日々の記録

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「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」も、ついに最終回です!

ブーゲンビリア大佐と共に、和平反対派と戦うことになってしまったヴァイオレット。もう誰も殺したくないという言葉通り、ヴァイオレットは敵を殺さずに、その作戦を阻止しようとします。

そしてヴァイオレットは、敵の指揮官の攻撃を義肢で防ぎつつ、指揮官へと近づきます。勝ち目はないと考えた指揮官は、自ら列車から身を投げて命を絶とうとします。しかし、それをヴァイオレットは許しませんでした。ところが、そんな指揮官の手から、ヴァイオレットが少佐からもらった大切なブローチがこぼれ落ちます。でも、それはブーゲンビリア大佐がキャッチしてくれました。

これで戦いは終わりかと思いきや、敵の真の狙いは列車の制圧ではなく、その先にある鉄橋を列車もろとも爆破することでした。それを察知したヴァイオレットたちは、鉄橋の爆破を阻止しようとします。非常用ブレーキで列車を減速させたヴァイオレットでしたが、それでも列車は止まりません。するとヴァイオレットは、直接鉄橋の爆薬をはずそうとします。

しかし、これまでの戦いで片腕が使えなくなっていたヴァイオレットは、爆弾の除去に手こずるのでした。そんなヴァイオレットを、同行していたベネディクトが手助けします。彼の協力のおかげで、2つ仕掛けられた爆薬の1つは除去されました。残るはヴァイオレットの側にある1つだけです。

ヴァイオレットの残された腕も、もう限界を迎えていました。それでもヴァイオレットは、諦めません。そして義肢を破壊しながらも、なんとか爆薬の除去に成功したのでした!
ヴァイオレットが奮闘している間に、敵の指揮官は逃げてしまいました。彼にも少しは、ヴァイオレットの心が届いているといいのですが・・・。

そして平和のための調印式が、無事に開催されました。その場でカトレアは、2つの勢力の友好を告げる文章を書き上げました。こうしてようやく、本当の平和が訪れたのです。そうそう。今ではドールのカトレアですが、昔は踊り子として活躍していたようです。踊り子時代に親しくなった兵士の何人かは戦死していて、カトレアが時折陰のある表情を見せるのはそれが原因だったんですね。

会社に戻ったヴァイオレットたちは、多くの人たちの手紙を代筆します。間もなく行われるお祭りで、亡くなって届けられなかった人たち宛の手紙が、飛行機から撒かれることになったのです。ヴァイオレットも、初めて自分の手紙を書こうとします。しかし、少佐に宛てたその手紙をヴァイオレットはどうしても書くことができません。

そこへブーゲンビリア大佐が現れました。彼はヴァイオレットを、実家へと連れて行きました。そこにはギルベルト少佐の母親がいました。少佐のお母さんは、少佐が亡くなったことを知っていました。しかし、お母さんは今でも少佐は自分の心の中にいると教えてくれました。それを聞いてヴァイオレットの心も動きました。

屋敷を去る前に、大佐はヴァイオレットに最後の命令を与えます。それは少佐の亡き後も、死ぬまでずっと生き続けろというものでした。しかし、今のヴァイオレットには命令はもう必要ありませんでした。最後の戦いの前に、少佐がヴァイオレットに伝えようとしたことを、もうヴァイオレットは知っているからです。

そしてヴァイオレットは、ようやく少佐宛の手紙を書き上げました。そこには、「愛してる」という気持ちを知ったヴァイオレットの思いが書かれていました。というわけで、最後はきれいにまとまりました!(^^)

最初から最後まで、高クオリティな作画を維持し続けたのが凄いですね。最初は戦争の凄惨な描写もあったりして、途中で挫折するかもと心配しましたが^^;、ドールとしてヴァイオレットが手紙を書き始めてからの展開が神がかってました!
これで終わりかと思ったら、続編なのか映画なのか、まだ新作があるみたいで、そちらも楽しみです。
ヴァイオレットが、ブーゲンビリア大佐と共に和平に反対する勢力と戦うことになるお話でした。

国内には、いまだ和平に反対する勢力が根強く残っています。そんな中、和平を決定的なものにするための調印式が行われようとしていました。それを知った反対派は、あくまでも調印式を阻止する構えです。そこでブーゲンビリア大佐に任務が下されました。反対派の攻撃から、調印式を守れというのです。

なぜ海軍の大佐の部隊に、陸上での作戦が任せられることになったのかと思えば、先の戦いの後陸軍はすでに特殊部隊を解散させていたからです。大佐は不本意ながらも、この作戦を指揮することになりました。
調印式には使節とドールが参加することになっていました。そのドールは、ヴァイオレットの先輩のカトレアだったのです。

カトレアたちは、大佐の部隊に守られながら、最初は水路をそして途中からは鉄道を利用して調印式の場所を目指します。カトレアを前にしても、大佐はヴァイオレットに対する嫌悪を隠そうとはしません。そんな大佐に、カトレアやベネディクトはヴァイオレットがしてきたことの価値を自信を持って語るのでした。

その頃、前回の任務を終えたヴァイオレットは、独自の判断で行動していました。飛行機に乗せてもらったヴァイオレットは、今度の調印式が終わって北と南の間に平和がもどれば、この先の未来に希望が生まれることを知りました。

そして前線をめぐったヴァイオレットは、そこに不穏な気配が潜んでいることを察知しました。その間にも、反対派の兵士は使節を送る列車へと潜り込みました。そんな中、列車の側を通りかかったヴァイオレットは、そこにカトレアの姿があることを知りました。そしてヴァイオレットもまた、列車に乗り込みました。

そんなヴァイオレットの前に、大佐が現れました。大佐は以前と同じように、ヴァイオレットに対する憎しみを露わにします。”武器”としてのヴァイオレットを信用している大佐は、ヴァイオレットの報告を聞き入れました。そして再び、ヴァイオレットを武器として使おうとします。そんな大佐に、ヴァイオレットはもう誰も殺したくないと自らの意思を告げました。しかし大佐は、ヴァイオレットの言葉を信じようとはしません。

そして、ついに列車を舞台に戦いが始まってしまいました。誰も殺したくないヴァイオレットは、あえて武器を持たずに反対派の兵士達と戦います。戦いの中、反対派は列車の一部を切り離して、自分たちにゆうりな状況を作り上げました。
そんな中、ヴァイオレットは単身戦いを続けます。しかし、その攻撃は相手を殺すものではなく、戦闘力を奪うものでした。

ヴァイオレットは、戦いの中彼女の過去を知る者と出会いました。彼はヴァイオレットと少佐との最後の戦いの敵でした。彼は容赦なくヴァイオレットを排除しようとします。しかしヴァイオレットは、あくまでも敵を殺さず制圧しようとします。戦いの中、ヴァイオレットが少佐からもらった大切なブローチが敵の指揮官に奪われてしまいました。

そんなヴァイオレットの危機を救ったのは、彼女を憎む大佐でした。大佐は、ヴァイオレットが少佐を守りきれなかったことが、そして戦いをやめたことが許せなかったのです。たしかにヴァイオレットは、最愛の少佐を守り抜くことができませんでした。しかし、その最後の言葉「生きろ」が、今の彼女を支えているのです。

そんな2人を、敵の放った擲弾が襲います。大佐の前に身を挺して、ヴァイオレットは盾となりました。ヴァイオレットの運命やいかに。そして彼女たちは、反対派の目論見を潰すことができるのでしょうか。

てっきり今回あたりで最終回かと思っていたので、次回にも続いていて驚きました。(^^;
前回のエピソードもそうでしたが、今回のヴァイオレットの兵士としての優秀さが描かれました。このあたりのお話、できればヴァイオレットが少佐の死を知る前に描いておいて欲しかったなあ。

ヴァイオレットが少佐の死という一番つらい現実を乗り越えたところで、物語を完結させた方がきれいにまとまったように思えてなりません。
ヴァイオレットが、戦場の兵士のために手紙を代筆するお話でした。

平和が訪れたとはいえ、近隣にはまだ戦闘が続いている場所もあります。そんな戦場から、手紙の代筆をして欲しいという依頼が来ました。ホッジンズは、この依頼は危険すぎると、カトレアと相談して依頼を断ろうと考えます。ところが、偶然それを知ってしまったヴァイオレットは、単身で戦地に乗り込みました。

その場所は、周囲を敵に包囲されて、近づくことさえ容易にはできません。そこでヴァイオレットは、飛行機で空から戦場へと舞い降りました。ヴァイオレットがやって来た時、代筆を依頼したエイダンは負傷していました。ヴァイオレットの鬼神のような戦いぶりのおかげで、彼は殺されずにすんだのです。

とはいえ、重傷を負ったエイダンは、助けが来るまで命が持ちそうにありません。そんな中、彼は両親と愛するマリアへの手紙の代筆をヴァイオレットに頼みました。さすがにタイプライターまで持参できなかったヴァイオレットでしたが、機械の腕の動きを記憶することで、エイダンの望みを叶えました。

会社に戻る前に、ヴァイオレットはエイダンの両親とマリアに手紙を届けます。エイダンからの手紙をもらった両親は、その最後の手紙を読んで泣き崩れます。それはエイダンを愛するマリアも同じでした。自分の力不足を悔やむヴァイオレットに、両親とマリアは手紙を届けてくれたことを感謝するのでした。

今回は、いい話だったのですが、今ひとつ感情移入できませんでした。
それはヴァイオレットが、軍から離れて時間が経過しているのに、いまだ高い戦闘力を持っていることへの違和感。
そして手紙を届けたヴァイオレットに両親とマリアが感謝する展開が唐突に感じました。愛する人を失った悲しみの最中に、両親やマリアがヴァイオレットを気遣う余裕があるとは思えませんし、感謝の言葉を伝えるにしても後日、自分たちの気持ちが落ち着いてからという方が自然な気がしました。
ヴァイオレットが、50年にわたる手紙の代筆をするお話でした。

ある婦人に請われて、ヴァイオレットは7日間の契約で手紙の代筆にやって来ました。その婦人には、まだ幼い娘のアンがいます。遠くからヴァイオレットの姿をみかけたアンは、ヴァイオレットが生きて動いている人形のように見えたのでした。

依頼人の女性は、かなり重い病を抱えているようです。しかし、彼女の親族は彼女の資産だけを気にしている様子です。
そしてヴァイオレットは、婦人のために手紙の代筆を始めました。なかなかお母さんと一緒にいられる時間がないアンは、お母さんが無理して手紙を書こうとすることが不満でした。

そんなアンは、次第にヴァイオレットに心を開いていきました。ヴァイオレットの機械仕掛けの腕をみたアンは、ますますヴァイオレットに興味を持つようになっていたのです。そんなアンのために、ヴァイオレットは時間の許す範囲で本を読んであげたり、人形遊びをしてあげました。

その間にも、婦人の手紙の代筆は続きます。病をおして手紙を代筆してもらうお母さんに、ついにアンは耐えられなくなりました。アンはお母さんの病が重いこと、そして間もなく亡くなってしまうことに気づいていたのです。だからこそ、アンは少しでも長く、お母さんと一緒にいられる時間が欲しかったのです。

誰に宛てのかわからない手紙より、アンは今の自分を愛して欲しかったのです。そんなアンを見て、婦人は思わず涙をこぼしました。アンと同じように、いえそれ以上にお母さんにとってアンは大切な存在でした。お母さんを泣かせてしまったことで、アンは家から飛び出しました。そんなアンを迎えに行ったのは、ヴァイオレットでした。
ヴァイオレットにアンは、自分の気持ちをぶつけました。アンの言葉を、ヴァイオレットは黙って受け止めるのでした。

そしてついに、ヴァイオレットの仕事が終わりました。ヴァイオレットが帰る時、アンはヴァイオレットの頬にキスしました。そしてアンは気づきます。ヴァイオレットの頬は人形のような冷たいものではなく、温かいものでした。アンはようやく、ヴァイオレットが人間だと気づいたのでした。

やがて歳月が流れます。幼いアンを残して、お母さんは亡くなりました。しかし、一緒に暮らしていた家には、お母さんとの思い出がたくさん残っています。そしてその時から毎年、アンの誕生日にお母さんからの手紙が届くようになりました。
お母さんがヴァイオレットに頼んだは、将来の娘に宛てた手紙だったのです。手紙の内容は、アンの成長に合わせて変化していきます。今この世にお母さんはいませんが、毎年届けられる手紙がお母さんが今も変わらずアンを愛しているという思いを届けてくれます。

そんな手紙を代筆して、ヴァイオレットは会社に帰りました。アイリスたちが、50年にわたる手紙に驚く中、ヴァイオレットは激しく泣き始めました。代筆している間、ヴァイオレットはお母さんの思いの深さに、ずっと涙をこらえてきたのです。会社に帰ったことで、ヴァイオレットはようやく自分の感情を表に出すことができたのです。

というわけで、今回も力の入った素敵なお話でした。物語の序盤で、ヴァイオレットがどんな手紙を代筆しているのか予想できましたが、中盤以降の展開には泣かされました。(;_;)
前回、ヴァイオレットが深い絶望から立ち直ったことで、より深い感情まで理解できるようになったと思いました。今回の手紙は、愛する人を失う悲しみを乗り越えたヴァイオレットだからこそ書けたのかもしれないと思いました。
少佐の死を知ったヴァイオレットが、絶望から抜け出すまでのお話でした。

今回は、冒頭からヴァイオレットと少佐の最後の戦いが描かれました。敵の本営を攻略したヴァイオレットたちでしたが、銃撃された少佐は重傷を負ってしまいます。そんな少佐をかばいながら、あくまでもヴァイオレットは戦い続けます。
少佐は何度も自分にかまわず、逃げるようにヴァイオレットに言います。しかし、その命令だけはヴァイオレットには受けいられませんでした。

戦いの中、ヴァイオレットも両腕を失うほどの重傷を追いしました。しかしそれでも、ヴァイオレットは少佐を助けることを止めません。あれだけの傷を負いながら、ヴァイオレットがまだ動けるのは何か特殊な体質なのでしょうか!?
そして最後の砲撃が、ヴァイオレットたちを襲います。その時、少佐が最後の力でヴァイオレットを突き飛ばしました。
そのおかげで、ヴァイオレットだけは生き延びることができたのです。

そして物語は現在に戻り、少佐の死を受け入れられないヴァイオレットは、最後の戦いの地にいました。そこで瓦礫を掘り返して、ヴァイオレットは少佐の姿を探します。そこにホッジンズが現れました。彼はこの地にヴァイオレットがいることを、予想していたのです。

ヴァイオレットは、ホッジンズに連れられてベネディクトの運転する車で会社へと戻ります。その途中、軍が通行規制をしている場所がありました。戦いは終わりましたが、国内にはまだ不穏分子がいて抵抗を続けているようです。しかし今回の抵抗は、軍によって鎮圧されたようです。

会社に帰ったヴァイオレットは、すっかり抜け殻のようになってしまいました。カトレアはヴァイオレットを気遣いますが、してあげられることは何もありません。ホッジンズに相談したカトレアは、ホッジンズがヴァイオレットに過去は変えられないと語ったことを知って怒りました。そんなカトレアに、ホッジンズはそれはヴァイオレットだけでなく、自分たちも同じだと答えるのでした。

エリカとアイリスも、ヴァイオレットのことを心配しています。しかし彼女たちに出来ることは、何もありません。今はそっとしておくしかないと言うエリカに、アイリスは本当にそれでいいのかと尋ねます。そこに代筆を頼みたいという男性がやって来ました。それはなんと、ヴァイオレットが自動手記人形の養成学校時代に知り合ったルクリアのお兄さんでした。

その頃、会社ではちょっとしたトラブルが発生していました。手紙の配達を任された新人が、仕事を処理しきれず手紙を途中で捨ててしまっていたのです。年配の配達員とベネディクトは、その手紙を回収して配達しようと奮闘していました。

そしてヴァイオレットのところに、夜遅く手紙が届きました。それはエリカとアイリスからの手紙でした。こんな時間にどうしてと、ヴァイオレットは不思議に思います。そして手紙の配達でトラブルが起きていることを、ヴァイオレットは知りました。

ヴァイオレットは年配の配達員を手伝って、手紙を届けます。その途中で、手紙が届けられた人たちの喜びの声が聞こえてきました。誰かへの思いを伝えたい人がいて、誰かからの頼りを待つ人がいます。ヴァイオレットたちがしているのは、そういう思いを伝える力になることなんですね。

そしてヴァイオレットは、エリカとアイリスからの手紙を読みました。ヴァイオレットにとって、それは初めての自分宛の手紙でした。そこにはエリカとアイリスの思いが込められていました。そして、ヴァイオレットの代筆を必要とする人がいることを知らせる手紙でもありました。

それを知った時、ヴァイオレットは動き出しました。代筆の依頼人は、ルクリアのお兄さんでした。かってヴァイオレットが代筆した手紙で自分を取り戻したお兄さんは、今度は自分の思いをルクリアに届けたいと思ったのです。そして、その手紙を代筆してもらうのは、ヴァイオレット以外にないと思っていたのです。

そしてヴァイオレットは、お兄さんからルクリアに宛てた手紙の代筆をしました。その仕事をしたことが、ヴァイオレットを絶望の中からすくい上げました。かって少佐からもらった言葉は、今もヴァイオレットの中で生きています。そしてこの世界には、少佐以外にもヴァイオレットを必要としてくれる人たちがいます。

会社に帰ったヴァイオレットは、ホッジンズのところに顔を出しました。そんなヴァイオレットに、ホッジンズはこの前の話を続けます。過去は変えられない。それは戦いの辛い記憶だけでなく、ヴァイオレットが自動手記人形として働いてきたことも含めての過去がです。すべての善きことも、悪しきことも、過去は変えようがありません。でもだから人は、少しでも善き過去を残そうと、未来に向かって生きられるのかもしれませんね。

というわけで、ヴァイオレットが絶望のどん底から立ち上がって歩き始めるお話でした。
今回はこれまでヴァイオレットが関わった人たちが、いろいろな形で作中に登場するのもよかったです。そしてホッジンズの存在感が素晴らしかったです。彼自身も苦い過去を抱えて生きているようです。だからこそ、安易な慰めの言葉を口にするのではなく、きちんと真実に向かい合って生きることの大切さを知っているのでしょうね。
ヴァイオレットと少佐の過去が、明らかになるお話でした。

ヴァイオレットの後見人となってくれた奥様から、少佐が亡くなっていることを知ってヴァイオレットは激しく動揺しました。ホッジンズ中佐にそれを確認しても、ヴァイオレットはそれを認められません。

そしてヴァイオレットは、少佐のお兄さんのところを訪れました。強引にお兄さんと会ったヴァイオレットは、そこでも少佐が亡くなった事実を確認することになりました。お兄さんは、ヴァイオレットが少佐が死んだことを知らないとは知らなかったようです。

悲しい現実を知ったヴァイオレットは、ついに少佐の実家を目指します。その途中で、ヴァイオレットと少佐の出会いの詳細が描かれました。少佐が最初に出会った頃、ヴァイオレットは獣のようでした。彼女を少佐に与えたのは、少佐のお兄さんでした。お兄さんは、ヴァイオレットを武器として使えばいいと冷酷に伝えます。

しかし少佐は、ヴァイオレットを武器としては扱えませんでした。そんな少佐にだけ、ヴァイオレットは心を開くようになりました。ヴァイオレットに読み書きや、人としての気持ちを教えたのは、少佐だったのです。

ヴァイオレットは、兵士としても優秀でした。彼女がいたおかげで、少佐は数多くの戦いを生き抜くことができました。
ヴァイオレットがいつも身につけているエメラルドのブローチは、少佐がヴァイオレットを市場に連れ出した時に買ってくれた物でした。きれいな服や宝石には全く興味がないヴァイオレットですが、これを欲しがったのはそれが少佐の目の色と同じだったからです。

そして最後の戦いが始まりました。そこを攻略すれば、ヴァイオレットたちの長い戦いもようやく終わります。しかし、それは敵の本営に突入する、とても危険な作戦でもありました。仲間の多くが犠牲になりながらも、ヴァイオレットは少佐を守りながら戦い抜きました。そしてついに、敵の本営に味方の本隊を導くことに成功したのでした。

ヴァイオレットと少佐は、苦しい戦いを生き延びたのです。その時、信号弾を発射した少佐を銃弾が襲います。ヴァイオレットの目の前で、少佐は倒れていきます。

そしてヴァイオレットは、少佐の実家にやって来ました。そこでヴァイオレットは、少佐の墓を目にすることになったのでした。最愛の少佐を失い、これからヴァイオレットはどうなってしまうのでしょうか!?

今回は悲しく辛いお話の中に、少佐のヴァイオレットへの愛情が垣間見えました。最初は野生児だったヴァイオレットに、人の心を与えてくれたのは少佐だったんですね。そんな最愛の人を失ったヴァイオレットは、これからどうなってしまうのでしょうか。

そうそう。前から気になっていたのですが、少佐が最初に出会った時のヴァイオレットは野生の獣ようでした。他の兵士よりも運動能力も優れているようですし、ヴァイオレットは人とは違う存在なのでしょうか!?
ヴァイオレットが、有名な作家の代筆をつとめることになるお話でした。

冒頭はお芝居の一幕から。そこでやり取りされる内容は、過去に大勢の人を殺したヴァイオレットを責める言葉のようにも聞こえました。「赤い悪魔」というそのお芝居を書いたのが、ヴァイオレットの次の依頼人のオスカー・ウェブスターでした。ヴァイオレットはお芝居は見に行きませんでしたが、戯曲を読んで依頼人の本には目を通しています。

そしてヴァイオレットは、オスカー・ウェブスターのところにやって来ました。その間も、以前のお姫様の代筆をしたことで注目されて、会社には代筆の依頼が山のように来ています。

著名な作家だというのに、オスカー・ウェブスターは荒れた生活をしていました。家の中は汚れ放題の上に、オスカーは昼間からお酒を飲んでいるのでした。そんなオスカーに、ヴァイオレットはいろいろと買い物まで頼まれてしまいました。それは本来は自動手記人形の仕事ではないのですが、ヴァイオレットは夕食まで作ろうとするのでした。

ヴァイオレットの初めての料理は、かなりひどいものでしたが^^;、それでもオスカーはそれをきちんと食べてくれました。オスカーは悪い人ではないようですが、何か深い悲しみを抱えているようです。

そしてヴァイオレットに禁酒させられて、いよいよオスカーの物語の執筆が始まりました。新作はオリーブという女の子が活躍する、ファンタジーのようです。その物語が本当に面白いのか、オスカーは不安そうです。しかし続きが気になるというのヴァイオレットの言葉が、彼に自信を与えました。

執筆は続き、物語はラストを迎えようとしていました。しかし、最後の戦いで精霊使いの力を失ったオリーブは、一緒に暮らしていたお父さんのところに帰れなくなってしまいました。最後はハッピーエンドにしたいとオスカーは思っていますが、まだその方法がみつかりません。

執筆が滞る中、ヴァイオレットは家の中できれいな日傘を見つけました。それはオスカーの亡くなった娘が使っていたものでした。そしてオスカーの過去が明らかになります。オスカーにはオリビアという娘がいました。今ヴァイオレットが代筆している作品は、かってオスカーがオリビアに聞かせてあげたお話だったのです。

妻を亡くしたオスカーは、オリビアと2人で今の屋敷にやって来ました。あの日傘は、そんなオリビアの思い出と深く結びついていました。いつか日傘を使って、湖の上を歩いてみたい。それがオリビアのささやかな夢でした。しかしオリビアもまた、病に倒れ亡くなってしまいました。(;_;)

オスカーの抱えていた悲しみに、ヴァイオレットは共感しました。そして二度と会えない悲しみを、ヴァイオレットは知ったのでした。そんなヴァイオレットの姿は、オスカーの心を動かしました。ハッピーエンドで終わる物語を、オスカーは作ろうと決意したのです。

そしてハッピーエンドへの答えを導いてくれたのは、亡くなったオリビアの思い出と、それを現実にしようとしたヴァイオレットの行動でした。最後に残った風の精霊の力で、オリーブはお父さんのところに帰ります。そのイメージそのままに、ヴァイオレットは湖面を駆け抜けました。この場面、本当に作画がきれいでした。(^^)

ヴァイオレットは途中で水に落ちましたが、その姿は完全にオリビアの姿と重なりました。思い出の中のオリビアは、変わらず笑顔でお父さんと呼びかけます。できることなら、オリビアが大きくなって成長した姿も見たかったとオスカーは涙ながらに思うのでした。

そしてついに、物語は完結したのでした。仕事を終えた後、オスカーは思い出の日傘をヴァイオレットに与えました。ヴァイオレットが、オリビアのかなえられなかった「いつかきっと」をかなえてくれたから。

帰りの汽船の中、ヴァイオレットの心にさまざまな思いがわき上がります。少佐の兄から言われた言葉、そしてホッジンズと出会ったばかりの頃は知らなかった、自分自身の心の傷。

これで終わりかと思ったら、港に到着したヴァイオレットは後見人となってくれた奥様と再会しました。奥様はヴァイオレットが元気なのを見て喜びます。しかし、全く悪意なくヴァイオレットが再会を心待ちにする少佐が、すでに亡くなっていることを教えてしまいました。

ヴァイオレットは、ホッジンズの元へと駆けつけます。そしてヴァイオレットは、ホッジンズに少佐の生死を尋ねました。そんなヴァイオレットに、ホッジンズは今まで言えなかった事実を伝えます。最後の戦いの後、爆撃された建物の側でヴァイオレットだけが倒れているのを発見されたこと。少佐の亡骸は確認できなかったものの、がれきの下に少佐の認識票があったこと。

というわけで、今回もいいお話でしたが、最後の最後でヴァイオレットは一番知りたくない事実を知ってしまいました。
ヴァイオレットは、この心の痛手から立ち直ることができるのでしょうか。そしてがれきの下敷きになった少佐は、本当に亡くなったのでしょうか!?(;_;)
ヴァイオレットたちが、天文台の古い書物を保存するために呼び集められるお話でした。

数多くの自動手記人形たちが、山の上に向かうロープウェイに乗っていました。その中には、ヴァイオレットの姿もありました。彼女たちは、山頂にある天文台へと向かっていました。そこで仕事をするために、彼女たちは呼び寄せられたのです。

なぜか天文台の職員は若い男ばかりで^^;、代筆屋の女の子たちが集団でやって来ることでざわついています。しかし、そんな中、彼女たちに興味を示さないリオンという青年がいました。彼は自動手記人形をというより、女性を嫌っているようです。

そして、数多くの自動手記人形たちが集められた理由がわかります。天文台には数多くの貴重な本が所蔵されていて、それを管理・維持するのも彼らのつとめです。そして各地で発見された貴重な文献が、次々とここに集められているのでした。しかし、それらの中にはきわめて状態の悪い物もありました。そこで、その写本を作るために自動手記人形の力が必要になったのです。

ヴァイオレットは、女性を嫌っているリオンとペアを組むことになりました。女性に対する嫌悪感を持っているリオンですが、ヴァイオレットの美しさには思わずうろたえてしまいました。そしてヴァイオレットとリオンの作業が始まりました。

リオンは優秀な研究者のようで、古い文字で書かれた本もあっという間に解読していきます。しかし、そんなリオンの早さに遅れることなく、ヴァイオレットもタイピングしてみせました。そして2人は、通常なら3日間かかる量の作業を1日で終えたのでした。

そんなヴァイオレットと、リオンは少しずつ心の距離を縮めていきます。そんな中、他の同僚たちがヴァイオレットに声をかけてきました。彼らはリオンの性格の悪さや孤児であることを理由に、自分たちと仲良くしようと誘います。

しかしヴァイオレットもまた、リオンと同じ孤児でした。孤児とはいえ、リオンは両親の顔を覚えていました。しかしヴァイオレットは、自分の両親の顔さえ知らなかったのでした。

それをきっかけに、ますますヴァイオレットに親近感を感じたリオンは、さらにヴァイオレットに惹かれていきます。そしてついに、あれほど女性を嫌っていたリオンは、ヴァイオレットを一緒にアリー彗星を見ようと誘ったのでした。

そして2人で星空を眺めながら、リオンは自分の過去をヴァイオレットに話しました。彼の母親は、元々は旅芸人でした。それがこの町で出会った男性と恋に落ちて、リオンが生まれました。リオンの父親は、各地をめぐって貴重な書物を集めていました。

ところが、ある日いつまで待っても父親が帰ってこなくなってしまいました。そんな父を探して、リオンの母もリオンを残して父を探す旅へと出て行方知れずになってしまったのです。母親が自分ではなく、父を探すことを選んだことが、リオンの女性嫌いの原因だったのでした。

そしてリオンは、ヴァイオレットにも大切な人がいるかと尋ねました。もちろん、ヴァイオレットには少佐という大切な人がいます。これまで寂しいという気持ちを知らなかったヴァイオレットに、離れていても大切な人を思い出してしまうことが寂しいという気持ちだと、リオンは教えてくれたのでした。

さらにリオンは、自動手記人形としての契約中に大切な人が危険な状態にあったらどうするか問いかけました。それにヴァイオレットは、迷わず少佐の元へ駆けつけることを選んだのでした。その一方で、そうしてしまうことをどう謝罪すればいいのか考えているところが、ヴァイオレットらしいですね。

そして契約期間が終わり、自動手記人形たちが帰る日が来ました。ヴァイオレットと別れる前に、リオンはこれからの自分の目標を教えてくれました。それは彼の父と同じように、各地をめぐって貴重な書物を集めたいという希望でした。これまでの彼は、ここで両親が帰ってくるのを待っているだけでしたが、ヴァイオレットと出会ったことで自分の足で世界に踏み出してみようと決意したのでした。

というわけで、手紙の代筆とはまた違った自動手記人形のお仕事が見られたお話でした。
今回のエピソードでは、養成学校時代に知り合ったルクリアとの再会もあったのが良かったです。
前回のラストに現れた、少佐の兄との出会いがヴァイオレットにどんな影響を与えたのかは描かれませんでしたが、ヴァイオレットの暗い表情がそれを十分に補っているのが凄いですね。

しかし、憂い顔がこんなに魅力的なヒロインというのも珍しいですね。(^^;
ヴァイオレット本人には、悲しいとか寂しいという気持ちの自覚はないのでしょうが、心に抱えた辛さを静かにじっと耐えている健気さが、その美しさをさらに引き立てているように思えました。
ヴァイオレットが、お姫様の恋文の代筆をすることになるお話でした。

軍に呼び出されたホッジンズは、平和が訪れたとはいえ、北部にはまだ不満を持つ勢力がいることを告げられます。そしてヴァイオレットが、自動手記人形としてドロッセル王国へと派遣されることになりました。その目的は、王女シャルロッテの婚約者であるダミアンへの手紙を代筆することでした。

思いっきり政略結婚ぽいので、王女はそれに反発してむくれているのかと思いきや、実はかって一度だけ会ったことがあるダミアンのことを、ずっと慕い続けていたのでした。ヴァイオレットが代筆した手紙は、とても美しいものでした。そして、それに対するダミアンからの返事も、やはり代筆されたもののようで、美しいものでした。

しかしシャルロッテが本当に欲しいのは、そういう手紙ではありませんでした。自分は心から相手のことを慕っているのに、10歳も年上のダミアンが本当に自分を好いてくれているのか、それが気がかりだったのです。それを知ったヴァイオレットは、ある提案を王女にしました。そして王女自身の手で、手紙を書かせたのです。

今回笑ったのは、シャルロッテとダミアンの手紙が両国の国民に公開されていて、それを読んだ国民がうっとりしたり、やきもきしたり、自分のことのように気をもんでいる姿でした。(^^; こういうプライベートな手紙も国民に公開されてしまう王族ってたいへんとも思いました。(笑)

そしてダミアンから決定的な手紙が届きました。2人が一度だけ会ったあの庭園で、もう一度会いたいと言ってきたのです。シャルロットはそれに応じて、夜の庭園への向かいます。そしてシャルロッテは、ダミアンの本当の気持ちを聞くことができました。あの日出会った時から、ダミアンもシャルロッテのことが気にかかっていたのです。

かくしてシャルロッテとダミアンの婚礼が、盛大に執り行われることになりました。2人の恋物語と平行して描かれた、生まれた時からずっとシャルロッテを見守ってきた、結婚すれば宮廷女官アルベルタと別れることになる寂しさが描かれていたのもよかったです。婚礼に向かう前に、シャルロッテを見守ってきたアルベルタが涙をこらえている場面も素晴らしかったです。

今回ヴァイオレットが果たした重要な役割は、ダミアンの手紙を代筆している自動手記人形と交渉して、ダミアン自身の手で手紙を書くように仕向けたことでした。ダミアンの自動手記人形は、ヴァイオレットには知らされていませんでしたが、その文体から代筆しているのが同じ会社のカトレアだと見抜いていました。

前回、カトレアの代筆をした時はまだ危なっかしい感じでしたが、その後でヴァイオレットの代筆能力は飛躍的に向上したようですね。さらに今回は、手紙を代筆しないことこそが、シャルロッテとダミアンにとって最善だと判断したところも凄いですね。

こうしてヴァイオレットの活躍で、戦いの火種は消えそうです。・・・と思ったら、ヴァイオレットの前にディートフリート・ブーゲンビリアが現れました。彼はヴァイオレットの慕うギルベルト少佐の兄で、かっては海軍大佐だったようです。その船でヴァイオレットは、ディートフリートの仲間を何人も殺したことがあるようです。なぜヴァイオレットは、少佐の兄の仲間を殺したのでしょうか!?

というわけで、今回もとても見応えのあるお話でした。そういえば驚いたのは、孤児だから年齢がはっきりしないとはいえ、ヴァイオレットはまだ14歳だったんですね。(^^; もっと年上かと思ってたので、これにはびっくりでした!
それから、ダミアンのことを慕っていたシャルロッテが、ただ彼との婚約を願っていただけでなく、彼の国と手を組めばどんな利益があるかを調べつくして、事前に周囲を説得していたのも好印象でした。
ヴァイオレットが、アイリスと一緒にアイリスの故郷に行くことになるお話でした。

これまで指名されて代筆したことのないアイリスに、代筆の依頼が入りました。彼女の故郷に住む女性が、アイリスに代筆を依頼してきたのです。浮かれるアイリスでしたが、ヴァイオレットに図星を指されて、出発前に腕を痛めてしまいました。そこでヴァイオレットも、アイリスに同行することになったのでした。

アイリスの故郷は、会社のある都会とは違い、自然が豊かな田舎でした。故郷に帰ってきて親族の歓迎を受けるアイリスでしたが、思わぬ状況が待っていました。なんと代筆の依頼者は、アイリスのお母さんが先祖の名前を使ったものだったのです。

軍隊式が抜けないヴァイオレットは、それは規約に反すると帰ろうとします。しかし、お母さんから正式に代筆を依頼するということで、ようやく仕事を受け入れることになりました。その依頼とは、アイリスの誕生日を祝うパーティーの招待状を作成することでした。お母さんがアイリスをだますようにして呼び寄せたのは、そのパーティーでアイリスの結婚相手を見つけたいという気持ちもありました。

こうして不本意なアイリスと、あくまでも職務に忠実なヴァイオレットは、仕事を開始しました。お母さんから渡された招待状の発送先リストを見たアイリスは、その中から、エイモンという男性への分は外して欲しいとヴァイオレットに言いました。しかし、あくまでも依頼に忠実なヴァイオレットは、お母さんに確認してエイモンにも招待状を出しました。

そして、誕生パーティーの日が来ました。アイリスはパーティーの主役として、きれいに着飾って友人たちと会話しています。そこにエイモンがやって来ました。エイモンの姿を見たアイリスは、涙を浮かべながら家の中に駆け込んでしまいました。アイリスは、かってエイモンに告白して振られたことがあったのです。

アイリスとエイモンは、ずっと幼なじみとして親しい関係でした。アイリスは、自分と同じようにエイモンも自分を好きだと思っていました。しかし告白したアイリスに、エイモンは幼なじみとしか見ていないことを告げました。恋に破れたアイリスは、得意でもなかった文章の勉強をして、自動手記人形を目指すことになったのでした。

アイリスの事情を知ったヴァイオレットは、アイリスの気持ちをくみ取れなかったことを謝りました。しかし、ヴァイオレットのまっすぐに語られる言葉には、アイリスや彼女の母親をはっとさせるものがありました。花形の自動手記人形だと嘘の手紙を送ったアイリス、アイリスを呼び寄せるために嘘の依頼をしたお母さん。どちらも相手の本当の思いに気がついていなかったのです。

そしてヴァイオレットは、アイリスに手紙を書くようにすすめました。両親と顔を合わせると、言えなくなってしまうことが、アイリスにはあるからです。そしてヴァイオレットは、アイリスの手紙を代筆しました。その手紙を読んだ両親は、ようやくアイリスの本当の思いを知ったのでした。その手紙には、嘘をついたことへの謝罪と、もう少し自動手記人形としてがんばりたいというアイリスの思いが込められていました。

そしてアイリスとヴァイオレットは、会社に帰ることになりました。旅立つアイリスに、お父さんはきれいなアイリスの花を誕生日プレゼントとして渡してくれました。アイリスの名前は、その花が満開に咲いていた時に生まれたことからつけられていたのでした。

それを聞いたヴァイオレットは、初めて少佐と出会った頃のことを思い出しました。名前さえ持たない彼女に、ヴァイオレットという名前をつけてくれたのは少佐だったのです。その頃はまだ幼かったヴァイオレットですが、いつかその名前にふさわしい人になれるという、少佐の思いの込められた名前だったのでした。

というわけで、前回に続いてとってもよいお話でした。
ヴァイオレットを嫌っているアイリスと、2人で出かけることになってどうなるかと思いましたが、今回一緒に出かけたことで2人の距離が縮まりました。物語のメインはアイリスでしたが、それだけで終わらず、最後にヴァイオレットの過去にも触れる展開が上手いなあと思いました。(^^)
ヴァイオレットが、初めて思いのこもった手紙を代筆するお話でした。

社長の提案で、ヴァイオレットは自動式人形の養成学校に通うことになりました。そこでもヴァイオレットは、周囲からは浮いた存在です。そしてタイピングの正確さ、語彙などといった技術面では、ヴァイオレットは常に満点を取りました。

しかし、授業が本格的な代筆の実習に入ると、ヴァイオレットの弱点が現れました。彼女の代筆した手紙は、どれも相手の思いをくみ取ったものでなく、事実を並べた報告書になってしまうのです。

そんな中、ヴァイオレットは隣の席で一緒に学ぶ、ルクリアという女の子と仲良くなりました。最初の代筆の練習で、ルクリアはヴァイオレットに両親への手紙を頼みました。しかし実はルクリアの両親は、先の戦争で亡くなっていたのでした。
ルクリアは、戦場から生きて帰ったお兄さんと一緒に暮らしていたのでした。

せっかく生きて帰ることができたのに、お兄さんの心はすさんでいました。兵士として戦いに赴きながら、これといった功績をあげたわけでもなく、帰ってみれば両親が亡くなったことを知って、お兄さんはそれが自分のせいだと悔やむようになったのです。そして今では、特に働くわけでもなく、毎日お酒を飲んではケンカするような生活をしていました。

ある日、ルクリアはヴァイオレットを高い鐘楼へと誘いました。そこからは、ヴァイオレットたちが住んでいる街を一望することができました。かって少佐がヴァイオレットに見せたいと言った景色は、そういう景色だったのでしょうね。

そして養成学校の授業が終わる日が来ました。ルクリアは自動式人形の証であるバッチを手にすることができましたが、残念ながらヴァイオレットはそれを手にすることができませんでした。ヴァイオレットには、どうしても相手の思いをくみ取った手紙を書くことができなかったのです。

それを社長に報告するヴァイオレットでしたが、気持ちは晴れません。ヴァイオレットは、いつしかルクリアに教えられた鐘楼へと再び赴いていました。そこでヴァイオレットは、ルクリアと再会したのでした。ルクリアはヴァイオレットに、もう一度手紙をタイプするようにすすめました。ルクリアは、本当はお兄さんにどうしても伝えたい気持ちがあったのです。

戦争で両親を失ったルクリアでしたが、お兄さんは無事に帰ってきてくれた。それだけで、ルクリアには十分でした。その気持ちを何とかお兄さんに伝えようと思うのですが、いざとなる言葉が出てきません。そんなルクリアの思いを、ヴァイオレットは手紙にしました。それは無事に帰ってきてくれた喜び。そして、生きてくれてことへの感謝を伝えるシンプルな手紙でした。

それをヴァイオレットは、自分の手でルクリアのお兄さんへと届けました。その手紙を読んだお兄さんは、ようやくルクリアの本当の思いを知ることができました。そしてルクリアとお兄さんは、2人の思い出の場所でもある鐘楼へと登りました。ルクリアにこの場所を教えてくれたのは、お兄さんだったのです。

ルクリアは、ヴァイオレットが代筆してくれた手紙を養成学校の先生にみせました。それを見た先生は、ヴァイオレットにも卒業の証であるバッチを与えてくれたのでした。サブタイトルにもなっている、「あなたが、良き自動書記人形になりますように」という言葉が心に残る、とても素敵な内容でした。(^^)

今回は文句なしに満足できる神回でした!
これまでは作画的なクオリティは高くても、ストーリーの重さや共感できる登場人物なさから、今ひとつ物語の世界に引き込まれませんでした。しかし、今回はゲストキャラとして登場したルクリアに共感できるものがありましたし、そのおかげでヴァイオレットの心が少しだけ開かれる流れが絶妙でした。
ヴァイオレットが、自動書記人形として働き始めるお話でした。

四年前に、ヴァイオレットは"武器"としてギルベルト少佐に与えられました。この世界の成り立ちはよくわかりませんが、どうしてヴァイオレットが武器として扱われることになったのかも、これから明らかになっていきそうですね。

そして今、ヴァイオレットはホッジンズ中佐の経営する郵便会社で自動書記人形として働き始めようとしています。その中心であるカトレアは、手始めにタイプライターの使い方を覚えるようにヴァイオレットに言いました。軍隊にいた時の週間が染みついているヴァイオレットは、黙々とその"任務"を果たします。

カトレアの他にも、エリカやアイリスといった代筆人が会社にはいます。しかし2人は、ヴァイオレットに対してよい感情を持っていないようです。エリカは自分の仕事に自信が持てないようですし、アイリスはやる気はあっても実力が追いついてない感じです。

ヴァイオレットは、機械のような正確さでタイプライターの扱い方を覚えていきました。そんなある日、カトレアが留守の時にトラブルが起きました。とある女性社長が、自分に気がある男性への手紙の代筆を依頼に来ました。ヴァイオレットは、女性が口にしたそのままを手紙にして出しました。

しかし、女性は口では相手への憎まれ口を言いながらも、本心では彼に気があったのです。ヴァイオレットが書いた手紙を読んだ男性は、それを女性のところに送り返してきました。それを見た女性が、怒って会社に怒鳴り込んできたのです。
ヴァイオレットには、言葉に表と裏があることもわかっていなかったのです。

自分には理解不能な感情に戸惑うヴァイオレットは、雨の中をさまよい歩きます。そしてずぶ濡れのまま帰宅したところで、エリカと顔を合わせました。エリカにヴァイオレットは、自分はこの仕事に向いていないのかと尋ねます。それにエリカは、向いていないと思うと答えました。

しかしヴァイオレットが、愛しているという気持ちを知りたいのだと気づいた時、エリカの心が動きました。この場面、エリカの心に合わせるかのように、雨上がりの陽が差してくる演出がよかったです。

その時、社長にアイリスがヴァイオレットに代筆をやめさせろと抗議していました。それを聞いたエリカは、思わずやめさせないでと叫んでいました。本当に代筆に向いていないのは、ヴァイオレットではなく自分だとエリカは痛感していたのでした。

そしてヴァイオレットは、勉強のためにアイリスが通っていた自動書記の養成学校に通うことをすすめられたのでした。
そうそう。前回の約束を守って、社長はヴァイオレットがなくしたブローチを手に入れてくれていました。なんと、そのために今月分の自分の給料を使い果たしていました。

今ひとつ世界観にわからないところはありますが、キャラのちょっとした心の動きまで丁寧に描いている作画に引き込まれました。(^^)
新番組のお試し視聴です。京アニの新作は、武器として扱われてきた少女が、愛する気持ちを知る物語みたいです。

ヴァイオレットという少女は、ギルベルト少佐と共に戦場で戦ってきました。しかし、戦いの最中に重傷を負い、今のヴァイオレットは療養中です。治療中でありながらも、ヴァイオレットの心は常に戦うこと、そして少佐からの新たな命令のことしかありません。

そんなヴァイオレットの元に、ホッジンズ中佐が訪れました。中佐は少佐から、ヴァイオレットのことを託されていたのでした。それをヴァイオレットは新たな任務と考えますが、すでに長く続いた戦争は終了していたのでした。

ヴァイオレットは、中佐と共にエヴァーガーデン家に赴きました。そこでヴァイオレットを引き取りたいと言ってくれたのです。しかし、ヴァイオレットの心には戦うことしかありません。両腕を戦いで失い、機械の腕になりながらも、まだヴァイオレットは戦おうとしていたのです。

結局、ホッジンズ中佐がヴァイオレットを引き取ることになりました。中佐は軍を退役して、今では郵便会社を経営していました。そこでの暮らしは、これまでのヴァイオレットの知らないものでした。淡々と仕事をこなすヴァイオレットは、ある日やって来たお客さんから手紙の代筆を頼まれました。

文字の読み書きは、少佐から教わっていたヴァイオレットでしたが、お客さんが何を求めているのかわかりません。そんな中、会社で代筆を担当している女性が、その手紙の代筆を引き受けました。彼女はお客さんが語った言葉をくみ取り、お客さんが本当に伝えたかった思いを文章にしました。

そのお客さんが望んだのは、故郷に住む愛する人に自分の思いを伝える手紙でした。それを見たヴァイオレットの心が、初めて自分の意志を持って動きました。自ら望んで、ヴァイオレットは代筆業務がしたいと言ったのです。亡くなったらしい少佐が、ヴァイオレットに最後に伝えた言葉も愛しているだったのです。
心を失ったような少女ヴァイオレットは、代筆という仕事をしながら何を知ることになるのでしょうか。

京アニ作品ということで、作画的なクオリティの高さにまず圧倒されました。内容的にはちょっと重たかったですが、次回以降ヴァイオレットの心にどんな変化が生まれてくるのか気になります。