日々の記録

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アニメの「雪の女王」がスタートして以来、いつかは原作もきちんと読もうと思っていたので、岩波文庫の「完訳 アンデルセン童話集・2」に収録されている「雪の女王」を読んでみました。

(以下、内容についてのネタバレがありますので、これから原作を読もうと思ってらっしゃる方はご注意ください。)

原作は、7つのお話からなる物語でした。
1つ目は、悪魔が作った鏡の物語です。アニメとは違い、悪魔たちが神様をからかうために天上界に鏡を持ち込むと、鏡が割れて世界に飛び散ってしまいました。

2つ目は、ゲルダのカイの物語です。アニメよりも、ゲルダとカイが幼い印象を受けました。アニメと同じく、鏡の欠片が目に入ったカイは、雪の女王の橇に自分の橇をつないでしまい、そのまま雪の女王と共に町から消えてしまいました。

3つ目は、アニメの第8話に登場する花園が出てきます。ゲルダは自らの意思でカイを探すたびに出たわけではなく、川に浮かぶ小舟に乗っているうちに船が流されて花園にたどり着いたのでした。魔女の帽子を見て、ゲルダがカイのことを思い出すのは、アニメと同じ展開です。ただ、そこから出る時にゲルダは裸足で出てきてしまったために、足が傷だらけになってしまいます。

4つ目は、アニメの第28話と同じでゲルダが話ができるカラスと出会うお話です。カイに似ている王子を訪ねて、彼が別人だということをゲルダは知ります。そこで王子と王女から金の馬車や衣類などをもらい、再びカイを探して旅に出るのでした。

5つ目は、アニメの第29話からの山賊の娘との出会いです。山賊に捕らえられたゲルダは、その娘に助けられてトナカイ(ベー)と出会います。アニメではゲルダがどこを目指していたのかはっきりしませんでしたが、原作ではラプランドという地名が登場していて驚きました。

6つ目は、アニメでは第32話の賢者と風使いのお話です。ここで初めて、ゲルダの目的地がフィンマルケンだということ、カイの心に鏡の欠片が刺さっていることをゲルダは知ります。そしてトナカイに氷の城まで連れてきてもらったゲルダは、雪の女王の軍勢に行く手を阻まれます。ゲルダが「主の祈り」を唱えると、天使が現れて軍勢を蹴散らしてくれるのでした。

最後は、ゲルダとカイの出会いです。雪の女王とゲルダが出会うことはありませんでした。ゲルダの賛美歌を聴いてカイが泣き出して、それで鏡の欠片が涙とともにカイから飛び出しました。
二人が故郷に戻ってきて、気がつくと二人は大人になっていました。

原作は、アニメと比べるとかなり宗教色の強い内容でした。童話としては面白いですが、雪の女王とは何だったのか、悪魔の鏡はその後どうなったのか、などいろいろと疑問の残る内容でした。

ゲルダの強い意志、ホルガー伝説、雪の女王と悪魔との対立という要素を盛り込んで、現代の視聴者にも納得できる形に物語を再構成した、アニメ版の素晴らしさをあらためて感じました。
じっくり時間をかけて視聴してきた総集編も、これが最後です。氷の城にたどり着いたゲルダが、とうとうカイと再会して故郷へ帰るまでがまとめられていました。

苦労の末にカイのところまでたどり着いたのに、カイはゲルダのことを忘れてしまっていました。
これ、考えてみるとひどい状況ですよね。(^^; 遠距離恋愛をしていて、恋人から連絡がないから直接恋人のところまで出かけてみたら、恋人はすっかり自分のことを忘れていたようなものですから。しかも、恋人には年上の彼女(雪の女王)がいて...。現実だったら、修羅場になりそうな気がします。(笑)

もっとも、ゲルダも旅の途中で一緒になったラギさんと、かなりラブラブな状況ではあったのですが。(^^;
ラギさんは、雪の女王も苦戦した魔王と対等に戦い合ってます。この人も本当にただ者じゃないなあと思います。そういえば、炭坑の町でラギと殴り合ったおじさんがいましたが、人間離れしたラギさんと戦い合ったのですから、あの人も実は凄い人だったのかもしれません。(^^;

故郷へ帰ったゲルダとカイは、その後めでたく結婚。雪の女王も、そんな2人のために雪を降らせて祝福してくれます。この物語は、ゲルダとカイの成長物語でもあったんだなあと思いました。
総集編の第5話は、ゲルダが氷の城へたどり着くまでのお話でした。

アバンは亡霊の王様のお話でした。ここは全体の流れから見てもそれほど重要とは思えないので、ゲルダとラギが氷河を渡る場面にもう少し時間をかけて欲しかったです。もっとも、より詳しく見たければ録画した全編を見直せばいいんですけど。(^^;

ゲルダがラギさんをラギと呼ぶようになるのは、やはり今見直しても違和感がありますね。ラギもゲルダにとって大切な人ですが、恋人や家族ではなく尊敬する人として大切な人だと思うのです。そういうことから考えると、ラギがいくら呼び捨てでいいと言っても、ラギさんと「さん」づけで呼び続けて欲しかったです。

ゲルダが吹雪の迷路を抜けて、べーとはぐれても前へ前へと進もうとする場面は、やはり何度見てもいい場面ですね。一歩一歩にゲルダの強い思いが感じられて、ほろっときてしまいました。
そして、苦労に苦労を重ねて、ついに目の前に現れる氷の城。この場面も、何度見直しても感激してしまいます。先の展開はわかっているのに、このドキドキ感。本当に凄い作品ですね。
ようやく総集編の第4話を視聴しました。本編ではカイ視点がほとんどなかったので、この第4話は総集編ならではで面白かったです。

お話としては、カイが氷の城へ行くまでの経緯と、氷の城でパズルを解くことになること、風の化身との出会いなどが描かれていました。改めて見直してみると、クライマックスの重要な要素はカイを中心にちりばめられていたんだなあと思いました。

カイが氷の城へと連れられてゆく場面ですが、総集編で見ただけでもかなりの距離がありますね。この距離を旅してカイまでたどり着いたゲルダは、本当に凄い女の子だと思います。本編では時間の経過が今一つはっきりしないのですが、ゲルダがカイと再会するまでに2~3年は軽く経過していそうですね。(^^;

総集編も残すところ、あと2本。早く先が見たいような、見てしまうのがもったいないような複雑な心境です。
第14話から第24話あたりまでをまとめたお話でした。メインは第16話のラギさんの過去がかいま見える、炭坑でのお話でした。

ゲルダの長い旅の間には、楽しいことばかりでなく死という重い現実に直面することが何度もありました。
ろくでなしと罵られながらも、病気の痛みをお酒で紛らわせ息子のためにお金を残して死んでいったヘレーネ、あまりにも有名なマッチ売りの少女・マリアの痛ましい死。
そんな悲しさを乗り越えて、ゲルダのカイを探し求める旅は続けられたのです。

総集編で振り返ってみても、ハンスはいてもいなくてもいいようなキャラでしたね。(^^;
決して悪い人ではないと思いますが、ああ次々と発明品を壊されては、それに出資した人たちが気の毒だと思うんですけどねえ。

それに比べて、やっぱりラギさんはカッコいいですね。部下が全滅して自分一人だけが生き延びてしまったという苦しい過去を背負いながらも、言い分けはしないし(反撃はしてましたが^^;)、前に進むことを投げ出さないですから。
旅に出たゲルダの、さまざまな出会いが描かれました。本放送では第5話~第13話にあたります。

中心となっていたエピソードは、魔女と出会って記憶を失ってしまうお話です。思い返してみると、このお話はカイを探すという大切な目的を忘れてしまう、ゲルダ最大の危機でした。しかし、どんな魔法もゲルダの心からカイを消すことはできませんでした。バラの精と出会い記憶を取り戻したゲルダは、カイは死んでないという重大な情報を得ることができたのでした。

そして、後の旅で苦労を共にする仲間、ラギ・ホルガー・アモールとの出会い。
ラギと会った町で白い馬車を見た男の話を聞いたゲルダは、カイへの手がかりをつかむため吹雪の雪山へと向かったのでした。深い雪に埋もれそうになりながら、それでも雪をかき分けて進むゲルダ。カイへの思いの強さをあらためて感じさせられました。
「雪の女王」総集編の第1話は、本放送の第1話から第4話をまとめたものでした。

氷の城にある大鏡が割れたことで、幸せに暮らしていたゲルダとカイは不思議な運命に巻き込まれました。
鏡のかけらが目に入ったカイの性格が豹変し、やがてカイは雪の女王に連れ去られてしまったのです。
嘆き悲しむゲルダは、自分の他にも雪の女王の白い馬車を目撃した人がいることを知りました。吟遊詩人のラギにカイの似顔絵を描いてもらったゲルダは、カイを探すためにたった一人で旅に出るのでした。

大好きな親友を失ったゲルダが、悲しみを乗り越えて自分のできることをするために歩き出すのが何度見直してもいいですね。旅の中でゲルダは何度も困難な状況に追い込まれましたが、それを支える強い意志はこの時から育ち続けていたんだなあと思います。

雪の女王、後半は意外と薄着が多かったですが^^;、最初の頃はしっかりと厚着してますね。人間と違って、暑くなったら厚着して、寒くなったら薄着になるんでしょうかね。(笑)
NHKアニメ劇場「雪の女王」<オリジナルサウンドトラック>アニメ「雪の女王」のサントラCDを購入しました。
買おうか買うまいか迷っていたのですが、マイナーな作品なので今CDを買っておかないと後からでは買えなくなるかもしれないですしね。

放送終了からそれほど時間が経っているわけではないのですが、CDを聴いていたらなんだか懐かしい気持ちになりました。ヴァイオリンだけでなく、ピアノバージョンの「スノーダイヤモンド」なども収録されていていい感じでした。(^^)

本編でも流れた挿入歌「夢であえるね」がフル・バージョンで収録されているのもうれしかったです。できればゲルダ役の川澄綾子さんだけでなく、ほかの声優さんも一緒に歌っているとよかったのになあ。
ゲルダの長い旅もようやく終わりの時を迎えました。

アバンでいきなり魔王が封印されてしまったのかと思った時は驚きました。しかし、砕けた鏡は完全には再生されておらず、カイの心の中に残った破片がまだ欠けていたのでした。
魔王の力に苦しむカイ。ゲルダは必死にカイを励まします。ラギはホルガーを伴い、魔王との戦いに赴くのでした。

苦しみに力尽きて息果てようとしていたカイを救ったのは、ゲルダの涙でした。カイを想うゲルダの気持ちが、心に届いたかのようにカイはゲルダと摘んだ白薔薇・赤薔薇の記憶を思い出したのでした。そしてカイが真に生きたいと願ったとき、その涙と共に鏡のカケラは心の中から流れ落ちたのでした。

そのころラギも魔王と戦っていました。ラギの放った剣が魔王を貫き、魔王は再び封印されたのです。
巨大な魔王と戦うラギが超人過ぎるような気もしましたが、ラギはホルガーの心を受け継ぐものです。魔王との戦いにあたり、その力も蘇ったのだと好意的に解釈しておきます。(^^;

こうして戦いは終わり、ゲルダたちが氷の城を去る日がやってきました。
雪の女王はラギの元を訪れ、どうしてラギだけを助けたのか、その真相を話します。
ラギの部下は雪の女王が駆けつけたときには、既に全員手遅れだったのです。雪の女王が救うことが出来たのは、最初からラギ1人だけだったのです。
真相を知ったラギは、ようやく長い間探し求めてきた答えを手に入れることが出来ました。そして、その理由がわかった後も、部下たちの故郷を巡って生きてゆく。とてもラギらしい生き方だと思いました。

雪の女王の馬車に送られたゲルダたちは、ベーやフリーダとの再会を果たしながら旅を続けました。
主人公が自分の旅の軌跡をたどって故郷に向かう場面を見て、大昔に放映された「アンデス少年ペペロの冒険」という作品の最終回を思い出しました。(誰か知ってる人いますか?(笑))

そして、ついにゲルダとラギの別れの日がやってきます。2人が旅の間に築き上げた絆は、とても尊いものだと思いました。ゲルダにとってラギという存在は、お父さんのようでもあり恋人のようでもあったのではないかと思いました。

ゲルダとカイが故郷に到着する直前、雪の女王がなぜカイを選んだのかという謎が明かされました。
それは、カイにはゲルダというとても素晴らしい友達がいたからです。この答えを聞いて、ほろっとしてしまいました。雪の女王は、カイがパズルを絶対に完成させることも、ゲルダが絶対にカイの元までやってくることを確信していたんですね。
この答えで、それまでのゲルダの長くて苦しい旅が報われた思いがしました。ゲルダの旅は、雪の女王の信頼という大きな力にずっと見守られていたんですね。

こうして故郷にたどり着いたゲルダとカイは、その後めでたく結婚しました。
まさかゲルダとカイの結婚式が見られるとは思っていませんでしたので、とてもうれしかったです。
ゲルダ、とてもきれいなウェディングドレス姿でした。カイも、とても凛々しい青年に成長したようです。結婚式にハンスが駆けつけたのはご愛敬でしたが、2人はきっとこの先も幸せに暮らしてゆくでしょうね。素敵な最終回でした。

ちょっとだけ不満を書くと、カイが記憶を取り戻す場面をきちんと描いて欲しかったです。
2人の間にはもう言葉はいらないのかもしれませんが、ゲルダの旅をずっと応援してきた視聴者としてはカイがゲルダにありがとうというのを聞きたかったなあ。

最後に全体を通しての感想です。お話的には、序盤のたった1人でゲルダがカイを探す旅に出るまでが一番よかったです。話数が短縮されたせいか、終盤の展開が慌ただしかったのがとても残念でした。
作品としては古いイメージもありましたが、逆に現在の作品群とは違った新鮮さを感じました。子供に媚びるのではなく、まっすぐなメッセージを伝えようという意気込みが作品から伝わってきました。
制作に関わられたスタッフの方々、本当にお疲れ様でした。ゲルダと一緒に、泣いたり笑ったり怒ったり、長い旅を楽しませていただきました。ありがとうございました。
雪の女王に助けられたラギ。そしてゲルダとの涙の再会が待っていました。

ゲルダのラギを想う気持ち、ラギのゲルダを想う気持ちに思わずほろっとしてしまいました。
眠っているラギの手を取ってのゲルダのセリフは、まるで愛しい恋人へのもののように感じました。ゲルダは何となく将来はカイと結ばれると思っていたのですが、こんなにラギ・ラブだとカイは結婚してもらえないかもしれませんね。(^^;
もしも将来結婚しても、ケンカした時などにゲルダに「貴方は氷の城で私のことを忘れてしまっていたけれど、ラギなら絶対に私のことを忘れたりしないわ」とか言われそうな気もします。(笑)

今週こそは雪の女王がラギだけを助けた真意が聞けるかと期待しましたが、女王は何も語りませんでした。ホルガーの心を受け継いでいる、それがやはり本音なのかなあ。
一緒に戦ってくれるように頼む雪の女王に、ラギは助けられたからといって言いなりにはならないと反発します。今までのラギの旅を考えたら、これは当然の反応だと思います。

そして、ラギの心を変えさせたのはゲルダでした。自分の過去のいきがかりはとりあえず置いておいて、ゲルダを助けるために自分の出来る限りを尽くす。とってもラギらしい決断だと思いました。
今回は魔王との戦いが中心になりゲルダは少し影が薄かったですが、ゲルダの存在がラギの心を決めさせたのですから、やはり物語の主人公はゲルダなんだと思えました。

ラギの戦闘力は、やはり人間離れしていました。魔王の手下が振り回す炎の剣を真剣白羽どり、そのままパンチ1発で相手を倒してしまいました。ゲルダもかなり運動能力が高いですが、ラギはさらにそれを越えた超人でした。旅って本当に人間を鍛えてくれるんですね。(笑)

そしてカイは、魔王に誘惑されながらもついにパズルを完成させました。ゲルダも疑問に思った、どうしてパズルを組み立てるのがカイでなければならなかったのか?はわかりませんでしたが、次回の最終回でそれも明らかにされるのでしょうか。

次回は、いよいよ魔王との決戦。そして懐かしい故郷への帰還です。ゲルダの旅が終わってしまうのは寂しいですが、どんな風に物語が閉じられるのか、ゲルダの旅の行方を見守りたいと思います。
残念ながら旅の間に鍛え上げられたゲルダ・パンチは見られませんでしたが^^;、ホルガーとの再会、ラギの復活と見所の多いお話でした。

鏡のカケラは魔王の呪いが込められたものだったんですね。雪の女王は、その呪いからカイを救うために氷の城にカイを連れてきたのでした。ちょっと不思議だったのが、結果的に雪の女王はカイを救ったわけですから、どうしてそれを正直にゲルダに伝えなかったのでしょうか。
愚か者=魔王との戦いが続いているのはわかりますが、最初にゲルダと話をした時にそこまでゲルダに話しておけば、記憶を失ってしまったカイと会ってゲルダが悲しむこともなかったと思うんですけど。
何かゲルダに伝えられない理由があったのでしょうか。

一時的には落ち込んだゲルダですが、翌日にはもう復活です。似顔絵やルーペを取り出して、少しでもカイの記憶を取り戻させようと必死です。赤トロルや青トロルともすっかり仲良くなったようですし、ゲルダのこういう前向きな明るさは本当にいいなあと思います。

そんなゲルダの目の前で、カイの中に眠っていた魔王の力が目を覚まします。体は炎のように燃え、口からは火を吐き、まるで小さな魔王といった感じです。雪の女王の力を持ってしても、その呪いを抑えることはできても、取り除くことは出来ないのですね。

そして魔王の放った炎の槍がゲルダに当たるかと思った時、ホルガーがゲルダを救いました。ラギと一緒に凍ってはいなかったようなのでどうなったかと思いましたが、ちゃんと生き延びてくれていたんですね。久しぶりに見たホルガーの元気な姿に、思わずほろっとしてしまいました。

ホルガーの名をゲルダから聞いた雪の女王は、氷漬けになっているラギのところへ。来るべき魔王との戦いに備えて、ホルガーの心を受け継いでいるラギの助けを借りようとしたのでした。
助け出されたラギが、どうして部下を見殺しにしたのかと叫ぶところは見応えがありました。それに雪の女王はきちんと答えませんでしたが、できればその理由をきちんと語って欲しかったです。

次回はいよいよ雪の女王と魔王の戦いが本格化しそうです。必然的にゲルダの役回りが小さくなりそうな気がしますが、できればゲルダのカイを想う一途な気持ちが魔王との戦いの決め手となってくれるといいのですが。
氷の城にたどり着いたゲルダは、雪の女王と、そしてカイと会うことができたのですが・・・。

この長い旅の間にゲルダは相当鍛え抜かれていたようです。氷の城を守る護衛たちにいったんは包囲されるものの、あっという間にその囲みを破って城への入り口へと到着しました。
しかし、そこで数多くの兵士たちに囲まれて、もはやこれまでかと思いきや、氷の城までやってきたゲルダの熱意に雪の女王は入城を許可するのでした。

いよいよカイと再会かと思いきや、次にゲルダを襲ってきたのは雪の女王の幻覚攻撃。(^^;
お父さんが戦場へと旅立つ悲しい場面を見せられて、とうとうゲルダは城の一室に囚われの身となったのでした。

今まで謎に包まれていた雪の女王の秘密が少し明らかになりました。雪の女王は、愚か者と戦うためにカイの力を必要としていたようです。カイが作っているパズルは、愚か者を封印するためのものらしいです。
愚か者はこの世に混沌をもたらすつもりみたいです。ということは、雪の女王は秩序の守護者ということでしょうか。鏡のカケラがカイの目に飛び込んだのは、パズルを完成させることができる者としてカイが選ばれたということでしょうか。

氷の城までやってきながらカイに会えないゲルダは、泣き続けます。その前に現れた雪の女王は、ゲルダに自分が許可するまでカイには会わないと約束させました。しかし、ゲルダの歌声に誘われた赤トロルと青トロルによって、ゲルダは眠っているカイのところへと連れて行ってもらったのでした。

この時のゲルダは、きっともう雪の女王との約束なんて忘れてしまっていたでしょうね。徐々に速くなる足取りが、ゲルダの気持ちを上手く表していたと思います。そして、カイとの再会。
しかし、喜びの絶頂にあったはずのゲルダに最大の悲しみがやってきます。何とカイはゲルダのことをすっかり忘れてしまっていたのです。
ゲルダは、カイの記憶を取り戻させることができるのでしょうか。そして、雪の女王と愚か者の戦いの行方は! 次回はいよいよラギが復活するみたいですし、目が離せませんね。

カイがゲルダのことを知らないと言った後、私の中では2人のゲルダが思い浮かんでしまいました。
1人のゲルダは、とても怒っています。カイに容赦なくパンチやキックを入れてます。「あんたに会うために今までどれだけ苦労したと思ってるのよ! とっとと私のことを思い出しなさい!」
もう1人のゲルダは、激しく泣きじゃくっています。「旅している間、ずっとカイのことを忘れたことはなかった。ようやくカイに会えたはずなのに、今までで一番遠くにカイがいるような気がする」

きっと次回のゲルダは後者のような気がするのですが、前者のゲルダもちょっと見てみたいと思うのでした。(笑)
ベーと一緒に氷の城を目指すゲルダ。今回は賢者、風使いと様々な人達の助けを借りて、なかなかおもしろいお話に仕上がっていました。

賢者と風使い、それぞれの描写がおもしろかったです。賢者が流れ星を拾って火をくべるところは、なかなかファンタジーしていていい感じでした。ゲルダたちと話ながら、賢者がヨガみたいなポーズをとるのが楽しかったです。私もあんな柔軟性が欲しいかも。(笑)

風使いの声は、なんと超ベテランの小原乃梨子さんでした。久しぶりに声を聴けて、それだけでうれしくなってしまいました。

今回の見所は、ベーと迷路の途中ではぐれて1人になったゲルダが、ラギの言葉を思い出してカイに合うために一歩でも半歩でも前に進もうとするところでした。ゲルダの熱い決意、カイへの思い、これが久しぶりに見られて良かったです。
それがあったおかげで、氷の城が画面に見えた時、本当にうれしかったです。ついに、やっとここまで来たんだと思いました。この作品を見ながら、私もゲルダと一緒に旅をしていたんだと気づきました。

さらに、役割を果たしたベーが去ってゆくのも良かったです。そして、ゲルダがそのベーに甘えないのも。ここから先の旅は、ゲルダ自身の力で成し遂げなくてはならないものだと思うからです。

本当に力が入る展開でしたが、2つだけ気になったことがあります。
1つ目は、風使いにゲルダがベーには家族や国があると言われた後です。ゲルダだったら、それを聞いたら絶対に一人で行こうとするんじゃないかと思いました。それでもベーがついて行く。その部分のやり取りがなかったのが残念でした。
2つ目は、風使いのお守りです。風使いはゲルダを気に入っていたみたいですが、だったらなぜゲルダに最初から風よけのお守りをあげなかったのでしょうか? ゲルダの決意に感心してというのはわかるのですが、風使いにとってそのお守りがどれくらい大切なものなのかわからなかったので、出し惜しみをしているみたいに感じられました。

次回はいよいよ氷の城です。予告を見ると、ついにカイとの再会も果たせるようです。どんなお話になるのか、今から楽しみです。
新年初の雪の女王でした。山賊話の途中で長い間待たされたので、今回のお話を見るのはとても楽しみでした。

見終わった感想は、この山賊話って結局なんだったの?でした。フリーダとアマンダの親子の確執、ご先祖様の木の実、山賊同士の争い、いろいろな要素がこのエピソードには詰め込まれていました。今回のお話で、それにどういう結末をつけるのか、とても楽しみにしていました。
でも、結局ゲルダとベーが一緒に旅に出る。それだけでした。しかも、唐突にアモールは山賊のところに置き去り。こんなのってないよ~!って感じです。

今回も前半はまだそれなりにおもしろかったです。アマンダの娘に対する思いとか、フリーダの母親に対する複雑な感情が描かれてましたので。でも、後半のよみがえりの谷への冒険は結局ベーの力だけで終わってしまいました。ここってフリーダ最大の見せ場だと思うんですけど。
おまけに、せっかくよみがえりの谷からもどっても、フリーダがアマンダに水を飲ませる場面の描写はなし。総集編じゃないんですから、このあたりはちゃんと描写して欲しかったです。

山賊話を振り返ってみると、この3話に渡るお話は配分が間違っていたような気がします。よみがえりの谷への冒険は、1話まるごと使って描かれるべき内容だったと思います。

次回からは再び氷の城を目指しての旅になります。見応えのあるお話を期待しています。
前回に続き山賊さんのお話です。

前回から出来る限り肯定的に視聴しようと思っていたのですが、今回を見てその気持ちも失せてしまいました。私の知っているゲルダは、自分が間違ったことをしたらきちんと謝る女の子のはずなんですけど。

今回のゲルダは、山賊顔負けに森の中を逃げる逃げる。以前森の中で山賊に出会った時は、運良くラギに助けられましたが、いつの間に山賊と対等に渡り合える力を身につけたのでしょうか。フリーダとも格闘してましたし、困難な雪の女王の城への旅がゲルダを鍛え上げたのでしょうか。(^^;

今回、お話に水を差したのは本編以外にも大雪情報でした。いきなり画面が縮んだ時には、何が起こったのかと思いました。朝の出勤時間帯ならともかく、日曜日のゴールデンタイムにあれほど長々と大雪情報を流す意味があったのかなあと思いました。NHK以外でもそうですが、最近のテレビは過剰に情報を流しすぎです。

話がそれました。前回ちょい役だったベーが、今回はようやく顔を出しました。何だか不思議な力を持った鹿さんみたいです。毛並みも純白ですが、もしかして彼もホルガーと同じように雪の女王と深い繋がりがあるのでしょうか。

山賊さんのお話、次回も続くみたいです。今までこれだけ時間をかけたお話はありませんでしたので、大事なエピソードなのでしょうが、それならもう少し声優さんの選択や作画に気を配って欲しいものだと思いました。
金の馬車で雪の女王の城を目指すゲルダは、大きな森の中で山賊たちに追いかけられてしまいました。

その森では2つの山賊が勢力争いをしていたのです。ゲルダは必死に逃げますが、女山賊のアマンダに捕まってしまいました。砦に連れて行かれたゲルダは、そこでフリーダという山賊アマンダの娘の友達にされることになりました。
しかし、友達といってもフリーダは、ゲルダを魔法の鎖でつないだのです。ゲルダの他にも、さまざまな動物たちが友達として鎖につながれていました。
そんな友達はおかしいと反発するゲルダでしたが、フリーダはそれをかえって楽しんでいます。

そんな時、ゲルダとフリーダはアマンダたちの留守に砦から抜け出します。2人が行った先は、先祖の木と呼ばれる大きな木が生えていました。その実をフリーダは食べてはいけないと聞かされていたのですが、実がおいしいからだと決めつけます。しかし、しばらくすると森に異変が!
ゲルダたちは、一体どうなってしまうのでしょうか。新しい仲間も増えそうで、次回が楽しみです。

山賊という荒っぽい仕事をしているにも関わらず、妙に占いに頼ったり、はしゃいで大騒ぎをしたり、どこか憎めないところがあるのでした。見ればかなりいい食生活をしているみたいなのですが、そんなに頻繁に獲物が来るのでしょうか。あれだけ獲物があれば、2つの山賊が争う必要はないような気もするんですけど。(^^; 争うのを楽しんでいる節もありますけど。

今回、ラギのナレーションが全くありませんでした。今までずっとラギの声は今一つだと思ってきたのですが、不思議なものでなければないで寂しいような気もしました。このまま終盤までラギは出番がないのでしょうか。
先週の激しさと一転。暖かなやさしさに満ちたお話でした。

氷河で森のカラスと会う、そこから幻想的なお話です。そのカラス、モーリーに導かれたゲルダが静かに静かにラギを失った悲しみを越え、カイをめざして再び歩き始める。それだけなんですが、いいお話でした。

モーリーに連れて行かれたのは、春の国。そこにもお城があり、モーリーの好きな人がお城に勤めています。名前はローシー。ゲルダは、何度も迷い立ち止まり、警備兵に追われ、戸惑い、そしてようやくカイの似顔絵に似ている春の国の王子に会うことができました。

疲れ切ったゲルダは、王子がカイでないと知って倒れてしまいますが、春の国の王子と姫はゲルダをやさしくもてなしてくれるのでした。でも、目が覚めたゲルダは再び北を、カイを目指します。
そんなゲルダに王子と姫がプレゼントしたのは金の馬車。ゲルダの思いが北にある限り、カイにある限り、そこを目指して進んでゆくのです。

ゲルダのカイに対する気持ちは、ただの友達に対するものではありません。といって恋人への思いとも違います。仲良しの兄弟、それが一番近いかもしれませんが、それよりも強い思いもあるような気もします。静かで暖かな思いですが、私はそんな思いを失わないゲルダがやっぱり好きだと思いました。
真っ向勝負! これぞ出崎演出という神髄のようなお話でした。

こういうお話が見たかったんです! こういうお話が見られるから雪の女王なんです!
これを見たことで前話の評価まで反転しました! ラギさん、やっぱり凄いです!
雪の女王に助けられたのかもしれないラギ!
雪の女王に親友を奪われたゲルダ!
2人の不思議で運命的な繋がりをこれほど感じたことはありませんでした!

ラギさん、ホルガー、本当に死んでしまったのでしょうか!
雪の女王の謎の行動の理由は!

子供がご飯を食べられなくなったから、主要キャラをアニメで殺すなと抗議した親がいたそうです!
人生に一度くらいは、そういう経験をさせてあげなさい! 私なら絶対にします!

とにかく見なさい! 今回は多く語るより、それが全てです!
雪の女王 Vol.6風邪気味でダウンしてしまい、不覚にも雪の女王の感想を書けませんでした。ようやく見ることができたら、ゲルダもラギも熱を出して倒れていて、自分がいかにこの作品と相性がいいかわかりました。(^^;

今回はホルガー伝説ということで、白狼のホルガーの過去が描かれるのかなあと思ったら、ホルガーというのは元はゲルダたちの世界の神話の英雄でした。普段は地面を支えているけれど、地上で戦いが起こると戦いに加勢するのですが、その間は地面は誰が支えているんだろう?という素朴な疑問が残ります。(笑)

話がそれました。雪の女王は、100年くらい前に恋人がいたことがわかりました。それがゲルダの語った英雄ホルガーでした。さらに、ラギの部隊が全滅したとき、雪の女王はラギと出会っていました。ラギも雪の女王関係者だったから、同じ目的を持つゲルダに何かと世話を焼いてくれたんですね。

雪の女王の城では、謎の化け物が城を脅かしています。女王は一体なにと戦っているのでしょうか。今までは、単に冬から春へと変わる季節を巡る戦いをしているのかと思っていましたが、そんな単純な戦いでもないようです。
そしてカイのパズルは着々と完成しています。これが完成したとき、何かが起こるのでしょうか。

今回もお話的には、けっこうおもしろい気がしたのですが、今ひとつ感情移入することが出来ませんでした。ラギがいきなりゲルダに、自分のことを「ラギさん」でなく「ラギ」と呼べというのも唐突な気がしました。旅の知識がゲルダよりあり、年長者なラギをゲルダが友達みたいに呼ぶのは何か違うと思うんですけど。

ラギの自分を犠牲にしてでも他人を助けたいという気持ちは素晴らしいです。でも、どうしてそこまで自分よりも他人を優先するのか、その理由が描かれていないので今ひとつ説得力がないんですよね。
声の演技の拙さも大きいですが、そろそろラギの心情がもう少し描かれてもいいんじゃないでしょうか。
星降る荒れ地と呼ばれるところで野宿をすることになったゲルダとラギ。その夜、青白い霧に包まれたゲルダは、アルフレッド王の亡霊と共に王家の鍵にまつわるやり取りに巻き込まれるのでした。

平和を望むアルフレッド王と兄王が争い、国は滅び人々は死に絶えてしまいました。ゲルダに付き合ってもらい(というか強引に付き合わせ^^;)城跡にやってきたアルフレッド王は、愛する王妃アウネスの姿を探し求めますが、そこに王妃の魂は見つかりませんでした。

亡霊となっても兄王は王家の鍵を探していました。その鍵こそが、永遠に彷徨う亡霊を荒れ地から解放する手段だったのです。ゲルダの協力により、アルフレッド王はアウネス王妃と王家の鍵を手に入れることに成功しました。アルフレッド王は、ゲルダにお礼に不思議の泉について教えます。そこに見えたのは、懐かしいカイの姿でした。

お話的にはかなりおもしろいお話でした。しかし、アルフレッド王の声を担当した錦織一清さんの演技が浮いていて、アルフレッド王の心情がさっぱり伝わってきませんでした。他のアニメでもそうですが、どうしてこんな重要な役をベテランの声優さんに任せないのでしょうか。いくら人気や話題性があっても、作品の雰囲気を壊しては何にもならないと思うのですが。

次回はホルガーが何か重要な役割を果たしそうです。予告ではラギと雪の女王が出会っていましたし、何か大きな動きがありそうですね。楽しみです。
ゲルダがラギと待ち合わせをした町は、人魚の看板、人魚の像、人魚の噴水と人魚づくしの町でした。

アンデルセンのオリジナルの人魚姫は、ハンスの人形劇という形で語られました。関口知宏さんの鉄道の旅はおもしろくて好きですが、声優としての関口さんの演技はどうも好きになれません。
しかし、ハンスは毎回毎回ゲルダの先回りをするように現れてどういうつもりなのでしょうか。今回もハンスが関わると話のおもしろさが損なわれそうだなあと思っていたら、人形劇仲間の女の人を追いかけて行ってしまったのでほっとしました。

今回のゲルダはいきなり半袖。今まで北を目指す旅でどんどん寒くなっていっていると思ったのに、いきなりどうしてしまったのでしょうか。作画的にもちょっと不安定な感じでしたし。

お話的には、リリーとゲルダが出会ったくらいからおもしろくなりました。リリーが語った新しい人魚姫のお話は、自分自身のことでした。でも、人魚も魔女も昔と比べると重々しさがなくなったようです。(^^;

今ひとつのまま終わるのかなあと思ったら、リリーが海に帰るためにゲルダの大切にしているルーペを奪ってしまうところからが見せ場でした。ゲルダがルーペを取られたことに気づくのか、リリーは自分勝手な悪い子なのか、その興味から画面に釘付けになりました。
夕方までちょっと付き合っただけなのにリリーのことを信じたゲルダのやさしさが良かったです。そんなゲルダの気持ちに応えるかのようにルーペを返すリリーも良かったです。

演技的には、カイを思うゲルダ、リリーとの友情を信じるゲルダなど、川澄綾子さんの演技が良かったです。
冒頭から風の化身が登場。いつものように顔見せだけかと思ったら、今回はいよいよ行動を起こしました。

雪の女王がいないことを知った風の化身は、カイを10年に1度訪れることが出来るパラダイスの園に誘うのでした。風の化身は、一体なんのためにカイを連れ出したのでしょうか。
パラダイスの園の赤い花は数学的な知識を、青い花は科学技術を教えてくれる。風の化身は、あえてカイの好きな白い花にどんな力があるのか話しません。風の化身は何か企んでいるようです。

カイがいないことを知った雪の女王は、甲冑に身を固め勇ましい姿でカイを取り戻しに出かけます。女王様なのでカイの探索はトロルたちに任せるのかと思ったら、意外と行動的な面がありました。
話はまったく変わりますが、雪の女王が沐浴していると聞いて、NHKなのに雪の女王の裸を見せるのかと驚きました。(^^; 結局お洋服を着たままでしたけど。

白い花の力によって眠り込んだカイを、風の化身は闇の底へと連れて行こうとします。風の化身は、カイに雪の女王の壊れたパズルを完成されると都合が悪いことでもあるのでしょうか。
風の化身がカイを鎖の輪の中に閉じこめた時、雪の女王が追いついてきました。雪の女王と風の化身は、武器をふるって激しく激突しますが、断崖に追いつめられた風の化身は雪の女王に敗れるのでした。

今回は出番が少なかったゲルダですが、雪山で野宿中に狼たちに取り囲まれてしまいました。ラギのすすめでゲルダは眠りますが、なんとラギも旅の疲れで眠り込んでしまいました。
みんなを救ったのは、狼のホルガーでした。どうやらゲルダの旅の道連れで一番頼りになるのは、ホルガーなのかもしれませんね。
北を目指す旅の途中でラギとゲルダは、フレデ&アメリアというサーカス団と出会いました。

サーカス団には、前に飛行機を飛ばしたハンスも紛れ込んでいました。サーカスは、今回が最後の公演ということでした。団長は、ラギにもぜひステージに立って欲しいと依頼するのでした。
その夜、ゲルダたちが宿泊した宿の名前はフレディ&アメリア。その店はアメリアとエリックによってまかなわれていました。アメリアは、昔はサーカスの大スターだったのです。しかし、ケガをしてフレディがサーカスから引退した時に一緒に引退したのです。

しばらくは一緒に宿屋を経営していたフレディとアメリアでしたが、フレディはケガが治ると自分だけサーカスでもう一度働くためにアメリアとエリックを置いて飛び出してしまったのです。
アメリアは、そんなフレディを許せませんでした。フレディがせっかくサーカスのチケットを持ってやってきてくれたのに、サーカスを見に行くつもりはないと言うのでした。

しかし、翌日奇跡は起こりました。ハンスからの手紙を読んだアメリアは、再びサーカスのヒロインとして返り咲いたのです。本当はアメリアもサーカスが大好きだったんですね。それはフレディと同じで
人が演じるのを見て楽しむのではなく、自分が演じて人を楽しませたいという意味で好きだったんだと思います。

今回のお話で奇跡を起こしたのは、アメリアだと思います。宿屋を経営していれば、これからの生活は安定するかもしれません。しかし、アメリアはフレディと共に生きることを選んだのです。
人が生きてゆくことは、毎日いろいろな決断を迫られます。どれが正しい道なのか、私たちにはわかりませんが、どの道を選ぶにせよ後悔するのも幸せな気持ちでいるのも自分自身の気持ち次第なんだと思いました。フレディやアメリア、エリックの将来が幸せなものだといいなあと思いました。
雪の女王 Vol.5ゲルダとラギがたどり着いた村は、春の到来を祝うお祭りの最中でした。
そこでゲルダはバーテルとクリスティーネの二人と友達になりました。3人の様子を不思議なおばあさんが窺っていました。おばあさんは、3人に一つだけ願いをかなえてくれるという、不思議なクルミをくれました。

3人はどんなことを願おうか考えます。バーテルの願いは、クリスティーネとゲルダの願いがかなうことでした。クリスティーネの願いは、金の馬車に乗ったお姫さまになること。
ゲルダの願いは、もちろんカイと再会することです。

クリスティーネの願いに応えて、3人の前に本当に金の馬車が現れます。しかし、誰がそれに乗るのか、誰がお姫さまになるのか言い忘れたので、クリスティーネが本当にその願いをかなえることはできませんでした。
クリスティーネは、クルミの力を信じてはいなかったのです。クリスティーネには、本当にかなえたい願いがありました。それは病気で亡くなったお母さんと会うことです。

そんなクリスティーネのために、ゲルダは自らのクルミの力を使って夢の中でクリスティーネをお母さんと会わせるのでした。ゲルダの願いを聞いたのに、不思議なことにクルミは消えませんでした。でも、きっとゲルダはそのクルミを使わないでしょうね。カイには自分の力で会えると信じているでしょう。

今回のお話では、ラギさんがいつもとちょっと違った歌を歌うのもおもしろかったです。酔っぱらったバーテルのお父さんにからまれて困っているラギも、普段の沈着冷静なラギとは違った一面が見られてよかったです。
今回は、カイへの手紙という形を借りた総集編でした。

改めて振り返ってみると、ついこの間旅に出たと思ったゲルダですが、いつの間にかずいぶんいろいろな経験をしてきたんだなあと思いました。腹の立つことや不思議なこと、泣き出したくなるようなこともありました。でも、まだちゃんとゲルダは旅を続けています。

旅を振り返ってみると、ラギと一緒に旅をするようになる前のゲルダのことが強く印象に残っています。女の子たった一人で旅に出るなんて、凄い勇気だと思うんです。それでもカイが生きていると信じて旅に出たゲルダはやっぱりすごいなあと思います。

カイの方も風の化身と知り合ったり、昔の記憶はなくしているものの新たな出会いがありました。次に二人が再会した時、きっとお互いに相手に話したいことでいっぱいだろうなあと思いました。
ある町でラギと待ち合わせをしたゲルダは、マッチを売っている幼い少女と知り合いました。
少女の名はマリア。唯一の肉親だったおばあさんとも死に別れてしまい、わずか7歳なのにたった一人でマッチを売って暮らしていたのです。

どのお話でもそうですが、今回もゲルダの優しさが光るお話でした。旅の途中で偶然出会った女の子のためにあそこまでしてあげられるゲルダは、やっぱり凄いと思います。しかし、そんなゲルダのがんばりも運命のいたずらに邪魔されて、あと少しでマリアの所には届きませんでした。

マッチ売りの少女は、子供の頃から何度も読み返したお話です。その度に思うのは、なんて悲しい物語なんだろうです。マリアの住んでいた町にゲルダと同じようなやさしい心を持った人間は一人もいなかったのでしょうか。ほんの少しのやさしさがあれば、マリアは凍死することはなかったのに。

マリアが夢の中でおばあさんと出会って、微笑んで死んでいったことが唯一の救いです。原作でもそうですが、マリアが天に召される場面のなんと美しいことでしょう。この美しさのために、この物語はこの先もずっと読み続けてゆくことでしょう。
北を目指すゲルダとラギは、ルービン船長の船に乗せてもらうことになりました。

船長はとても優しく頼もしい人で、ゲルダをとても可愛がってくれるのでした。しかし、航海の途中でなぜか船長は危険な死神海峡に進路をとったのです。
死神海峡にはいった船は、流氷に船腹をやられてしまいます。しかし、船長は積み荷を捨てることを許しませんでした。部下から頼りにされている船長らしからぬ行動の裏には、船主の密貿易がありました。
ゲルダを失いそうになって命の大切さを思い出した船長により、船は積み荷を捨て無事に海峡を抜けることができました。しかし、船長は船主から一生追われることになるのです。

船長がゲルダに優しくしてくれる理由は、自分の娘とゲルダが似ていたからでしょうが、どうして密輸品の輸送を引き受けたのかや、死神海峡を抜けてゆく危険な航路を選んだ理由がはっきりしなくて残念でした。
この船長なら、お金欲しさに部下を危険な目に遭わせるとも思えませんし、何かよほどの理由があったのではないでしょうか。
先週、選挙の影響で放送がなかったので久しぶりの雪の女王のような気がしました。

再びラギと待ち合わせをしたゲルダは、ある町でお金を稼ぐために洗濯のバイトをすることにしました。そこの洗い場には、お酒を飲みながら仕事をしている女の人がいて他の女たちからろくでなしとバカにされていました。

宿が取れなかったゲルダが町を彷徨っていると、ラスムスという少年と出会いました。ラスムスはお酒を飲みながら仕事をしていたヘレーネの息子でした。まだ5歳だというのに、ヘレーネは家の用事はすべてラスムスに言いつけているのでした。

しかし、ヘレーネがお酒を飲んでいるのには理由がありました。病気の痛みを紛らわすために、彼女はお酒に頼っていたのです。小金を貯めているのも、自分が死んでしまった後ラスムスが立派に生きていけるための資金作りでした。

今回のお話は、人の評判は当てにならないというお話でした。ヘレーネが死んでしまった後の、ラスムスのお母さんはろくでなしなんかじゃないという言葉がとても悲しかったです。ヘレーネはラスムスにとっては最高のお母さんだったのでしょうね。
雪の女王 Vol.4ゲルダとラギは炭坑で栄える町へとやってきました。そこでラギは何か用事があるようです。

雪の女王は、何となく女の子向けのお話のようなイメージがあるのですが、今回のお話はとても男臭いお話でした。

今回は、ラギの過去が語られました。ラギは昔、軍隊の30人ほどの部隊の隊長だったようです。しかし、ある戦闘でラギの部隊は大勢の敵軍に取り囲まれ、やむなく冬の雪山へと退却しました。そのため部隊はラギ1人を残して全滅してしまったのです。

ラギが吟遊詩人をしている理由がようやくわかりました。彼は町々を巡りながら、亡くなった部下を弔っていたのではないでしょうか。前回ラギがゲルダを残していった用事も、きっと部下のお墓を訪れたのでしょうね。

このところ笑えるお話が多かった雪の女王ですが、今回は珍しくシリアスなお話でした。ラギと炭坑の親方が殴り合う場面は、まるで明日のジョーみたいでした。それに、軍隊時代のラギはまるでベルばらのオスカルみたいでした。(^^;
前回登場した発明家のハンスも何だか今回は格好良かったです。
旅を続けるゲルダとラギは、人力飛行機を使って空を飛ぼうとしている男と出会いました。男の名前はハンス。元は役者だったみたいですが、今では発明家として暮らしているらしいです。

ある町でラギの用事を待つ間、ゲルダはハンスに付き合うことにしました。ハンスはさっそく人々を呼び集めて、壊れてしまった人力飛行機をもう一度作るための資金集めを始めます。しかし、町の長老が現れてハンスはペテン師呼ばわりされる始末。ハンスの目論見は失敗してしまいます。

ハンスはゲルダを食事に誘いますが、どうやらお金は持っていないみたいです。しかし、得意の口のうまさをいかしてまんまと無銭飲食に成功かと思いきや、先ほどの長老が現れて飲食した代金の代わりに長老の農場でアルバイトすることになりました。

アルバイト中に冷たい水で洗濯をする女たちを見かけたハンスは、彼女たちの苦労を少しでも軽くするために1つの発明を作り上げます。それは、手巻き式の脱水機でした。この発明は女たちにとても喜ばれ、ハンスは口だけの男ではないと長老に見直されるのでした。

そして、長老が中心となってハンスの人力飛行機作りの資金や材料が集められました。こうしてなんと一晩でゲルダ一世号が完成します。
翌日はさっそく試験飛行です。ハンストゲルダが乗ったゲルダ一世号は、見事町の空を優雅に飛ぶことができたのでした。

しかし、それはたった2分だけ。ハンスはさらなる改良を目指して、町に残ることになりました。ゲルダは、用事を終えて戻ってきたラギと再び旅を続けるのでした。

今回のお話は、お調子者のハンスがなかなかおもしろかったです。ただ、声を担当した関口知宏さんの演技がたどたどしいのがちょっと残念でした。話題性のある芸能人を使うのもいいですが、役によってはベテランの声優さんを使って欲しいなあと思いました。