日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


「四月は君の嘘」も、いよいよ最終回です。

コンクールのステージに上がった公生は、ショパンのバラード一番を演奏します。演奏をしながら、公生の心はこれまでに出会った様々な人たちへの感謝の気持ちであふれていきました。そして公生が今一番演奏を届けたい相手、かをりに届くように思いの丈を込めて公生はピアノを弾くのでした。

このバラード一番をショパンが作曲したのは20代の前半だそうですが、若さゆえの激情のほとばしりが感じられて、本当に素敵な曲だと思います。この最終回にこの曲を持ってきたのは、大正解だと思います。時に危なげさすら感じさせる曲調は、公生やかをりの危なっかしさに通じるものがあると思いました。

そしていつしか公生の心は、手術を受けているはずのかをりとつながっていました。そして公生とかをりは、一緒にショパンのバラードを演奏するのでした。この場面の作画は神がかっていましたね。でも、一番のクライマックスで作画陣が力尽きたのか^^;、止め絵になってしまったのが残念でした。DVDが発売された時には、修正されていたりするといいなあ。

そして公生との演奏を終えたかをりは、公生の前から去って行きました。手術に挑んだかをりでしたが、ついに帰らぬ人となってしまったのでした。(;_;)

そして、かをりのお墓参りをした公生は、両親からかをりが残した手紙を託されました。そこには、これまでの真相が書かれていたのでした。かをりもまた、幼い日の公生の演奏に魅了された1人だったのでした。しかし、かをりが公生といつか共演する日のためにバイオリンを始めた時、公生はピアノを弾けなくなっていたのでした。そして偶然、2人は同じ学校に通うことになったのでした。

しかし、公生と会う前のかをりは、今のようなかをりではありませんでした。病気がちでメガネもかけていて、地味な目立たない女の子だったのでした。しかし自分の命が長くないことを知ったかをりは、勇気を振り絞って行動を起こしたのでした。しかし、公生、渡、椿の絆は深くて、そこにかをりが割り込む隙間はないように見えました。そこでかをりは、渡が好きだと嘘をつきました。それが結果的に、かをりと公生をつなげることになったのでした。

公生の前からかをりはいなくなりましたが、今も公生の心の中ではかをりが生き続けています。ずっと公生のことを思い続けている椿は、ちょっとかわいそうなポジションかも・・・。でも、それでも椿はずっと公生の側に居続けるんだろうなあと思います。そして、モテモテの渡ですが、かをりの存在はやはり心の中で大きな位置を占めていました。そして、公生の演奏には今まで以上の色気が加わったのでした。

ということで、ついに最終回でした。かをりの手術は成功すると思っていたので、この結末には驚くやら泣けるやら。本当にかをりは、公生の前を軽やかに春風のように駆け抜けていきましたね。(;_;)
悲しい物語ではあるのですが、不思議な爽やかさが印象的な作品でした。そしてヒロインの宮園かをりが、とっても魅力的でした。彼女の明るさ、彼女の輝き、彼女の笑顔が、この作品の魅力の80%くらいを支えているように思いました。

全体を通して、作画も比較的安定していて、安心して見られる作品でした。とはいえ、時に演奏シーンが止め絵になってしまうのが残念すぎました。全体的なクオリティが高かっただけに、それが余計に気になりました。

最後に、素敵な作品を届けてくださったスタッフやキャストの方々、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。(^^)
かをりの病状が重いことを知って、公生はまたピアノが弾けなくなってしまうのでした。

病室で苦しむかをりの姿を見て、公生はまたピアノが弾けなくなってしまいました。お母さんに喜んでもらうために、かをりに元気になってもらいたくて、公生はピアノを弾いてきました。しかし、公生がそんな風に思いを向けた相手は、いつも病に苦しんでいます。公生の様子を心配した椿は、紘子さんにお願いしますが、今の公生の状態は紘子さんにどうこうできるものではありませんでした。

そうして1週間が経過しました。登校した公生は、渡からのメッセージが机に入っていることに気づきました。そこには、渡がかをりから託されたメッセージが入っていました。かをりはいつもの調子で、お菓子が食べたいと公生に要求してきたのでした。それを見た公生は、病院へと向かいます。

暗い顔で病室を訪れた公生を、かをりは明るく迎えました。そしてかをりは、外でお菓子が食べたいとわがままを言いました。それに応えて、公生はかをりを背負って屋上まで上がったのでした。そこで公生は、もうピアノが弾けないとかをりに伝えました。しかし、そんな公生の前で、かをりは空想のバイオリンを弾いてみせたのでした。そんなかをりの演奏は、公生の心に届いたのでした。

かをりはどんな状態にあっても、演奏することをあきらめていませんでした。そして、苦しくても無様でも、どん底でも演奏せずにはいられないのが演奏家だと、あらためて公生に示してみせたのでした。そんなかをりの手術は、なんと公生の出場するコンクールの本戦が行われる日でした。

そして、ついに本戦の日を迎えました。公生は演奏会場に、かをりは手術室での戦いが始まります。
公生のライバルである相座や絵見は、今まで以上に素晴らしい演奏をしてみせました。彼らは、公生がピアノから離れたいた時間もピアノと向かい合い、己の演奏を高めていたのでした。そして公生の出番がやって来ました。演奏前の公生は、相座たちが心配するほどの顔色でした。しかし公生は、かをりとの約束を果たすためにステージに立ちました。

しかし、ピアノの前に座ったものの、公生は演奏を始めることができません。過去のトラウマが、公生を苦しめていたのでした。そんな中、ホールの中に椿のくしゃみが響きました。それを聞いた公生は、会場に椿や渡、凪など多くの人たちがいることに気づきました。そして公生は、その人たちの思いに応えるために、そしてかをりにも届けるかのように、演奏を開始しました。

演奏するのは、ショパンのバラード一番です。公生の演奏は、出だしから多くの聴衆を惹きつけました。これまで公生が抱えてきた様々な思いが、そこには反映されていました。そんな公生が生み出す演奏は、とてもカラフルなものでした。はたしてコンクールの結果はどうなるのでしょうか。そして、かをりの手術の結果がどうなるのでしょうか。次回でとうとう最終回のようですが、どんな形で物語が締めくくられるのか楽しみです。

今回も苦しい内容でしたが、それでも公生もかをりも戦っています。病院の屋上で公生がかをりに泣き言を言った時は、演奏したくてもできない演奏家の前で、演奏できる体を持った男が泣き言を言うなと腹立たしささえ感じました。(^^;

でも何はともあれ、公生がステージに立って演奏を始められてよかったです。そこまでの展開が少し駆け足すぎる気もしましたが、その後のショパンのバラード一番にあわせて、公生の様々な思いが重なる場面がよかったです。ショパンのバラード一番は、個人的にとても思い入れがある曲で、いろいろな演奏家の演奏をCDで聞き比べたことを思い出しました。昔はアシュケナージの演奏が好きだったのですが、今回あらためて聞き直して見たらテンポが遅すぎて好きになれませんでした。(^^;
椿は公生に、公生はかをりに自分の思いを伝えます。そんな時、かをりの容態が急変するのでした。

幼い頃から、椿は男の子のような女の子でした。周囲がそんな風に椿を扱う中、公生だけは椿を女の子として扱ってくれたのでした。これが椿が公生を意識した始まりだったようです。幼なじみの2人は、いつも一緒にいました。子猫を拾った時も、子猫を捨てられてしまった時も。公生の側には椿が、椿の側には公生がいるのが当たり前だったのでした。

しかし今、公生の心はかをりの方を向いています。幼かった頃に椿を女の子として扱ってくれたことも、今の公生は忘れてしまっているようです。そんな公生に、ついに椿は自分の気持ちをぶつけました。かをりは渡のことが好き。公生のことなんて相手にしてくれない。だから公生は自分と一緒にいるしかないのだと、椿はかなり遠回りに自分の思いを伝えたのでした。

でも肝心の公生は、それが椿の告白だとは思ってないようです。にぶいというか・・・いまだに椿は公生にとって恋愛対象ではなくて、家族の一部みたいな感じなんでしょうね。(^^;

そして公生がかをりに振り回される日々も続いていました。そんなかをりに、公生はついにかをりに会いたいという自分の気持ちを伝えました。そして一緒にお見舞いに誘ってくれた渡にも、公生はあらためてライバル宣言したのでした。ところが、2人が病室を訪れると、かをりの容態が急変していました。かなり状態が悪そうですが、かをりはどうなってしまうのでしょうか。

そして、そんなかをりを見た公生は、亡くなった母親のトラウマを思い出してしまいました。おまけに、そんな時に限って、交通事故に遭った猫を公生は助けようとしました。しかし、残念ながらその猫は助かりませんでした。(;_;)

公生たちの恋の行方も気になりますが、それ以上にかをりの元気な姿が見たいです。
公生の演奏を聴いて、かをりは前に進むことを決めました。そして公生たち他の演奏家たちも、前に向かって歩き続けます。

公生の演奏は、かをりを突き動かしました。かなりリスクは高い手術を受けることを決めたのでした。手術を受けても、再びバイオリンが弾けるようになるかはわかりません。それでも、そこに少しでも可能性があるのなら、かをりはそれに賭けることを決意したのでした。そしてかをりは、筋力を落とさないように、リハビリにも真剣に取り組むようになったのでした。

そして公生もまた、1つの試練を迎えようとしていました。音楽学校に進学するためには、コンクールでの実績が必要です。そのために公生は、東日本ピアノコンクールに出場することを決めたのでした。そんな公生の少しでも側にいたいと、椿も勉強をがんばっています。そしてかをりに叱責されながらも、公生の練習には熱が入るのでした。

そして、いよいよコンクールの予選がやって来ました。演奏前のプレッシャーで、ライバルの相座や絵見もガチガチです。そんな2人に、公生はお気に入りのサンドイッチを勧めるのでした。一時的に公生が抜けたことで3人のライバル関係も消えていましたが、それがまた復活していました。お互いに競い合う気持ちもありますが、それ以上に今の3人はお互いに高め合って、より高い場所を目指しています。こういう関係って、いいなあ。

3人の中で最初にステージに立ったのは、相座でした。演奏するのは、ショパンのエチュード「革命」です。
その曲を演奏しながら、相座は昔のことを思い出していました。幼い頃に、あまりに乱暴なことを心配した親は、相座にいろいろな習い事をさせました。その中にピアノもあったのでした。幼いながら抜群の才能をみせた相座でしたが、どうしてもかなわないのが公生でした。

そんな公生の背中を追いかけるように、相座はピアノを続けてきました。そして今、公生は再び彼の前にいます。しかし、そこにいる相座は公生の後を追い続けていた彼ではありませんでした。公生とは違う、自分独自の道を、相座は歩み始めたのでした。そんな兄の姿が、凪には幼い頃のように輝いて見えました。

最後がちょっと回想なのか、現在なのかわかりづらかったですが、とりあえず3人とも予選は突破ということでいいのでしょうか。続く本戦で、公生が好成績を出すことができるのか楽しみです。そして、手術を終えて元気になったかをりと、また一緒に演奏する姿が見たいです!

かをりの病気がはっきりしてから、重たい展開が続いて苦しかったです。でもようやく、みんな前に進み始めました。最近のかをりは、暗い表情を見せることが多かっただけに、目標を持った今のかをりは久々に輝いて見えました。やっぱりかをりは、こんな風にまっすぐ前に進んでいる時が一番魅力的ですね!(^^)
凪の学園祭で、公生と凪は連弾します。2人はそれぞれに思いを届けたい人がいました。

ついに学園祭で凪と公生の出番がやって来ました。演奏するのは、チャイコフスキーの「眠れる森の美女」をラフマニノフが編曲した連弾版です。ステージに立つ前は緊張でガチガチだった凪でしたが、いい感じで公生が緊張を解きほぐしてくれました。そのおかげで、凪は最高の出だしで演奏をスタートすることができたのでした。

順調に演奏を続けていた2人でしたが、途中で公生はまだピアノの音が聞こえていることに気づきます。それは公生がまだ、演奏に集中していない証拠でした。そこで公生は、メインであるはずの凪をくうかのような伴奏を始めたのでした。そんな公生に驚きつつも、凪はそんな公生の挑戦を受けて立つのでした。

そして演奏する2人の脳裏にはさまざまなことが思い浮かびます。凪は敵視していた公生の思わぬ優しさ、そしてこれまでに必死で積み重ねてきた練習の日々。これまではお兄さんの背中を追いかけていただけの凪でしたが、苦しい練習の中で見えてきたこともありました。かっては黙って悩み苦しむお兄さんを見守ることしかできなかった凪でしたが、今の凪は同じ苦しみを共有しているのでした。

そして公生もまた、演奏しながらかをりの姿を追い求めていました。そんな公生たちの演奏を、渡は携帯でかをりの病室へと届けていたのでした。そして、それを聴いていたかをりは、いつしかバイオリンを弾く動きを始めていたのでした。公生が届けたかった思いは、きちんとかをりに届いたのでした。

こうして2人の演奏は、大喝采を浴びることになりました。そして公生は、ようやく凪が相座の妹だということを知るのでした。凪もかなりのブラコンですが、相座もそれに劣らないシスコンだということが判明しました。(^^; そして、そんな2人の演奏を聴いたことで、相座もまた走り始めました。

そして公生は再び、病院のかをりの元へとやって来ました。公生からのメッセージを受け取ったかをりは、再びバイオリンと向き合う覚悟を決めたようです。かをりの病は重いようなので、いつまで演奏を続けられるのかわかりませんが、きっとかをりは最後の最後まで演奏家でいてくれると思えました。(^^)

このところ重い展開が続いていましたが、やはり演奏シーンがあると作品が華やかになりますね。
かをりの病気が重いと知って、公生はかをりの姿と亡くなった母親の姿が重なります。そんな中、公生は凪の学園祭で一緒に演奏させて欲しいと言い出すのでした。

夜、かをりの病室を訪れた公生は、そこでかをりの病気が重いことを知りました。かをりは一緒に心中しようと言ってみたり、私のことを忘れてと言ってみたり、悲しいことばかり言います。そして公生には、そんなかをりの姿が、亡くなった母親と重なるのでした。

そんな中、公生は椿にかをりのお見舞いに行こうと誘われました。しかし、公生はどんな顔をしてかをりの前に立てばいいのかわからなかったのでした。そんな公生に思いを寄せる椿は、公生がかをりに会いに行かないと言ったことで残念な反面ほっとしてみたり、公生への思いで揺れています。そして椿は、公生が進学する音楽学校の近くの学校に進学することを決めていました。少しでも公生の近くにいたくて、志望校のランクを上げたのでした。

かをりのことが気になる公生は、練習にも身が入りません。そんな公生を心配して、凪が励ましてくれました。
そんな凪は、公生を追いかけている兄をいつも見つめてきました。必死にがんばっているのに、公生に追いつけない兄。そんな兄に、凪はかけられる言葉がありませんでした。この時、お兄さんに無責任にがんばってという言葉をかけない凪のやさしさがよかったです。

そして凪との会話の中から、公生は誰かのために演奏することの大切さを思い出しました。しかし、公生の母親の死というトラウマは重たくて、それでもかをりのところにお見舞いに行くことができませんでした。そんな公生に、渡がかをりのお見舞いに行こうと声をかけました。そして公生は、ようやく渡に自分の弱さをさらけ出すことができたのでした。そのおかげで、ようやく公生はかをりのお見舞いに行くことができました。

そして公生は、ある決意をしました。なんと凪の学校の学園祭で、公生も一緒に演奏をしたいと言うのです。そんな無茶なお願いを、凪は意外とあっさりと承知してくれました。そして、その日から学園祭に向けての練習の日々が始まりました。そんな中、凪は次第にプレッシャーに押しつぶされそうになっていくのでした。

無遠慮に周囲からかけられる期待。そして、ついに凪はそれに押しつぶされそうになりました。そんな凪に、紘子さんは誰だって演奏の前は怖いと教えてくれました。それは本気で必死にやっているからこそ生まれてくる苦しみでした。しかし、今も演奏を続けている紘子さんや公生は、その先にある素晴らしいものを知っていました。その言葉に励まされて、凪は再びピアノに向かうことができたのでした。

かをりのお見舞いの帰り道、公生は渡にお願いをしました。それを渡は、内容も聞かずに引き受けてくれました。椿といい渡といい、公生は本当にいい友達に恵まれましたね。

そして、ついに学園祭の日がやって来ました。凪は本番前の緊張でガチガチです。そんな凪の緊張をほぐそうとする公生でしたが、公生の手も震えていることに凪は気がつきました。そして凪は紘子さんの言っていたことを思い出しました。本番前は、公生でも怖かったのでした。そして、いよいよ2人の出番です。2人はこのステージで、どんな演奏を聴かせてくれるのでしょうか。病室でかをりがパソコンの前にいましたが、演奏の様子をビデオ中継するつもりなのでしょうか!?

ここ数話、ちょっとクオリティが落ちている気がしていましたが、今回は久々に作画もきれいでよかったです。
そして公生が凪に励まされて、凪が公生に励まされるという展開もよかったです。そんな中気になるのは、かをりの病状です。もうバイオリンの弓を持つこともできなくなっているようですし、なんだかどんどん透明になっているみたいで、あまりの痛々しさに悲しくなります。(;_;)
かをりの病状は、生死に関わるほどのもののようです。

アバンは、かをりが倒れた時の状況から。普通にガラコンに参加しようとしていたかをりは、突然足が動かなくなって倒れました。頭の傷は、その時のものでした。そして病状は、じょじょに進行しているようです。(;_;)

そんな中、お見舞いに行かない公生の前に、かをりが現れました。制服を着ているかをりを見た公生は、かをりが退院したのだと思い込みました。そしてかをりは、そのまま公生の買い物の荷物持ちとしてこき使ったのでした。そして公生は、かをりが登校したはずなのに鞄を持ってないことに気がつきました。かをりは、鞄は学校に置いてきたと言いました。しかし、それは嘘だったのでした。

本当はかをりは、病院から抜け出してきたのでした。そして公生に会ったり、自分のクラスの様子を見てみたかったのでした。公生に送られて病院に帰る時、かをりは涙を流しました。かをりに残されている時間は、かなり少ないようです。もうこのまま、かをりは助からないのでしょうか!?(;_;)

そして公生は、紘子さんを慕って弟子入りしてきた凪にピアノを教えることになりました。凪はコンクールで勝つことを目的にピアノを弾いていました。凪は、かっての公生のように楽譜通りに弾くことを最上と考えていたのでした。そんな凪に、公生は楽譜も完璧ではないと教えました。楽譜も元々は、人間が作り出したものだからです。

凪は手が小さいことがコンプレックスのようです。しかし、そんな凪を公生はビシバシと指導するのでした。凪が公生に近づいたのは、公生に復讐するためでした。彼女は自分のヒーローであるお兄さんを、公生に取られたと思っていたのでした。そのお兄さんというのが、公生のライバルである相座でした!

公生を憎んでいる凪でしたが、公生と凪には似たところがありました。凪が憧れのお兄さんを公生に取られたように、公生にとってもかをりは渡の彼女でしかありません。公生に反発しながらも、凪がじょじょに公生に惹かれていくのがよかったです。

そして、気になるのはやはりかをりの容態です。かをりのお見舞いに来た公生が、凪を教えていることを知ったかをりはもっと自分の練習をしろと怒り狂いました。そんなかをりの姿は、公生には亡くなったお母さんと重なるものがありました。自分の死が近いことを知っていたから、お母さんは公生を厳しく指導しました。そして感情的にも不安定だったのでした。今のかをりは、その時と同じように不安定です。

公生と凪のコミカルなやりとりが、重たくなる一方のかをりのエピソードの救いになっていますね。とはいえ、かをりの命がつきる日も近い感じで、痛々しくて見ているのが辛くなります。(;_;)
新キャラ・藍里凪の登場です!

前半は、前回から続く椿の思いが描かれました。公生を好きだと気づいた椿でしたが、公生は音楽という自分の道を進もうとしています。そして椿には、それと同じ道を歩むことはできません。そんな椿の気持ちを察して、つきあっていた斎藤先輩から別れ話が切り出されました。しかし、先輩は椿を責めませんでした。それどころか、自分に好きな人ができたと、自ら悪者役を買って出てくれたのです。斎藤先輩、本当にいい人ですね。

先輩に振られた椿は、音楽室でピアノを弾いています。そこに公生が現れました。そんな公生に、椿は自分の思いをぶつけました。椿は先輩を傷つけてしまったことを悔やんでいました。そんな椿に、公生はただ側にいてくれるだけです。でもそれが、幼い頃からの椿と公生の関係だったのでした。

この時のBGMは、公生の弾く「月の光」です。この曲、とってもいい曲ですよね。特に好きなのが、冒頭の曲が始まるところです。ピアノの音が聞こえているのに、あたりに静寂が広がるような不思議な気持ちになります。

公生はかをりのお見舞いに行こうとしています。しかし、いざとなるとなかなか勇気が出ません。そんなある日、公生は木の上から落ちてきた女の子を拾いました。この子、公生に水風船をぶつけたりしていましたが、何か恨みでもあるのでしょうか!?(^^;

気を失った女の子を、公生は自宅までお持ち帰りしました。(笑)
彼女は藍里凪と名乗りました。公生にピアノを教えている紘子さんを尊敬しているようです。凪は紘子さんの弟子にして欲しいとお願いしました。困った紘子さんは、ピアノを弾いてみろと言いました。凪が弾いたのは、コンクールの時に公生が弾いたのと同じ、ショパンのエチュードでした。技術的には素晴らしいけれど、どこかとげとげしい演奏でした。

それを聴いた紘子さんは、凪の弟子入りを認めました。しかし、その指導は公生に任せると言い出しました。
これはまた一波乱ありそうですね。(^^;

そして、なかなかお見舞いに行かない公生のところに、かをりから電話がかかってきました。久しぶりにかをりの声を聞いた公生は、お見舞いに行くことを約束したのでした。しかし、その後でかをりの体に異変が起きました。なんと足が動かなくなってしまったのです。いったいかをりはどんな病に冒されているのでしょうか。(;_;)

今回は、前半の椿の感情を描いたところがよかったです。後半の展開も面白かったですが、演奏メインのお話ではないせいか、絵見の演奏シーンや凪の演奏シーンが止め絵だったのにはがっかりしました。制作スケジュールがたいへんなんだと思いますが、音楽がテーマの作品だけにもうひとがんばりして欲しいです。
前半は公生のかをりへの不安が、後半は椿が公生への気持ちに気づくことが描かれました。

かをりが入院したと聞いて、公生は病院に駆けつけました。そこでのかをりは、普通に元気そうにしていました。そしてかをりは、公生たちには検査入院だと話しました。しかし、それを聞いた公生は、母親のことを思い出して不安になるのでした。かをりは、公生たちが来ている間は点滴の時間もずらしてもらっているようです。公生たちに自分の病気のことを知られたくないのでしょうが、ここまで徹底していると逆に辛いものがありますね。

母親へのトラウマからピアノが弾けなくなった公生は、かをりと出会ったことで再びピアノを弾くことができるようになりました。しかしもし今、かをりがいなくなったら、公生は再びピアノに向かうことができるのでしょうか!?

そして椿は、今も先輩の斎藤とつきあっています。しかし友人の柏木は、本当にそれでいいのかと椿に問いただしました。周囲から見ていると、椿が好きなのは、どう見ても公生なのでした。しかし、それに対して椿は、斎藤先輩のことは嫌いじゃないと答えました。それに対して柏木は、嫌いじゃないと好きの間には信じられないほどの距離があることを教えたのでした。

しかし、椿はそんな柏木の言葉がよくわかっていませんでした。今、椿は公生を弟みたいだと思うことで、自分の心を閉じ込めていたのでした。しかし、そんな椿の心は公生から告げられた言葉で崩れました。ピアニストを目指す公生は、音楽科のある高校に進学することに決めたのです。それを聞いた椿の目からは、涙があふれ出ました。そして椿は、ようやく自分の中の好きという気持ちに気がついたのでした。

今回は、公生と椿が海辺でドビュッシーの「月の光」をハミングする場面が印象的でした。砂浜を裸足で歩きながら、公生の足跡と自分の足跡の大きさを比べる椿がなんだか可愛かったです。
公生と椿は、この先どうなっていくのでしょうか。そして、かをりはどんな病気に冒されているのでしょうか。
かをりがコンサートにやって来ないのに、公生はステージに立ちました。そして公生は、1人でピアノを演奏したのでした。

最終演奏者の少年にかをりのことをバカにされた公生は、たった1人でステージに向かいました。そしてなんと、公生はたった1人で「愛の悲しみ」の演奏を始めたのでした。最初はかをりをバカにされた怒りが演奏を支配していましたが、やがて公生の耳から音が消えました。そして初めて、公生は自分がどんなに力んでピアノを弾いていたかに気づいたのでした。

そこから公生の演奏が変化します。いつも母親が弾いていたこの曲。その曲をお母さんがどんな風に演奏していたのか。そして、お母さんはどんな風に演奏しなさいと教えてくれたのか。それが次々と公生の中に蘇ってきました。

元々、公生のピアノの才能に最初に気がついたのは、紘子先生でした。なんと紘子先生が旦那への腹立ちまぎれに弾いた曲を、公生はあっさり再現してみせたのでした。公生にとっては、ピアノは弾けるのが当たり前だったのでした。

そして、ついに公生のお母さんの真意が明らかになりました。お母さんは、自分の命が長くないことを知っていました。そして、自分が死んだ後も公生がピアノで生きていけるように厳しい指導をしていたのでした。そんなお母さんの思いを、公生は知っていたのでした。そして今、お母さんは亡くなりましたが、教えてくれたことはちゃんと公生の中で生きています。(;_;)

そんなお母さんに届くようにと、公生は素晴らしい演奏をしました。そんな公生の演奏は、聴衆の心を動かしたのでした。そして、公生に順番を譲ってくれなかった少年にも、そんな公生の思いは届きました。演奏を終えた公生を見て、その少年は自分がこれまであそこまで必死に音楽と向き合ったことがあったかと問いました。

そして少年の出番が来ました。前に公生がいい演奏をしたので、最初はプレッシャーで堅くなっていた少年でしたが、観客の中にお母さんの姿を見つけると、少年の心が決まりました。公生が演奏したのと同じように、その少年もお母さんに届けるかのような優しい演奏をしたのでした。

公生を目標にしてきたライバルたち、そしてこの少年と、公生の演奏は誰かの心を動かさずにはいられないようです。こうしてガラコンサートは終わりました。演奏を終えた公生に、椿は言葉をかけることができませんでした。椿の中には、喜びと悲しみという2つの感情があったのでした。公生が演奏できた喜びと、それによって公生が再び椿にとって遠い存在になってしまった悲しみ。

クライスラーの「愛の喜び」と「愛の悲しみ」は、2つが対になった音楽だそうですが、この時の椿の心境がまさにそうだったのではないかと思いました。

その後、公生は椿からかをりが入院したことを知りました。お母さんの時と同じように、再び公生は悲しみを味わうことになるのでしょうか。(;_;)
いよいよガラコンサートです。ところが当日なぜか、かをりが会場に現れません。

夏休みの間、かをりと公生のガラコンサートの練習は続いています。曲目はクライスラーの「愛の喜び」でした。
でも、この曲は公生にとって苦い思い出がありました。公生のお母さんが、昔よく演奏していた曲がこの曲と対になる「愛の悲しみ」だったからです。この曲を演奏すると、公生は嫌でも母親のことを思い出してしまうのでした。

この練習シーン、いきなり公生とかをりの演奏が止め絵だったのにはがっかりしました。まだ練習段階なので、止め絵でもいいと判断したのでしょうが、演奏者の動きが止まっているのに音が聞こえるのは、見ていてとても違和感があります。OPやEDを変える余力があるなら、作品のメインである演奏シーンにもっとこだわって欲しかったです。

公生は紘子さんの指導を受けて、練習を続けています。自分の演奏の音が聞こえなくなってしまうことを、紘子さんは必ずしもハンディだとは思っていませんでした。音が聞こえなくても、公生は既に自分のイメージを表現できるだけの技術を持っています。後はそのイメージのままに、演奏すればいいということみたいです。

そして、公生とかをりの練習は続きます。そんなある日、練習で遅くなったかをりを、公生は自宅まで送っていきました。そこで公生は、かをりの両親と出会うのでした。かをりの両親は、公生のファンでした。この場面で公生を見送る両親の姿、そして進路を聞かれた時のかをりの返事、どちらもかをりには未来がないことを仄めかしているようなのが辛いですね。かをりの病気は、それほどまでに重いのでしょうか!?

夏休みの間、椿は成績が悪くて補習授業を受けていました。そんな椿の提案で、みんなで花火をすることになりました。学校のプールに潜り込んで、公生たちは花火を楽しみます。ところが、かをりに見とれていた公生に椿が腹を立てて、渡と一緒にプールに突き落としてしまったのでした。

音の聞こえないプールの中は、演奏中の公生の世界のようでした。何もないと思っていたその世界に、灯りがさしていることに公生は気がつきました。紘子さんの言葉と、この時の体験が、公生の突破口になってくれればいいのですが・・・。

そしてついに、ガラコンサートの当日がやって来ました。ところが、既に演奏が始まっているのに、かをりが会場に現れません。渡が携帯に何度も連絡しますが、かをりは電話にでません。いったいかをりに何が起きたのでしょうか!?

そんな中、紘子さんは運営側にかけあって、公生とかをりの演奏の順番を変えてもらおうとします。しかし、その日の最終演奏者は、公生たちに順番を譲る気はありませんでした。そればかりか、かをりの人気に嫉妬した彼は、かをりのことを侮辱するのでした。そんな彼に、公生は今日の主役は自分たちだと宣言するのでした。

そしてついに、公生とかをりの番がやって来ました。しかし、やはりそこにかをりの姿はありません。公生はこのまま、1人で演奏することになるのでしょうか。そして、かをりはどうしてしまったのでしょうか!?
コンクールの結果は、公生は落選でした。しかし、これで終わりなのではなく、ここからが始まりです!

アバンは相座の回想から。相座にとって、公生は無敵のヒーローでした。しかし今、相座は変わり果てたヒーローの姿を目の当たりにしています。しかし、公生の顔には清々しい笑顔が浮かんでいます。ヒーローという言葉で連想してしまったのですが、相座の髪型ってスーパーサイヤ人みたいですよね。(^^; 相座の方が、公生よりも戦闘力は遙かに高そうです。(笑)

そして演奏を終えた公生の前に、母親と同期で今では日本屈指のピアニストとして知られている瀬戸紘子が現れました。紘子はいきなり公生を抱きしめました。かをりや椿は、その様子に興味津々です。紘子は公生を赤ん坊の頃から知っていました。最初、公生のお母さんは公生をピアニストにするつもりはありませんでした。その世界の過酷さを知っていたからです。しかし、公生の才能に気づいた紘子が、公生をピアノへと向かわせたのでした。それ以来、公生がピアノから離れた後も、紘子は公生のことを気にかけていたのでした。

そしてコンクールの結果が発表されました。合格者の中には、公生の名前はありませんでした。そんな公生に、相座が詰め寄りました。どうしてあんな演奏をしたのかと、相座は公生をなじりました。それに対して公生は、自分の音が聞こえなくなるというハンディを抱えていたとしても、ベストを尽くしたと答えるのでした。

そして結果発表の場に残った公生は、そこにさまざまな思いが渦巻いているのを目の当たりにしました。みんな、それぞれに思いを持ってコンクールに挑んでいました。それでも選ばれる者と選ばれない者があります。本当に厳しい世界ですね。

そして公生は、椿たちと一緒に帰宅しました。しかしその帰り道、公生の中で何かの気持ちが弾けました。それは公生が今までに知らなかった感情。負けて悔しいという感情でした。そして自宅に帰った公生は、そのままピアノの練習に取り組んだのでした。翌日、紘子が公生のところを訪れると、公生は疲れて眠り込んでいました。
目を覚ました公生は、あらためて紘子にピアノの指導のお願いをするのでした。

その頃、かをりの元には1通の手紙が届いていました。TOWAホールの記念ガラコンサートが開かれることになり、そこにかをりと公生が出場して欲しいというのです。それを公生に教えたかをりは、早速演目を決めました。それはクライスラーの「愛の悲しみ」でした。ガラコンサートで演奏するには地味な演目ですが、これなら他の演奏者とかぶることはないと、かをりはその曲を選んだのでした。

練習を終えた帰り道、公生とかをりは河原に蛍がいるのを見つけました。蛍のはかなさに、かをりは自分の姿を重ねているようです。しかし、公生はまだかをりが抱えているものに気づいていません。かをりという存在がいなくなってしまった時、それでも公生は演奏を続けられるのでしょうか!?

次回の放送は、年明けになります。ここまでいい雰囲気で盛り上げてきた作品なので、これからもできる限りこのクオリティを維持して欲しいです。そして、来年は公生やかをりがどんな演奏を聞かせてくれるのか楽しみです!(^^)
コンクールの途中で、やはり公生はピアノの音が聞こえなくなってしまいます。そして、ついに演奏が止まってしまったのでした。

アバンは、公生と渡の回想シーンから。渡はサッカーでスターになろうとしていました。しかし、その野心は最初の第一歩で躓いてしまいました。そんな渡に、公生はスターには逆境がつきものだと言いました。すると渡は、それならばピアノを弾くのに耳が聞こえなくなってしまう公生こそが、まさにその逆境のスターのポジションにいると指摘したのでした。

そして場面はコンクールにもどります。最初は機械のように精確な演奏をしていた公生でしたが、次第にその演奏が崩れ始めました。やはり演奏の途中で、自分のピアノの音が聞こえなくなってしまったのです。そんな公生には、まるで深海の中でピアノを弾いているように感じられました。それでも、公生は何とか演奏を続けようとします。そんな公生の心に、亡くなった母親が語りかけてきます。これは罰なのだと。

そんな中、ついに公生の演奏は止まってしまいました。これで公生のコンクールは終わりになってしまいました。しかしそんな時、公生は先日のかをりとの演奏を思い出しました。あの時のかをりも、公生と同じように演奏を止めました。その時点で、コンクールとしては失格です。それでもなお、かをりはバイオリンを弾き続けました。何のために!?

そして演奏を止めたことで、公生は大きな呪縛から解き放たれました。なぜピアノを弾くのか。その答えをついに公生は見つけました。それは誰のためでもない、ただただかをりのための演奏だったのでした。そんな公生の演奏は、かっての機械のような演奏ではありませんでした。技術的に練習不足なところはありましたが、それを超えて公生の思いがピアノから伝わってきました。

そんな公生の思いは、ちゃんとかをりに届いていました。そんなかをりが、やっと戻ってきたと言っていましたが、もしかしてかをりも絵見と同じように幼い頃に公生の演奏と出会っていたのでしょうか!?
そして、そんな公生の演奏は、昔の絵見のように小さな女の子の心を確実に動かしました。今はまだかをりのためだけの演奏ですが、これからの公生の演奏がさらに多くの人たちの心を動かすことになるのでしょうか。

というわけで、前回と今回の2話を使って公生の演奏を描くという思い切った構成でした。時間をかけただけあって、公生が母親の呪縛から脱する様子がしっかり描かれていましたね。でも、ちょっと心配なのは、そんな公生がピアノを聞かせたい相手であるかをりが、何か大きな病を抱えているらしいことです。もしかをりを失うようなことがあったら、今度こそ本当に公生はピアノを弾けなくなってしまうんじゃないかと思いました。
ついに公生が再びステージに立ちました。そして、母親を巡る心の傷が明らかになりました。

アバンは、井川絵見の過去からでした。コンクールのピアノを聞きに来て退屈していた絵見は、そこで公生の音と出会ったのでした。その瞬間から、彼女は他の全ての可能性を捨てて、ピアニストを目指して歩き始めたのでした。目標としていた公生は、途中で消えましたが、再びステージに帰ってきました。そんな公生に届けとばかりに、絵見はピアノに全ての思いを込めたのでした。

超絶演奏をした絵見は、控え室に帰ってくるなり公生の胸ぐらをつかみました。それを見た相座は、絵見が公生に告白するのかと思いましたが、それは外れました。ピアノで全てを語り尽くした絵見には、もう言葉で公生に伝えることは残っていなかったのでした。それくらい絵見の演奏は、全てを注ぎ込んだものだったんですね。

そして、ついに公生の出番がやって来ました。かをりに、そして絵見や相座の演奏に心を動かされた公生は、それまでとは違った心境でステージへと向かいます。しかし、ピアノに近づくにつれ思い出されるのは母親のことでした。そして公生は、かっての公生と同じように機械のように精確な演奏を始めたのでした。

そして、公生の過去が明らかになります。母親からピアノの指導を受けていた公生は、ほとんど虐待とも思えるような厳しい指導をされていました。しかし、それでも公生の思いは揺らぎませんでした。どんなに母親から痛めつけられても、友達に陰口を言われても、公生の演奏を母親が喜んでくれれば、それだけで十分だったのでした。

そんな時、公生の母親が入院しました。その間も公生はコンクールへの出場を続けて、1位をとり続けていました。1位を取れば母親が喜んでくれるから、それだけのために公生はピアノを弾いていたのでした。そんなある日、入院中の母親が公生の演奏を聴きに来てくれることになりました。それだけで公生は、うれしくて仕方がありません。その日の公生は、それまでの演奏とは違った魂のこもった演奏をしたのでした。

しかし、母親はそんな公生を罵倒しました。この日の公生の演奏は、それまで母親が教えた演奏とは違うものだったからです。そんな母親に、公生の怒りが爆発しました。心を込めた母親のための演奏を、母親は理解してくれなかったからです。そして公生は、母親に死んでしまえと言ってしまったのでした。

それから間もなく、公生の母親は亡くなりました。しかし、そんな時も公生は、母親に教えられたとおりにコンクールに出場することを考えていました。そして公生の耳に異変が起きました。自分が奏でるピアノの音が聞こえなくなってしまったのです。そして今日もまた、公生の耳から音が消えました。

公生はこのまま演奏を続けることができるのでしょうか。そして、その演奏はかをりたちから教えられたカラフルなものではなく、母親から教えられたモノクロなものでありつづけるのでしょうか!?

今回は、ついに公生の演奏です。驚いたのは、その演奏が1話では終わらなかったことです。(^^;
演奏シーンよりも、公生の過去に重点が置かれた内容でしたね。次回こそは、公生にカラフルな演奏を聴かせてもらいたいと思いました。

そして気になるのは、かをりが飲んでいる大量の薬です。かをりは、何か大きな病を抱えているようですね。
そんなハンディがありながらも、演奏家としてあれだけ輝けるかをりは凄いですね。
有馬公生という存在がいたからこそ生まれた強力なライバル。それが相座武士と井川絵見でした。今回は、そんな2人が素晴らしい演奏を魅せてくれました!

相座には、毎報音楽コンクールへの出場前にドイツでのコンクールへの参加の依頼が来ていました。しかし、それを相座はあっさり断りました。彼にとっての目標は、ずっと公生だったからです。公生が出てくるかもしれない。その思いで相座はコンクールに出場していたのでした。そんな彼の思いを知っている師匠は、そんな彼を止めることはできませんでした。

そして相座は今、コンクールのピアノの前にいます。本番前にはプレッシャーから嘔吐していたのに、ステージに上がった彼は顔つきまで違います。そして彼は、ショパンのエチュード ホ短調 作品25-5を弾き始めました。そんな相座の演奏は、最初から冴え渡ります。それまでの出場者よりも遙かに高いレベルで、相座はこの曲を弾き続けます。途中、音と絵が合ってないところがあったような気もしましたが^^;、素晴らしい熱演で相座は観客を沸かせたのでした。

そして公生は、そんな相座の演奏を聞いていました。今回、物語が相座と井川視点だったこともあり、公生が何を考えていたのか今ひとつわかりませんでしたが、それまでは他人の演奏に興味を持たなかったのに、この相座の演奏には、公生も何か感じるものがあったようです。そして、公生が自分の演奏を聴いていたと知って喜ぶ相座がなんか可愛かったです。(^^;

少しの休憩の後、今度は井川の演奏が始まります。彼女もまた、かって公生の演奏に魅了された1人でした。しかし、そんな好きだった公生の演奏は、どんどん機械のように精確なものに変わっていきました。そんな公生を否定するために、井川はピアノを弾き続けていたのでした。そんな彼女の演奏は、その時々によって出来不出来の差が激しいことが特徴でした。そして、そんな彼女の内側には、激しい激情が渦巻いていました。

相座とは違い、井川の演奏は最初はおとなしいものでした。しかし、曲が進むにつれて、どんどん彼女の思いが爆発してきます。そんな彼女の演奏に、公生とかをりは赤と黄色の激情を感じたのでした。そして、井川の思いはピアノと一体化しました。そんな自分の思いが届けとばかりに、激しくピアノを鳴らします。
そして井川がショパンのエチュード 短調 作品25-11「木枯らしのエチュード」の演奏を終えた時、会場は再び大歓声に包まれたのでした!

こんな2人の思いを受けて、次は公生がどんな演奏をするのか、とっても楽しみです!
コンクールを前に、公生は苦しんでいます。しかし、それは公生だけの苦しみではありませんでした。

コンクールの当日が近づいてきました。公生は、音が聞こえないながらも、曲に没頭しています。そして、がんばっているのは、公生だけではありませんでした。渡もサッカー部でがんばっています。しかし、地区大会で渡のチームは敗れてしまいました。仲間の前では悔しさをこらえていた渡でしたが、トイレで1人で悔しさをかみしめています。

そして公生は、食べることも忘れて曲に没頭していました。そのせいで体育の授業中に倒れてしまいました。かをりが心配して飛んできましたが、単に空腹だったからと知ってかをりは怒るのでした。しかし、かをりと帰る途中に黒猫を見た公生は、昔のことを思い出しました。公生は昔、黒猫を飼っていました。でも公生の手にケガをさせたために、母親に捨てられてしまったのです。そんな母親に、公生は何も言うことができませんでした。

公生は、音楽でも母親の影から出られていないことに悩んでいました。しかし、そんな公生をかをりは励ましてくれました。小手先で何かするのではなく、公生が演奏するというだけで、それはもう公生の独自の世界なのだと。公生が求めていた答えはシンプルなものでした。しかし、シンプルであるが故に、難しいともいえます。

そして、とうとうコンクールの当日がやって来ました。公生がコンクールに出場すると知って、かってのライバルであった相座武士と井川絵見は燃えていました。かっての公生は、機械のように楽譜に忠実な演奏をしていました。それを悪く言う者もいましたが、それでもコンクールでは毎回公生が1位を独占していたのでした。

相座たちは、そんな公生に追いつこうと努力してきました。しかし、ある日ふいに公生は消えてしまったのでした。そんな公生がコンクールに帰ってくることで、相座たちの心に火がつきました。しかし、相座たちが声をかけても、公生は彼のことを覚えていませんでした。かっての公生は、コンクールの結果やライバルには全く興味がなく、ただ母親のためだけに弾いていたのでした。

そしてコンクールが開始されました。相座は今では日本の若手ピアニストでは有名な存在でした。今回のコンクールの前に、海外で演奏する機会もあったのですが、彼はそれを蹴りました。公生がコンクールに出場すると知ったからです。そんな彼も、やはり演奏前にはプレッシャーに押しつぶされそうになっていました。そんな彼の姿を見て、初めて公生は心を動かされました。

今回は、そんな相座が最初の一音を出す瞬間で終わりました。激しいプレッシャーの中で、相座がどんな演奏をするのか楽しみです。そして、もう1人のライバルである井川や、そして何より公生がどんな演奏をするのかが気になります。

今回も演奏描写はほとんどありませんでした。それでも、コンクールに向けての演奏者たちの緊張感が伝わってきました。それにしても、演奏者というのはステージに立つために、なんと大きなプレッシャーと戦わなければならないのでしょうか。しかも、与えられるチャンスは一度だけ。それに失敗すれば、どんなに努力していても、誰も評価してくれないのです。本当に恐ろしい世界だと思いました。
公生への思いに揺れる、椿の心が描かれたお話でした。

前回に続いて、今回もアバンは公生と椿の幼い時のエピソードからです。膝をすりむいた公生を、椿がおんぶしています。椿も足をくじいていたのですが、公生があまり泣くので放っておけなくなったようです。この頃から、椿は公生のことが好きだったんですね。

かをりに言われて、公生はコンクールに出場することになりました。そして公生は、学校でピアノの練習を始めていました。しかし、その演奏は途中で音が聞こえなくなることもあって、かなり悲惨な状況です。そんな公生に、かをりはその曲をどんな風に演奏したいのかというイメージが大切だと繰り返し主張するのでした。

2人で川に飛び込んだあの日、かをりは公生の家でお風呂と着替えを借りていました。でも、それを椿に目撃されてしまいました。そして、それ以来、かをりと公生の距離はどんどん近づいています。本当は椿も同じ場所に立ちたいのに、椿では同じ場所に立つことができません。それを誰よりも自分がよく知っているだけに、椿はよけいに苦しむのでした。

そして椿は、前回交際を申し込んできた先輩と交際することを決意しました。しかし、先輩と一緒の時も、話の種はいつも公生のことです。そんな椿の本当の気持ちに、先輩は気がついているんじゃないかと思いました。

そんな中、椿たち運動部が参加する地区大会が行われることになりました。椿もレギュラーとして、試合に出場することになりました。そんな時も、公生はピアノの練習です。でも、かをりに誘われて、椿の応援をするために公生もグラウンドへとやって来ました。しかし、公生の隣にはかをりがいます。それを見て、椿の心は余計に揺れるのでした。

そして、そんな思いを振り払うように、椿は長距離ヒットを打ちました。暴走する椿は、どこまでも止まりません。ついには、ホームを目指して走ります。しかし、さすがにそれは無理でアウトになってしまいました。
結局これが原因で、椿のチームは負けてしまったのでした。そんな椿の前に、公生が現れました。本塁に滑り込んだ時、椿は足をくじいていました。しかし、それを誰にも伝えなかったのでした。でも、公生はちゃんと椿の異常に気がついていました。さすが幼なじみですね。

そんな公生に、今度は椿がおんぶされることになりました。それまで泣くのをこらえていた椿は、公生の背中でようやく泣くことができたのでした。アバンとこのラストがうまくつながっていましたね。(^^)

これで終わりかと思いきや、公生のライバルたちが公生が復活したことを知りました。彼らはいつか公生がステージに帰ってくる日を待っていたのでした。そんなライバルたちの期待に応えるような演奏を、公生はすることができるのでしょうか!?

今回は演奏シーンがなかったのが寂しかったですが、椿の心の揺れ動きがよく描かれていたと思います。前回もアバンとラストがつながっていましたが、今回も同じ構成でしたね。
公生が、自分もかをりと同じ、根っからの演奏家なのだと悟るお話でした。

アバンは子供時代の公生たちから。公生、椿、渡の3人は、幼い頃から一緒に遊んでいました。その時子供たちの間では、橋から川に飛び込むのがはやっていました。しかし、臆病な公生は、川に飛び込むことができません。そんな公生を、有無を言わせず川に放り込んだのが椿だったのでした。

公生、椿、渡の3人はかをりの病室を訪れました。でも運良く(笑)かをりは清拭の真っ最中でした。裸を男2人に見られて、かをりは大ショックです。でも、かをりは元気でした。検査のためにしばらく入院することになったと言っていましたが、それはなんか嘘っぽいですね。かをりは、いったいどんな病気を抱えているのでしょうか!?

かをりとの別れ際、公生はコンクールの後でピアノを弾いているか尋ねられました。そんなかをりに公生は、自分にはピアノしかないみたいだと答えました。そんな公生に、かをりはどうしてそれではダメなのかと問いかけました。そして、演奏すること、観客から喝采される時の喜びを忘れられるのかと、公生に問いかけたのでした。

そんな公生の心を反映してか、空はどんより曇った曇天模様です。そして心が晴れていないのは、公生だけではありませんでした。椿もまた、心の中にモヤモヤを抱えていたのでした。そして、そんな椿の心は、友人には見抜かれていたのでした。

そんな椿の前に、卒業した野球部の先輩が顔を見せました。偶然出会ったのかと思ったら、なんと先輩は椿のことを待っていたのでした。先輩は、椿のことが好きだと告白しました。それを聞いて、ますます椿の心は揺らぎました。確かにその先輩は、椿の憧れの人でした。しかし、今椿は昔なくしてしまったものを見つけてしまいました。

椿は、ピアノ以外にも公生のいいところを知っていると言いました。しかし、いざ考えると他の何がいいのかわかりません。きっと椿は、公生のいろいろなところが好きなのでしょうね。でも一番好きなのは、ピアノを弾いている時の公生なんだと思います。そういう椿の微妙な感情を、セリフで済ませるのではなく、表情や演出で見せてくれるのが見応えがありました。

そして、かをりは退院して学校に出てきました。しかし、何となく公生はかをりの前に出たくありません。そんな公生を、かをりが待ち伏せしていました。公生のピアノのせいで、コンクールがめちゃくちゃになったと、かをりは泣き始めました。それに慌てた公生は、どんなことでもすると言ってしまいました。それを聞いたかをりは、ピアノのコンクールに出場しろと言い出しました。

その提案に公生は凍り付きました。しかし、そんな公生にかをりは演奏家としての喜びを伝えました。そして、自分と同じように、公生も演奏家なのだと断言しました。失敗されて悩み、演奏から離れてしまうこともあるかもしれません。それでも最後には、また演奏するための場所に帰ってきてしまう。演奏家とは、そういうものですね。

そして、いきなりかをりは、公生が子供時代に飛び込んだ川に、制服のまま飛び込んでしまいました。その姿を見た公生もまた、かをりを追って橋から飛び降りたのでした。かをりの言葉を聞いて、ようやく公生も飛び出す勇気がわいてきたようです。次は公生がどんな演奏を聴かせてくれるのか、楽しみです!(^^)

前回のラストでかをりが倒れてどうなる!?と思ったら、意外とかをりは大丈夫そうでした。でも、とんでもない爆弾を抱えているような危うさは、相変わらず感じますけど。

そして、これまでもそうでしたが、今回も作画や演出に力が入っていました。コンクールのステージで公生を振り返って見た時のかをりの表情とか、先輩から告白された時の椿の表情とか、絵を見ているだけで語りかけてくるような説得力がありますね。
かをりと一緒にコンクールに挑む公生。しかし、やはり途中で音が聞こえなくなってしまいました!

椿と渡に助けられて、かをりと公生は何とか時間までにコンクール会場にたどり着きました。残された時間を必死に使って、公生は譜面を頭にたたき込もうとします。思い出すのは、いつも母親から言われていた、譜面に精確に、譜面の指示を守ってという言葉です。しかし、かをりはそんな公生を譜面から引き離しました。これまでずっと、かをりは公生の側に譜面や曲を流してきました。もうすでに音楽は公生の中にある、そうかをりは言うのです。

そして、かをりと公生の出番がやって来ました。会場にいる観客は、すぐに公生のことを思い出しました。なぜ公生が伴奏をするのか、興味津々です。そして、いよいよ演奏が始まりました。最初はいい感じで曲がスタートしました。かをりも、この前のような奔放な演奏ではなく、落ち着いた演奏をしています。しかし、曲の途中で公生の目の前から音符が消えていき、ピアノの音だけが消えてしまったのです。

それでも公生は、必死に演奏しようとします。しかし、それは伴奏ではなく、鍵盤にたたきつけるような荒っぽい演奏になっていくのでした。せっかくの雰囲気も、これで台無しです。そしてついに、公生は演奏する手を止めてしまったのでした。すると、なんとかをりも演奏を止めてしまったのでした。そしてかをりは、もう一度最初から演奏すると言い出しました。

しかし、公生はすぐには演奏を再開することができません。そんな公生に構わず、かをりは1人で演奏を始めてしまいました。そんなかをりの演奏を聞くうちに、公生の心が動きます。これまで母親から教わったことを、全身全霊を賭けて思い出します。そして公生は思い出しました。母親が教えてくれたのは、厳しくて精確な演奏だけでなく、ピアノをいたわるような優しい演奏でもあったことを・・・。

そして、次第に公生の演奏が変わり、それに合わせてかをりの演奏も変化していきます。そんな2人の演奏に、やがて会場は魅了されました。そして2人が演奏を終えた時、会場の中は大歓声に包まれたのでした。途中で演奏が止まるという失敗はあったけれど、かをりと公生は観客の心を動かす演奏をしたのです。それは観客の拍手と歓声が、全てを物語っていました。

そんな時、かをりに異変が起きました。突然かをりはステージに倒れてしまったのです。そういえば、前回かをりが病院に立ち寄っているような描写がありましたが、かをりはどこかに病気を抱えているのでしょうか。


いったいかをりに何が起きたのか、次回までとっても気になります。

前々回のコンクールでのかをりの演奏も作画・演出が素晴らしかったですが、今回も演奏シーンが凄かったですね。特に演奏をやり直してからの、かをりと公生の演奏シーンは互いに高め合って、このままどこまでいってしまうんだろうという迫力がありました。クラシックの演奏といよりは、ジャズのセッションみたいだな〜と思いました。(^^)
かをりがコンクールでの伴奏を公生に頼み、公生の抱えている問題が明らかになるお話でした。

渡の代役で、公生はかをりと一緒に喫茶店に行きました。バイオリンだけでなく、かをりはいろいろなものに恋していました。スイーツや男の子、いろいろなものがかをりは好きなのでした。彼女の中には、いっぱいの喜びがあふれているように見えます。

そんな時、喫茶店の片隅に置かれていたピアノを子供たちが弾き始めました。それを見つけたかをりは、早速子供たちと仲良くなりました。そして、まだ習ったばかりで難しい「きらきら星の変奏曲」を弾いています。そこにかをりは、公生を引っ張り込みました。公生も子供たちと一緒に演奏しろというのです。かをりに脅かされて、公生は仕方なくピアノを弾き始めました。

最初は無表情で演奏していた公生ですが、やがて曲が難しくなるにつれて楽しげな顔に変わりました。そんな公生の演奏は、喫茶店のお客たちの注目を浴びました。その時、突然公生の指が止まりました。公生はピアノを弾いていると、その途中で自分の弾いている音が聞こえなくなってしまう問題を抱えていたのです。
お母さんから命じられるままにピアノを弾いてきた、それを罰だと公生は考えているのでした。

そんな公生に、かをりは自分のピアノ伴奏をして欲しいと頼みました。でも公生は、途中から音が聞こえなくなるからと、それを断ろうとします。しかし、そんな公生にかをりは強引に伴奏を頼み続けるのでした。そして、ついにコンクールの当日を迎えてしまいました。学校の屋上に逃げ込んでいた公生の前に、かをりが現れました。そして、お願いだから伴奏をしてと頼みました。

そんなかをりの姿に心を打たれた公生は、勇気を出してもう一度ピアノを弾いてみることにしたのでした。しかし、コンクールは既に開始されています。かをりと公生は、渡と椿の自転車で会場へと駆けつけます。2人は無事に演奏することができるのでしょうか!?

今回は、ついに公生がピアノをやめた理由が明らかになりました。ずっとお母さんからのプレッシャーを受け続けていた公生は、そのストレスで演奏中に自分の音が聞こえなくなるという病を抱えてしまいました。そんな公生を、椿はずっと見守ってきました。椿の公生への思いは、公生への恋なのかと思っていましたが、それは恋ではなく姉が弟を見守るような気持ちでした。

この場面、かをりに心情を語る椿の姿がバスの窓に映し出されています。外は雨が降っているので、窓に映った椿は泣いているように見えました。窓に映った姿で、椿の心情を描き出した、とてもうまい演出だと思いました。
そしてもう1つ。かをりに頭を下げて頼まれて、公生がもう一度ピアノに向かい合おうとする場面。屋上の暗がりにいた公生が、光の中へと踏み出しました。ここも、それまで闇の中にいた公生の演奏したいという心が、光の中に踏み出したように見えるうまい表現だと思いました。
宮園かをりは、課題曲を自由気ままに演奏して観客を沸かせるのでした!

公生たちとかをりが会った日、かをりはコンクールの当日でした。おまけに、コンクールの開始は間近に迫っています。公生たちは、コンクール会場まで駆けつけたのでした。そのおかげで、なんとか開演時間に間に合いました。そのホールは、かって公生が演奏したことのある場所でした。それから時は過ぎていますが、音楽関係者の間では、いまだに公生は有名人のようです。

そしてコンクールが始まりました。コンクールの課題曲は、ベートーヴェンの「クロイツェルソナタ」でした。出場者は次々に同じ曲を演奏します。あまりの単調さに、渡や椿は退屈しています。この場面、出場者の演奏シーンが止め絵だったのが残念でした。そこが作品の本質的な部分でないことはわかりますが、止まった絵の裏側で演奏が流れているのには、違和感以上のものを感じてしまいます。(^^;

そうして、かをりの出番がやって来ました。かをりも同じ課題曲を演奏しますが、その演奏は他の演奏者とは違っていました。なんと楽譜の指示を無視して、自分の感性の赴くままに演奏していたのでした。楽譜に忠実な演奏することにこだわりのある審査委員長は、大激怒です。しかし、かをりの演奏は間違いなく聴衆の心をつかんでいたのでした。

そして、かをりの演奏が終わると、ホールには喝采の拍手が鳴り響きました。そして、公生もまた感動していました。彼はこれまで、母親に言われるままに演奏してきました。そこではコンクールで優勝することが最優先でした。しかし、かをりの演奏はそれとは全く違いました。演奏者も聴衆も、どちらも楽しい演奏。それがかをりの目指しているもののようです。

演奏を終えたかをりに、子供たちが花束をプレゼントしてくれました。こんな小さな子供たちの心も、かをりの演奏はしっかりつかんでいたのでした。そして公生は、自分とは全く違ったかをりに強い興味を持ちました。それが恋なのか、それとも単に演奏者としての憧れなのか、まだ今はわかりません。

というわけで、第2話もいい感じでした。2話を見ていたら、かをりと公生が共演している場面を見たくなりました。この2人がコンビを組んだら、どんな演奏が飛び出してくるのかなあ。

とはいえ、かをりが今後クラシックの世界で活躍するのは難しそうです。どんなに聴衆を沸かせても、それはクラシックの主流とは違った方法で演じられていると思うからです。楽譜に忠実に、細い細い糸を綱渡りするような緊張感と制約の中で、どれだけ独自の世界を作り出せるかが、今のクラシックの主流のような気がします。
極わずかな天才だけが、その枠を破って受け入れられますが、かをりにそこまでの才能があるかは、現時点では何ともわかりませんね。(^^;
新番組のお試し視聴です。お母さんの死をきっかけにピアノを弾けなくなった少年が、ある少女と出会ったことで音楽の楽しさを思い出すお話みたいです。

有馬公生は、幼い頃からピアノの天才少年として知られていました。しかし、彼はある出来事をきっかけに、ピアノが弾けなくなってしまったのでした。幼い頃から彼を見ていたのは、お隣で幼なじみの澤部椿です。椿は公生のピアノが好きでしたが、今では弾かなくなってしまったことを残念に思っているようです。

そんな椿は、ソフトボール部で活躍しています。でも打撃力が凄すぎて、頻繁に校舎のガラスを割っては怒られているようです。椿の思いも知らず、公生はピアノに向かおうとはしません。でも音楽に対する興味はなくしてないみたいで、新曲を耳コピしてカラオケ業者に売ったりしているみたいです。

そんな2人と仲がいいのは、サッカー部の渡亮太です。亮太は女の子好きな上に、女の子からもかなりもてるようです。そんなある日、公生は椿に頼み事をされました。亮太に紹介したい女の子がいるのですが、男子1人に女子2人では気まずいので、同席してくれというのです。

いやいやそれを引き受けた公生は、そこである少女と出会ったのでした。彼女は公園で子供たちと一緒に、「天空の城ラピュタ」でパズーがトランペットで演奏していた曲を吹いていました。とはいえ、使っている楽器はトランペットではなく、ピアニカでしたが・・・。それでも公生は、そんな彼女の演奏に見入ってしまったのでした。

その姿を携帯の写メに撮そうとした公生は、運悪く彼女がパンチラしたところを撮影してしまいました。そして、それに気づいた彼女に、タコ殴りにされるのでした。(^^;
これが椿から聞いた亮太のことが好きだという、宮園かをりと公生との出会いでした。かをりと出会うまで、公生の日常はモノトーンでした。しかし、かをりと出会ったことで、世界が急にカラフルに色づいたのです。

こんな2人の出会いが、その後どうなっていくのか楽しみです。(^^)

金曜日は見たいアニメが多いので、最初はこの作品はパスしようかと思っていました。でも、試しに第1話を見たら、そのまま引き込まれてしまいました。冒頭の幼い公生が演奏していた、ベートーヴェンの「月光」第3楽章の描写もよかったですし、何よりかをりが子供たちと楽しそうに演奏している姿が魅力的でした。

公生は母親からかなり厳しくピアノを指導されて育ったようです。しかし、それでも公生はお母さんが喜んでくれるならと努力を続けていました。しかし、お母さんがいなくなったことで、演奏する理由をなくしてしまったようです。そんな公生が、どう立ち直っていくのか、そしてかをりとどんな音楽を作り上げるのか、これからが気になります。