回で最終回です。

ヌガンの裏切りによって、戦場のまっただ中に取り残されてしまったシュナン。シュナンを助けるために、エリンは再びリランに乗って天を駆けるのでした。しかし、エリンを背に乗せているリランは、エリンの持っている音なし笛を気にしています。

シュナンの元には闘蛇が迫っていましたが、エリンが駆けつけたことで、闘蛇の群れはリランに駆逐されました。そして、エリンはシュナンをリランに託します。そんなエリンの背に、シュナンを救おうと放たれた矢が突き刺さりました。
傷つき倒れたエリンは、自らの首から音なし笛を引きちぎって、リランにシュナンを連れて飛び立つように命じました。
その声にこたえて、ようやくリランは戦場から飛び立ったのでした。

しかしエリンは、傷ついたまま戦場のまっただ中に取り残されてしまいました。そんなエリンに、闘蛇の群れが迫ります。そんなエリンの胸に、お母さんの最後の言葉がよみがえってきます。生きなさい、というその言葉に支えられて、エリンは傷ついた体を起こしました。しかし、闘蛇の群れは情け容赦なくエリンを取り囲みます。

もはやこれまで、そう思った時にエリンを救ったのは、なんとリランでした。音なし笛の恐怖によってエリンに従っているかと思われたリランでしたが、リランはエリンとの深い絆を忘れていなかったのです。
エリンを救い出したリランは、エリンをやさしくくわえると、エリンを連れて空の彼方に飛び去ったのでした。

そして、後には互いに手を取り合ったセィミヤとシュナンが残されました。そんな2人を抹殺するために、ダミヤが最後の攻撃をしかけてきましたが、イアルの手で討ち取られました。こうして、この国に新しい歴史がスタートしたのです。

さらに数年が経過しました。キリク先生は、放浪の医者として各地で人助けをしています。そして、エリンはお母さんになっていました。そして息子と共に、アルを育てているようです。
前回の予告を見た時は、エリンが死んでしまうのかと心配しましたので、生き残ってくれてほっとしました。しかし、最後に1つ大きな疑問が・・・。(^^; エリンの夫は誰なんでしょう!? イアル!?、それともトムラ先輩!?

全50話の物語を見終えて、さまざまな思いがうずまいています。物語的には後半はちょっと重すぎて辛かったですが、前半のアケ村での元気なエリンや、ジョウンと一緒に山で生活しているあたりが大好きでした。
一時はリランとの関係も気まずくなりましたが、最後にその信頼も取り戻して、ハッピーエンドになったのはよかったです。1年にわたって、物語を支えてきたスタッフならびにキャストのみなさん、本当にお疲れ様でした!
いよいよこの国の運命を決める戦いが始まろうとしています。

夜明けと共に、シュナンに率いられた大公軍は闘蛇の群れを真王の元へと向けました。その頃、エリンからハルミヤの死の真相を聞かされたセィミヤは、シュナンと共に新たな国を作ることを決意していました。セィミヤは降伏の印である青い旗を掲げさせようとします。しかし、それをダミヤが阻みました。ダミヤは仮面の男たちに命じて、セィミヤの侍女たちから旗を奪い取りました。そしてエリンに、リランに乗って空を駆けるように命じたのでした。

しかし、エリンがそんなダミヤの命令に従うはずがありません。エリンは自らに刃を突きつけて、王獣を戦争の道具にはしないという意志を示したのでした。しかし卑劣なダミヤは、ヌックとモックを人質にとってエリンを従わせようとします。そんなエリンを救ったのは、仮面の男に姿を変えて潜り込んでいたイアルでした。
イアルはダミヤに剣を突きつけて、一気に大勢は挽回されました。

そして、真王の陣には青い旗が掲げられました。これでこの国は新しい時代を迎えることができる、そう確信した瞬間、新たな脅威が大公軍を襲いました。なんとヌガンが自分の部隊を、シュナンの部隊に襲いかからせたのです。
不意打ちを受けて、シュナンの部隊はヌガン軍に圧倒されてしまいました。

シュナンに迫る闘蛇の群れ。それはエリンには、かって母親を殺した闘蛇の群れと重なります。そしてエリンはリランに乗って、シュナンを守るために戦うことを決意したのでした。
この戦いの末に、いったいどんな結末が待っているのでしょうか。長らく続いてきたこの物語も、いよいよ次回で最終回です。エリンの運命が気になります。

イアルの働きで、ダミヤの陰謀が阻止されたと思いきや、思わぬ伏兵が待っていましたね。シュナンと対立していたヌガンが戦いの場に現れたのが不思議でしたが、ヌガンは最初からシュナンたちを抹殺するつもりだったようですね。
いよいよ決戦間近です。

エリンの元に、傷ついたキリク先生がやって来ました。ダミヤに用なしと判断されて、キリクは命を狙われているようです。そんなキリクを、エリンはイアルと同じように手当てするのでした。
イアルは、ハルミヤを殺したダミヤを倒す機会を窺っています。しかし、ダミヤは多くの仮面の男たちに守られて、簡単には近づくことができないようです。

その頃、シュナンたちは闘蛇の群れを揃えて、来るべき戦いの時に備えていました。そんなシュナンの前に、国を守っているはずのヌガンが現れました。ヌガンは、あくまで真王に忠誠を誓っていましたので、ここで一悶着あるかと思いましたが、意外にもシュナンの戦いの行く末を見守るためにやって来たようです。

エリンの元を去ったキリクは、イアルがいるところにやって来ました。ダミヤの部下でなくなったキリクに、イアルと戦う必要はないような気がしましたが、イアルとキリクは再び剣を交えることになるのでした。
しかし、そんな彼らの周りには、ダミヤに命じられた仮面の男たちが迫っていました。皮肉なことに、かっては敵として戦ってきたイアルとキリクは、2人で共同して仮面の男たちと戦うことになったのでした。

そして、キリクはダミヤに接近するために、イアルに仮面の男の衣装を差し出すのでした。次回は、いよいよ決戦が始まるようです。エリンはダミヤに命じられたように、リランに乗って闘蛇と戦うのでしょうか!?
そして、イアルはそんなダミヤを倒すことができるのでしょうか!?
清めの儀式を行うセィミヤの前に、エリンが真実を伝えに現れるお話でした。

タハイ・アゼでの決戦が近づく中、セィミヤとダミヤの婚礼も近づいていました。しかし、そんなセィミヤの心には、いまだにシュナンのことがひっかかっているようです。
そんな時、セィミヤの清めの儀式が行われました。そこへ王獣に乗ったエリンが現れて、ダミヤから伝えられなかった真実をセィミヤに告げたのでした。愛する伯父であるダミヤの本当の姿を知って衝撃を受けるセィミヤでしたが、エリンの言葉を聞いて、タハイ・アゼでの戦いではエリンに全てを委ねることを約束するのでした。

相変わらずナソンは、エリンのことを見守っていたんですね。(^^;
ナソンはエリンに自分と共に逃げることを勧めますが、それはエリンに突っぱねられました。大罪という言葉でエリンを従わせようとするナソンに、エリンはただ見守ることしかせず、掟で心を縛ることの愚かさを語ったのでした。
飼い犬ならぬ飼い王獣に手を噛まれたエリンですが^^;、人と獣の理想的な関係についての希望は失ってなかったんですね。そして王獣と人の間には、決して越えられぬ溝があることを知りながらも、それでも理想のために生きようとするエリンは本当に強いなあと思いました。

エリンとセィミヤの出会いも神の意志と考えようとするセィミヤに、エリンはあくまで人としての意志でセィミヤに向かい合いました。そしてエリンと出会ったことで、セィミヤもようやく自分の置かれている立場に気がつきました。王獣が檻に入れられているように、真王という存在も王宮という檻に入れられた存在なのだとセィミヤはようやく気がついたのでした。

いよいよ物語もクライマックスです。ダミヤがこのまま黙っているとも思えませんし、この先エリンたちにどんな運命が待っているのかとても気になります。
ダミヤに殺されそうになったイアルは、エリンのところに逃げ込みました。

傷ついたイアルを見つけたエリンは、イアルの手当をして、ダミヤからイアルを匿うのでした。イアルを追っていたキリクでしたが、エリンと一緒のイアルの姿を見て、トドメを刺すことができなくなってしまいました。そんなキリクを、ダミヤは用済みだとあっさり切り捨てるのでした。

今回もダミヤの黒さが爆発していました。真相を知っているイアルを抹殺して、ダミヤは王族としての地位を盤石にするつもりのようです。しかし、エリンがリランを利用してイアルを守ったことで、何とかイアルはダミヤの手から逃げのびることができたのでした。

セ・ザンとしては用なしになってしまったイアルでしたが、その心はあくまで真王を守ることにありました。幼い頃に家族の元から去ったイアルにとって、ハルミヤはある意味家族のように大切な存在だったようですね。
そしてイアルは、ダミヤの陰謀を暴くためにエリンに協力を頼みました。イアルはどんな方法でセィミヤに真実を伝えるつもりなのでしょうか!?

今回は、エリンとイアルが急接近でしたね。傷ついたイアルを看護するエリン。そして、自分を救ってくれて、これからは自由に生きられると教えたエリンをイアルが抱きしめてしまう場面がよかったです。
これでエリン×トムラ先輩の線は完全に消えたような気がしますが^^;、イアルと共に生きるということはエリンにとっても厳しい選択です。果たして2人は、この先ダミヤの企みを打ち破り、この国に平和をもたらすことができるのでしょうか!?
キリクの過去が明らかになり、ダミヤが本性を見せるお話でした。

キリクはダミヤに道具として使われる存在でした。そんなキリクが道具となったのは、過去の事件がきっかけでした。ホロンの貴族の子息だったキリクとターヤは、ワジャクの貴族であった夫妻に引き取られました。しかし、それは善意からではなく、ホロンの子息を身内に迎えて、自らの地位を高めようとするものだったのです。

そのためには、2人の子供は必要ないと、ターヤは夫妻に毒殺されてしまいました。それを知ったキリクは、夫妻を毒殺したのでした。その後、キリクはダミヤの懐刀として活動してきたようです。しかし、エリンという存在を知って、キリクの心は揺れるのでした。

そして、とうとうダミヤは自らの野心を明らかにしました。セィミヤとの婚約を発表して、自らの思惑通りこの国を操ろうとしていたのでした。それには、これまでハルミヤを守ってきたセ・ザンの存在が邪魔になります。イアルを呼び出したダミヤは、その酒杯に毒を盛ったのでした。そしてイアルが不在の間に、セ・ザンを壊滅させようとしたのでした。

毒に犯されながらも、ダミヤの企みに気がついたイアルはカイルの元へと向かいます。その頃、カイルたちはダミヤの手によって放たれた仮面の男たちによって抹殺されようとしていたのでした。
その中には、なんとキリクの姿もありました。しかし、イアルの言葉によって、清らかな存在であるエリンをキリク自身がカゴの鳥にしようとしていることに気がつきました。いつの間にか、キリクはターヤの姿にエリンの姿を重ねていたようです。

傷つき追われるイアルは、このままダミヤの手から逃れることができるのでしょうか!? そして、この先エリンはダミヤの思惑通り、シュナンたちの前でリランに乗って飛行して、闘蛇を蹴散らしてみせるのでしょうか!?
ラザル王獣保護場へとエリンやリランたちは連れられてきました。そこでダミヤに招かれたエリンは、ダミヤから王獣部隊を作るように命じられたのでした。

ラザル王獣保護場へと赴くことになったエリンでしたが、いざという時には大罪を犯さぬために自ら命をなげうつ覚悟をしていたのでした。そんなエリンを、ダミヤは自分の館に招きました。この時、ダミヤが部屋に鍵をかけたので、てっきりエリンに手を出そうとするのかと思ってしまいました。(^^;

そんなエリンに、ダミヤは王獣部隊を作るようにと命じました。しかし、エリンは霧の民との混血である自分以外には王獣は操れないと偽りを述べました。そして、実際にラザル王獣保護場で自分以外には王獣を操ることができないことを証明して見せたのでした。

しかし、それを見てもダミヤの気持ちは変わりませんでした。シュナンの率いる闘蛇部隊を、エリンがたった一度倒してみせればダミヤの目的は達せられるからでした。それでもダミヤの申し出を断ろうとするエリンに、ダミヤはカザルム王獣保護場のみんなやユーヤンの命が危うくなると脅して、エリンを従わせようとするのでした。

そんなエリンのたった1つの希望は、この国が闘蛇に負けることによって、王獣を操る術が封印されてしまうことでした。果たしてエリンは、ダミヤの目論見を潰すことができるのでしょうか!?

今回は、久しぶりにアケ村が登場しました。成長したサジュとチョクは夫婦になっていて、娘も生まれていました。彼らは村の墓地に葬ることができなかったエリンの墓を村の外に作って、人知れず死んだと思われているエリンを弔ってくれていたのでした。
もし、エリンの王獣部隊が闘蛇部隊と戦うことになれば、それはアケ村のサジュたちにも影響を与えそうです。真王領と大公領、2つの領土の民が手を取り合って生きることはできないのでしょうか!?

いよいよエリンやリランが、政治の道具として利用されることになってしまいましたね。ダミヤの言っていることは、結局現在自分たちが所有している権威を手放したくないゆえのエゴとしか思えません。
そんな中で、この先エリンがどんな行動を取るのか楽しみです。
前回の予告を見た時から、重い展開になるだろうとは思っていましたが、ここまで重たい展開になるとは驚きました!(;_;)

ラザル王獣保護場から王獣使いたちが、リランたちを連れにやって来ました。その王獣使いたちは、かってリランを真王の前に献上した者たちでした。そんな彼らに、リランは激しい怒りを見せるのでした。
それでも、あくまでも音なし笛を使わずに事態を収拾しようとするエリンでしたが、怒ったリランは王獣使いたちに襲いかかり、なんとエリンにまで襲いかかってきたのです。

そんな中、ついにエリンはリランに対して音なし笛を使ってしまいました。これまで築き上げてきた、エリンとリランの信頼関係が一気に崩壊するような出来事でした。その代償として、エリンはリランに左手の指を食いちぎられてしまいました。野生の王獣と同じようにリランを育てたいと思い続けてきたエリンでしたが、闘蛇に対抗する力として王獣を利用とするセィミヤやダミヤの考えの前に、それは潰えてしまったのでした。

それでもエリンは、あくまで獣の医術師として、最後までリランを見守ることを決意しました。これまでのエリンとは違い、必要とあれば音なし笛さえ使うことは、エリンにとってとても苦しい決断だったと思います。しかし、エリンはあえて、その苦しい道を選択したのでした。
次回は、エリンがダミヤに命じられて、王獣部隊を作るお話になるようです。どんな過酷な運命が、エリンを待っているのでしょうか!?

今回ちょっと疑問だったのは、キリク先生のポジションです。心情的には、彼はエリンに惹かれているようですが、ダミヤから命じられたことが彼を縛っているようです。ラザルに移動することになったエリンにもキリクは同行することになりましたが、毒薬使いの彼の役どころは何なのでしょうか!?
真王ハルミヤが亡くなり、セィミヤが新たな真王となりました。

今回の主役は、セィミヤとシュナンでした。真王と大公の息子だけあって、この2人がメインになると大きく物語が動きますね。
エリンから真王ハルミヤを襲った闘蛇は大公領のものではないと聞かされたのに、ダミヤはそのことをセィミヤに伝えなかったようですね。それが、セィミヤとシュナンという愛し合う2人を引き裂いてしまいました。もしかして、これが最初からダミヤの狙いだったのでしょうか!?

そんな中、シュナンが真王となったセィミヤに謁見するために王都へとやって来ました。シュナンは、今回の犯人は自分たちではないと訴えますが、セィミヤはそれを聞き入れようとはしません。そんなセィミヤにシュナンは、必要とあれば大公の兵たちは真王領に侵攻する力があると告げるのでした。

しかし、セィミヤはあくまで自分たちの血が聖なるものだと信じています。そんなセィミヤに、シュナンは戦いで傷ついた兵士たちをみせました。兵士たちの姿にセィミヤは衝撃を受けたようですが、それでもセィミヤはこの国が置かれている真実を見ようとしませんでした。

そして夜、シュナンはイアルに頼んでセィミヤの好きな花が咲いている中庭へと入り込みました。シュナンに気がついたセィミヤも、中庭へと出てきました。そこでシュナンは、自分とセィミヤが結婚することだけがこの国を救う道だと説くのでした。
セィミヤはその言葉に揺れますが、シュナンが自分と結ばれるのは国のためなのかと、シュナンを問い詰めます。そうではない証拠に、シュナンはセィミヤにキスしようとしますが、ダミヤが現れたことでそれは果たされずに終わりました。

シュナンは4ヶ月後にセィミヤに真王としての力を示してみせるように言いました。そこでセィミヤが王獣を従えて闘蛇の群れを屈服させることができれば、セィミヤが人ではなく神だと認めるというのです。本当は愛し合っているはずの2人は、このまま対立することになってしまうのでしょうか!?

真王領と大公領の間に緊張が高まって、事態が急激に動き始めました。この先は、重い展開が続きそうですね。

今回は、セィミヤとシュナンのやり取りが見応えがありました。国のためを思うシュナンでしたが、セィミヤを説得するのに、その方法を少し間違えてしまったようですね。セィミヤの気持ちは、ずっとシュナンにあったでしょうから、理屈を並べるよりも最初からお前が好きだ~と切り込んだ方が手っ取り早かったでしょうに・・・。(^^;
リランの力で真王を救ったエリンは、真王が主催する晩餐会へと招かれました。

その席で真王とダミヤは、エリンにリランの力を使って王都までの護衛をエリンに命じました。しかし、エリンは死すら覚悟して、それを拒否したのでした。エリンが真王に逆らえば、エリンだけでなく、カザルムの人々にも迷惑がかかります。しかし、それでもエリンの心は動きませんでした。

そして、そのわけをエリンは、ダミヤを下がらせて真王だけに告げたのでした。真王ハルミヤは、祖先から伝えられなかった王獣規範の本当の意味を初めて知ったのでした。自分の祖先が、英雄などではなくなく大罪を犯した者だと知って真王は衝撃を受けました。しかし、自らが国の盾となるべく、この国のゆがみと立ち向かうことを決意したのでした。

さらにエリンは、今回の襲撃が大公の闘蛇によって行われたのではないことも真王に教えました。それを知ったことで、真王は新しい視点から事件を全て見直すはずでした。しかし、その望みは残念ながら、真王の死によって、あっけなく潰えたのでした。
次期真王はセィミヤが引き継ぐことになりますが、残念ながらセィミヤはエリンから伝えられた真実を知りません。一時は希望がさしたかと思ったこの国の行方は、どうなってゆくのでしょうか!?
エリンがリランに乗って駆けつけたおかげで、真王の御座船は闘蛇群の攻撃を退けることができました。しかし、それでも真王を守ろうとしたセ・ザンたちには、大きな犠牲が出たのでした。

そんなセ・ザンを救うために、エリンは医療の技をふるうことになりました。その時エリンは、リランが倒した闘蛇が大公のものではないことに気がつきました。大公の闘蛇は、必ずどの村で育てられたかを示す紋章が刻まれていました。しかし、今回襲ってきた闘蛇にはそれがないのです。
一体、今回の事件では誰が闘蛇を操っていたのでしょうか!?

命を賭けて真王を守ったものの、真王がケガをして寝込んでしまったことで、イアルはその責任を問われていました。イアル自身も傷ついているこんな時に、責任追及をしても仕方ないのに、それだけこの国の官僚が無能だということでしょうか!?
そして、もし責任を問われるとしたら、カザルム川からの帰還を提案したダミヤこそが、一番に責任を問われるべきだと思うのですが・・・。

そんな中、イアルの傷の治療に当たったエリンは、自分の気がついた闘蛇の秘密についてイアルに話しました。それと共に、エリンはこれまで自分がどんな生い立ちを辿ってきたかを、イアルに話したのでした。この時のイアルとエリン、なんだかいい雰囲気でしたね。(^^)
そして、そんな2人のやり取りをキリク先生が聞いていました。キリクの目的は、一体何なんでしょうね。

今回は、事後処理といった感じでお話が終わってしまいました。リランに闘蛇を虐殺させたことで、エリンが自分の罪に悩むかと思ったのですが、今のところは怪我人の手当が優先でそれどころじゃなかったんでしょうか!?
今のところ、真王の臣下たちもリランに乗ってエリンが飛んだことを問題視してないようですが、王獣は真王にしか従わないというこの国の成り立ちからすると、エリンの存在はこの国の制度を崩壊しかねない危険があると思います。これから先、エリンは否応なく政治の世界に巻き込まれることになるのでしょうか!?
真王を救うために、リランに乗って空を飛んだエリン。しかし、闘蛇の姿を目にしたリランは、エリンの指示を無視して暴走するのでした。

カザルム王獣保護場を訪問した真王は、カザルム川を下って王都へと帰還しようとしていました。そんな真王の乗った御座船に、どこからともなく現れた闘蛇たちが襲いかかってきたのです。ダミヤはそれを大公の裏切りだと決めつけていましたが、今回の御座船での帰還はダミヤが言い出したことです。この襲撃は、ダミヤによって計画されたものだったのでしょうか!?

闘蛇に襲われた真王の姿は、エリンにとって母親を殺された記憶を思い起こさせました。そこでエリンは、リランに乗って真王を救出に向かったのでした。しかし、闘蛇の姿を目にした時、リランの目の色が変わりました。リランはエリンの指示を聞かずに、次々と闘蛇を虐殺し始めたのです。そんなリランを、エリンは為す術もなく見守ることしかできませんでした。

前回の真王がリランの様子を見に来た時もそうでしたが、今回のエリンの行動もとても軽率だったと思います。これまでカザルムが一体となって、エリンの秘密を守ってきました。それをエリンは、簡単に打ち壊してしまったのです。一方ではリランを野生の王獣と同じように育てたいと言いつつ、何かあると人の道具としてリランを利用しようとするエリンの行動には共感できませんでした。

その一方で、大公領もややこしいことになっていますね。大公は病気に倒れたというのに、シュナンとヌガンは相変わらず意見の違いで争っています。
今回、エリンの秘密がダミヤたちにばれてしまったことで、この国の運命が大きく動き始めるのでしょうか!?
アルたちの様子を視察するために、真王がカザルムへとやって来るお話でした。

いよいよ真王が、カザルムを視察するためにやって来ました。王宮から出られたことで真王は楽しそうでしたが、大公やシュナンたちに真王が出かけることは事前に知らされておらず、これは後日に遺恨を残しそうな雰囲気です。

真王がやって来る前に、エリンはエサルから極力真王たちの前には現れないようにと言い渡されていました。しかし、真王が無理を言ってリランたちに近づいたために、リランは警戒して真王に襲いかかろうとしました。それを止めるため、エリンはやむを得ず竪琴を使ってしまったのでした。

そんなエリンに、早速ダミヤが接近してきました。単純に女性としての魅力を感じてエリンに近づいてきたわけではないと思いますが、ダミヤは一体何を考えているのでしょうか!?
そういえば、今回の真王の行幸のルートを決めたのもダミヤでした。その裏には、何らかの陰謀が隠されているのでしょうか!?

エリンが音なし笛なしでも王獣を従わせることができること、意外とあっさりと真王にバレちゃいましたね。しかし、真王の口からは、自分も音なし笛は好きではないという意外な言葉が・・・。
今回を見ていて思いましたが、真王は子供のように無邪気で何も知らないだけじゃないでしょうか!?
音なし笛についても、深い意味があって嫌いだと言っているのではなく、凍りついたようになる王獣の姿が可哀想なだけような気がしました。

今回大笑いしたのは、真王を迎える時にカザルムの生徒たちが歌った真王を歓迎する歌でした。(^^;
何歳くらいの子供がカザルムに集められているのかわかりませんが、何だか幼稚園の行事を思い出しました。(笑)
リランの出産の時が近づく中、新任の教導師となったエリンは、新たな生徒たちをカザルムに迎えていました。

生徒たちの中に、シロンという女の子がいました。彼女は他の生徒たちともあまり付き合わず、暇さえあれば本を読んでいます。そんなシロンに本に書かれてない知識も重要だと教えようとするエリンでしたが、シロンはエリン先生はずるいとそれを拒絶するのでした。

シロンは、タムユワンで教導師をしている父親に育てられました。学力優秀なシロンでしたが、タムユワンでは女の子は教導師になることができません。そんなシロンに、シロンの父親は女の子はお嫁さんになるのが一番幸せなのだと決めつけます。しかし、どうしても教導師になりたいシロンは、エサル先生という教導師長がいて、最近エリンという新任の教導師が誕生したカザルムにやって来たのでした。

シロンの指導に悩むエリンでしたが、そんな中リランの出産が始まりました。エリンの様子を見に来たシロンは、その現場に立ち会うことになってしまいました。最初はエリンのことを拒絶したシロンでしたが、難産で苦しむリランを必死で励ますエリンを見ていたら、いつしかエリンのことを応援していました。

そして、ついにリランは赤ちゃんを出産したのでした。赤ちゃんが生まれたことはすぐに王都に知らされ、真王はその赤ん坊にアルという名前をつけたのでした。
リランの出産という出来事に関わったことで、シロンは本に書かれている知識だけが重要なのではないと知ったのでした。最初はエリンを拒絶したシロンでしたが、今ではエリンに対する信頼が生まれたようですね。

次回は、リランの子供を見るために、真王やダミヤがカザルムにやって来るようです。王獣を操ることができるエリンの秘密は、真王やダミヤに知られることになってしまうのでしょうか!?

今回は、リランの出産シーンに迫力があってよかったです。それに加えて、必死にリランを見守るエリンを、思わずシロンが応援してしまう場面がとてもよかったです。
何が何でも教導師になりたいというシロン、でもそんな彼女の願いを彼女の尊敬する父親は聞き届けてくれません。そんなシロンのもどかしい思いもうまく描かれていて、深みのあるお話でした。(^^)
カザルムでは、間もなく卒舎ノ試が行われようとしていました。エリンがこのままカザルムに残るには、試験で首席にならなければならないのでした。

エクと交合したリランは、赤ちゃんを身ごもりました。そんなリランの世話に追われて、エリンはもうすぐ行われる卒舎ノ試のことさえ忘れているのでした。相変わらず王獣一直線のエリンですが、トムラ先輩に言われるまで試験のことを忘れている、抜けたところも相変わらずですね。(^^;

その頃、カザルムではちょっとした問題が持ち上がっていました。新たに加わったエクの餌代に加えて、妊娠したリランの食欲が増したために、王獣の飼育費が不足してきたのです。この状況を打開するために、エサル先生は王都にリランが妊娠したことを知らせることにしました。

その使者として王都に向かったのは、キリクでした。キリクがリランの妊娠を伝えると、真王はたいへん喜びました。そんなキリクを、ダミヤは自分の屋敷に招いていましたが、これは今後の伏線なのでしょうか!?
てっきりダミヤとキリクが出会ったことで、エリンに何か危機が訪れるのかと思ったのですが、何事もなくて、ちょっと拍子抜けでした。

キリクが真王にリランの妊娠を伝えたことで、カザルムでは飼育費が増加されることになりました。
これでみんな安心してリランやエク、そして新たに生まれてくる赤ちゃんを育ててゆくことができますね。(^^)

そして、ついにエリンたち最上級生の卒舎ノ試が行われました。その試験を、見事エリンは首席でクリアしたのでした。こうして晴れてエリンは、新しい教導師としてカザルムに残ることになったのでした。
しかし、他の生徒たちは、それぞれの場所へと帰って行きます。ずっとエリンと一緒に勉強してきた仲間たちも、それぞれの場所へ向かって旅立って行きました。

エリントずっと仲良くしていたユーヤンも、卒業試験に合格したことでカザルムから去って行きました。
今回のEDが、エリンがカザルムに来てからをまとめた総集編のような形になっていたのがとてもよかったです。エリンがカザルムに来て、本当にいろいろなことがあったんだなあと感慨深い気持ちになりました。

今回笑ったのは、ヌックとモックでした。これまで雑用係見習いだった2人ですが、エリンの卒業を前に正式な雑用係に昇格することができました。もしエリンが首席になれなかったら、雑用係見習いとしてカザルムに残ればいいと言っていましたが、エリンがこの2人の下で働く姿はちょっと考えられませんね。(^^;

幸いエリンは、首席になることができました。でも、もし首席になれなくても、これだけリランの世話をしてきたエリンがカザルムから去ることはありえないような気がしました。ずっとエリンが姿を見せなかったら、リランが暴れ回って収拾が付かなくなりそうな気がするんですが・・・。(笑)
傷ついた王獣がカザルムへとやって来ました。エリンは、そのエクと名付けられた王獣の世話をすることになりました。

今回は珍しくOPなしで物語がスタートしました。幼獣狩りをしていたところに、その幼獣の親が襲いかかってきました。音なし笛を使うことで窮地を脱しましたが、その王獣は空中で硬直して岩に激突したためにケガをしてしまいました。

その王獣の治療をするために、カザルムに王獣が運び込まれました。エクと名付けられたその王獣は、音なし笛が原因でケガをしたために、笛で眠らせて治療をしても目を覚ますと暴れ出してしまいます。
そんなエクを治療するために、エサル先生に命じられてエリンがエクの世話をすることになりました。

最初はエリンにも激しい敵意を見せていたエクでしたが、エリンが泊まり込みで様子を見て、竪琴を聞かせたことで、ようやく落ち着きを取り戻しました。そのおかげで、ようやくエクの治療にあたることができるようになりました。

そんな時、久しぶりにリランの世話をしていたエリンは、リランの羽毛がピンク色に変わっていることに気がつきました。エサル先生に聞いても、これまでにそんな事例は報告されていません。
そして、エリンは霧の民のナソンに出会って言われたことをエサル先生にも話しました。すると、エサル先生は、自分も昔霧の民と出会ったことがあると打ち明けてくれたのでした。

その時、エサル先生はなぜ霧の民が人間が王獣に関わることに危機感を持っているのかわかりませんでした。しかし、今回エリンの話を聞いて、ようやくその本当の理由を知ったのでした。
しかし、エリンはナソンの話を聞いてなお、人間と王獣の新しいあり方に希望を持っていました。人間の都合に王獣を合わせるのではなく、ありのままの王獣を受け入れようとしていました。そして、悲劇の原因は、王獣にではなく、むしろ人間の方にあると考えているのでした。

そんな中、傷が癒えたエクがとうとう獣舎の外に放たれることになりました。そこでリランと顔を合わせたエクでしたが、2匹はこれまでに保護場の誰もが見たことのない行動に出ました。なんと2匹の王獣は、恋に落ちて交合したのでした。
ピンクに変わったリランの羽毛、それは雄の王獣に恋している印だったのでした。
チチモドキの解毒薬を求めて王都に向かったエリンは、そこでイアルと再会するのでした。

ケガをした王獣が、ラザル王獣保護場からカザルムへと連れてこられました。その夜、キリクはその王獣に毒を飲ませました。そのせいで、その王獣は動くこともできないほど弱ってしまいました。
その王獣の様子を見たエリンは、王獣の口から甘い香りがすることに気がつきました。それはアケ村にいた時に知った、チチモドキの香りだったのでした。
チチモドキの解毒薬は、真王領ではなかなか手に入りません。エリンは解毒薬を求めて、王都の薬屋まで出かけたのでした。

その頃、王宮でもちょっとした騒動が起きていました。セィミヤの毒味役の侍女・ナミが、やはりチチモドキの毒に倒れたのです。その解毒薬を求めて、イアルが薬屋へと向かうことになりました。しかし、薬屋には既にサイガムルの手が伸びていました。
サイガムルの男は、薬屋にあるチチモドキとその解毒薬を買い占めようとします。しかし、そこにイアルが駆けつけたことで、解毒薬をサイガムルに奪われずにすんだのでした。

そこへ、やはり解毒薬を求めてエリンがやって来ました。しかし、顔見知りのエリンに、イアルは冷たい態度を取ります。イアルは、エリンがセ・ザンと関わりがあることを知られて、エリンが危険に巻き込まれることを恐れて、あえて知らないふりをしたのでした。

その後も、カザルムに向かうエリンたちの前に、サイガムルの邪魔が入ります。イアルの護衛でその危機を切り抜けたエリンは、なんとか無事にカザルムまでたどり着き、毒を飲まされた王獣に解毒薬を与えることができたのでした。
そして、王宮に戻ったイアルも、セィミヤの侍女・ナミに解毒薬を届けることができました。

エリンの思いとは別に、いつの間にかエリンは国の中の揉め事と関わることになりそうな雲行きですね。

今回は、久しぶりにエリンとイアルのカップリングが見られたのがうれしかったです。トムラ先輩もがんばっていますが、やはりいざという時に頼りになるのは、トムラ先輩よりもイアルなんですよね。(^^;
エサル先生にリランが飛べるようになったことを報告したエリンは、リランが勝手に空を飛んでしまわないように、リランを訓練することになるのでした。

冒頭では、いきなりキリク先生のところに毒薬が送られてきました。キリクの目的は、このカザルムの王獣を毒殺することにあるようです。キリクはすぐに行動を起こすつもりはないようですが、一体いつその毒薬が使われることになるのでしょうか!?

リランが飛べるようになったことを知ったエサル先生は、リランが勝手に保護場から飛び出してしまわないように、エリンにリランを訓練することを命じました。いろいろと試行錯誤しながらリランの訓練をするエリンでしたが、なかなかリランは言うことを聞いてくれません。

そんなエリンの前に顔を出したのは、キリクでした。彼は過去に妹のターヤを殺された悲しい経験から、保護されている獣が自由に鳥かごから飛び立つことはないと思っているようです。しかし、エリンはあくまで諦めずに、どうしたらリランが自分を乗せて飛んでくれるのか考え続けました。

そうしてエリンは、今まで自分が訓練を焦るあまり、リランの意思を尊重せずに、リランを人の都合に合わせて従わせようとばかりしてきたことに気がつきました。エリンが目指すのは、人の都合のために獣を利用するのではなく、人と獣が本当に心を通い合わせることです。

それに気づいたエリンは、リランが自らの意志で飛びたいと思う時が来るまで待つことにしました。
そして、その日はついにやって来ました。鳥たちが自由に空に羽ばたくのを見ていたリランは、とうとう自分の意思で空を飛びたいと思ったのです。
そして、リランは再びエリンを背に乗せて、空へと舞い上がったのでした。

前回のリランの飛翔シーンもそうでしたが、リランが空を飛ぶ場面は開放感に溢れていていいですね。次回は、エリンがイアルと再会するお話になるみたいです。どんなお話になるのか楽しみです。
エリンを背に乗せて、リランが空を飛びました。そんなエリンの前に、ずっと彼女を見守ってきた霧の民のナソンが姿を現すのでした。

リランに乗って空高く舞い上がったエリン、そんなエリンに地上から合図を送る者がいました。それは、ソヨンの死以来、ずっとエリンを見守ってきたナソンだったのでした。独自の方法で王獣を操ることができるようになったエリンに、ナソンは"大罪"について教えるのでした。

それは、リョザ神王国の建国の歴史でもありました。かってアフォン・ノアの彼方にオファロンと呼ばれる王国がありました。豊かなその国を狙って、周囲の国々がオファロンを襲ってきます。それに対抗するために、オファロンは緑の目の民=霧の民から闘蛇を操る技を教わり、圧倒的な力を手に入れました。

しかし、やがてオファロン王は、その力を背景に自分に従わない者を捕らえるようになったのでした。そんな時、王に霧の民の存在を教えた兵が反乱を起こしました。オファロン王は国を追われて、遙か北方の国まで追い詰められたのでした。

そんなオファロン王は、王獣を従えた1人の少女に助けられました。彼女たちの民は、雪に閉ざされた貧しい暮らしの中で生き抜くために、王獣を従えるすべを身につけたのでした。
オファロン王は、その王獣の力を使って、オファロンの闘蛇を屈服させて、少女たちの民に豊かな暮らしを与えようとします。

しかし、少女たちが王獣と共にオファロンに現れた時、悲劇は起こりました。数多くの闘蛇を殺して血に狂った王獣たちは、少女たちの命令を無視して暴れ始めたのです。それが原因で、とうとうオファロンはこの地上から姿を消してしまったのでした。
そんな少女が、やがて興した国、それが現在のリョザ神王国だったのでした。王獣を操ったその少女こそ、リョザ神王国の開祖と呼ばれるジェだったのでした。

そのような悲劇があって以来、霧の民は自らの獣を操る技を封印しました。そして、再び世界に獣を操るものが現れないように監視することになったのです。
今のエリンは、独力でその掟を越えてしまいました。そんなエリンに、ナソンはリランを空に飛ばさずに育てるように警告しました。しかしエリンは、王獣が本来の能力のままに人と一緒に生きられないことに反発するのでした。

今回は、とうとう霧の民の目的が明らかになりました。しかし、それを知ってなお、エリンは新しい人間と王獣とのあり方を模索するつもりのようです。このエリンの行動がきっかけで、新たな悲劇が引き起こされないといいのですが・・・。
いよいよ18歳になったエリンの物語が本格的に動き始めました。カザルム学舎に新しい教導師キリクがやって来ました。表面上はにこやかなキリクですが、その背後には大きな秘密を抱えていそうです。

冒頭はいきなり毒殺シーンから。怪しげな少年がお酒に毒を入れて、貴族の夫妻を暗殺したようです。
その少年こそが、これまでセ・ザンと戦ってきたサイガムルの男だったようです。その男は、闇商人たちを利用して闘蛇の卵を手に入れようとしていましたが、セ・ザンの警戒が厳しくなったことで卵泥棒から手を引こうとしていました。彼は自分が関わった証拠を残さないために、闇商人たちに毒酒を飲ませて、彼らを全員毒殺してしまったのでした。

新しくカザルムにやって来た教導師キリク、彼こそがそのサイガムルの男だったのでした。彼は毒物の教師としてカザルムに招かれました。あたりが柔らかでイケメンのキリクに、ユーヤンはいきなり頬を赤らめています。カシュガンとのことはいいのか!?と思ったら、そちらはそちらで現在進行中らしいです。

生徒たちにはあめ玉をくれ、カリサにはたくさんの野菜を届け、ヌックとモックには草餅をあげて、キリクは次々と人々に気に入られていきます。その一方で、キリクは王獣規範に従わずに王獣と心を通わせるエリンに、興味津々の様子です。
これまでカザルムが王獣規範に従わずに王獣を育てていることは、そこにいる者たちだけの秘密でしたが、いつの間にか噂はラザル王獣保護場にまで知られるようになっていたのでした。

カザルムにやって来るにあたり、キリクも見聞きしたことを秘密にするという約束をさせられたようですが、彼には何か別の思惑がありそうです。キリクは幼い頃に、妹を毒殺されるという悲しい経験をしたようです。冒頭の毒殺シーンで貴族の夫妻を殺したのは、それが原因のようです。
一体、キリクの過去に何があったのでしょうか。そして、彼は何をしようとしているのでしょうか!?

18歳になっても、相変わらずエリンは王獣一直線の生活を送っています。卒業後は、学舎に残って教導師としての道を歩もうとしているようですが、ここまま平穏な日々が続くとは思えません。
そんなある日、リランを遊ばせていたエリンでしたが、鳥を追うのに夢中になっていたリランは、そのまま崖から落ちてしまいました。

なんとか途中の崖棚にリランはひっかかりましたが、あまりそこで暴れたために、とうとう足場が崩れて崖下へと転落してしまいました。そんなリランを追って、エリンも崖下へと身を投げ出しました。
2人は冷たい水の中に落ちたかと思いきや、エリンが気がつくとリランはエリンを背中に乗せて大空を羽ばたいていたのでした。

今回は、この飛翔シーンがきれいで開放感があって、とてもよかったです。これまで保護場の王獣は野生の王獣のように空を飛ぶことはできないとされてきましたが、とうとうエリンとリランはその壁さえも越えてしまったのでした。
新たな展開を迎えた物語が、この先どんな風に進んで行くのか、とても楽しみです。

今回からOPが元ちとせさんが歌う「雫」に変更されました。それに合わせて、OPのエリンもようやく大人になりました。これまでのOPは、少し好みと違ったので、新しいOPの方が私の好みでした。
そして、登場人物たちはみんな4歳年を取りました。このところ出番がなかったセィミヤが、久しぶりに成長した姿を見せてくれました。シュナンへの想いは相変わらず続いているようですね。

ちょっと気になったのが、成長したエリンの声でした。エリンが14歳になった時も少し違和感がありましたが、18歳になったエリンに星井七瀬さんの声は少し幼すぎる気がしました。エリンの見た目が、ますますソヨンに似てきたので、余計に違和感があるのかもしれません。
エサル先生が、エリンがカザルムにやって来てからを振り返る総集編でした。

エリンがカザルムに入舎して、既に4年が過ぎていました。そんなある日、王都から新たな教導師が派遣されることになりました。時期外れの派遣に、エサル先生とカリサはエリンがやって来た時のことを思い出すのでした。

優秀な成績でカザルムへとやって来たエリンは、野生の王獣を観察したことがある経験を買われて、傷ついた王獣リランの世話を任せられました。熱意とこれまでに誰もが思いつかなかったようなやり方で、エリンは閉ざされていたリランの心を開くことに成功したのでした。

そんなエリンに悲しい知らせが届きます。幼かったエリンを助けて、育ててくれたジョウンが亡くなったのです。その悲しみも癒えない頃、エリンは毛づくろいの途中で暴れ出したリランに噛まれてケガをしてしまいました。
しかし、それでもエリンは自分のやり方を変えようとせず、あくまで音なし笛を使わずにリランを育ててゆこうと誓うのでした。

次回から、18歳になったエリンの物語が本格的にスタートするようです。都から来た新しい教導師が、何かエリンの運命に関わってくるのでしょうか!?
突然暴れ出したリランに噛まれて、エリンがケガをしてしまうお話でした。

エサル先生との旅行で少しは元気を取り戻しましたが、それでもジョウンのことを思い出すと悲しくなってしまうエリンでした。そんなエリンを気遣って、帰省から戻ったユーヤンがエリンのことを心配してくれます。そんなユーヤンに、エリンは早く一人前になりたいと話すのでした。

今回最大の驚きは、リランが女の子だったことです!!!
今までてっきり雄だと思っていたのに、実は雌だったんですね。王獣の性別を判定するのは難しいんですねえ。(^^;

リランはこのところ、毛が抜けてしまってボロボロです。成獣になる前に、子供の頃の毛が抜けて新しい毛に生え替わるようです。毛が生え替わるのが痒いのか、リランはしきりに木の幹に体をこすりつけています。それを見たエリンは、ブラシでリランの体をこすってあげるのでした。

しかし、リランの体をこするのには、馬用のブラシでも小さすぎます。エリンはヌックとモックに頼んで、リラン用の大きなブラシを作ってもらうのでした。
そのブラシで毛をすいてもらって、リランはとっても気持ちよさそうです。しかし、そんなリランの表情が突然変わりました。何が気に入らなかったのか、突然牙を剥いてエリンに襲いかかったのです!

それが原因で、エリンは何針も縫うようなケガを負ってしまいました。そんなエリンに、エサル先生はこれからは音なし笛を使うように言います。しかし、恐怖でリランを従わせるようなことは、エリンはしたくありませんでした。珍しくエリンは先生に逆らって、あくまで笛を使わないと言い張るのでした。
そんなエリンに、エサル先生はそれなら遺書を用意しておけと厳しい指導をするのでした。

ケガをした後、しばらくエリンはリランの所へ赴くことができませんでした。さすがのエリンも、今回のリランの行動には恐怖を感じたのでした。しかし、これまでリランと必死に心を通わせようとしてきた日々を思いだしたエリンは、再びリランの元へと向かったのでした。
人間と獣、それは恐怖に寄ってではなく、お互いに理解し合うことができるのでしょうか!?

今回は、お話は単純でしたが、テーマとしてはかなり深いものを持った内容だったと思います。
王獣だけでなく、他の獣とも人間は恐怖で相手を支配して付き合ってきました。心が通い合っていると思っている飼い犬や飼い猫でさえ、時に思いがけない行動に困惑させられることがあります。それが、ましてや巨大な王獣だったら、傷を負ったり、場合によっては命さえ奪われてしまうことがあるのかもしれません。
それでも、人間に害をなす=悪と決めつけないで、その行動の裏にあるものを理解してあげようとすることが大切なのかもしれませんね。
ジョウンが亡くなったという知らせが、エリンに届くお話でした。

ある日、突然エリンはエサル先生のところに呼ばれました。そこには、ジョウンの息子・アサンからジョウンが亡くなったという知らせが届いていたのでした。突然のジョウンの死に、エリンはただ呆然とすることしかできませんでした。

エリンに残されたのは、死を知らせる簡単な手紙と、これまでジョウンから教わってきた本の山だけでした。そしてエリンは、悲しみを忘れようとするように、リランの世話に没頭するのでした。そんなエリンを、エサル先生やカリサ、ヌックとモックは心配そうに見守ります。

そして、トムラ先輩が夏休みの帰省から戻ってきました。トムラもエリンの様子がおかしいことには気がつきましたが、どうしてあげることもできませんでした。
そんな時、エサル先生がエリンを誘ってジョウンとの思い出の地に旅に出ることになりました。

予算が限られていたせいか、2人が宿泊した宿はあまりよいところではありませんでしたが、温泉だけはなかなか満足の行くものだったようです。そして、その夜エサル先生は、若い頃のジョウンの思い出を次々とエリンに話して聞かせるのでした。

そうして、エリンとエサル先生は思い出の場所へとやって来ました。そこは学生時代にジョウンやエサル先生が、こっそりと隠れて勉強したり、話をしていた場所でした。そこには今でもジョウンの魂が息づいているようでした。
この旅のおかげで、ようやくエリンは心から涙を流して、ジョウンとの別れという悲しい事実と向かい合うことができたようですね。

ジョウンは亡くなりましたが、ジョウンが教えたことは今でもエリンの中で生きています。その知識を生かして、これからエリンがどんな人生を送るのか楽しみです。
毎晩、亡くなったお母さんの夢ばかりみるエリン。エリンが見る霧の中の夢は、一体何を意味しているのでしょうか!?

今回は、なんだか微妙なお話でしたね。(^^;
多分、リランがずっとカザルムで暮らさなければならないことを知ったことが原因なのでしょうが、エリンは毎晩のようにお母さんの夢を見るのでした。そんなエリンは、とうとう寝坊してリランの餌やりにも遅れてしまいました。そんなエリンを、エサル先生やカリサは心配するのでした。

そんな時、エリンはカリサがヌックやモックにヒカラについて話していました。霧のたちこめる夜に、不思議な光に誘われた人間は、ヒカラに連れて行かれてしまうというのです。その夜、エリンは窓の外に不思議な光を見ました。その光を追ううちに気絶してしまったエリンでしたが、目を覚ますとそこはベッドの上でした。昨晩のことは夢だったのかと、エリンは不思議に思うのでした。

そんな時、エリンは雑木林の中で不思議な像を見つけました。数多く作られたその石像は、なんと王獣のお墓でした。それを知ったエリンは、リランもそんな王獣と同じように、ここで命を終えるのかと暗い気持ちになるのでした。

そして、再び霧の夢を見たエリンは、そこでジョウンと出会いました。次回予告を見るまでは、なぜここでジョウンが出てくるのかと思いましたが、これはもしかして亡くなったジョウンの魂が最後にエリンに別れを告げに来たのでしょうか。(;_;)

そこでジョウンに励まされたことがきっかけとなり、エリンは自分の信じる道を進もうと決意を新たにするのでした。そして、エリンが怪しい光を見た夜に、ベッドに戻っていた謎も解き明かされました。
気絶していたエリンを、カリサが助けてくれていたのです。カリサは、森の奥にある沼に生徒が落ちたことがあったことから、ヌックやモックがそこに落ちないようにヒカラの話をでっちあげていたのでした。

次回は、ジョウンの死を知ったエリンを、エサル先生が励ますお話になるみたいです。しかも、まさかの温泉回らしいですが^^;、どんなお話になるのか楽しみです。(笑)
獣の奏者 エリン 第7巻 [DVD]エリン、落第のピンチ!?

ずっとリランの世話を熱心にしてきたエリンでしたが、それが原因で試験の成績はがた落ちです。このまま昇級試験に合格できなければ、エリンはカザルムにいることができなくなってしまいます。
そこで、リランの世話の合間を縫って、エリンは必死に勉強を始めたのでした。そんな時、ユーヤンが泣きながらエリンのところにやって来ました。

何かと思ったら、ユーヤンが密かに恋しているカシュガンが、街で髪飾りを買っていたらしいのです。
その髪飾りは、きっと故郷で待っている彼女へのプレゼントに違いないと思い込んだユーヤンは、恋の苦しみに勉強どころではないようです。

結局、ユーヤンと一緒にいると勉強できないエリンは、食堂を借りて勉強することになってしまいました。
ここで再び、トムラ先輩接近です。勉強で苦労しているエリンに、わからないところを教えてあげようとするトムラでしたが、トムラも卒業試験を間近に控えて、かなり苦労していることがバレてしまいました。・・・エリンの前では、どうしても格好いい先輩になりきれないトムラ先輩なのでした。(^^;

勉強で苦労するエリンに、同級生のウラリがノートを貸してくれました。秀才タイプで、ちょっと嫌なところもあるかと思ったウラリですが、意外といいところがありますね。
そして、勉強で苦労していたのは、エリンだけではありませんでした。エリンの同級生みんな、勉強では苦労していたのでした。みんなと一緒に勉強したことで、みんな揃って試験に合格することができました。

そして夏休みがやって来ました。生徒たちは、次々と故郷へと帰宅してゆきましたが、エリンだけは学舎に残ってリランの世話を続けるようです。そんな時、故郷に向かおうとするカシュガンに、エリンは髪飾りのことを聞いてみました。すると、それは彼女ではなく、お姉さんへのお土産でした。
失恋したと思って落ち込んでいたユーヤンでしたが、これでまたチャンスが生まれましたね。

夏休み中、エリンはずっとリランにつきっきりで世話をしていました。そして、エリンはリランが自分の言葉を理解していることに気がつきました。さらに、獣舎の掃除をしていたエリンに、リランが背後から忍び寄りましたが、リランはエリンを襲うことなく、エリンに甘えてきたのでした。
王獣は人には懐かないと言われているようですが、それはどうやら根本的に見直す必要があるのかもしれませんね。

しかし、リランはエリンに懐きすぎて、他の王獣と仲良くしようとはしません。それを心配したエリンは、それをエサル先生に報告しましたが、エリンに待っていたのはエサル先生の思いがけない言葉でした。
エリンはリランを野生の王獣と同じように育てたいと思っているのに、カザルムにいる王獣は一生をカザルムで終えることになるのです。
このあたりのことが原因で、いつかエリンはカザルムからも孤立してしまうことになるのではないか心配になりました。
いつも失敗ばかりのヌックとモックが、街まで買い物に出かけるお話でした。

前回の予告を見た時から覚悟はしていましたが、今回はヌックとモックをメインにした本当にどうでもいいお話でしたね。(^^;
たまにちょっとしたギャグ担当として登場するなら、かろうじて許容範囲ですが、ヌックとモックをメインにされると、さすがに見ていて辛いものがありました。

エリンをしたってカザルム学舎の下働きとして働いているヌックとモックですが、相変わらずの働きぶりで失敗ばかりです。このままでは学舎から追い出されてしまいそうな2人は、気合いを入れて街まで買い物に行くことになりました。
しかし、その途中で大金の入った袋を落としてしまいました。慌てて街中を探し回る2人でしたが、袋はどこにも見つかりません。

仕方なく2人は、袋に入っていたのと同じ、小粒金貨5枚を稼ぎ出そうとするのでした。しかし、世の中そんなに甘くありません。なんとかがんばって小銭は稼ぎましたが、とても金貨を手に入れることはできませんでした。
落ち込んだ2人は、エリンと別れることを覚悟しました。しかし、2人のエリンへの思いは深く、とても別れられそうにありません。怒られることを覚悟で学舎へ戻った2人は、お金が入った袋ではなく、おまんじゅうが入った袋を持って買い物に出たことを知ったのでした。

見所のないお話でしたが、ヌックとモックの妄想の中で美化されまくっているエリンの描写には笑ってしまいました。髪をかき上げる仕草をするエリンが、どこのアイドル!?という感じでしたね。(^^;
リョザ神王国の歪み。それは大公領の2人の兄弟、シュナンとヌガンを対立させることになってしまうのでした。

相変わらずエリンは、王獣一直線の生活を送っています。その後もリランの世話を任されたエリンは、自分のことはそっちのけでリランを見守るのでした。そんなエリンにトムラ先輩がちょっかいかけてます。(^^;
何かとエリンを気にかけてやるトムラ先輩は、あわよくばエリンと先輩後輩以上の関係になろうとしているように見えてなりません。(笑)

その頃、大公領では相変わらず隣国・ラーザとの戦いが続いていました。長引く戦に、兵士たちは疲れきっています。そんな彼らを見ながら、何もしてやれない自分をシュナンは苦々しく思っているようです。
まだ戦場に出ることを許されないヌガンは、幼い頃に兄のシュナンと交わした約束を思い、ひたすら真王に尽くすことだけを考えていました。ヌガンは何度も戦場に出して欲しいと父親に頼んでいたようですが、ヌガンの願いは聞き届けられず、ヌガンと父親の関係はギクシャクしているようです。

そんな時、戦場から負傷した兵士たちを連れてシュナンたちが帰ってきました。傷ついた兵士たちのために、真王領からは一応医師が派遣されたようですが、医師たちは戦場へ赴いて来るのではなく、大公領の城へとやって来たのでした。そんな真王領の人々のやり方に、シュナンは苦い思いを味わっていました。

そんなシュナンをさらに腹立たせたのは、ダミヤから贈られた花束でした。傷つき疲れた兵士たちに、花束が一体何の役に立つというのでしょうか!?
しかし、真王領からの使者の前で怒りをあらわにするわけにもいかず、シュナンは黙って彼らに頭を下げるのでした。

そして大公もまた、シュナンと同じように長引く戦に心を痛めているようです。1日も早く戦に決着をつけるためには、ラーザとの戦いで大きな戦果を挙げるしかありません。そんな話し合いをしているところに、昔教えられた理想だけに縛られているヌガンがやって来ても、話し合いになるはずがありません。それでも父に食い下がろうとするヌガンを、シュナンが止めたのでした。

シュナンに止められたことで、ヌガンは腹を立てました。かって一緒に木を植えた時の約束、それを忘れてしまったのかとヌガンはシュナンに迫ります。シュナンとて、それを忘れたわけではないでしょうが、この国のもたらす歪みが多くの兵士たちを苦しめている現実を知って、それを見過ごすことはできなかったのです。

かくして、仲の良い兄弟だったシュナンとヌガンは、刃を交えることになってしまいました。戦いは引き分けに終わりましたが、兄弟の進むべき方向は決定的に食い違ってしまったようです。ヌガンは、兄と一緒に植えた木を自ら切り倒してしまいました。そんなヌガンが、これからどう動くのか気がかりです。
ついにリランに餌を食べさせることに成功したエリン。しかし、それはエリンに重大な危機をもたらすことにもなりかねない出来事だったのでした。

リランの野生の王獣のように、元気に育ててあげたい。そんなエリンの願いが通じて、ようやくリランはエリンに心を許してくれるようになりました。しかし、トムラ先輩でさえ成功しなかったリランの飼育にエリンが成功したことで、生徒たちの間にはエリンが霧の民の秘術を使ってリランを従えたと言い始める者まで出てきました。

そんな中、教導師長のエサルは、教導師たちを集めて、今回エリンが行ったことを事細かに説明したのでした。エリンの行ったことは秘術でも何でもなく、自由な発想と根気良い努力が生み出した奇跡であることをエサルは教導師たちに説明したのでした。

しかし、王獣保護場での王獣の育て方については、王獣規範で厳しく定められていました。教導師の一部には、今回それと違うやり方でエリンがリランを操ったことを王宮に報告すべきだという声もありました。しかし、この国に言い伝えられている伝説では、王獣を従えることができるのは真王だけなのです。大公たちが育てている闘蛇をも屈服させる唯一の存在、王獣。その王獣さえも従えるからこそ、真王は尊いとされてきたのです。

ここでエリンが王獣を従えることができると知れば、エリンは政治的な道具として利用されかねません。そこで教導師長であるエサルは、教導師たちを集めて、エリンの処遇をどうするか話し合ったのでした。

そして、カザルムで1つの誓いが交わされました。カザルムの教導師、生徒、みんなエリンが今回成し遂げたことを秘密にすることを約束してくれたのでした。秘密を守ることを誓うと、最初にトムラ先輩とユーヤンが立ち上がり、その後でそれまでエリンのことを批判していた生徒たちもそれに同調してくれたのは感動的でした。

前回の予告を見た時から、今回はいいお話になりそうだと思いましたが、期待通りの展開で感激しました。エリンが成し遂げたことについて、最初は教導師や生徒たちの一部に心ない噂が流れていました。しかし、最後にはみんなで結束して、エリンを守ることを誓ってくれたのです。(;_;)

今回は、エリンとトムラ先輩の関係もちょっと進展した感じですね。エリンを守ってやると言ったトムラ先輩は、ちょっと格好良かったかも。そんなトムラ先輩を巡って、トムラ先輩信者の生徒がトムラ先輩をかばう発言をしているのも楽しかったです。

今回よかったのは、リランを獣舎から出した後も、常にリランのことを見守っているエリンの優しい視線でした。リランを見守るエリンの姿は、幼い子供を見守るお母さんのようでした。そんなエリンだからこそ、リランも心を開いてくれたのでしょうね。(^^)
獣の奏者 エリン 第6巻 [DVD]トムラと一緒に王都へ竪琴の調整に出向いたエリンは、そこでイアルとの再会を果たすのでした。

毛布に包んだ竪琴の音にリランが反応してくれました。それを知ったエリンは、もし自分が考える音を竪琴から出すことができたら、リランともっと心を通わせることができるのではないかと考えました。そして教導師長のエサルから許可をもらったエリンは、トムラやヌック&モックと共に、かって竪琴を修理してくれたヤントクの店へと向かったのでした。

その頃、イアルは真王を狙った仮面の男の正体を探っていました。調査を続けながらもイアルは、自ら手にかけてしまったハガルのことを思い出していました。ハガルはこの国には歪みがあると言っていました。その歪みが、サイガムルを生み出すのだと。
この国を実質的に守っているのは、大公領です。しかし、真王の直轄領の人々は、大公領の人々を自分たちより劣る民だと見下しているのです。

それが原因で、今の真王が幼い時、暗殺者が真王を狙ったのです。その時の大公が暗殺者を見つけ出して処刑したことで、事態は収拾されましたが、セ・ザンと呼ばれる真王の守り手が置かれるようになったのは、それからのようですね。

物思いにふけっていたイアルに、再び仮面の男たちが襲いかかってきました。彼らを撃退したイアルでしたが、その戦いが原因で真王を守った時の傷口が開いてしまいました。傷ついたイアルは、以前に助けを求めたヤントクの店へと向かったのでした。

しかし、その時店にいたのは、ヤントクから工具を貸してもらったエリンたちでした。ヤントクは、お得意先に納品しなければならない商品があって、直接エリンたちの手助けをすることはできませんでしたが、お店に置いてある工具を自由に使ってくれていいと言ってくれたのです。

そこでエリンは、傷ついたイアルと出会うことになりました。エリンたちに傷の手当てをされたイアルは、迷うエリンにいろいろと竪琴の加工方法についてアドバイスしてくれたようです。そして、ついに手を加えた竪琴が完成しました。
カザルムに飛んで帰ったエリンは、早速その音色をリランに聞かせました。その音を聞いて安心したのか、ようやくリランは食事をしてくれたのです。エリンの熱意と創意工夫が、ついにリランを救ったのでした。(;_;)

今回はエサル先生が、エリンと一緒にトムラを王都に向かわせたのには驚きました。2人だけでなくヌックとモックもついていましたが、年頃の娘と男を一緒に旅させたりして、途中で何か間違いがあったらどうするつもりだったのでしょうか!?(^^;

それから、今回は久しぶりに王宮の様子も描かれました。真王が命を狙われて以来、セィミヤはふさぎ込んでいたようです。そんなセィミヤを喜ばせる贈り物が届けられました。シュナンから花が届けられたのです。・・・でも、このお花は本当にシュナンから届けられたのでしょうか!?
前後のやり取りからすると、ダミヤがシュナンの名前をかたって届けさせたように見えたのですが!?
王獣の幼獣リランの世話を任されることになったエリン。しかし、下級生のエリンが突然リランの世話を任されたことで、トムラ先輩は面白くないようです。

エリンが幼獣リランの世話を任されたことは、あっという間に学舎に知れ渡りました。ユーヤンは、エリンが飛び級で最上級生になってしまったのかと心配しますが、エリンは1ヶ月だけリランの世話を任されただけだと説明するのでした。

しかし、急にエリンが世話を任されたことで、トムラ先輩は面白くありません。トムラだって最上級生の仲で優秀だからこそ、リランの世話を任されたのでしょう。それが上手く行かないからといって、いきなり下級生のエリンが割り込んできたら嫌味の1つも言いたくなるものです。(^^;

みんなから慕われている先輩なのでしょうが、ついトムラはエリンがエサル先生に取り入ってリランの世話を任されたのかと問い詰めてしまいました。そんなトムラ先輩の批判に、エリンは無言で答えたのでした。

リランの世話を任されて以来、エリンはより王獣一直線になりました。食事もろくにせず、夜もリランの側に寄り添って、徹底的にリランの様子を観察したのでした。そんなエリンの姿に、トムラも心を動かされたようです。なぜ、そこまでリランのために一生懸命になるのかと尋ねるトムラに、エリンは自分も幼い頃に無理矢理お母さんと引き離されたからだと答えるのでした。(/_;)

そして、観察を続けたエリンはリランが光を怖がっている事に気がつきました。幼い王獣は、小さな頃は親にしっかりと守られて、上から光があたることはありません。それに気づいたエリンは、トムラ先輩に頼んでエサル先生の許可を得て、王獣舎の壁の一部を壊す許可をもらったのでした。
足下から差し込んできた光に、リランは初めて鳴き声を立てました。しかし、そんなリランが何を訴えようとしているのかわからず、エリンは泣き崩れるのでした。

それからも、エリンはリランの側に寄り添い続けました。昔のことを思い出したエリンは、イアルからもらった竪琴のことを思い出しました。試しに竪琴の音をリランに聞かせてみましたが、リランは何の反応もしません。ところが、毛布にくるまったエリンが、偶然竪琴を落とした時にたてた音が、王獣が幼獣を呼ぶときと同じ音をたてたのです。
エリンの竪琴に応えて、リランも鳴き声を返します。まだエリンとリランの気持ちが完全に繋がったわけではありませんが、これがきっかけになって何か道が開けそうですね。(^^)

今回は、エリンがリランの世話をする、それだけの話なのに見応えがありました。特にリランの表情がしっかりと描かれていたのがよかったです。そして、1話だけであっさりとリランがエリンに懐いてしまわなかったのもよかったです。

野生の獣は、簡単に人に懐いたりしません。子供の頃に傷ついた鳥を拾って介抱したことがあるのですが、簡単には餌を食べてはくれませんでした。「アルプスの少女ハイジ」で描かれたように、簡単に野生の獣は人に懐てくれないものなんだと、子供心に衝撃を受けたことを思い出しました。

今回ちょっとよかったのは、トムラ先輩のことを心配している下級生でした。エリンにリランの世話を奪われたトムラの様子を見つめている場面が、なんとなく愛が感じられてよかったです。(^^;