日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


大藪春彦さんの連作短編集、「戻り道はない」を読み終えました。この作品は、先に読み終えた「凶銃ルーガーP08」の続編です。

先の短編集でも多くの持ち主の運命を狂わせてきた凶銃ルーガーP08ですが、この作品でも4人の男の運命を変えることになりました。
1人目の主人公は、尾崎組のチンピラでバーテンをしている男です。彼は同じバーで働いているホステスから、凶銃を手に入れました。力を手に入れた男は、尾崎組の用心棒の男を殺して、自分が組織の上層部へ食い込もうとするのでした。

2人目の主人公は、尾崎組のチンピラが死んだ現場に居合わせた高校生です。深夜のトラック助手のバイトをしていたその高校生は、事故現場に転がるルーガーを思わず盗んでしまいました。
やがて彼が銃を盗んだのではないかと警察や、たちの悪い仲間たちが彼の銃を狙ってきます。そんな中で彼は、銃を乱射して不良たちや警官隊と銃撃戦を繰り広げることになるのでした。

3人目は、先の高校生が持っていた銃を手に入れた男の物語です。車で射撃場に向かっていた男は、偶然かっての友人がヤクザたちに殺されそうになっている現場に居合わせました。ヤクザたちから友人を救った男は、その友人と組んでヤクザの麻薬や売上金を奪取する計画を立てるのでした。
しかし内縁の妻の裏切りで、男は妻や友人を殺して、警官隊に追われることになりました。

4人目は、警官に追われて傷ついた男から凶銃を手に入れた男の物語です。彼はかっては裕福な家庭の坊っちゃんでしたが、今では自らの事故で両親を失い、資産を食いつぶしながら生活しています。そんな彼がルーガーを手に入れたことで、一気に大金を手に入れる大勝負に出るのでした。
しかし、彼の行動は警察に察知されていました。賭博場を襲撃した彼の車から足がつき、男は凶銃もろとも命を落とすことになったのでした。

こうして不思議な運命に導かれた凶銃の物語は終わりました。これまでに読んできた大藪作品と比べると、よりダークな色合いが強い作品だと思いました。心の裡に破壊衝動や自暴自棄な気持ちを持った者に凶銃が関わった時、最後の箍が外れて持ち主の運命を狂わせてしまいます。それは特別なことではなく、人間なら誰しも持っている気持ちなのかもしれませんね。
いよいよ学園祭当日です。朝から澪は、そわそわして落ち着きません。

本番前に少しでも練習したい澪ですが、みんなクラスの出し物の仕事があって、練習に参加することができません。仕方なく澪は、1人でヴォーカルの練習をするのでした。
今回は・・・今回もといった方がいいのかもしれませんが^^;、澪が主役のお話でした。恥ずかしがり屋の澪がドギマギする様子、そして近づいてくる出番の緊張感があっていいお話でした。

今回笑ったのは、さわ子先生が用意した舞台衣装です。唯や紬がスク水やナース姿をしていたので、あれが衣装なのかと思ったら、さすがにそれはありませんでした。(^^;
さわ子先生なりに軽音部に気を遣ってくれたのですが、その心遣いが逆に澪にはプレッシャーだったようですね。

そして、いよいよ本番が開始されました。ドキドキの澪に、メンバーみんなが澪が練習していることを知っているよと声をかける場面がよかったです。
そして、ついに演奏開始です。なぜか、急にプロモーションビデオのような映像になりましたが^^;、観客の評判は上々。軽音部は見事にデビューを果たしたのでした。

ところが、最後の最後でケーブルに足を引っかけて、澪がこけてしまいました。観客にパンツを丸出しにしてしまった澪は、せっかくあがり症がなおったかと思ったら、再び元に戻ってしまいました。(^^;
でも学校の中には、既に澪のファンクラブも出来上がったようですし、これからの軽音部の活躍が楽しみですね。