日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


3.11後の世界の心の守り方小池龍之介さんの「3・11後の世界の心の守り方」を読み終えました。

東日本大震災という事態を踏まえて、今だからこそあえて考え直そうという提言を小池さんがされています。
この本を読んで思い知らされましたが、あの大惨事が自分の中では風化しかけている事実に気がつきました。震災直後こそ、自分にできることは何なのかと自分に問いかけることも多かったのに、今では被災者の方のことより自分の日常に振り回されています。のど元すぎれば・・・ではありませんが、人の心は簡単に移ろってしまうものだと反省しました。

この本の中では、他の著書でも小池さんが言われているように、快感を最大化する生き方への疑問が語られています。IT、インターネットは確かに便利な物ですが、その反面そこから得られる情報に踊らされることも多くなっているという指摘には、どきりとさせられます。
私自身が、こうしてブログを更新しているのも、肥大化する快感を求める気持ちの延長なのではないと言えるでしょうか。どんな風に情報と付き合うか、もう一度きちんと考えなくてはと思いました。

今回の著書で一番共感したのは、もう経済的にNo.1を目指す生き方。快感をたくさん得ようとする生き方はやめよう、という提案でした。個人的にも、今の日本が生きにくい、幸せな人が少ないのは、この政策が原因だと思っていたので、これには大賛成です。
経済的には、10位や20位でもいいから、そこで暮らしている人が幸せに生きられる社会。これからの日本が目指すべき方向は、そんな社会ではないかと思えました。
坊主失格仏道的な観点から、心のコントロール方法についていくつもの著作を出されている、小池龍之介さんの「坊主失格」を読み終えました。

この本は、これまでの小池さんの本とは違い、心のコントロール方法についてではなく、小池さん自身がどんな人生を歩んできたのかを書いた本でした。今ではすっかり悟りを開かれたようにおだやかな小池さんですが、そこへ至るまでの道のりは複雑でした。

幼い頃から親にかまわれたい寂しいという思いを持ち続けていた小池さんは、成長するにつれてその気持ちが友人関係や恋人との関係などに影響を与えるようになりました。今の小池さんからは考えられませんが、奇矯な行動をとったり、恋人に冷たい言葉をはいたり、かなりすさんだ生活を送っていたようです。
そんな小池さんが変わったのは、原始仏教との出会いでした。瞑想することで自分の心を見つめ直し、多くのことに気がついたようです。

ということで、この本はこれまでに小池さんの本を1冊も読んだことがない方にはお勧めできません。しかし、1冊でも小池さんの本を読んで、共感することや教えられることがあり、こういった本を書いた著者とはどんな人なんだろうと興味を持った方にはお勧めできる本だと思います。
沈黙入門 (幻冬舎文庫)小池龍之介さんの「沈黙入門」を読み終えました。

この本は、著者の処女作として出版された「『自分』から自由になる沈黙入門」を文庫化するにあたって、内容を加筆修正した本です。「『自分』から自由になる・・・」は、内容は素晴らしいものの、その独特の文体がふざけているような印象をあたえるうえに、せっかくの内容を読みづらくさせているという欠点がありました。しかし、文庫化にあたって、それが改められて、とても読みやすい本になりました。

前半の仏道的な視点から見たいろいろな指摘も面白いですが、やはりこの本の肝は後半の実際の心のお稽古の方法が紹介されているところだと思います。日常の中でちょっとイライラしてしまった時など、この方法を実践してみると、その効果がすぐにでも実感できると思います。

以前の記事にも書きましたが、文庫本になったことでお値段も500円程度と手頃になり、おまけに単行本版よりも内容は読みやすくなり、いいとこずくめの1冊だと思います。(^^)
沈黙入門 (幻冬舎文庫)わかりやすく仏道を説かれて、このところに気になっている小池龍之介さんがらみの本が2冊出ました。
1冊は、以前「「自分」から自由になる沈黙入門」として発売されていた本が、文庫版となって発売されました。文庫版ではタイトルが修正されて「沈黙入門」になりました。
「「自分」から自由になる沈黙入門」は内容は素晴らしいのに、文章が読みづらくてもったいないところがありましたが、今回の文庫では文体が普通の文章に変更されているそうです。価格も500円程度とお手頃ですので、興味のある方はぜひ手に取られてみるといいと思います。

日経おとなの OFF (オフ) 2010年 09月号 [雑誌]
もう1冊は雑誌です。日経から発売されている「日経おとなのOFF」という雑誌が、お釈迦様特集をしています。かなりかみ砕いてわかりやすい特集ですが、その中に小池龍之介さんも「四諦」と「八正道」についての文章を書かれています。内容は、他の小池さんの本を読まれていれば、そちらでも触れられていることですが、6ページほどのコンパクトな記事なので、初めて小池さんの著作を読もうと思っている方は、先にこちらに目を通されておくと、著作を読むときのとっかかりがいいと思います。
煩悩フリーの働き方。4月から働き始めたのに合わせて、小池龍之介さんの「煩悩フリーの働き方」を読みました。

今働いている職場は、障害者に理解があってとても働きやすいところですが、前の仕事のストレスが原因でうつ病になったので働くことに対して少し不安がありました。そんな気持ちを和らげてくれたのが、この本でした。

書かれている内容は、小池さんの他の本と重複する部分がありました。やはり怒り、欲望、迷いがストレスの原因となるので、早めにそれに気がついて対処することが必要だと思いました。また、この本では仕事をしていくうちに起こりがちな質問に対して、仏道の観点から小池さんがアドバイスしてくれている部分が参考になりました。

これから仕事を続けてゆく中で、いろいろと迷いや不安が出てくることもあるかと思いますが、この本を参考にそれを乗り切りたいと思います。(^^)
「禅で心をコントロールする術」3本まとめ買い!もう一本、小池龍之介さんのCDを紹介しておきます。

これは書籍扱いとしても販売されているCD-ROMですが、小池さんの著書から平常心、集中力、自覚力についての3本をまとめて、小池さん自身の語りによって聞くことができるCDです。内容的には、小池さんの著書を読まれたことがあれば重なる部分がありますが、落ち着いた小池さんの声で語りかけられることにより、これを聞いているだけで穏やかな気分になることができます。

このCD、なんとCDとして発売されるだけでなく、iTunes Storeでオーディオブックとしても発売されていました。こちらはオンラインでダウンロード購入できる上に、お値段もCDとして購入するよりもお安く買うことができるのでお得です。(^^)
「自分」を浄化する坐禅入門最近とても参考にさせていただいている、小池龍之介さんが書かれた坐禅についての入門書を読みました。

この本では、9つのステップにわけて坐禅による瞑想の深め方を解説しています。私はまだ最初の方のステップしか実践できませんので後半の内容には目を通していませんが、それでも指示されたように坐禅をしてみると、し終わった後で心が落ち着きと安定をしているのが実感できます。
さらに、この9つのステップとは別に、歩きながら行う瞑想法、慈悲の瞑想法なども紹介されています。

この本でありがたいのは、本にプラスして小池さんが瞑想方法について語られているCDが付属していることです。これを聞くことで、坐禅についての理解がより深まったような気がします。間もうまくもうけられているので、このCDを聞きながら坐禅してみるにも都合がよいです。
考えない練習このごろ注目している小池龍之介さんの「考えない練習」を読みました。

本の内容は、これまで小池さんが他の本で語ってきたことを、話す時、聞く時、見る時などの個別のケースごとにどう対処したらいいのかが紹介されています。ケースごとにアドバイスがされているので、何か気になることがあった時、どうすればよかったかを後から検証しやすくて助かります。

ただ、1つだけケースの中で読んでいて違和感があったのは、育てるという項目でした。その中で子育てについて触れられている部分がありましたが、ここだけは読んでいてちょっと納得できないものを感じました。
小池さん自身に実際の子育ての経験があるのかわかりませんが、紹介されている助言があまりに理に傾きすぎているような気がしました。これを実践して、果たして子供が本当に納得してくれるか、疑問を感じました。

この本では、巻末に小池さんと脳研究者の池谷裕二さんの対談が収録されていました。小池さんが言われていることが、脳科学とも繋がる部分があったりするのが不思議な気がして面白かったです。
もう、怒らない小池龍之介さんの「もう、怒らない」を読み終えました。

怒らないことに関する本では、以前にアルボムッレ・スマナサーラさんの「怒らないこと」という本も読みましたが、それよりもこちらの本の方が説明がわかりやすくて、より参考になりました。

小池さんの本の多くがそうであるように、この本でもまず欲望、怒り、迷いの三毒について説明されています。それを踏まえて、煩悩のために起こってしまうそれらの感情にどう対処したらいいのか、具体的にその方法が説明されていました。その中でも、個人的には第5章の「欲・怒り・迷いを減らすレッスン」が特に参考になりました。
この本を読みながらも、頭の中では様々な感情が動いていましたが、それを自覚して対処することで、苦しい気持ちが消えてすっと楽になるのが実感できました。

仏教の教えを元に解説されている本ですが、他の小池さんの本と同じく、宗教的な要素は薄くて心理学的な要素が強いので、宗教に抵抗がある方でも本書の内容を実践しやすいと思います。
煩悩リセット稽古帖このところお気に入りの青年僧侶・小池龍之介さんが書かれた「煩悩リセット稽古帖」を読み終えました。

この本では、どうしたら人が怒りや嫉妬、不安などから自由でいられるかを著者自身による4コマ・マンガを交えて解説されています。僧侶が書かれたということで宗教色が強い内容なのではないか!?と思われる方があるかもしれませんが、ある状態の説明のために、それが仏教では何と呼ばれているのか紹介する程度で、宗教に関係なく読むことができる本だと思います。
ある心の動きに対して、それにどう対処すればいいかが具体的に書かれているので、心理学の本のような気持ちで読むことができると思います。

内容的にはとてもいい本なのですが、1つ不満をあげると、解説のためにつけられている4コマ・マンガがあまりにも素人っぽく、その項目で説明されている内容を的確に表現しているとは思えないことです。マンガはなしで、文章だけで心の動きを解説した本だったら、もっと充実した内容になったのではないかと思えて残念でした。
偽善入門―浮世をサバイバルする善悪マニュアル小池龍之介さんの「偽善入門―浮世をサバイバルする善悪マニュアル」を読み終えました。

この本では、まず最初に道徳というもののいかがわしさについて説明されました。そして、道徳とは自分が何かするのではなく、相手が自分に都合よく変わってくれることを期待するものだとバッサリ切ります。その上で、それなら悪ぶるのがいいのかと問いかけますが、それも益ないことだと説明します。

そこで登場してくるのが、"偽善"です。偽善という言葉には、何かいかがわしいものを感じてしまいますが、著者は偽善の"偽"の部分に着目するのではなく、"善"の部分に注目します。そして、この世に完全な善人などいないのだから、たとえ偽善であっても、その行為の"善"の部分にこそ価値があると説きます。

そして、欲望・怒り・迷いに支配されず、それらを上手くコントロールしてゆくことが大切だと結論づけます。それを上手くコントロールする方法については、別の機会にとなっていたのが残念でしたが、様々なシチュエーションでの心の動きを冷静にわかりやすく分析して解説されていたのでわかりやすかったです。
「自分」から自由になる沈黙入門先に読んだ「貧乏入門」が面白かったので、同じ著者の別の本に手を出してみました。

最初は、古文調のふざけたような文体が読みにくくて戸惑いましたが、それをできる限り気にしないようにしてみると、内容的にはとても参考になる本でした。
とかく世間では、「自分」を主張することが多いですが、自分を前面に出すことをやめて、一歩引いたところから見つめ直してみるほうが、より生きやすくなるという考え方には、とても納得できるものがありました。

そして、後半では自分を見つめ直すために、簡単な座禅の方法が紹介されていました。他の座禅や瞑想の本も読んだことがあるのですが、それらはかなり堅苦しく敷居が高い感じで、気軽に試してみる気になれませんでしたが、この本で著者が紹介する方法は、簡単でわかりやすいのがよかったです。

また、心の中に雑念が起きた時にどう対処したらいいのかという考え方も、個々のケースについて、現実にありそうなサンプルをあげて説明されているので、身近な感じで共感できました。
この本を読んだことで、悟りを開くことはないでしょうが、心の中のモヤモヤが少しは晴れて、ちょっとだけ生きやすくなるような本だと思いました。(^^)
貧乏入門「貧乏入門」というタイトルに興味を引かれて、読んでみました。

経済状況が厳しい時期ですので、てっきり倹約を勧める本なのかと思ったら、そうではありませんでした。
お金があってもなくても、幸福に生きられれる道としての貧乏の勧めとでもいう感じの本でした。作者は、最初に今のこの時代にはみんな物を持ちすぎていることを指摘します。そして、それは"苦"を一時的に忘れるための、"刺激"でしかないと説明します。

そして著者の生活が紹介されますが、本当に必要最低限の物しか持っていません。座禅教室を経営されたりして、著者にはそれなりの収入があるのですが、あえて必要のないものは買わないのだそうです。
お金があってもなくても、著者の生き方は変わらない。そんな揺るぎなさがうらやましいと思いました。

ひるがえって、我が家を眺めてみると、ついつい買い集めてしまった本、DVD、CDなどが溢れています。物が多すぎることは、掃除もたいへんですし、いろいろと苦労も多いものだなあと思います。この本の著者ほど悟りをひらいた生活はできそうにありませんが、もう少し自分の身の周りをシンプルにしたいと思いました。

この本の中で特に共感できたのは、必要なものにはちゃんとお金をかけようということでした。衣食住など、生活の基盤となるものにはお金をかける代わりに、刺激を与えてくれるものへの出費はなくせば、人が生きてゆく上で意外とお金はかからないものなのかもしれないと思いました。