日々の記録

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僕はイーグル〈1〉 (トクマ・ノベルズ)夏見正隆さんの「僕はイーグル」第1巻を読み終えました。有川浩さんの自衛隊シリーズを読んだことがきっかけで、この本を手に取ったのですが、カバーイラストからは想像できないハードな内容で驚きました。

この作品は、航空自衛隊でF-15イーグルのパイロットをしている男女を中心に据えた物語です。
読み始めた最初は、航空学生出身の風谷が主人公なのかと思いましたが、読み進んでいったら途中から主人公が証券会社で営業をしていた漆原に視点が移っていって驚きました。

お話の前半から中盤は、自主廃業を決定した証券会社に勤務していた漆原の苦闘が描かれました。
閉鎖的な田舎から解放されるために、漆原は単身東京の大学へと進学し、そのまま証券会社に営業として就職しました。順調にキャリアを重ねてきたはずの彼女でしたが、会社の自主廃業が決定して、お客からは泥棒だの金を返せなど罵倒される日々が続いています。

そんな彼女に追い打ちをかけるように、会社の上層部は保身のために彼女を切り捨てました。田舎には帰れない彼女は、それでも必死に転職先を探します。そんな彼女に、世間の地位ある場所にいる中年男性たちは、彼女を自分たちの性欲のはけ口としてしかみなしません。
絶望感に打ちのめされた漆原でしたが、気分転換に沖縄に出かけたことが人生の転機となりました。
そこで航空機事故に遭遇した彼女は、間近でイーグルを見る機会に恵まれたのでした。

そして漆原は、OLから一転、航空自衛隊の幹部候補生としてパイロットの道へと進みました。
しかし、そこで彼女を待っていたのも、辛く厳しく薄汚い現実だったのでした。彼女にイーグルパイロットという仕事を教えた風谷は、未確認飛行物体の来襲に応じてイーグルで出撃しました。しかし、明らかに領空を侵犯しているその機体を、風谷は撃墜することすら許されないのです。

さらに謎の機体は、民間の航空機へ発砲して撃墜させました。しかし、風谷に指令を下す防衛省のお偉方には、国民の安全や民間航空機の安全など念頭になく、銃撃することなく謎の機体を排除せよという無茶な指令を下すのでした。
民間機をかばって風谷は被弾、撃墜されてしまいました。なんとか一命を取り留めたものの、その民間機にはなんと彼の学生時代の恋人が搭乗していたのでした。

この本を読んで、現在の自衛隊が置かれている状況について考えさせられました。民間機を守るためにイーグルが発砲すればマスコミから叩かれ、発砲せず民間機を見殺しにしてもマスコミから叩かれるのです。こんな状況で、どうやれば航空自衛隊は防空任務を果たすことができるのでしょうか!?
私自身は戦争は嫌いですし、争いもなければいいと思います。しかし、自分の住んでいる場所が危機にさらされた時、それを脅かす者を排除するのは当然のことだと考えます。

ということで、この作品は普段軍事ものには関心がない方に、ぜひとも読んで考えていただきたい本だと思います。

最後にちょっと残念なのは、この作品のイラストを「なるたる」や「ぼくらの」などで知られてる鬼頭莫宏さんが描かれていることです。残念ながら、内容のハードさに鬼頭さんのイラストが合ってないように思えます。鬼頭さんのイラストが原因で、この作品が軽い作品だと思われそうで心配です。
朗が自分の過去を知るために、新たなセレソンと接触するお話でした。

携帯の履歴を辿って、朗は火浦という医者に会いに行きました。その途中で、ミサイル攻撃の爆心地に立ち寄り、なんだか妙な生物と邂逅していましたが、あれは一体なんだったのでしょうか!?

火浦の病院にやって来た朗は、火浦との面会を要求します。しかし、火浦は朗がサポーターかもしれないことを警戒して、朗に薬を飲むように指示しました。その薬を飲んだ朗は、意識を失って倒れてしまいました。

朗が目を覚ますと、携帯が鳴っていました。その電話を取ると、Mr.OUTSIDEという人物がセレソンについて語りました。セレソンとは、Mr.OUTSIDEが独断で選び出した12人でした。しかし、選ばれた人々は先天的にセレソンとなる資格を持っていた人物のようです。誰かは不明ですが、その中の1人がサポーターと呼ばれる特別なセレソンらしいです。サポーターは、この国を救うという目的を果たせなかったり、ゲームから逃げようとする者、長期間ゲームに参加しようとしない者を排除する存在のようです。

12人の中で、生き残れるのは最初に目的を達成した1人だけです。朗は、この困難なゲームに勝ち抜いて、生き残ることができるのでしょうか!?

火浦は、自分に渡された100億を利用して、1つの街をまるごと病院都市へと変えていました。しかし、それだけの実績を上げても、この国を救うことにはならないようです。火浦は自分の死を覚悟しながらも、自らの目的を達成したのでした。

そんな火浦の前に、ついにサポーターがやって来ました。朗がいる時にサポーターが現れたということは、朗はサポーターではないのでしょうか!?
澪の提案で、軽音部が夏合宿をすることになるお話でした。

軽音部の備品を整理していた澪は、昔の軽音部が学園祭で演奏した時のテープを見つけました。それを聞いた澪は、一気にやる気が上昇。急遽、特訓のために合宿を行うことを提案したのでした。
そして、こういう時に頼りになるのが、お金持ちの友人。・・・ということで、紬の別荘を借りて合宿が行われることになりました。

しかし、唯や律は合宿というより遊びに行く気満々です。別荘に到着して早々、水着に着替えて海へと駆け出そうとしています。そんな2人に呆れる澪でしたが、結局はみんなで一緒に海へ行くことになってしまいました。

夜になって、ようやく練習開始かと思いきや、唯や律は昼間の疲れで全くやる気がありません。そんな澪のモヤモヤを晴らしてくれたのは、花火をバックにしての唯の演奏姿でした。テープをちょっと聴いただけで、それをギターで演奏してみせる唯の意外な才能も明らかになりましたし、いつか本当に4人で武道館ライブをすることになるかもしれませんね。

今回は、澪の魅力が全開でしたね。唯や律の妄想の中でメイドさん姿になった澪とか、富士壺にビビリまくる澪とか、ちょっとデレた澪とか、いろいろな澪を楽しませてもらいました。
でもあえてちょっとだけ文句をつけると、やっぱり合宿なんだから真面目に練習している姿や、4人で演奏している姿も見たかったです。