日々の記録

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QED ventus 御霊将門 (講談社ノベルス)QEDシリーズ、第12弾では崇や奈々、沙織が大怨霊と呼ばれる将門の謎に挑戦します。

前回で和歌山の事件に決着がついたので、もう神山禮子は登場しないかと少し残念に思っていたら、このお話では成田の病院で薬剤師をすることになって、再び顔を見せてくれてうれしかったです。そして禮子は、崇たちが神社巡りをする裏側でストーカーに狙われて大ピンチです。
しかし、禮子の関わる男性は、桑原崇といい御名形史紋といい、今回のストーカーといい、どうも変人奇人ばかりのような・・・。(^^;

一方、奈々たちは沙織の計らいで最初はお花見をする予定だったのが、そこに崇を誘ったばっかりに平将門にまつわる史跡巡りになってしまいました。そして、相変わらず自分の得意分野になると、ヲタな崇がしゃべるわしゃべるわ。(笑)
結局、東京都内を巡っただけでは足りずに、奈々たちは崇に誘われて茨城まで繰り出すことになってしまいました。

今回は将門をめぐる謎解きは面白かったですが、神山禮子がらみの事件は今ひとつでした。
しかし、次巻ではまた禮子が事件に巻き込まれそうですので、どんなお話になるのか楽しみです。
ベルナールの記事が書かれたことで、アンジェリークは一気に有名人になりました。そんなアンジェの元に、聖都から招待状が届けられました。

聖都に向かうことになったアンジェは、その途中でメルローズ女学院に立ち寄りました。しかし学院にも新聞の記事は知れ渡っていて、アンジェは友達のハンナやサリーからも女王の卵として期待されてしまいました。

旅の途中でとある村に立ち寄ったアンジェたちは、ここでも未来の女王として大きな期待を持って迎えられました。そんなアンジェの前に、マリーという名の少女がお母さんを救って欲しいと現れました。先日この村はタナトスに襲われて、マリーのお母さんもその時にタナトスに襲われて昏睡状態だったのです。

アンジェはマリーのお母さんを救おうとしますが、周囲の期待の大きさがプレッシャーになって浄化能力を発揮することができませんでした。悩むアンジェをニクスたちは、それぞれに気遣って励ましてくれました。

そして、アンジェは自らの過去を思い出しました。医者だった両親を見て、アンジェも幼い頃から人々を助けたいと思って育ちました。そんな両親はタナトスに殺されてしまいましたが、最後まで人々を救おうとしたその姿はアンジェの誇りでもありました。

ようやく自分を取り戻したアンジェは、浄化の力でマリーのお母さんを救って、とうとう聖都へと到着したのでした。聖都では、アンジェにどんな出会いが待っているのでしょうか。

今回は突然大きな使命を与えられてしまったアンジェの戸惑いがよく伝わってきたお話でした。ベルナールの記事によって多くの人々にアンジェの存在が知られるようになりましたが、それはより多くの人々からアンジェが期待されるようになることでもありました。
そんな周囲の期待の大きさに、アンジェは押しつぶされそうになってしまいました。浄化の力はあっても、中身は普通の女の子というアンジェの姿が、とてもよく描かれていたと思います。

そして、もう1人気になるのはヒュウガです。彼はアンジェと知り合う前は銀樹騎士団に所属していたようです。騎士団を抜けたのには何か理由がありそうですが、ヒュウガの過去に一体何があったのでしょうか!?