日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


それぞれの勢力が、王都エクバターナを目指す。そんな盛り上がる場面で、残念ながら第2期は終了です。(;_;)

アルスラーンの元にやって来たエトワールは、パルス人にとっては敵であるルシタニアの国王を救って欲しいと嘆願します。それはかなり虫のいい要求であり、国王救出後にルシタニアはパルスに謝罪し、この地から去ると言うエトワールの言葉には、何の後ろ盾もありません。

そうそう。アルフリードを探し求めていたメルレインは、ようやく妹のアルフリードと再会することができました。メルレインは父親との関係がよくなく、そのため新たなゾット族の族長にはアルフリードが選ばれていたのでした。しかし、アルフリードはそれはメルレインがすればいいと、逃げ回っていたのでした。(^^;

その頃、ペシャワール城塞ではアンドラゴラス三世が王都エクバターナの奪還を目指して、軍備を進めていました。アルスラーンに同行しなかったものの、部下の中には今回のアンドラゴラス三世のやり方を快く思わない者も少なくありません。
アルスラーンと行動を共にしたかったキシュワードですが、皮肉なことにそんな不満を漏らす者をなだめる立場となっていました。

そんなある夜、キシュワードはアルスラーンの出生にまつわる秘密文書らしきものを入手しました。それはかってバフマンが、ダリューンの伯父であるヴァフリーズから託されたものでした。それは巧妙に部屋の中に隠されていて、これまで発見することができませんでした。しかし、ちょっとした偶然からキシュワードはそれを手にすることになったのでした。

しかし、そんなキシュワードの前に、王妃タハミーネが現れました。タハミーネはそれを見ることを禁じ、キシュワードをアンドラゴラス三世の前へと連れ出します。その文書を目にしたアンドラゴラス三世は、迷うことなくそれを焼き捨てました。王族にはきれい事だけではすまない、醜悪な一面があることをキシュワードに教えたのでした。

その後キシュワードは、重大なことに気づきました。もしもアルスラーンがこれまでの王室の血と無縁の存在であるならば、アルスラーンは血にまみれた存在ではないということになります。それこそが、パルスの新たな希望となっていくのでしょうか。

内親王イリーナを救ったことで、ヒルメスとギスカールは完全に決別していました。執拗にヒルメスを追うルシタニア兵を、ヒルメスは部下のザンデやサームと共に蹴散らしました。そしてパルスの正当な後継者のみが持つことを許される、宝剣ルクナバードを手に入れるために、旧マルヤム領を目指します。そこではボダンが、聖堂騎士団を集めて異教徒を全て抹殺しようとしていました。

そこへヒルメスが、躍り込んできました。窓を突き破って現れる仮面の男・・・なんか最近のヒルメスはヒーローっぽいですね。(^^;
そしてヒルメスは、ボダンの手からルクナバードを奪い返しました。こうして宝剣を手にしたヒルメスは、正当な王位継承者として名乗りをあげるべく、エクバターナを目指します。

そしてアルスラーンは、父であるアンドラゴラス三世がエクバターナへ向けて進軍を開始したことを知りました。父から命じられた5万の兵を集めるという目的は達していませんが、アルスラーンはエクバターナへと向かうことを決めました。それは1つには、エトワールのためでもありますが、ルシタニア兵を虐殺して権力を奪還しようとするアンドラゴラス三世を止めるためでもありました。憎しみ殺し合うを続けていては、真の平和は訪れないとアルスラーンは確信しているようです。

こうしてエクバターナには、そこを守るギスカールのルシタニア軍、彼らを排除して王都を奪還しようとするアンドラゴラス軍、正統な後継者であることを証明しようとするヒルメス軍、そして彼らとは異なる目的を持ったアルスラーン軍が集まることになりました。

この戦いの行方は・・・という一番おいしいところで第2期は終了してしまいました。(;_;)
どうしてこんな変則的な放映日程になったのかわかりませんが、早くこの続きを放映して欲しいです。
アルスラーンの海賊退治のお話でした。

海賊の莫大な宝を軍資金にするために、ダリューンたちは海賊の根城を目指します。しかし、それはナルサスの旧友で、海賊たちの黒幕、シャガードの罠だったのでした。兵力が手薄になったギランの街に、シャガードに導かれた海賊たちが攻め込んできました。

牢獄を襲って仲間を救出した海賊たちは、アルスラーンのいる王太子府を目指します。アルスラーンは門を固く閉ざし、これに応じます。アルスラーンの側にいるエラムとアルフリードが防戦しますが、海賊の大群に囲まれて苦しい状況です。

それを救ったのは、ゾット族を援軍として引き連れたナルサスでした。ナルサスは、海賊の財宝がシャガードの罠だということを見抜いていました。しかしナルサスは、あえてシャガードの策にのり、海賊たちを率いる真の黒幕を明らかにしたのでした。

援軍に駆けつけたのは、ナルサスだけではありません。ギランの総督を命じられたグラーゼも、街の人々を励まして自らの手で街を守らせます。さらにダリューンやファランギースも現れて、海賊たちは完全に翻弄されました。

逃げ出したシャガードを、ナルサスは追い続けます。そして戦いは、海の上へと移りました。ナルサスは、かっての友人が理想を見失ってしまったことを嘆きます。しかし、今のシャガードにはナルサスの言葉は届きませんでした。そればかりか、今のシャガードにはアルスラーンという人物の懐の深さを見抜く目も失われていたのでした。

グラーゼとともにナルサスを追ってきたダリューンは、海賊たちをなぎ倒します。そしてナルサスも、アズライールの助力を得て、シャガードを捕らえることに成功したのでした。

捕らえられたシャガードは、アルスラーンの前に引き出されました。これまでのシャガードの悪行を考えれば、死罪でもおかしくないところですが、アルスラーンはシャガードに1年間奴隷として働くように命じました。自ら奴隷となって、自分がこれまで行ってきたことを顧みさせようとしたのでした。

シャガードは、そんなアルスラーンの甘さをあざ笑います。奴隷から解放された時、シャガードはアルスラーンに復讐すると言い放ちます。しかし、アルスラーンの側にはダリューンという心強い仲間がいます。彼がいるかぎり、シャガードはアルスラーンに指一本ふれることもできないでしょうね。

こうしてギランの街は、ようやく海賊の脅威から解放されました。そんなアルスラーンのもとに、エクバターナから2人の客人がやって来ました。それは前回、エクバターナから脱出したエトワールとメルレインでした。アルスラーンの前に現れたエトワールは、敵であるアルスラーンにエクバターナに向かい国王を救って欲しいと嘆願するのでした。

海賊問題がようやく解決したと思ったら、今度はパルスにとっては敵であるルシタニア人のエトワールから、国王を救って欲しいとお願いされたアルスラーン。その願いを彼は聞き届けるのでしょうか。それとも、別の選択をするのでしょうか。
王弟ギスカールの国王暗殺計画に、イリーナとエトワールが利用されるお話でした。

物語は前回の少し前にもどります。王都エクバターナでは、ギスカールが国王を塔に幽閉して実権を握っていました。しかし、権力は得たもののギスカールの苦労は増えるばかりです。ボダンが水路を破壊したために、エクバターナでは水が不足していました。また兵たちの一部には、パルス人を皆殺しにしろという者もいます。

エクバターナへ到着したエトワールは、都の荒廃ぶりに驚きます。エトワールは、負傷した兵たちと難民の保護を求めますが、誰も彼女の言葉に耳を貸そうとはしません。そんな時、エトワールは国王が塔に幽閉されていることを知りました。王はこれがギスカールの意思ではないと思っていましたが、エトワールに救いを求めました。そんな国王にエトワールは力を貸して、ギスカールと会わせようとするのでした。

そしてエクバターナの近くにいたイリーナの一行は、ルシタニアの兵に捕らえられました。イリーナと面会したギスカールは、彼女が本物のマルヤムの内親王だと知りました。イリーナがルシタニアに恨みを抱いていると知ったギスカールは、国王暗殺に彼女を利用しようと思いつきました。

そこへ運悪く現れたのが、エトワールでした。国王が自分と会いたがっていると知ったギスカールは、エトワールも暗殺に利用することにしました。こうしてエトワールは、真実を知らぬまま国王をイリーナの元へと案内することになったのでした。

ルシタニアの国王に会ったイリーナは、彼に剣を向けました。その剣は国王を刺しましたが、太っていたことが幸いして^^;、それは致命傷とはなりませんでした。ギスカールの国王暗殺は、あと少しというところで失敗してしまったのでした。

しかし、証拠を隠滅するためにイリーナとエトワールは処刑されることになりました。イリーナと一緒に行動を共にしていた、アルフリードの兄メルレインは自力で牢獄から抜け出していました。イリーナの処刑を知ったメルレインは、それを阻止しようとします。

イリーナが火刑にされようとしたその時、城門を破って兵たちがなだれ込んできました。ヒルメスに率いられた軍勢が、イリーナの救出に駆けつけたのです。イリーナを救うと、ヒルメスは再び姿を消しました。お姫様のピンチに、勇敢な王子が駆けつける。ベタな展開ではありますが、イリーナの幸せそうな表情がとっても良かったです。(^^)

そして捕らわれていたエトワールは、メルレインに救い出されていました。メルレインと話をしたエトワールは、彼の妹アルフリードがアルスラーンと行動を共にしていることを教えました。そしてエトワールは、再びアルスラーンと会うためにメルレインと一緒に行動することになったのでした。

今回はイリーナとエトワールと、2人の女性がメインのお話でした。囚われの身となりながらも毅然としたイリーナの美しさ、傷ついた兵や国王のために働いているのに味方に裏切られるエトワール。どちらも運命に翻弄されています。
そしてイリーナがからむと、かっこよさが倍増するヒルメスも忘れちゃいけませんね。(^^;
ナルサスが、シャガードと袂を分かつことになるお話でした。

ダリューンらの援護のおかげで、グラーゼたちの船団は救われました。長くパルスを離れて、セリカへと赴いていたグラーゼでしたが、アルスラーンたちの話を聞いて力になることを約束してくれました。グラーゼは商人ですが、お金にそれほどこだわりがあるわけではなく、それよりは稼いだお金をより活かして使うことを考えていたのでした。

こうしてアルスラーンは、グラーゼからの資金という後ろ盾を得ました。そんなアルスラーンたちにとっての気がかりは、腐敗していることが明白なギランの総督ペラギウスでした。ナルサスはその智略を使って、ペラギウスの化けの皮を剥ぐことにしました。この作戦にファランギースとジャスワント、ギーヴ、そして新たな仲間となったグラーゼも参加します。

総督府へ赴いたグラーゼは、ペラギウスにシリカからの献上品があると話を持ちかけました。献上品としてやって来たのは、セリカ人になりすましたファランギースと小姓を務めることになったジャスワントでした。ファランギースは、ペラギウスを酔わせて、その本心を引き出します。その間にギーヴは、ペラギウスの侍女を口説き落として、ペラギウスの不正の証拠をつかんだのでした。

こうしてペラギウスはアルスラーンに裁かれ、総督の地位から追放されました。ペラギウスがため込んでいた金は、貧しい者たちへと返還されることになりました。その様子を見ていたシャガードは、その行為をあざけりました。今のシャガードにとって大切なのは、自らがより大きな財力を手に入れることだけでした。

そんなシャガードに、ナルサスは失望します。その上で、ギランを襲う海賊の背後には、海賊への内通者がいるらしいこと、そしてそれがシャガードだということも、ナルサスは見抜いていたのでした。

そんな中、多数の海賊船が海上に現れました。海賊たちは先日の敗北に報復するために、シャガードの指示なく勝手に出撃してきたのでした。そんな彼らの動きは、既にナルサスに予測されていました。海賊がギランの周囲の海流を熟知していることを逆手に取り、水門を開けることでナルサスは海流の動きを変えました。

その上で海賊船に向かう流れに、油をのせた筏を流して、海賊船に火をつけたのでした。海賊たちが混乱する中、ギランからグラーゼたちが海賊に立ち向かいます。さらに、それに加えてダリューンも戦いに加わりました。ダリューンとグラーゼの武勇の前に、海賊たちはあっけなく壊滅したのでした。

戦いを終えた後、ナルサスはアルスラーンに、グラーゼを新たなギランの総督に任命するように助言しました。勇猛で義侠心の強いグラーゼなら、確かによい総督になってくれそうですね。(^^)

今回はこれで終わりかと思いきや、その頃エクバターナでは異変が起きていました。アルスラーンと別れて、エクバターナへと帰還したエトワールが、王弟ギスカールの命で国王を殺害した罪で捕らわる事態になっていました。そしてヒルメスの思い人であるマルヤムの内親王イリーナが、火あぶりにされようとしています。
アンドラゴラス三世が去った後、いったい王都エクバターナで何が起きているのでしょうか!?
新たな兵力を集めるため、アルスラーンたちは港湾都市ギランへとやって来ました。

ギランへの途中で、アルスラーンは山賊に襲われました。しかし、それはアルフリードの仲間のゾット族でした。彼らはアルフリードがナルサスの妻となったという言葉を聞いて、自分たちもナルサスに仕えると誓うのでした。

そしてついに、アルスラーンはギランへとたどり着きました。海を見るのは初めてだったアルスラーンは、その光景に感動するのでした。ギランの街は交易で大いに繁栄していました。ルシタニアがパルスに攻め込んだことにより、陸の交易路が使えなくなり、その代わりますます海上の交易が栄えることになったのでした。

ギランでは、アルスラーンたちはナルサスの旧友であるシャガードのところに落ち着くことになりました。ナルサスとシャガードは、同じ学舎で共に学び共にいたずらを仕掛けては怒られる仲でした。シャガードはアルスラーンへの協力を約束してくれましたが、アルスラーンの目標である奴隷解放に見切りをつけ、今では奴隷を使うことで多くの富を稼いでいたのでした。

シャガードは、ナルサスに一緒に商売をしようと持ちかけます。しかし、今のナルサスはアルスラーンに仕えることしか考えられません。人の下につくことが嫌いなナルサスが、アルスラーンには自ら進んで仕えようとする。それはシャガードにとって意外なことでした。

翌日、アルスラーンたちはギランの総督府を訪れました。ギランの総督は、かなりのお調子者でした。
港が栄え巨万の富を手にしながらも、豊富な資金を使って兵を集めようとはしませんでした。その理由として、総督は悪賢い海賊の存在をあげました。その話の最中に、ギランの港に入ろうとした船が海賊に襲われました。

しかし港からは、彼らを救うために船を出す者はいません。船長のグラーゼが海賊に苦戦する中、ダリューンにギーヴ、ファランギース、ジャスワントが応援に駆けつけました。彼らは次々と海賊たちを倒しました。そしてギーヴがダリューンの名前を出すと、その武名を恐れた海賊はたちまち退散したのでした。

というわけで、いよいよアルスラーンの兵力集めが始まりました。しかし、港湾都市として栄えるギランでは、奴隷は便利な道具としてこき使われていました。そしてシャガードをはじめとする商人たちは、自らがより利益を得るために奴隷を解放するつもりはありません。こんな中で、誰がアルスラーンの力になってくれるのでしょうか。
前半はヒルメスとマルヤムの内親王イリーナとの淡い恋、後半は単騎でペシャワール城塞から追われたアルスラーンのその後が描かれました。

聖堂騎士団に奪われた宝剣を奪還するために、ヒルメスはザンデと行動を共にしていました。その途中2人は、山賊に襲われている旅の一団を発見しました。助けるか見捨てるか迷うヒルメスでしたが、一団の中に盲目の少女がいるのを目にした時、ヒルメスは迷わず彼らを助けました。

かって重症を負ってパルスから逃げ延びたマルヤム王国で、ヒルメスはその少女と出会っていました。彼女はマルヤムの内親王イリーナでした。しかし盲目のイリーナは、王からも疎まれる存在でした。同じくパルスからの逃亡者として疎まれていたヒルメスは、偶然イリーナと出会いました。そして2人は、互いに惹かれ合う存在となったのでした。

しかし、ヒルメスには王位奪還という譲れない野望があります。マルヤムの王がルシタニアにヒルメスを売った時から、ヒルメスは銀の仮面を身につけました。ルシタニア兵を返り討ちにしたヒルメスは、イリーナへの思いを胸に秘め、彼女のためにも王位をアンドラゴラス三世から取り返すと誓いました。

これまで復讐への狂気しか感じられなかったヒルメスですが、イリーナとの淡い恋が描かれたことで一気に好感度が上がりました。せっかくイリーナと再会できたヒルメスですが、志を果たすこともできない今の状況では、共に再会を喜ぶことさえできません。ヒルメスとイリーナの恋は、本当に切ないですね。

後半では、アルスラーンが単騎でペシャワール城塞から追われてました。なんとアンドラゴラス三世は、これまでアルスラーンに力を貸してきたダリューンやナルサスさえ彼の側から引き離したのでした。しかし、ダリューンたちも黙ってアンドラゴラス三世に従うつもりはありませんでした。ダリューン、ナルサス、ファランギース、ギーヴ、エラム、アルフリード、ジャスワント、それに鷹のアズライールはアルスラーンと行動を共にすることを自らの意志で選びました。

彼らは南へと向かい、そこでアンドラゴラス三世から言い渡された5万以上の兵力を調達しようとしています。
アルスラーンが兵力を整えて再びアンドラゴラス三世の前に立った時、多くの兵士たちとパルスの民はどちらを自らの王と認めることになるでしょうか。

ということで、前半のヒルメスとイリーナのエピソードが微笑ましかっただけに、余計にアンドラゴラス三世の鬼畜さが際立っていましたね。(^^;
トゥラーン軍の攻撃を撃退したアルスラーンに、思わぬ運命が待っているお話でした。

ペシャワール城塞がトゥラーンの侵攻を受けていることを知ったアルスラーンは、エクバターナに向かう軍勢を引き返しました。そのおかげで、ペシャワール城塞は健在です。しかし、アルスラーン軍が合流してなお、トゥラーン軍は進撃をやめるつもりはありませんでした。トゥラーンの狙いは、パルスからの略奪にありました。国王も戦いに加わり、トゥラーンは再びペシャワール城塞を攻略しようとしています。

そこへ先の戦いでパルス軍の捕虜となっていたジムサが脱出してきました。ジムサはパルス軍の大軍の動きをつかんで帰ってきました。それを知ったトゥラーン国王は、アルスラーンを挑発して戦うように仕向けるのでした。ペシャワール城塞の門前に現れたトゥラーン国王は、戦とは無関係なパルスの民を情け容赦なく殺戮しました。それに怒ったアルスラーンは、自ら先陣を切ってトゥラーン軍との戦いに挑むのでした。

アルスラーンは一直線にトゥラーン国王のもとを目指します。そして、ついに両者が激突します。しかし、アルスラーンの剣の腕ではトゥラーン国王に歯が立たず、崖っぷちに追い詰められてしまいました。そんなアルスラーンを救ったのは、宝剣の探索から帰還したギーヴでした。ギーヴのおかげで、アルスラーンは体勢を立て直すことができました。ギーヴは本当にいいタイミングで現れましたが、アルスラーンがピンチになるまで待って登場した節もありますね。(^^;

その頃、トゥラーン軍のジムサに率いられた別動隊は、闇に紛れて移動するパルス軍に攻撃を仕掛けていました。ところが、それはパルス軍などではなく、なんと同じトゥラーン軍の軍勢だったのです。闇の中で激突した両者は、お互いに相手が敵だと誤解したまま殺し合っていたのでした。闇が晴れて全てが明らかになった時、ジムサはその光景に呆然とするのでした。

今回のトゥラーン軍の動きは、ナルサスに完全に見抜かれていました。民を殺されたアルスラーンが突撃するところまで、全てはナルサスの読みのうちだったのでした。アルスラーンたちに囲まれたトゥラーン国王は、それに怯んで撤退していきました。しかし、トゥラーンのイルテリシュはそれでは気が収まりません。無様に逃げ帰ったトゥラーン国王を、イルテリシュは自らの手で殺害しました。そしてイルテリシュが、新たな王となったのでした。

そして、ようやくトゥラーン軍の脅威が去りました。戦いを終えた後、アルスラーンは各武将たちをねぎらいました。そして一番功績があったのは、地味な後方攪乱を行ったトゥースにあるとしました。華々しく戦った者の影で、それを支えた者がいたことを見抜き、その者をきちんと評価する。アルスラーンが着実に王道を歩いていることを感じさせる、よいエピソードでした。(^^)

しかし、そんなアルスラーンに思わぬ不幸が訪れました。王都エクバターナで王弟ギスカールを人質にしたアンドラゴラス三世が、馬車を奪いペシャワール城塞へと現れたのです。アンドラゴラス三世は、アルスラーンから兵力を取り上げると、独自に5万の兵力を集めるまでは帰ってくるなと、事実上の追放を言い渡されてしまったのです。
ようやく体制が整ってきたところを、ペシャワール城塞を追われたアルスラーンは、これからどうなってしまうのでしょうか。この続きが楽しみです。
アルスラーン戦記、第2期のスタートです!

王都エクバターナを奪還するために出陣したアルスラーン軍でしたが、その留守を狙って北方の遊牧民族トゥラーンがペシャワール城塞に攻め込んでいました。トゥラーン軍の猛攻の前に、さすがのパルス軍も苦戦を強いられています。そこに駆けつけたのは、エクバターナへ向かったはずのアルスラーン軍でした。アルスラーンに率いられた軍勢と、ペシャワール城塞の軍勢に挟撃される形になったトゥラーン軍は一時退却していきました。

ペシャワール城塞の主力が王都へ向かえば、その後背を他の国々が狙うであろうことをナルサスは見抜いていました。そこで聖マヌエル城を落としながらも、アルスラーン軍はペシャワール城塞へと引き返したのでした。そのおかげで、ペシャワール城塞の陥落は免れました。

しかしナルサスには、ある懸念がありました。聖マヌエル城から撤退するパルス軍に、ルシタニア軍の追撃がかからなかったことを怪しんでいたのです。その頃、王都エクバターナでは思わぬ事態が進行していたのでした。

アルスラーン軍に敗れたヒルメスは、自らがパルスの正統な後継者である証を手に入れようとしました。パルス王朝の創始者である英雄王カイ・ホスローの遺品、宝剣ルクナバードを手に入れようと目論んだのでした。そしてアルスラーンたちと別行動をとっていたギーヴの狙いも、この宝剣でした。カイ・ホスローが埋葬された地を訪れたヒルメスは、英雄王と共に棺に収められた宝剣ルクナバードを手にしました。

しかし、そこにギーヴが現れます。こうしてギーヴは、ヒルメスと宝剣を巡って激しい戦いを繰り広げることになりました。ギーヴがヒルメスとザンデを出し抜いて、宝剣を手にしたかと思ったら、思わぬ勢力が彼らの前から宝剣を奪い取りました。それは大司教ボダンに仕える、聖堂騎士団でした。彼らはパルスの宝剣を手に入れて、何を企んでいるのでしょうか!?

そしてヒルメスの正体を知った王弟ギスカールは、事の真相を地下の牢獄に幽閉されていたアンドラゴラス三世に確かめようとします。ここで予想外の事態がギスカールを待っていました。なんとアンドラゴラス三世は、鎖につながれながらも再起の機会をうかがっていたのです!

自らの汗と食事として差し入れられるスープを鎖の同じ部分にこすりつけて、鎖の腐食を促していたのでした。
鎖を引きちぎったアンドラゴラス三世は、ギスカールに従ってきた兵士たちを,あっという間になぎ倒しました。そしてギスカールを捕虜にしてしまったのでした。

一方、ペシャワール城塞へと向かったアルスラーン軍と別れたエトワールの一行は、ようやくエクバターナへと到着していました。しかしそこでエトワールは、恐ろしいほどに荒廃したエクバターナの様子を目撃することになるのでした。
そして王宮では、ギスカールを人質にとったアンドラゴラス三世が、再び玉座に座っていました。

そんなアンドラゴラス三世と、囚われの身であったタハミーネは再会することになりました。アンドラゴラス三世の姿を見たタハミーネは、子供を返してとアンドラゴラス三世に迫るのでした。

というわけで、第2期のスタートです。開始早々、トゥラーン軍との侵攻はあるわ、宝剣ルクナバードを巡る争いはあるわ、アンドラゴラス三世の逆襲はあるわと、混沌としてきました。いい感じに原作の内容を忘れているので^^;、楽しく視聴することができそうです。
今頃ですが、ようやく「アルスラーン戦記」の25話を視聴しました。(^^;

聖マヌエル城の戦いは、アルスラーン軍の勝利に終わりました。しかし、戦いの行方が決まった時、城を任されていたバルカシオン伯は、自ら命を絶ちました。それを目撃したエトワールは、アルスラーンがバルカシオン伯を殺したと思い込んで激情しました。アルスラーンに刃を向けたエトワールでしたが、ファランギースの加勢もあって、囚われの身となったのでした。

城の城門を開ける活躍をしたものの、突入部隊の一員であったアルフリードは行方不明になっていました。ナルサスは、そんなアルフリードのことを心配していましたが、城の穀物庫をチェックしていたナルサスは、そこでアルフリードの無事を知ることになりました。

一時は大暴れしたエトワールでしたが、ルシタニア人の生き残りからバルカシオン伯の最期について聞かされて、アルスラーンの言っていることが嘘ではないことを知りました。しかし、エトワールは異教徒であるアルスラーンたちを受け入れることができずにいました。そんなエトワールの前に、アルスラーンが現れました。

信じる宗教は違っても、パルスとルシタニアはわかり合うことができるとアルスラーンは考えていました。そんなことはあり得ないとエトワールは一蹴しますが、アルスラーンはそうすることができるはずだと信じていたのでした。さらにアルスラーンは、今のパルスとルシタニアの戦いの原因となっているのは、宗教的な違いではなく、ルシタニアの権力者が宗教の名を借りて人々を戦いに向かわせたことにあると見抜いていました。

そして、今回の戦いで犠牲となったパルス、ルシタニア双方の死者が弔われることになりました。ルシタニアの死者の弔いを、アルスラーンはエトワールに依頼したのでした。信じる宗教は違っても、それぞれの国の人々が死者を悼む心に違いはありませんでした。そして失われた命がある一方で、新しく生まれてくる命もありました。ルシタニアの妊婦が、元気な男の子を出産したのです。

アルスラーン軍は、聖マヌエル城を焼き払って、再びエクバターナを目指して進軍を開始しました。城をそのままにしておくと、盗賊などに利用される恐れがあったからです。
アルスラーン軍の中には、傷ついたルシタニア兵の姿もありました。兵糧のことを考えると、ルシタニア人を解放してしまったほうが負担が減りますが、彼らをそのまま放置することはアルスラーンにはできなかったのでした。その中には、ルシタニアの傷ついた兵士たちを世話するエトワールの姿もありました。

その頃、エクバターナでは王弟ギスカールの前に銀仮面ヒルメスが現れていました。アルスラーン軍に大敗したヒルメスに、ギスカールは激怒します。しかし、そんなギスカールにヒルメスは自らの出生の秘密を明かしました。そしてギスカールとヒルメスの利害は一致していることに気づかせたのでした。ギスカールにはルシタニアの玉座を、ヒルメスにはパルスの玉座を。この2人の協力関係は、もう少し続くことになるようです。

というところで、最終回となりました。アルスラーンの戦いは、まだまだこれからですね。この続きもぜひ、第2期としてアニメ化して欲しいです!(^^)
そうそう。最後にギーヴの出番があったのがよかったです。ギーヴはアルスラーンの王としての証になるものを手に入れるために、別行動しているようです。彼が使命を果たして、再びアルスラーンの前に姿を現す日が楽しみです。
聖マヌエル城の戦いの決着。そしてアルスラーンは、宗教ゆえの狂気を目の当たりにするのでした。

エラムの後を追跡して、エトワールはアルスラーンの陣営へと斬り込みました。しかし、そこで思わぬ再会がエトワールを待っていました。そんなエトワールに、アルスラーンは自ら名乗ったのでした。今までアルスラーンと気づかなかったことで、エトワールは逆上しました。アルスラーンに斬りかかったエトワールでしたが、エラムが間に入ったことで目的を果たせませんでした。そして、この戦いでエラムも手傷を負ったのでした。

そしてエトワールは、部下と共にアルスラーンの前から消えました。そんなエトワールを、ナルサスはアルフリードに追跡させました。ここまで入り込んだルートを逆に利用して、次の戦いの切り札としたのでした。エトワールとの出会いで動揺したアルスラーンでしたが、戦いに決着をつけるために自ら戦場に立つ決意をしました。こうして、聖マヌエル城での最終決戦が始まったのでした。

多数の兵でアルスラーン軍は、聖マヌエル城を囲みます。その間に、抜け道を通ってアルフリードに率いられた部隊が城の中へと入り込みました。この思わぬ襲撃によって、固く閉ざされていた城の城門が開けられました。そこからアルスラーン軍が、城の中へと入り込んできます。まるで洪水のように、アルスラーン軍はルシタニア兵たちを押し流しました。

そしてアルスラーンたちは、聖マヌエル城を守るバルカシオン伯とヒルメスの前に現れました。アルスラーンはヒルメスと話し合おうとします。しかしヒルメスは、アルスラーンの言葉を聞き入れようとはしませんでした。それに対して、アルスラーンもまた自らの覚悟を示したのでした。そしてダリューンとヒルメスの壮絶な戦いが始まりました。あのダリューンを相手に、一歩も引かないヒルメスも凄いですね。

結局、戦いはダリューンとヒルメスの双方の痛み分けとなりました。傷ついたヒルメスは、魔導師たちによっていずこかえ消えました。さすがのダリューンもかなりの手傷を負っており、そんなヒルメスを追うことはできませんでした。

そして戦いの行方は、アルスラーン軍の勝利で終わろうとしていました。しかし、そんな中ルシタニアの女たちが塔の上から飛び降りて命を絶っていました。イアルダボート教を絶対の神と信じる彼女たちは、敵の手に落ちて生き延びるよりも死を選んだのでした。そしてアルスラーンの前で、バルカシオン伯も命を絶とうとします。それを止めようとしたアルスラーンでしたが、伯爵を助けることはできませんでした。

間の悪いことに、そこにエトワールが飛び込んできました。彼女の目から見たら、アルスラーンがバルカシオン伯の命を奪ったように見えました。アルスラーンに斬りかかったエトワールは、戦いの中で自らの素性を明かすことになりました。アルスラーンがずっと少年だと思っていたエトワールは、女の子だったのでした。

今回も前回と同じく、聖マヌエル城の戦いが描かれました。作画も前回と同じくがんばっていて、かなり見応えがありました。特に、ダリューンとヒルメスの戦いが凄かったですね。そしてアルスラーンは、エトワールの本当の姿を知りました。バルカシオン伯を殺したと思いこみ、アルスラーンに刃を向けるエトワール。この2人は、どこまでもすれ違うしかないのでしょうか。
聖マヌエル城にて、アルスラーン軍とヒルメス軍が激突しました。そしてエトワールは、ついにアルスラーンの正体を知るのでした。

ついに戦いが始まりました。聖マヌエル城に籠城する敵に対して、アルスラーン軍は攻城を仕掛けます。しかし、聖マヌエル城の城壁には、パルス軍の一員であったサームの姿がありました。城の守りにかけては定評のあるサームが、ルシタニア側で戦っていることで、アルスラーン軍には動揺が広がります。

戦いに先立ち、ヒルメスは全軍を前に異教徒を倒せと兵士たちを煽ります。ヒルメス自身は全くイアルダボート教を信じていないと思いますが、あえて兵士たちにそう言って士気を高めるあたりはさすがですね。

そして戦いは、アルスラーン軍がやや不利な状況で進みました。そんな中、しびれを切らしたザンデが、城門を開けてアルスラーン軍に襲いかかりました。これに対してアルスラーン軍は、待機していたダリューンに率いられた騎兵部隊が戦いに加わります。

ナルサスは正面からの戦いだけでなく、地下水路を利用して聖マヌエル城に入り込む作戦も実行していました。これを指揮するのは、双刀将軍として知られるキシュワードです。しかし、この作戦はサームに見抜かれていました。地下水道でキシュワードとサームは激しい戦いを繰り広げることになるのでした。2人の一騎打ちでは、キシュワードに分がありましたが、その戦いで疲れ切ったキシュワード部隊はかなり不利な状況です。

今回の戦いに、エトワールは自ら願い出て戦いに加わっていました。戦いの中、エトワールはエラムの姿を目にしました。それが彼女を思いがけない運命へと導くことになりました。さらに、ヒルメスの元から去ったクバードも、この戦いに参戦してきました。クバードはアルスラーン軍に加勢して戦うことを決めたのでした。

アルスラーン軍は、ザンデの猛攻の前に押されていました。そして進路を確保したザンデは、一直線にアルスラーンの幕営を目指します。しかし、これはナルサスの仕掛けた罠でした。そこにアルスラーンの姿はなく、周囲をアルスラーン軍に取り囲まれていました。その攻撃を受けて、ザンデの部隊は壊滅的な打撃を受けたのでした。

逃げ延びたザンデの前に、ダリューンが現れました。ザンデにとっては、ダリューンは父であるカーラーンを殺した憎い敵です。しかしダリューンは、刃こそ交えたものの、武将としてのカーラーンを尊敬していたのでした。そんな両者が、激しく激突しました。その結果は、ダリューンの勝利でした。ザンデは深手を負ったようですが、ヒルメス配下の魔導師の手で救われたようです。

そんな中、アルスラーンの陣営に切り込んできた者がいました。それはエトワールでした。エラムの姿を見つけたエトワールは、その後を追ってアルスラーンのところまでたどり着いたのでした。しかし、エトワールの前にいるのは、かって見知った情けない男の子です。そんなエトワールに、アルスラーンは自らがアルスラーンだと名乗ったのでした。それを聞いたエトワールは、完全に混乱してしまったのでした。

というわけで、両軍の激しい戦いが描かれました。戦の場面、かなり作画に力が入っていて驚きました。そのおかげで、かなり見応えがありました。今のところ戦いは、アルスラーン軍がヒルメス軍を切り崩して、なんとか互角の戦いに持ち込んだ感じですね。
そんな中、アルスラーンとエトワールの突然の戦場での出会いは、2人の運命をどう変えることになるのでしょうか!?
王都を目指すアルスラーン軍。それを迎え撃つのは、ヒルメスに率いられた10万の軍勢です!

王都エクバターナを目指して、アルスラーン軍は西へ西へと進んでいます。エクバターナの王弟ギスカールは、その軍勢は6万と言われていると報告を受けました。しかし、彼の部下たちは実際はもっと少ない数の軍勢だと決めつけています。
それに対してギスカールは、10万の軍勢をそろえるように命じます。それを聞いた部下たちは、大きく動揺するのでした。

そこにボダン軍を撃破したヒルメスが現れました。ヒルメスは、ギスカールの言うことが正しいと支持しました。アルスラーン軍には軍師ナルサスがおり、当然事前の情報操作が行われていると読んだのです。そしてヒルメスは、自らの率いる3万の軍にルシタニアの7万の兵を預けて欲しいとギスカールに訴えました。その軍勢で、アルスラーン軍を討ち取ってみせるというのです。

ギスカールは、ヒルメスに兵を与えることには同意しました。しかし、あくまでもそれは貸したのであって、預けたわけではないと念を押すのでした。ギスカールは、どこまでもヒルメスを信用しているわけではありません。利用できる間は利用するというだけの話です。

そんなギスカールの言葉にいらだったヒルメスは、地下牢に囚われているアンドラゴラス三世の前へと現れました。そんなヒルメスを、アンドラゴラスはあざ笑いました。パルス王家には、ヒルメスさえも知らない呪われた血が流れているようです。ここでアンドラゴラスが口にした予言とは、いったい何なのでしょうか!?

その頃、エクバターナにはエラムとアルフリードが敵情を探るために入り込んでいました。ルシタニア兵に見とがめられた2人でしたが、アルフリードの機転で駆け落ちしたカップルのふりをしてやり過ごすことができました。(^^; この2人、ナルサスをはさんで対立していますが、同じ人が好きという点で好みも一致していますし^^;、いつ恋人同士になってもおかしくない可愛さがありますね。

そして2人は、ヒルメス軍の中にはかってアンドラゴラス三世の部下であったサームがいること、さらにヒルメスたちと共に戦うルシタニア兵の中にパルス人の下で戦うことに不満があることを知るのでした。このあたりに、アルスラーン軍がつけいる隙がありそうですね。

王都に向けて進軍中のアルスラーン軍ですが、アルスラーンは暇を見てはダリューンに剣の稽古をしてもらっています。
その稽古を見ていた兵たちにアルスラーンは、彼らを指導してやって欲しいとダリューンに頼むのでした。アルスラーン軍もそれなりの大軍のようですが(ギスカールの聞いた6万以上、10万未満のようです)、中には奴隷から解放されたばかりの者も含まれており、これまで戦った経験がない者も数多くいるようです。・・・ヒルメス軍もルシタニア兵の潜在的な不満を抱えていますが、アルスラーン軍もとりあえず数は集めたけれど戦は知らない初心者も多くて不安になりますね。(^^;

そして2つの軍のぶつかり合うのは、聖マヌエル城になりそうです。そしてそこには、アルスラーンと不思議な縁でつながっているエトワールの姿がありました。到着したヒルメス軍をみて、エトワールはパルス人を城内に入れたことで上官に不満を訴えます。しかし、その訴えはこれもイアルダボート教の試練だと、軽くいなされてしまいました。

いよいよ対決するアルスラーンとヒルメス。この戦いに勝つのは、どちらなのでしょうか!?

今回は、エラムとアルフリードのやりとりが印象的でした。そして出番はありませんでしたが、ファランギースがギーヴのことを語っていました。この場にギーヴはいないけれど、その魂は共にあるという言葉がよかったです。
そうそう。進軍中というのに、ナルサスは暇を見ては絵を描いているんですね。(^^; 単なる静物画を見てアルスラーンの驚きようが凄いですね。もしかして、アルスラーン軍の最強の兵器は、ナルサスの絵なのかも。(笑)
ギーヴが軍から追放されるお話でした。(;_;)

いよいよ出陣の時を迎えたアルスラーン軍。しかし、内部にはまだ問題を抱えていました。これまでアルスラーンを助けてくれた者たちと、後からはせ参じた名門貴族との間の対立が解消されていなかったのです。彼らの憎しみは、異国人であるジャスワントや武人ではないギーヴに向かいました。

そして、ついに決定的な対立が起きました。ギーヴとイスファーンの間で、激しい対立が始まったのです。イスファーンは、かってギーヴが射殺した万騎長シャプールの異母弟でした。ギーヴは、シャプールに情けをかけて殺したのに、イスファーンはそれを理解しようとはしません。2人のケンカには、アルスラーンが仲裁に入ることになりました。そしてギーヴは、軍から追われることになったのでした。(;_;)

もちろんそれは、ナルサスの企みでした。ギーヴを追放することで、後からアルスラーンの元へと駆けつけた者たちの不満を解消するためと、何やらギーヴには単独で重要任務が託されているようです。

そして翌日、アルスラーン軍は王都エクバターナ奪還を目指して動き始めました。アルスラーンたちが軍備を整える間、ルシタニア軍も何もしていなかったわけではありません。ペシャワールからの進軍に備えて、防衛ラインが作られていたのでした。ナルサスの作戦では、そこを最小限のリスクで突破する予定でした。

しかし、功を焦ったイスファーンたちが暴走しました。彼らはルシタニアの張り巡らせた罠に落ちて、本隊から切り離されてしまったのでした。それを知ったアルスラーンは、すぐさま彼らの救援に向かうように指示しました。目先の利益だけを考えれば、イスファーンたちを見捨てて先に進んだ方がいいかもしれません。しかし、これから国を動かしていくには、多くの人材が必要になります。

アルスラーンの命を受けて、エラムとアルフリードがイスファーンたちの捜索に向かいます。しかし、複雑な地形に邪魔されて、イスファーンたちを発見することができません。そんな時、彼らを導くかのように楽の音が聞こえました。それはギーヴが奏でる竪琴の音だったのでした。そのおかげでアルスラーンたちは、ルシタニア軍に殲滅されそうになっていたイスファーンたちを救うことができたのでした。

アルスラーンが自分たちを見捨てずに助けたことで、あらためてイスファーンたちはアルスラーンに忠誠を誓いました。
人数が増えたことで、いろいろと問題を抱えていたアルスラーン軍ですが、これでようやく1つにまとまりそうですね。

そうそう。ヒルメスの元を去ったクバードには、刺客が差し向けられていました。この先ヒルメスに敵対することを警戒しての行動でしたが、このあたりがヒルメスはアルスラーンに比べて器が小さいですね。
そして王都に集結する軍の中に、ヒルメス軍の姿はありませんでした。王弟ギスカールは、そんなヒルメスの動きさえも予定済みだったようです。

今回は、自ら憎まれ役を買ってでたギーヴの行動がよかったです。
大好きなファランギースの側にもいられなくなって、ギーヴが可哀想でした。でも、そんな役目を引き受けてくれるほど、ギーヴはアルスラーンに期待しているんでしょうね。そして、そんなギーヴの期待に応えるかのように、アルスラーンはますます王として成長しています。
アルスラーンが覚悟を決めるお話でした。

アルスラーンの出した檄文によって、多くの将兵がペシャワール城塞へと集まって来ました。ルシタニアと戦う戦力は多い方がありがたいですが、急に多くの将兵が集まったことで問題も発生していました。これまでアルスラーンに仕えてきたダリューンたちと、後から駆けつけた将兵の間に溝があったのです。それはシンドゥラ人であるジャスワントに、まず向けられました。キシュワードが間に入ったことで、その場は収まりましたが、今後の不安材料ですね。

これまでアルスラーンの側近の中では、ナルサスが宰相的な役目を果たしてきました。しかし、ナルサスは自らその立場から降りることにしました。代わりにルーシャンがその役目につくことになりました。ナルサスにとっては、当面は軍を指揮する立場にいられれば問題はないと判断したようです。

戦いが迫る中、アルスラーンは重大な決断を迫られていました。パルス王家の血統からいえば、アルスラーンよりもヒルメスが王位に就くべきなのかもしれません。しかしヒルメスは、王位を奪還するためとはいえ、パルスの民を傷つけています。そんなヒルメスに王位を譲らず、あくまでも自らが王位に就くことをアルスラーンは求められていました。しかし、まだ14歳のアルスラーンには重すぎる問題でした。

その頃、ザーブル城に立てこもった聖堂騎士団を、ヒルメスは武力で制圧していました。指導者であるボダンは、逃亡してしまいました。残された騎士たちは、最後までイアルダボート教を信じて命を投げ捨てたのでした。それをヒルメスは、冷酷に斬り殺したのでした。

一方、ルシタニア軍はパルス軍の動きを黙ってみていたわけではありませんでした。偵察の兵士が、ペシャワール城へと派遣されたのでした。その任務を自ら志願したのは、かってアルスラーンと出会ったルシタニアの騎士エトワールだったのでした。エトワールは、女の姿に戻ってペシャワール城へと入り込みました。まだ戦に勝ったわけでもないのに、浮かれて騒ぐパルス兵にエトワールは呆れるのでした。

そんなエトワールに目をつけた騎士を、エトワールは投げ飛ばして気絶させてしまいました。敵中で無謀な行動をしてしまったエトワールを救ったのは、アルスラーンでした。エトワールはアルスラーンがパルスの王子とは知らないまま、そしてアルスラーンもエトワールがかっての奴隷少年だとは知らないまま再会したのでした。

アルスラーンは、エトワールが奴隷少年だとは気づきませんでしたが、2人の出会いはアルスラーンにより大きな視野を与えていました。それまでパルスのことしか知らなかったアルスラーンは、パルスの外に広がる世界と異なる考え方があることを知ったのでした。あの時の出会いはほんのわずかでしたが、そこからこれだけのことをくみ取ったアルスラーンの聡明さが凄いですね。

そして迷いの中にいたアルスラーンを、エトワールの言葉が救いました。民を思い、平和な国を築き上げようとする志を持った者に、その出自は関係ないと気づかせたのです。エトワールのおかげで、アルスラーンは力強く前に向かって進む覚悟を決めることができました。今回の出会いもわずかでしたが、2人がお互いの正体に気がつくのは、いつになるんでしょうね。

今回は、いきなりペシャワール城に多くの兵力が集まりました。大勢の人間が集まれば、それを維持するだけの水や食料などが必要になります。本格的に戦いが始まるまでは、それぞれに準備を進めさせて、戦いの前に集結するという方法もあったような気がしますが、戦いの前に将兵の不満や思惑を見抜こうとするナルサスの深慮遠謀だったのかもしれませんね。(^^;
今回は、ヒルメスとボダンの戦いが描かれました。

シンドゥラでの戦いを終えて、アルスラーンたちはペシャワール城塞へと帰還しました。その頃、王都エクバターナでは動きがありました。聖堂騎士団と共にザーブル城に立てこもったボダンを、ヒルメスに討伐させようと王弟ギスカールが考えたのです。ボダンは聖職者としての権威を誇示して、ルシタニア国王に要求を突きつけてきたのです。1つは捕虜となっているアンドラゴラス三世とタハミーネを処刑すること。そして、国王に異教徒の女に心を奪われた罪を悔い改めて、さらなるイアルダボート教への忠誠を要求していたのでした。

ヒルメスが腹に一物あることに気づいているギスカールは、この機会にヒルメスをボダンにぶつけて、両者を共倒れにすることを画策しました。この不利な提案を、ヒルメスに忠誠を誓ったサームは受けるように進言しました。その理由は、この戦いを理由にパルス軍の兵士を集めたり、武器を調達する口実が得られるからです。さらにサームは、ボダンのいるザーブル城の弱点も知っていたのでした。

用意を調えたヒルメスは、パルス人のみで構成された軍を率いてザーブル城へと向かいました。その途中で、サームは山賊を倒した男がいることを知りました。サームがその男の元へと赴くと、それはかっての戦友クバードだったのでした。
サームはクバードを味方に引き込もうとします。そしてボダンとの戦いに、クバードも仲間として加えたのでした。

ザーブル城に到着したヒルメス軍は、城の前でイアルダボート教の神旗を燃やしました。それに激昂したボダンは、あえて兵を出して戦いを挑んできたのでした。しかし、恐れを知らないルシタニアの聖堂騎士団も、ヒルメスにサーム、ザンデ、そしてクバードの敵ではありませんでした。こうしてヒルメス軍に大敗したボダン軍は、ザーブル城へと引きこもったのでした。

戦いを終えたクバードを、ヒルメスはねぎらいました。しかし、そんなヒルメスにクバードはヒルメスの戦いの目的は何かと問いかけました。これに対して、ヒルメスはパルスに平和と安寧をもたらし、アンドラゴラス三世とアルスラーンの首を城門にさらす答えました。しかし、その答えはクバードを満足させませんでした。クバードは王位争いで、国内に血が流れることを望んでいませんでした。こうしてクバードは、ヒルメスの前から去ることになったのでした。

一方、ペシャワール城塞のアルスラーンも、次の戦いに向けて動き始めていました。そのために2つの文書が用意されました。1つは、ルシタニアから王都を奪還するための兵を集める檄文でした。もう1つは、パルス国内の奴隷を全て解放するというものでした。この功績によって、アルスラーンはのちに解放王と呼ばれることになるようです。

とはいえ、それはまだまだ未来の話です。今のところアルスラーンは、まだ未熟な少年にすぎません。そんな彼が、どのように成長してゆくのか楽しみです。
ラジェンドラが手のひらを返すお話でした。

ガーデーヴィが捕らえられて、ラジェンドラがシンドゥラの次期国王となりました。再び病床についたカリカーラ二世は、ラジェンドラにガーデーヴィを許してやって欲しいと頼みました。ラジェンドラは、それを聞き入れました。それを聞いて満足したカリカーラ二世は、そのまま息を引き取ったのでした。

そんな中、囚われていたジャスワントはアルスラーンの口利きもあって、牢獄から解放されました。ジャスワントと会ったアルスラーンは、自らの生い立ちをジャスワントに語りました。そして、ジャスワントに自分の臣下になってくれないかと頼んだのでした。これに対して、ジャスワントは即答しませんでした。

そして、カリカーラ二世の葬儀が盛大に行われました。国中から多くの人々が国王の死を嘆いて集まってきました。カリカーラ二世は、多くの民から慕われていたのでした。葬儀が終わったとたん、ラジェンドラは盛大な宴会を催しました。その宴会には、ガーデーヴィの姿もありました。シンドゥラでは王族を殺す時に、最後のもてなしをする習慣があるようです。ガーデーヴィは、ラジェンドラに殺されるのではないかと怯えていました。

そしてガーデーヴィは、情けなくもラジェンドラの足下にすがりついて命乞いをするのでした。しかし、その場にアルスラーンの姿が現れた時、ガーデーヴィの目の色が変わりました。アルスラーンがやって来たたために、ガーデーヴィは全てを失うことになってしまったからです。ガーデーヴィはアルスラーンに襲いかかりましたが、アズライールがガーデーヴィに襲いかかり、ガーデーヴィは取り押さえられました。そしてその場で、ガーデーヴィは処刑されたのでした。

ラジェンドラに力を貸すという約束を終えたアルスラーンたちは、帰国することにしました。そんなアルスラーンの前に、ラジェンドラが現れました。例によって調子よく話しかけたラジェンドラは、アルスラーンとの約束に従って兵を貸すと言います。アルスラーンは500騎の兵力をお願いしますが、ラジェンドラは3,000騎の兵力を貸すと大盤振る舞いです。

ラジェンドラの真意は、パルス軍の中に入ったシンドゥラ軍を蜂起させて、内と外からパルス軍を攻撃することにあったのでした。こうしてパルス軍は、大勢のシンドゥラ軍と共にパルスを目指します。その夜、誰もが寝静まったところにシンドゥラ軍が行動を起こしました。陣営に火の手が上がったのをみたラジェンドラは、全軍を突撃させました。しかし、そこには兵士の姿がありません。今回のラジェンドラの作戦は、完全にナルサスに見抜かれていたのでした。

再びアルスラーンの捕虜となったラジェンドラを、アルスラーンは許すと言いました。その代わりに、ラジェンドラをパルスまで連れて行くというのです。その上、近隣諸国にラジェンドラがパルスにいることを伝えるとナルサスが言い出しました。ラジェンドラが王位に就いたばかりで、内政が固まっていないシンドゥラが今近隣から攻撃を受けたら、国がなくなってしまいます。そんなラジェンドラに、ナルサスは3年間はパルスを攻撃しないという誓約書を書かせたのでした。3年と期間を限定したのは、気の変わりやすいラジェンドラの性格を見越してのことでした。

今回のシンドゥラの奇襲は、事前にジャスワントによってアルスラーンに知らされていました。そして、これまでに3度アルスラーンに命を救われたジャスワントは、アルスラーンに忠誠を誓いました。
このパルス軍のシンドゥラ遠征のエピソードは、三国志の南蛮遠征を思わせるお話でしたね。戦いに象が登場したり、孔明に囚われた孟獲が何度も許されように、ジャスワントが何度も救われたり。

物語の方は、次回からようやくパルスに戻るようです。アルスラーンたちが不在の間に、パルスがどうなっていたのかが気になります。
シンドゥラの次期国王を決めるために、神前決闘が行われるお話でした。

カリカーラ二世の判断で、シンドゥラの次期国王の座を賭けて、神前決闘が行われることになりました。その勝者となった方が、次のシンドゥラの国王となるのです。この戦いには、代理人の出場も許されていました。お調子者のラジェンドラは^^;、ダリューンに自分の代わりに戦ってくれと頼みに来るのでした。

もちろん、これをダリューンが簡単に引き受けるはずがありません。この戦いはシンドゥラの問題であり、本来であればパルス人には無関係だからです。それでも諦めないラジェンドラは、アルスラーンに頭を下げてお願いしました。人の良いアルスラーンはこれを断り切れず、ダリューンがラジェンドラの代理人となったのでした。

一方、それを知ったガーデーヴィは、罪人として捕らわれていたバハードゥルを代理人としました。このバハードゥルには痛覚がなく、野獣のように戦いを求める怪物だったのでした。そして、いよいよ神前決闘が始まりました。バハードゥルの姿を見たアルスラーンは、とんでもない戦いにダリューンを赴かせてしまったことを悔いるのでした。

痛みを感じないバハードゥルに、さすがのダリューンも苦戦することになりました。決闘の行われている場所は、炎に取り囲まれていて、逃げ場がありません。バハードゥルの攻撃の前に、ダリューンは剣を折られてしまうのでした。その後は、ダリューンは防戦一方の戦いとなってしまいました。アルスラーンはただ、ダリューンの名を絶叫することしかできません。

そしてついに、決着の時が来ました。追い込まれていたかに見えたダリューンでしたが、それは全て計算されたものでした。マントについた炎を利用して、バハードゥルの動きを止めると、背中に隠し持っていた短剣でバハードゥルののどをつきました。この攻撃の前に、怪物バハードゥルもついに倒されたのでした!!!

こうして神前決闘の結果、次期国王はラジェンドラに決まりました。しかし、ガーデーヴィはこれを認めようとはしません。あくまでも王位に固執して、国王やラジェンドラに剣を向けたのでした。決闘の会場は、たちまちガーデーヴィ派とラジェンドラ派の戦いの場となってしまいました。

アルスラーンたちもその巻き添えになりそうになりましたが、アルスラーンに命を救われたジャスワントに助けられました。混乱の中にあっても、ジャスワントは他国の王子に対する礼節を忘れていませんでした。この場でもしアルスラーンに何かあれば、それはシンドゥラの恥となると考えたのでした。

あくまでも戦いを続けようとするガーデーヴィを、宰相のマヘーンドラは止めようとします。しかし、ガーデーヴィに裏切り者だとののしられて、斬り殺されてしまったのでした。ガーデーヴィが宰相を斬り殺したことで、兵士たちに動揺が広がります。それに追い打ちをかけるかのように、ダリューンの声が響き渡りました。それは神前決闘の意義を問い、もしも不服がある者がいるならば自分と戦えという激しいものでした。

そんなダリューンの言葉に、ついに兵士たちは武器を捨てました。こうして両派閥の戦いは終わりました。最後まで抵抗したガーデーヴィは、兵士たちの手で捕らわれました。シンドゥラの王位継承をめぐる問題は、こうして決着したのでした。

そんな中、アルスラーンを助けたジャスワントは自らの主人であるマヘーンドラが斬り殺されたことを知りました。
死に際にマヘーンドラは、つくべき主君を間違えたと言い残しました。敬愛する主君の死に、ジャスワントは泣き叫ぶのでした。(;_;)

ようやくシンドゥラの次期国王が決まりました。とはいえ、ラジェンドラはかなりのお調子者なので、簡単に手のひらを返しそうなので信用できませんが・・・。
アルスラーンとラジェンドラの連合軍に対して、王都にいたガーデーヴィはその倍以上の兵を集めて出陣しました。

グジャラート城塞を占拠したパルス軍は、次の戦いに備えています。そしてアルスラーンのところへ、偵察に出ていたエラムからの報告が入りました。なんとガーデーヴィ軍は、15万の大軍でした。これはアルスラーンとラジェンドラの倍以上の兵力です。戦況としては、別行動をしているラジェンドラ軍とパルス軍がガーデーヴィ軍を挟み撃ちにした格好ですが、戦力が違いすぎて逆に戦力を分断された結果になっています。

その上、ガーデーヴィ軍には勇猛な戦象部隊がありました。その圧倒的な破壊力は、アンドラゴラス三世すら正面切っての戦いは避けていたほどです。しかし、ガーデーヴィ軍にも不安材料がありました。酷薄な性格のガーデーヴィは、今ひとつ兵士からの信頼を得られていませんでした。それはアルスラーンに許されて、ガーデーヴィの元へとたどり着いたジャスワントにも容赦なく発揮されました。

ガーデーヴィは、グジャラート城塞を奪われた責任をジャスワントに押しつけたのでした。そればかりか、自ら剣をとってジャスワントの首をはねようとしました。マヘーンドラの必死の嘆願で、なんとか生きながらえたジャスワントですが、このような王様に仕えるのでは命がいくつあっても足りませんね。

そしてラジェンドラ軍とガーデーヴィ軍がついに激突しました。川をうまく利用した戦いぶりで、前半戦はラジェンドラが優位に戦いを勧めました。しかし、ガーデーヴィが戦象部隊を投入すると、一気に形勢が悪くなりました。戦象部隊の猛攻の前に、ラジェンドラ軍の騎兵部隊は潰されてしまいました。頼みのパルス軍は、ガーデーヴィが別動隊をグジャラート城塞に派遣したことで、そこに釘付けにされています。十分な兵力のあるガーデーヴィ軍ならではの戦いぶりです。

ラジェンドラ軍が苦戦する中、突如としてパルス軍が救援に駆けつけました。なんとパルス軍は、グジャラート城塞にはいなかったのです。城塞にいたのは、わずかの兵と兵士にみせかけた人形だけだったのでした。それにガーデーヴィ軍が気づく前に、パルス軍はラジェンドラの元へと駆けつけたのでした。

ガーデーヴィは、パルス軍にも戦象部隊を向けて、これを撃破しようとします。しかし、パルス軍はこちらに対しても策がありました。ダリューンに率いられた騎兵隊が、戦象部隊をおびき寄せて、そこに隠れて待機していた巨大な弩弓部隊が攻撃を放ちました。普通の弓では貫くことができない象の皮膚も、この巨大な弩弓の前では無力でした。さらにナルサスは、矢の先端に毒まで塗る用意周到ぶりです。

戦象部隊が倒れたところに、ダリューンがガーデーヴィへと突撃しました。ガーデーヴィも槍では腕に覚えがあったようですが、ダリューンの敵ではありませんでした。あと少しでガーデーヴィの命を奪えるところまでいきましたが、駆けつけたジャスワントにガーデーヴィは救われたのでした。もっとも、ファランギースの弓ならジャスワントとガーデーヴィを射殺すことも可能だったようですが、アルスラーンに頼まれてファランギースは2人を見逃したのでした。

王都に帰ったガーデーヴィは、ジャスワントに礼を言うどころか、彼を足蹴にして侮辱しました。お調子者のラジェンドラも困った人ですが、ガーデーヴィと比べたらまだかわいげがありますね。そんな中、昏睡状態だった国王カリカーラ二世が目を覚ましました。それを知ったガーデーヴィは、この機会に正式に自分を次期国王とするように頼みます。しかし、カリカーラ二世は2人の争いにあきれ果てていました。そしてカリカーラ二世は、神前決闘で勝った方を勝者とすることに決めました。

神前決闘とは、2つの対立勢力から代表を1人ずつ出して、その勝ち残った方を勝者とする決闘です。ラジェンドラとガーデーヴィが直接対決で勝敗を決めるのかと思いきや、この決闘には代理人を立てることも許されていました。ラジェンドラはいつもの調子で、ダリューンに代理人になって欲しいと頼み込んできました。本当に調子のいい人だなあ。(^^;

次回は、ラジェンドラの代わりに神前決闘に挑むダリューンと、ガーデーヴィの代理人との戦いになるようです。
自分たちの王位がかかっているんだから、せめてここくらい本人同士で戦えばいいのに・・・。(^^;
アルスラーンは、ラジェンドラと共にシンドゥラへと進軍していました。

ラジェンドラ軍の中には、ガーデーヴィ派の宰相マヘーンドラの命を受けたジャスワントが潜り込んでいました。そんな中、ラジェンドラからアルスラーンに申し入れがありました。ここで軍を二手に分けて、アルスラーンとラジェンドラは別々の方向から進軍しようというのです。アルスラーンの配下たちは、そんなラジェンドラの狙いを見抜いていました。

ラジェンドラは、パルス軍を囮として利用しようとしていたのでした。それを承知の上で、ナルサスはこの申し入れを受けるようにアルスラーンに進言しました。ラジェンドラのような危なっかしい相手と共に進軍を続ける方が、かえって害になると判断したのです。しかし、案内役を用意させるよう進言するなど、ナルサスに抜かりはありません。

こうして案内役としてやって来たのが、ジャスワントでした。彼は毒蛇の手からアルスラーンを守りました。しかし、ジャスワントの監視にはギーヴがあたります。そしてパルス軍は、グジャラート城塞までやって来ました。戦いの前に、アルスラーンはギーヴとジャスワントを使者としてグジャラートに送りました。

ギーヴは、パルス軍の進軍を黙認して欲しいと頼みました。その見返りとして、ラジェンドラが王位に就いたときの恩賞を仄めかします。しかし、その夜密かに城司のゴーヴィンの元を訪れたジャスワントは、自分の正体を彼らに明かして、パルス軍を攻撃する策を授けました。ジャスワントの狙いは、軍の最後尾にいる糧食部隊でした。いかにパルス軍精強でも、食料なしで戦うことはできません。

夜間に密かにグジャラート城塞を通り抜けようとするパルス軍を、ゴーヴィンは待ち伏せました。ジャスワントからの合図で攻撃を開始する手はずでしたが、それはギーヴによって阻止されました。合図がないことにしびれを切らしたゴーヴィンは、自らの判断で突撃を開始しました。しかし、彼らを待っていたのは、糧食部隊に偽装したパルス兵だったのでした。

ゴーヴィンは、ダリューンに討たれて、シンドゥラ軍は敗走しました。そしてジャスワントは、ギーヴの手で捕らわれたのでした。捕らえられたジャスワントに、アルスラーンはなぜこのようなことをしたのか尋ねました。その答えは、ジャスワントが宰相マヘーンドラに深い恩義を感じていたからでした。誰が両親ともしれぬジャスワントを、マヘーンドラはこれまで育ててくれたのです。

それを知ったアルスラーンは、自らの境遇とジャスワントを重ねました。バフマンの遺言から考えると、アルスラーンは王家の血を引く人間ではなさそうです。そしてアルスラーンは、ジャスワントを殺さずに解き放ったのでした。それはアルスラーンの甘さかもしれませんが、自らの信義に従って戦ったジャスワントへの敬意が感じられて、アルスラーンの王としての度量の広さが感じられました。そして、そんなアルスラーンだからこそ、ダリューンをはじめとした多くの仲間たちがついてきてくれるのでしょうね。(^^)

こうしてパルス軍は、わずかの間にグジャラート城塞を陥落させました。王都にいるガーデーヴィは、そんなパルス軍に脅威を感じました。しかしシンドゥラには、アンドラゴラス三世すら苦戦したという戦象部隊がいます。さらに兵力では、シンドゥラが勝っています。この状況をどうひっくり返すのか。これからのアルスラーンたちの戦いが気になります。

物語本編が順調に進む中、ナルサスを挟んでいがみ合うエラムとアルフリードが可愛すぎます。(^^;
シンドゥラのお調子者王子・ラジェンドラの登場です。(^^;

パルスの混乱に乗じて、シンドゥラの第2王子・ラジェンドラがパルスに兵を向けました。これに対応するために、アルスラーンたちはペシャワール城塞から出陣することになったのでした。とはいえ、今回はアルスラーンはペシャワールでお留守番です。ダリューンやナルサスだけを働かせて、自分にできることがないことをアルスラーンは申し訳なく思ってしまうのでした。それは王としては優しすぎる考え方かもしれませんが、そんな優しさを持った者が王になった時のことを考えると将来が楽しみでもあります。

パルスに出陣してきたものの、ラジェンドラは第1王子であるガーデーヴィと王位を巡って争っていたのでした。パルス攻略という実績をあげて、ガーデーヴィとの実力の違いを明らかにする心づもりのようです。とはいえ、今回の出兵はナルサスに言わせれば3つの失策を犯していたのでした。

第1は、出兵の時期。南国のシンドゥラ兵にとって、冬の寒さの中を進軍したのでは本来の力を発揮できません。
そして第2は、彼らがパルスの地理に不案内だということです。それに対して、ナルサスたちはパルス国内のことなら知り抜いています。第3は、ラジェンドラが王位継承争いという火種を抱えていることです。それは兵士たちの心に、たやすく不安の炎を広げることになりました。

5万のシンドゥラ軍に対して、ナルサスは1万の兵で応戦します。少数の兵力で多数の兵力と戦うのは邪道ですが、今回は先ほどあげた3つの失策をラジェンドラが犯しているので、それで十分な勝機があるとナルサスは読んでいたのでした。そして、そんなナルサスの目論見は、ことごとく的中したのでした。

まずは、強行軍で疲れ切っているシンドゥラ軍にキシュワードが攻撃をかけます。さらに側面から、ダリューンに率いられた兵が襲いかかります。しかし、シンドゥラ軍の士気は高く、これだけでは軍を崩すことができません。そんな時、シンドゥラ軍は背後から攻撃を受けました。そこには、ラジェンドラと対立しているガーデーヴィの旗がありました。もちろんそれは、パルス軍の変装ですが、王位争いのことを知っている兵士たちの心を揺さぶるには十分でした。

こうしてシンドゥラ軍は、崩れました。その逃れる方角は、シンドゥラ軍の中に紛れ込んだエラムとアルフリードによって誘導されていました。そうしてシンドゥラ軍は、氷の張った湖に追い込まれたのでした。ラジェンドラがそれに気づいた時、氷が割れて兵たちの一部が湖へと落ちました。ラジェンドラは何とか難を逃れましたが、そこにはダリューンとナルサスが待っていました。

意外な剛勇ぶりを発揮して、ダリューンとナルサスを振り切ったかに見えたラジェンドラでしたが、待ち構えていたアルフリードの手に落ち、囚われの身となったのでした。こうしてラジェンドラは、ペシャワール城塞でアルスラーンと対面することになったのでした。

捕らえたラジェンドラを、アルスラーンは客人としてもてなしました。そしてアルスラーンは、ラジェンドラに同盟を申し込みました。アルスラーンたちがラジェンドラが王位に就くことを援助するというのです。その見返りに、アルスラーンに力を貸せというのです。この提案は、ラジェンドラには不本意なものでしたが、既にナルサスの手でラジェンドラがアルスラーンと手を結んだこと。そしてシンドゥラの王都に向かって攻め込もうとしているという情報が流されていたのでした。

というわけで、アルスラーンたちはエクバターナ奪還の前に、シンドゥラに進軍することになりました。とはいえ、これを知ったガーデーヴィは、ラジェンドラと対決する構えです。既にガーデーヴィの配下が、ラジェンドラ軍の中に紛れ込んでいたのでした。この戦いの行方は、どうなるのでしょうか!?

今回は、ラジェンドラが登場したことで、にぎやかなお話になりました。ラジェンドラは、ファランギースを酔いつぶそうとして、見事に失敗しました。(^^; どれだけ飲んでも顔色1つ変えないファランギース、恐るべしですね。(笑)
ここまでの物語を振り返る、総集編でした。

アトロパテネの会戦で、カーラーンの裏切りによるパルス軍の敗北。ダリューンに救われたアルスラーンが、ナルサスの元へと落ち延びて、宮廷画家としてナルサスを迎えるという約束でナルサスを味方につける。ダリューンとナルサスによる、王都エクバターナの偵察と銀仮面ヒルメスとの出会い。そして明かされる、オスロエス五世の息子というヒルメスの立場。

王都奪還のための戦力を求めて、東の城塞ペシャワールへと向かうアルスラーンたち。その途中でナルサスは、押しかけ女房のアルフリードと出会います。そして、ようやく到着したペシャワールでのバフマンの迷い。アルスラーンの出生には、何か秘密が隠されているようです。

そしてアルスラーンを守って、ヒルメスとヴァフリーズとの板挟みに苦しむバフマンが死にました。しかし、それを嘆く暇もなく、シンドゥラがパルスに軍を向けているという情報がもたらされます。

といった感じで、お話の大きな流れをうまくまとめてあったと思います。
そして、新しいEDが披露されました。今度のEDは、Kalafinaが歌っていました。Kalafinaは最初聞いた時はかっこいいな〜と思ったのですが、他のアニメでもよく起用されていますし、なんだか全部同じような曲で、このところあまり好きじゃないです。(^^;
前の藍井エイルさんが歌う「ラピスラズリ」が好きだったので、変えて欲しくなかったなあ。
ようやくペシャワール城塞に到着したアルスラーンたち。しかし、そこにも銀仮面ヒルメスの手が伸びてきます。

ペシャワール城塞を目前にして、アルスラーンたちはルシタニア軍に追われていました。待ち伏せされたアルスラーンたちを救ったのは、一足先にペシャワールに到着していたナルサスと双刀将軍キシュワードでした。彼らの働きで、ようやくアルスラーンたちはペシャワール城塞に入ることができたのでした。

そして、ナルサスを巡ってエラムとアルフリードの間に三角関係が勃発!(^^;
ナルサス様一途のエラムの前で、アルフリードがナルサスの妻だと宣言した時のエラムの表情には笑ってしまいました。そして、2人はナルサスを巡ってケンカすることになるのでした。ファランギースが珍しくお姉さん的な役回りで、アルフリードにアドバイスをしてました。

ペシャワールに入ったアルスラーンは、すぐにもエクバターナ奪還を目指して挙兵したいと思っていました。しかし、それはバフマンが強硬に反対しました。ダリューンの伯父であるヴァフリーズから、アルスラーンの出生の秘密を知らされたバフマンは、このままアルスラーンを王太子として立てることに割り切れない気持ちがあったのです。

バフマンに反対されたことで思い悩むアルスラーンの前に、予想もしてなかった男が現れました。なんと、いつの間にかペシャワール城塞の中に銀仮面ヒルメスが入り込んでいたのです。オスロエス五世の息子であるヒルメスは、ペシャワール城塞の細部についても知り尽くしていたのでした。

突然ヒルメスに襲われたアルスラーンは、剣を抜いて応戦しますがヒルメスの敵ではありません。たちまち追い詰められたアルスラーンでしたが、偶然手にした松明がヒルメスのトラウマを思い出させて、アルスラーンの命を救うことになったのでした。ファランギースにナルサス、ダリューンに囲まれながらも、ヒルメスは戦うことをやめようとはしません。

それを止めたのは、自らをアルスラーンの盾としたバフマンでした。バフマンは、かってヒルメスに剣の手ほどきをした、アルスラーンにとってのヴァフリーズのような関係だったのでした。それ故にバフマンは、ヒルメスへの思いとヴァフリーズとの友情の間で苦しむことになったのでした。

そしてヒルメスは、ペシャワール城塞から逃亡しました。そしてバフマンは、ヒルメスこそがパルス王家の正当な後継者であることを言い残して命を落としました。しかしアルスラーンたちには、偉大な武将の死を悲しむ暇さえありませんでした。隣国のシンドゥラが、闇に乗じてパルス国境を越えようとしていたのです。
王都奪還を目指すアルスラーンは、まだまだ多くの試練を乗り越えねばならないようです。

次回は、これまでの流れを振り返る総集編になるみたいですね。
ペシャワールへと向かうアルスラーンたちを、ヒルメスはしつこく狙います。

王都エクバターナには、3つの勢力がありました。聖堂騎士団を率いる大司教ボダンの一派、王弟ギスカールの一派、そして国王の一派です。とはいえ、タハミーネとの結婚を希望する国王の元からは、多くの者が去っているようです。

そんな中、ある事件が王宮で起きました。聖堂騎士団の団長が、何者かに殺されたのです。これを知ったボダンは、国王の下へと詰め寄ります。それを止めたのは、ギスカールでした。ギスカールは聖職者である団長が、異教徒の女と同衾していたことを指摘して逆にボダンを責めました。その上、軍団の旗もギスカールは手に入れていました。

ギスカールとの対立が深まったボダンは、聖堂騎士団を連れてエクバターナから立ち去りました。その行く先は、マルヤムでした。そこでボダンは、何をしようというのでしょうか。

ルシタニアの追撃をかわすうちに、アルスラーンたちはバラバラになってしまいました。今回は、単騎になったナルサスのお話からです。ルシタニア兵を巧みにかわしながら、ナルサスはペシャワールを目指しています。その途中で、ゾット族の縄張りにさしかかりました。そこに踏み込んだルシタニア兵を狙って、ゾット族が現れました。

ゾット族の族長は、この地は自分たちの縄張りであること。命が惜しければ、武器や金を置いて立ち去れと告げました。
そんな族長を、隊を指揮していたヒルメスは一刀両断にしたのでした。それを見た族長の娘アルフリードは、ヒルメスに襲いかかりました。しかし、アルフリードとヒルメスでは実力に差がありすぎました。他のゾット族もルシタニア兵を攻撃しましたが、多数のルシタニア兵に殺されてしまいました。

残されたアルフリードの命をヒルメスが奪おうとした時、ナルサスが現れました。ナルサスは、ヒルメスと激しい戦いを始めました。ダリューンとも渡り合っただけあって、ヒルメスの剣の腕は卓越していました。しかし、智略ではナルサスの敵ではありません。アルフリードを助ける前に、ナルサスは崖上の岩に細工をして崩れるようにしておいたのでした。タイミングを見計らってナルサスが逃げるのと同時に、崖から岩が崩れ落ちたのでした。

落石でルシタニア兵が混乱するうちに、ナルサスはまんまとアルフリードと共に逃亡に成功していたのでした。
ナルサスに助けられたアルフリードは、すっかりナルサスに懐いてしまいました。そしてアルフリードはナルサスと結婚するつもりのようです。(^^;

その頃、アルスラーンたちはペシャワールの間近にまで来ていました。アルスラーンは、今までよりもエラムと仲良くなることができました。エラムは、アルスラーンに将来の夢を語りました。エラムは、パルスから離れた地にある遺跡を訪れたいと思っていたのでした。その地を調査して、その歴史を知りたいと思ったのです。その夢をアルスラーンは後押ししました。遺跡の調査を終えたエラムが、アルスラーンの前で報告を聞かせる日が来るのが楽しみですね。

一方、ダリューンとファランギースは、再びザンデの部隊に襲われていました。戦いを挑むザンデに、どこからともなく現れた魔道士が力を貸しました。影のように動き回る魔道士に、ダリューンは苦戦することになるのでした。そんなダリューンを救ったのは、駆けつけたアルスラーンでした。アルスラーンの姿を見た瞬間、ダリューンに力が満ちました。鬼神のような力でルシタニア兵を蹴散らしたダリューンは、怪力を誇るザンデを再び倒したのでした。

ザンデは剣を捨てて逃げ出しますが、そこへファランギースが弓を射かけます。矢を受けたザンデは、崖から転落したのでした。こうしてアルスラーンは、再びダリューンとファランギースと合流することができました。当たり前のようにダリューンを救ったアルスラーンに、あらためてダリューンは深い忠誠を誓うのでした。
ペシャワール城塞へと向かうアルスラーンたち。その前に、カーラーンの息子・ザンデが立ちふさがります。

王都エクバターナでは、大司教のボダンが異教徒を虐殺させろとわめいています。それを制止したのは、王弟ギスカールでした。敵地にあって、市民の反感を買うことは自殺行為だと諭します。しかし、ボダンは納得しません。そればかりかボダンは、エクバターナに自らの直轄である聖堂騎士団を呼び寄せていたのでした。

一方、銀仮面ヒルメスは、捕らえたサームの前で仮面を取り、自らの素性を明かしたのでした。死んだはずのヒルメスが生きていたことに、サームは動揺するのでした。そしてヒルメスの前に、カーラーンの息子であるザンデが現れました。父の仇をとるため、アルスラーンたちの追跡とダリューンと戦わせろというのです。ザンデの願いを聞き入れて、ヒルメスは彼をアルスラーンたちの元に向かわせたのでした。

その頃アルスラーンたちは、敵の追撃を避けながら、ペシャワール城塞を目指していました。しかしアルスラーンは、先日ナルサスに言われたことが心に引っかかっていました。この世に絶対の正義はない。あるのは星のようにいくつもの正義だとナルサスに言われたことを考えていたのでした。そんなアルスラーンの思いを振り払うかのように、ルシタニア兵が追撃してきました。

それを食い止めるために、ダリューンが単騎で敵に向かいます。しかし、さすがに1人では苦しいところに、ファランギースの絶妙のサポートが入るのでした。そして森の中を逃げるうちに、アルスラーンはナルサスともはぐれてしまいました。彼の側にいるのは、エラムとギーヴです。ダリューンのことを気遣うアルスラーンに、エラムは先に進むことをすすめました。

そんな中、アルスラーンたちの前にも敵兵が現れました。アルスラーンをかばって、殿を引き受けたエラムでしたが、馬が敵の矢を受けて転倒してしまいました。エラムは1人、その場に取り残されることになりました。そんなエラムを助けるために、アルスラーンは馬主を返しました。そしてアルスラーンは、エラムを救ったのでした。

王族であるアルスラーンが臣下を救った、それはギーヴの心を動かしました。なんとお金が大好きなギーヴが^^;、金貨を投げ出して、敵兵がそれに群がる間にアルスラーンとエラムは逃げ延びることができたのでした。しかし、彼らの逃げた先は断崖でした。ここでもギーヴが智略をみせて、そのおかげでアルスラーンは難を逃れることができたのでした。

助けられたお礼を言うエラムに、アルスラーンは友達を助けるのは当たり前だと答えました。王族であったために、これまで友達のいなかったアルスラーンは、心からエラムと友達になりたいと思っていたのでした。そんなアルスラーンへの、エラムの微妙なツンデレぶりが可愛かったかも。(^^;

そしてギーヴは、アルスラーンが王宮以外で暮らしていたことがあるのではないかと見抜きました。かってアルスラーンは、乳母たちと共に王宮の外で暮らしていたのでした。だからアルスラーンには、どこか王族らしからぬところがあるのだとギーヴは納得するのでした。

すぐにペシャワールに到着するのかと思いきや、意外と時間がかかりますね。でも、その間にアルスラーンは間違いなく王として成長しています。そんなアルスラーンには、エラムやギーヴも心を動かされました。今はまだわずかな者だけがアルスラーンに従っていますが、いずれもっと多くの人たちを導くことになるでしょうね。(^^)
アルスラーンが、カシャーンの城砦へとたどり着くお話でした。

王都の様子をつかんだアルスラーンたちは、国王と王妃が生きていることを知りました。しかし、エクバターナへ向かおうにも、アルスラーンには共に戦う仲間が少なすぎました。そこでアルスラーンは、カシャーンの城砦を目指したのでした。
途中でルシタニア兵に襲われましたが、ファランギースやギーヴ、そしてダリューンの活躍でそれを切り抜けました。さらに、カシャーン城砦の兵士たちもアルスラーンに加勢して、ルシタニア兵を追い払ったのでした。

こうしてアルスラーンは、カシャーン城砦へと到着しました。そこを守るのは、ホディールという男でした。ホディールはアルスラーンたちを手厚くもてなしましたが、その一方で自分の娘をアルスラーンの妻にしようと画策します。さらにホディールは、アルスラーンとダリューンたちを引き離そうとするのでした。

しかし、ホディールの企みは全てナルサスの読みの中にありました。そんなホディールの元から、アルスラーンは出発しようとしました。ところが、武装したホディールがそれを邪魔します。しかし、こうなることを予測してエラムに細工させていたナルサスの知略と、ダリューンの武勇の前にホディールは命を落としたのでした。

こうしてアルスラーンたちは、カシャーン城砦から出て行くことになりました。その前にアルスラーンは、捕らえられていた奴隷たちを解放しようとしました。しかし、アルスラーンたちがホディールを殺したことを知った奴隷たちは、アルスラーンに襲いかかってきたのです。単純に奴隷を解放すればよいのではない。そのことをアルスラーンは学んだのでした。

そしてアルスラーンたちは、ペシャワールの城砦を目指します。ペシャワール城砦を任されているバフマンは、何か重大なことをダリューンの伯父であるヴァフリーズから知らされていました。バフマンは何をヴァフリーズから託されたのでしょうか。

今回は、ペシャワールへと向かう途中の幕間的なお話でしたね。アルスラーンに刃を向けた兵士たちに、ダリューンが「この方を誰と・・・」と言い出した時は、水戸黄門を思い出しました。(^^;
ダリューンとナルサスが、王都エクバターナへ潜入するお話でした。

アトロパテネの会戦でのパルスの敗北の裏には、銀仮面と手を組んでいる魔道師の存在がありました。その男が魔術で霧を発生させたために、パルス軍は大敗北を喫する原因となったのです。そして王都エクバターナでは、侵略者であるルシタニアが暴虐の限りを尽くしていました。その一方で、ルシタニアの国王はタハミーネとの結婚を望んでいたのでした。

これに腹を立てたのが、狂信的な大司教ボダンでした。ボダンは、その腹いせにパルスの図書館に所蔵されていた貴重な書物を焼き払ったのでした。このボダンの暴挙には、ルシタニア兵の中からも非難する声がありました。しかし、ボダンはそれに全く耳を傾けませんでした。

その頃、ダリューンとナルサスはエクバターナに潜入していました。ボダンの暴挙を目にしたナルサスは、ボダンを倒すのは自分に任せろとダリューンに頼みました。そしてダリューンとナルサスは、密かに国王と王妃の所在を探っていたのでした。

一方、アルスラーンはエラムと行動を共にしていました。アルスラーンは何とか役に立とうとがんばりますが、かえってエラムの足手まといになっています。そんな2人は、水を調達するために近くの村にやって来ました。そこでアルスラーンは、ルシタニア兵が娘を人質にして、老人から略奪しようとしている現場に居合わせました。それを見たアルスラーンは、2人を助けるために兵士たちの前に飛び出したのでした。

とはいえ、宝飾付きの剣では王族だとばれてしまいます。そこでアルスラーンは、手近にあった鍬を手にして兵士たちに立ち向かったのでした。兵士たちに取り囲まれたアルスラーンを救ったのは、その兵たちを率いている隊長でした。それはなんと、かってエクバターナでアルスラーンを人質にした男装した少女でした。

少女はアルスラーンのことを覚えていました。そして、アルスラーンもその少年のことを覚えていたのでした。
少女はアルスラーンに、一緒に奴隷になった仲間のことを尋ねました。しかし、彼女の仲間は既に殺されていました。少女はアルスラーンに、奴隷という差別があることを避難しました。その一方で、少女はイアルダボート教を信じない者は殺しても構わないという教えを信じていました。アルスラーンは、逆にその矛盾を指摘するのでした。

そこへエラムが帰ってきました。2人は危うく戦いになるところでしたが、アルスラーンが取りなして、お互いに剣を引いたのでした。そして少女は、アルスラーンの手にイアルダボート教の教典を残して立ち去りました。

その間にも、ダリューンとナルサスの情報収集は続いています。そして2人は、そこで銀仮面の男と戦うことになったのでした。ダリューンは、銀仮面の男こそが伯父のヴァフリーズを殺した男であることを知りました。そして、ダリューンの剣を受けて銀仮面が壊れました。その下には、顔の半分が焼けただれた素顔がありました。
ダリューンとナルサス、2人を相手に渡り合った銀仮面の力は恐るべきものですね。潮時を悟ったダリューンとナルサスは、その場から逃げ出したのでした。

というわけで、今回はアルスラーンとルシタニアの少女の再会、そしてダリューンとナルサスと銀仮面との戦いが描かれました。でも一番印象に残ったのは、銀仮面にへぼ絵師と侮辱されて怒っているナルサスだったかも。(^^;
アルスラーン一行と、カーラーンの激突です!

絶世の美女ファランギースに惹かれたギーヴは、彼女と一緒に行動することを決めました。ファランギースはギーヴを迷惑に思いながらも、特に害意はなさそうなので同行を許したのでした。そんなファランギースの目的は、アルスラーンを探し出すことです。

彼女のいた神殿は、アルスラーンが誕生した時に寄進されたものらしいです。そこでファランギースが、アルスラーンを守るために派遣されてきたのでした。といえば聞こえはいいですが、実態はファランギースの美貌と才能、武力を妬んだ者が、今回の敗戦を口実にファランギースを追い出したようです。どこの世界も、出る杭は打たれてたいへんですね。(^^;

その頃、カーラーンはアルスラーンの一行から荷物を奪おうとして捕らえられた男から情報を得ていました。その男は、アルスラーンを売って報償を手にしようと考えたのでした。アルスラーンは南へ行ったと告げた男を、カーラーンは斬り捨てました。それはナルサスの策だと読んだのです。

そんな中、別の情報でアルスラーンたちが北へ向かったという情報を得ました。そこでカーラーンは、部隊を北に向けて動かしたのでした。しかし、これこそがまさにナルサスの狙っていたことでした。カーラーンがなまじ頭が切れたことが、逆に利用される結果となったのでした。そしてカーラーンの部隊は、狭い峡谷へと誘い込まれました。

ここで軍勢の様子を探っていたナルサスとファランギースが遭遇しました。最初はお互いに敵かと剣を交えましたが、すぐに誤解は解けました。そしてナルサスは、あっさりとファランギースと彼女に従っていたギーヴを味方に加えたのでした。瞬間的にこういう判断ができるナルサスが凄いです。

そしてカーラーンたちの前に、単騎でアルスラーンが現れました。カーラーンの部下たちは、多額の報奨金目当てにアルスラーンに襲いかかります。それをアルスラーンは、エラムから借りた弓で次々と倒していきます。そしてエラムも、即席の武器でアルスラーンを援護します。アルスラーン自身を囮にする作戦を立てたナルサスは、相変わらずアルスラーンの器量を試しているようですね。(^^;

それと同時に、隠れていたナルサス、ファランギース、ギーヴも動き始めました。闇の中から彼らが攻撃してきたことで、カーラーンの部隊は動揺します。敵がどれだけいるかわからない不安から、彼らは統制を失い、暴走し始めたのでした。そんな部下を当てにせず、カーラーン自らがアルスラーンの元へと向かいました。そんなカーラーンの前に、ダリューンが立ちふさがりました。こうしてダリューンとカーラーンの激しい戦いが始まりました。

戦いは、ダリューンの後ろをとったと油断したカーラーンが、強烈な一撃を受けたことでダリューンの優位となりました。しかしカーラーンは、あくまで闘志を失っていません。ところが、その時カーラーンの槍が折れて、彼の胸に突き刺さりました。これが原因で、カーラーンは命を落としました。カーラーンは最期の最期までアルスラーンに反抗しましたが、自分に剣を向けたカーラーンの心配さえするアルスラーンに多少は心を動かされたようです。結局、アルスラーンたちは国王が生きているということしか知ることができませんでした。
そしてエクバターナから逃げてきたギーヴの情報により、王妃が生きているらしいこともわかりました。

こうしてアルスラーンたちは、数名の人間でカーラーンの部隊を敗走させたのでした。とはいえ、今回アルスラーンが戦った相手は、元々は同じ仲間です。そんなカーラーンたちのために、アルスラーンは祈りを捧げて欲しいとファランギースに頼むのでした。アルスラーンのこういった優しさは甘さにもつながりますが、それ以上に人の心を動かすものですね。(^^)

これで終わりかと思ったら、EDの後でエクバターナの地下牢に拘束されているアンドラゴラス三世が登場しました。その前に現れたのは、銀仮面です。彼はアンドラゴラス三世に、自らの素性を明かしました。なんと彼は、アンドラゴラス三世が殺したオスロエス五世の息子ヒルメスだったのです!
陥落した王都で、ルシタニア軍はやりたい放題です。そんな中、カーラーンはアルスラーンを捕らえるために、近隣の村を襲うのでした。

エクバターナを陥落させたルシタニア軍は、王都で虐殺を続けていました。そこへルシタニアの国王、イノケンティス七世が到着しました。玉座についたイノケンティス七世は、捕虜となった王妃タハミーネと謁見します。そしてイノケンティス七世は、タハミーネに一目惚れしてしまったのでした。(^^;

しかし、タハミーネには夫になった者を不幸に陥れるという忌まわしい過去がありました。アンドラゴラス三世と一緒になる前には、オスロエス五世とアンドラゴラス三世の間で彼女を巡って争いがあったとも噂されていたのでした。

突然イノケンティス七世がタハミーネを妻にしたいと言い出したので、部下たちは大弱りです。そして兵たちは、イノケンティス七世の弟であるギスカールを頼りました。ルシタニアの国王はイノケンティス七世ですが、その内実を取り仕切っているのは、王弟であるギスカールなのでした。ギスカールは兄を諫めようとしますが、イノケンティス七世はそれを聞き入れません。そればかりか、宝物庫の管理を神官であるボダンに一任するとまで言い出しました。

ギスカールは、そんな兄のことを苦々しく思っています。しかし、兄を倒して実権を握るには、まだ時期尚早のようです。銀貨面は、そんなギスカールに仕えていました。しかし銀貨面は、自分の野望のためにルシタニアを利用しているだけで、心からルシタニアに仕えているわけではありませんでした。

その頃、カーラーンは部下からアルスラーンを取り逃がしたという報告を受けていました。裏切り者の武将ということで、ルシタニアの中でもカーラーンは蔑まれています。そしてギスカールの許可を得たカーラーンは、アルスラーンを捕らえるために動き始めました。なんと近隣の罪なき村を焼き払い、アルスラーンをおびき出そうというのです。

そしてナルサスは、そんなカーラーンのやり口を見抜いていました。その上で、あえてどうするかアルスラーンに問いかけました。それに対してアルスラーンは、迷わず動くことを決意したのでした。アルスラーンに仕えることにしたナルサスですが、アルスラーンの器量を試すことも忘れません。王としての器量なしとナルサスに見られれば、いつでもナルサスはアルスラーンの元から離れるでしょう。・・・有能な部下を持つ王様はたいへんですね。(^^;

その頃、王都には以前奴隷として捕らえられた少年がやって来ていました。彼は同じ時に捕らえられた仲間の行方を捜そうとしています。そんな中、彼は怪しい少女と出会いました。その少女は、女装してエクバターナの様子を探りに来ていたエラムだったのでした。そして少年かと思ったルシタニア兵は、実は女の子だったのでした。
エラムの女装はけっこう似合っていたかも。(^^; どこであれだけの女装術を身につけたのやら。(笑)

そして王都から逃げ出したギーヴは、途中で絶世の美女(本人談^^;)と出会いました。彼女はルシタニア兵にからまれていました。しかし、彼女は兵たちを相手にしないばかりか、次々と弓を射かけて兵たちをなぎ倒したのでした。彼女を助けて、恩を売ろうとしていたギーヴは当てが外れてしまいました。でも、いろいろと調子よく取り入って、彼女と同行することになりました。

彼女の名は、ファランギース。本来は神官ですが、アルスラーンに仕えるために王都へとやって来たところだったのでした。そうそう。ファランギースの声は、真綾さんでした。

というわけで、今回は登場人物が一気に増えました。中でも最高なのは、やはりギーヴとファランギースのやりとりでした。(^^)
王都エクバターナが陥落するお話でした。

ルシタニア兵の呼びかけにより、エクバターナの奴隷の間に動揺が起きていました。ナルサスの予見したとおり、ルシタニアは奴隷に内部蜂起を呼びかけることで、エクバターナを陥落させようとしていたのでした。

すぐにも王都に帰りたいアルスラーンでしたが、今はその手段もなく、彼を助ける兵力もありません。しかし、ナルサスはある1つの機会をうかがっていました。ルシタニア全軍は無理でも、パルスを裏切ったカーラーンを捕らえることは可能だというのです。いくらルシタニアに協力したとはいえ、カーラーンはそれほどルシタニアから信頼されているわけではないと読んだのです。

その頃、エクバターナではある陰謀が実行されようとしていました。そのための道具として、ギーヴが選ばれました。彼は宰相に依頼されて、王妃を秘密の地下通路から都の外へと逃がす役目を引き受けたのです。とはいえ、最初からギーヴには依頼を引き受ける以外の選択肢はありませんでした。彼が依頼を断れば、物陰に隠れた兵士たちが彼に襲いかかる手はずになっていたからです。

こうしてギーヴは、王妃と共に地下通路を通ることになりました。しかし、ギーヴはその王妃が偽物だということを見抜いていました。王妃が秘密の通路から逃げ出したとみせることも、謀略の一部だったのでした。
その時、ギーヴたちは通路の反対側からやって来た男たちと出会いました。それは銀仮面の男とカーラーンに率いられた兵士たちでした。

王妃の身代わりとなった侍女は、身代わりだということがばれて殺されてしまいました。そして、美女を殺されたギーヴは、銀仮面と戦うことになりました。銀貨面は恐るべき相手ですが、ギーヴもそれに負けてはいません。ところが、戦いの最中に火を浴びた銀仮面は、突然激しく動揺しました。どうやら彼には、火にまつわる忌まわしい記憶があるようです。

兵たちにギーヴを任せて、カーラーンと銀仮面は先へ進みます。しかしギーヴは、多数の兵をあっという間に倒してしまったのでした。しかも、殺した兵のもっていたお金は、ちゃっかりギーヴが奪いました。(^^; 本当に抜け目のない人です。(笑)

地下通路を通っていたのは、銀仮面たちだけではありませんでした。ルシタニア兵の一部がやはりここから王都へと侵入していたのでした。突然内部に現れたルシタニア兵に、パルス軍は動揺します。そして、それと呼応して城外のルシタニアの攻撃も激しさを増しました。こうして王都エクバターナは、炎に包まれることになったのでした。

次回はいよいよファランギースの登場でしょうか。いい感じに原作を忘れていますが^^;、ギーヴとかファランギースあたりのキャラ名は覚えてました。(^^)
ナルサスという臣下を得たアルスラーンでしたが、その間にもルシタニアの王都への進撃は続いていました。

自分が王位を回復した暁には、ナルサスを宮廷画家として迎え入れるという提案に、ナルサスはアルスラーンに仕えることを誓いました。アルスラーンと共に戦うことを決意したナルサスは、エラムを逃がそうとします。しかし、それにエラムは従いませんでした。アルスラーンは王子で、ダリューンの武勇、ナルサスの知略は優れていても、メンバーの中に生活力がある人が1人もいなかったのでした!(^^; これは大問題ですね。(笑)

やむなくナルサスは、エラムが同行することを許しました。そして、これまで同じ年頃の友達がいなかったアルスラーンにとって、エラムの存在は貴重なものとなりそうです。4人はすぐに旅支度を調えましたが、すぐには王都へと向かうことはしませんでした。ナルサスの領地の周囲は、カーラーンの兵たちによって固められていたからです。カーラーンの注意が他へ向くまで、アルスラーンたちは洞窟に忍んで時を稼ぐことになりました。

その頃、王都エクバターナには、ルシタニアの軍勢が迫っていました。それを知った兵たちは、城門を閉ざして戦いに備えます。そしてルシタニアの大司教ボダンは、囚われの身となったシャプールと共に軍勢の前に現れました。戦いに先立ち、シャプールをなぶり殺しにしようというのです。あくまでもボダンに屈しないシャプールは、城内の兵たちに自分を射殺してくれと頼みます。しかし、シャプールのところまで弓を届かせることができる者はいませんでした。

ところが、マントに身を隠した男が城壁に現れると、信じられない長距離にも関わらずシャプールを射殺しました。これが旅の吟遊詩人ギーヴでした。ギーヴの功績を認めた王妃タハミーネは、彼に報償を与えるために呼び出しました。ギーヴは、並の兵以上の剣や弓の腕と美貌を持っていました。しかも、その美貌を利用して、自分はとある国の王子だと偽り、王妃の侍女に手を出していたのでした。(^^;

かなり困ったちゃんのギーヴですが、吟遊詩人としての腕前はなかなかのものでした。そんなギーヴに、王妃は侍女を偽った罪の分を差し引いた報償を与えたのでした。

一方、その頃アルスラーンは、洞窟の中でナルサスから戦略についてのレクチャーを受けていました。エクバターナの城壁は堅く、普通の攻撃では落とすことは困難です。しかし、それを破る方法はあるとナルサスは指摘しました。それは城内にいる多数の奴隷を利用することだと、アルスラーンは気づきました。そして、アルスラーンの予測した通り、ルシタニアによる奴隷たちへの呼びかけが始まりました。

ルシタニアに手を貸せば、自由の民になれる。その上、ルシタニア市民としての地位も約束していました。
この誘惑に、奴隷たちの心は動かされました。そしてついに、エクバターナの城内から火の手があがりました。
アルスラーンたちの帰還を待つことなく、エクバターナは陥落してしまうのでしょうか!?