日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


新作ゲームの発表を前に、青葉に売り上げという大きなプレッシャーがのしかかるお話でした。

うみこに教わりながら自作ゲームを開発していたねねでしたが、ついにそのゲームが完成しました。完成したゲームを、ねねは青葉やほたるに見せようと思いますが、それはかなり緊張することでした。特に青葉は、普段から本格的なゲームの製作に関わっているので、余計にねねは緊張してしまうのでした。

そして青葉とほたるは、ねねのゲームをプレーしてみます。タイトルは3Dで凝っていましたが、さすがにゲーム本編まで3Dとはいきませんでした。グラフィックもねねが自分で描いたので、かなりしょぼいですが、一生懸命に作ったということはゲームから伝わってきます。

学生の頃って妙な自信にあふれていますが^^;、いざ何かを作ろうとすると、自分の目指すものと実力の差を思い知らされて、壮大な構想だけで完成しないことも少なくないと思います。(経験談かも^^;)

今回ねねが、いろいろと力の及ばないことを認めつつも、ちゃんと1つの作品としてゲームを作り上げたことは凄いと思いました。何も作り上げない人は、厳しい批評にさらされることはない代わりに、それを踏み台にして次はさらにいいものを作ろうと思うこともないので、この差は大きいと思います。

「徒然草」だったと思いますが、何かに上達する人は、うまくなってから人に見せようと思う人ではなく、周りに笑われながらも作り続ける人という話がありましたが、本当にそうだなあと思います。

そして青葉も、大きな仕事を迎えようとしていました。新作ゲームを紹介するための、キービジュアルを作成することになったのです。自分の描いた絵がゲームを売り上げを左右するかもしれないと、青葉は大きなプレッシャーを感じます。それでも、周囲に励まされていい仕事をしようと頑張っています。

ところがそこに、思わぬ横槍が入りました。出資者の意向で、キービジュアルは青葉ではなくコウが描いて欲しいと要求があったのです。ディレクターの葉月は、その決定を受け入れていましたが、コウにはその決定が納得できません。かって新人だったコウが、キービジュアルを担当したことがあったからです。

しかし、昔と今では状況が違いました。コウの新人の時は、製作予算も少なく、うまくいったら儲けものくらいの製作でしたが、今では規模も大きくなり出資者も利益が出ることを目標としているのです。そのために、利用できる手段はすべて使い、絶対にこの新作をヒットさせようとしていたのです。

それがわかっても、やはりコウは納得しません。そしてコウは、青葉に意見を求めました。青葉は迷いながらも、コウがキービジュアルを担当するのはやむを得ないと思っていました。しかし、それでは青葉の気持ちがおさまりません。そこで青葉は、キービジュアルをかけてコウとコンペをさせて欲しいと提案しました。コンペが行われても、すでに決まった出資者の決定は動かせません。それでも青葉は、悔いを残さない道を選んだのでした。

そして一週間後に、コンペが行われることになりました。青葉は苦心しながらも、自分なりにPECOの魅力を伝えようと頑張りました。ようやくあと少しで完成という時、青葉はコウの描いた絵をみせてもらいました。コウの描いた絵は、青葉が描いたものとは比べものにならないクオリティでした。コウとの実力や経験の差は、やはり大きかったのです。

それでも青葉は、最後まで自分の絵を完成させました。結果的に、キービジュアルに青葉の絵が採用されることはありませんでしたが、今の自分のすべてを出し尽くしたことで青葉は納得できたようです。

というわけで、今回はいつもの軽い百合話ではなく、仕事に取り組む姿勢が描かれた、とてもよいエピソードでした。(^^)
激闘東太平洋海戦〈4〉―覇者の戦塵1943 (C・NOVELS)谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第12作、「覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(4)」を読み終えました。

ミッドウェイから発進した、5機の機種のバラバラな偵察機は、それぞれの索敵線に沿ってアメリカ軍の機動部隊を探しています。その中の二式陸上偵察機が、ついにヨークタウン型の空母を発見しました。しかし後方には、さらに別の空母機動部隊が存在する可能性があります。

その間も、ミッドウェイでの日米の激闘は続いていました。これ以上の部隊の上陸を阻止したい日本軍でしたが、制空権を奪われ、砲撃陣地を次々に破壊されて、有効な対抗手段がありません。それに対して、米軍はシャーマン中戦車をさらに揚陸して戦力を増強しています。

さらに敵機動部隊の所在がつかめず、ミッドウェイ方面に向かった第三艦隊司令部は方針を決めかねていました。状況を打破するために、索敵機を発進させようとしたところに、さらなる情報が届きます。司令部の予測してない地点に、空母2隻をともなう米艦隊が存在するというのです。

ミッドウェイの日本軍は、増援されたシャーマン中戦車に苦戦しています。そんな中、索敵に向かった偵察機がミッドウェイへと帰還してきました。しかし、着陸する滑走路が戦場となっている上、上空には米軍機の姿もあり、着陸は困難を極めます。帰還機に犠牲が出る中、日本軍は高角砲を対戦車砲に転用して、迫り来るシャーマン中戦車に応戦します。これが予想外の戦果を上げて、米軍は一時的に撤退していきます。

その夜、蓮見大佐は思いきった夜襲作戦を実行しました。ミッドウェイに残された攻撃機を使って、輸送船団を攻撃しようというのです。例によって無茶な^^;蓮見大佐の作戦ですが、ミッドウェイ近海に潜んでいた蛟龍も戦いに加わり、空母と駆逐艦を撃沈する戦果を上げたのでした。

その頃、第三艦隊の索敵機は、米軍の機動部隊を補足していました。続いて到着した攻撃部隊が、次々と空母を狙って攻撃を仕掛けます。しかし敵の対空防御は強力で、攻撃部隊は攻撃ポイントに入る前に数を半減させてしまいました。それでも続く第2波による攻撃で、何発かの打撃を空母に与えました。しかし米空母の防御力は高く、この程度の打撃では早急に修理を行い、すぐに戦線に復帰してきそうです。

さらなる決定的な打撃を与えるために、第三艦隊は第三波の攻撃を実行することになりました。しかし、日没が近づくこの時間帯の攻撃は、攻撃機の帰還が困難になるという不安要素もあります。それでも第三波の攻撃によって、日本軍はついに空母を撃沈しました。

しかし、日本軍の受けた打撃も小さなものではありませんでした。攻撃を受けた空母から発艦した攻撃部隊の襲撃を受けて、旗艦空母の加賀が失われたのです。結果的に今回の戦いで、日本軍は空母1隻、アメリカ軍は3隻の空母を失うことになりました。戦果だけ見れば、日本軍の圧勝ですが、工業力の差を考えれば、貴重な空母を失った日本軍の影響も小さなものではありません。

そしてこの戦いの後、ついに日本軍はミッドウェイから撤退することになりました。日本軍の撤退ぶりは、徹底的なもので、破壊された米軍機や海底に設置された通信用ケーブルにまで及びました。そして最後に魚住上飛曹が言った一言が、この戦いのすべてを語っていると思いました。「撤収するくらいなら、最初から上陸などしなければよかったのに」。

というわけで、4巻に渡って続いた激闘もついに終了です。この戦いでは、電探がますます重要な役割を果たすようになりました。米軍では、電探と連動した射撃管制システムも当たり前のものになりつつあります。さらに米軍は、電探の妨害装置の開発にも成功しています。日米の開発力・工業力の差が、これからの戦いに大きく影響してきそうですね。
リコのお母さんが、凄腕の探窟家だったことがわかるお話でした。

不思議な縁で出会ったリコとレグ。レグの正体は、完全に謎に包まれています。探窟された遺物を集めた図鑑にも、レグのような遺物についての記載はありません。もしかすると、レグは超一級品の遺物なのかもしれないのでした。

しかし、このままリコの部屋に隠していたのでは、いずれリーダーにレグの存在を知られてしまいます。そこでリコたちは、ちょっとした作戦を実行しました。レグを孤児として、正式に孤児院のメンバーにすることにしたのです。他の子とは違う不思議なところがありましたが、何とかレグは孤児院の一員になることができました。

そんな中、殲滅のライザと呼ばれた凄腕の探窟家の遺品が、アビスで発見されました。そのライザこそが、リコのお母さんだったのでした。そしてリコ自身も、普通ではない生い立ちを持っていました。なんとライザは、リコを身ごもったままアビスへと向かったのです。リコが生まれたのは、アビスの底だったのでした。

リコは普段、眼鏡をかけています。しかし、それは視力が悪いからではなく、アビスの底で受けた呪いの影響で頭痛や吐き気がするからでした。それを抑えるために、リコは眼鏡をしているのでした。

伝説の探窟家であるライザの遺品が見つかったことで、街はお祭り騒ぎです。母の遺品として、世界にも数人しか持つ者がいない白笛を手にしたリコでしたが、それを見つめるリコは元気がありません。リコを妊娠していると知りつつ、アビスへ降りたライザにとって、自分はどんな存在なのかと思い悩んでいたようです。

そんなリコを元気づけてくれたのは、ライザの弟子でもあったリーダーでした。リコを妊娠してライザがアビスに向かった時、他の遺物を狙う勢力との戦いで仲間のほとんどを失っていました。そんな中でライザは、超一級品の遺物を見つけて、リコを出産しました。しかし、そのままでは赤ん坊のリコはアビスの底で生きていることはできません。

そこでライザは、アビスの呪いを避ける遺物を使ってリコを守りました。しかし、リコを入れた遺物は重く、超一級品の遺物を一緒に持ち帰ることはできません。そこでライザは、遺物ではなくリコを地上に連れ帰ることを選びました。ライザにとっては、超一級品の遺物よりもリコの方が価値があるものだったのです。

それを聞いたリコは、ようやく元気になりました。そしてレグと共に、お母さんの残した手記を探窟家組合に見せてもらいに行きました。この手記は普通は厳重に保管されていて、一般の人は閲覧することができません。しかしリコがライザの家族だったことで、閲覧を許されたのです。

ライザの残した手記には、今まで目にしたこともないものばかりが描かれていました。しかし、その中の1枚にレグとよく似た少年のような姿がありました。ライザは、アビスの底でレグと出会ったのでしょうか!?

というわけで、リコのお母さんのライザは、かなりとんでもない人でした。(^^;
その娘であるリコも、やっぱりとんでもない探窟家になるのでしょうか。今回驚いたのは、前回リコが口にした孤児院の院長先生の恥ずかし〜いおしおき"裸吊り"が描かれていたことです!(^^; 深夜アニメとはいえ、こんな過激な場面をよく描いたなあ。
陋巷に在り〈5〉妨の巻 (新潮文庫)酒見賢一さんの「陋巷に在り」第5巻を読み終えました。

前巻で子蓉(しよう)の蠱術に陥った妤(よ)でしたが、そんな妤を救おうとするうちに五六も子蓉の術に陥ります。妤と違い、五六は媚術に対する心得もあったのですが、妤への恋心と師匠である顔穆を失った隙を突かれて、いつの間にか媚術に取り込まれていました。

この術の怖さは、かかっている本人は自分の意思で行動していると思っていることですね。周囲から見たら異様な行動も、本人にとっては必然だと知らず知らず思わされてしまう。本当に恐ろしい術ですね。

一方、孔子が進める三桓家の3つの城を破壊する謀略にも支障が生じていました。公山不狃(こうざんふちゅう)の希望を受け入れて、費の前に郈城(こうじょう)が破壊されました。ところが、次は費城となったところで、公山不狃が孔子に不信感を持ったのです。

その原因は、悪悦にありました。孔子と公山不狃の連絡役を務める公伯寮は、悪悦の術にかかって役を果たしていませんでした。それどころか、悪悦の策略によって、孔子が公山不狃に無茶な要求をしたように装われていたのです。こうして孔子の知らないところで、孔子と公山不狃の関係はどんどん悪化していたのでした。

しかし、そんな悪悦の行動は、少正卯(しょうせいぼう)の意図するところではありませんでした。しかし、顔儒との戦いで重傷を負った少正卯には、悪悦を止める力はありません。子蓉に翻弄されながら、少正卯はただ歯がみするしかありませんでした。

その間にも、費城の破壊に向けて魯の都からは、費に向けて多数の兵士が派遣されようとしていました。費に大勢の兵士が赴くために、都の警備は手薄な状況になっていました。そんな中、孔子の部下である申句須(しんくしゅ)と楽頎(がくき)は、都の警備を任されていました。

都を見回っていた2人は、雑人溜りと呼ばれる旅芸人や巫祝のたまり場に、不穏な様子があることを知りました。それを裏で操っているのは、なんと妤でした。妤は子蓉の蠱術に完全に取り込まれて、いつの間にか雑人溜りの首領のような立場になっていたのです。そんな妤に協力するのは、妤を通して子蓉の術に絡め取られた五六です。

いよいよ費城に軍勢が向かう中、悪悦は公山不狃の元を訪れていました。悪悦は自らの策略に、公山不狃たちが踊るのを楽しんでいました。そして悪悦は、思い切った策略を公山不狃に話しました。このまま費城に籠城するのではなく、間道を通って魯の都に攻め込むべきだと訴えたのです。

ところが、悪悦の話術に不審を抱き始めた公山不狃は、悪悦の思い通りには踊りませんでした。陽虎の一件もあって、今では費城に立てこもることになった公山不狃でしたが、魯の国に対する忠誠心は失われていなかったのです。自らの術が破れたと知った悪悦は、これまでの態度を豹変させて冷酷な態度を取りました。子蓉と比べると、このあたりが悪悦が詰めが甘いというか、小者な感じですね。(^^;

というわけで、今回は顔回の出番はほぼなく、悪悦の陰謀と子蓉の媚術が状況を思わぬ方向に動かしていきました。
それに対して何も手を打てない孔子や、相変わらずぼ〜っとした生活を続けている顔回が歯がゆいですね。
今回は、サンドイッチ論争^^;とじゃがバターなお話でした。

アレッタは、洋食のねこやで働く日には、シャワー浴びてウェイトレスの衣装に着替えます。ここでふと気になったのですが、アレッタが着ているウェイトレス衣装ってどうやって入手したのでしょうか!?(^^; やっぱり店長がどこかで買ってきたのかなあ。・・・服を買っている店長の姿を想像すると萌えるかも。(笑)

異世界の食材は、こちらの世界と似たものもあるようです。その1つが、ジャガイモです。でもアレッタは、ジャガイモにいい思い出がありません。ひもじい時に、何とか口にすることができたのが、ジャガイモだったからです。
そんなアレッタの事情を知った店主は、簡単にできておいしいジャガイモ料理を教えてくれることになりました。

でも、その前に。今回は今までに登場したキャラが次々にやって来て、サンドイッチ論争が始まりました。(^^;
みんな「洋食のねこや」に来る時は、たいてい同じ料理を注文しますが、好きな食材をサンドイッチにしてもらい持ち帰ってもいました。サラとハインリヒのメンチカツとエビフライから始まり、カツサンドに照り焼きサンド、フルーツサンドにカスタードサンドと話は膨らみます。

でもみんな、基本的には他人の話を聞かず^^;、自分のサンドイッチが一番おいしいというところは譲りません。こういうことは、洋食のねこやではよくあることのようです。騒ぎの中、リザードマンさんが淡々とオムライスとオムレツ3個持ち帰りでを連発していたのが笑えました。

最後のお客であるビーフシチューの赤の女王が帰って、ようやくお店は1日の仕事を終えました。乱れ飛んだ注文に、アレッタはかなり疲れたようです。そんなアレッタに、店主は約束通りじゃがバターを作ってくれました。これなら異世界に帰った後、アレッタが自分で作ることもできそうです。

幸せそうにじゃがバターを食べるアレッタの表情もよかったですが、それ以上にじゃがバターの描写がおいしそう!(^^)
覇者の戦塵1943 激闘 東太平洋海戦3 (C★NOVELS)谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第12作、「覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(3)」を読み終えました。

この巻では、ついにミッドウェイに上陸したアメリカ軍と、それを阻止しようとする日本軍が激突します。
日本軍の予想に反して、アメリカ軍はミッドウェイ環礁の南ではなく、北から侵攻を開始しました。アメリカ軍は、水陸両用車両まで投入してきました。それを迎え撃つ日本軍の思わぬ力となったのは、前巻でミッドウェイにたどり着いた、傷だらけの駆逐艦・天霧でした。

先の戦いで少なくないダメージを受けていた天霧でしたが、その砲塔はまだ一部が使えました。その砲撃が、アメリカ軍の上陸部隊を足止めする役に立ちました。しかし、そんな天霧は散発的に訪れる米軍の爆撃機の攻撃を受けて、さらにダメージを受けてしまいました。それでも天霧の橘川艦長は、最後まで戦い抜く姿勢です。

天霧の砲撃を誘導するために、陸上部隊として天霧から樟葉大尉らがミッドウェイ司令部に派遣されました。しかし司令部は混乱状態で、樟葉大尉らは足手まとい扱いでした。そんな大尉たちを活かしたのは、海兵隊でした。そして気がつけば、海兵隊の蓮見大佐を中心に、海兵隊・海軍・陸軍を混成した集団が出来上がっていました。蓮見大佐のやり方を知らない部隊は、その指揮ぶりに驚きますが、現実にそれが成果を上げるのを見て納得するのでした。

そして日本軍は、一時的にアメリカ軍の攻勢を押し返して、索敵のためにキ74特号機を発進させることに成功しました。さらに今回は活躍の機会がありませんでしたが、かって真珠湾で活躍した潜水艇・蛟龍に乗った酒巻中尉と稲垣軍曹のコンビ+3人の下士官も海中に潜んでいます。

さらにミッドウェイを狙う米機動部隊を目標に、第三艦隊が動いています。圧倒的な物量を投入して日本軍を駆逐しようとするアメリカ軍に、日本軍はどれだけ対抗することができるのでしょうか。

というわけで、今回はミッドウェイの日本軍の苦闘が描かれました。制空権と制海権をアメリカに握られて、ミッドウェイを守備する日本軍は絶望的な状況です。この戦いがどんな形で決着するのか、次巻が楽しみです!
あおいのバンドが、Blue Rock fesに出演することになるお話でした。

プリキュアもやりながら、あおいはバンド活動もがんばっています。そこへメンバーが、驚くような話を持ってきました。
あおいの憧れの岬さんも出演する、Blue Rock fesにあおいたちのバンドも出演できることになったのです。憧れの人と同じステージに立てると知って、あおいのテンションは上がるのでした。

そしてフェスの当日を迎えました。あおいたちは、執事の水嶌を伴って、高級車で会場に乗り込みました。そこへ、岬さんが現れました。岬さんは、あおいたちのバンドを知っていたばかりか、今回のフェスにあおいたちが出演できることになったのは、岬さんの推薦があったからでした。

以前、野外ステージでの演奏を見た岬さんは、それ以来あおいたちのバンドに興味を持っていたのです。ところが、岬さんと同じステージに立てるだけでうれしいと言うあおいの言葉に、岬さんはがっかりしたようです。岬さんは自分の崇拝者ではなく、共に競えるライバルとして、あおいたちのバンドを意識していたのです。

フェスのプログラムを確認したひまりは、2つのステージであおいと岬さんのステージが同じ時間に組まれていることに気づきました。無名のあおいたちの観客は常連さんばかりで、多くの観客は岬さんのステージに集まりました。その事実に、あおいは衝撃を受けるのでした。

それでも何とか、曲を披露しますが、いつものパワーがあおいにはありません。それが原因で、せっかく足を向けてくれた観客も、岬さんのステージへと流れていきました。演奏の後、あおいは口では実力の差だから仕方ないと笑いますが、心の中には納得できない思いが残ったのでした。

そんなあおいを励ますために、いちかたちはスイーツを作ろうとしていました。そこに空元気を装ったあおいが現れます。
今回はジュースを使ったグミを作ろうとしますが、材料の配合を間違えたのか、あおいのグミは歯ごたえがありすぎるものになってしまいました。

いちかはそれを、あおいらしいとフォローしますが、それがあおいを怒らせてしまいました。あおいから見たこのグミは、失敗作以外の何物でもなかったのです。そんなあおいの心の隙間を狙うように、ノワールの手下のエリシオが現れました。エリシオはカードの力であおいを操り、プリキュアの力を使ってフェス会場を破壊させようとしたのです。

それに気づいたホイップたちは、ジェラートの暴走を止めようとします。しかし、エリシオの放ったモンスターに邪魔されて、ジェラートに近づくことができません。ステージを破壊しようとするジェラートに、ホイップは訴えました。そこを破壊することが、本当にジェラートのやりたいことなのかと。

そのホイップの言葉で、ジェラートの動きが止まりました。そしてあおいは、自分の本当の気持ちを思い出しました。あおいは、ステージで岬さんにも負けない演奏をしたかったのです。それに気づいた時、あおいは正気を取り戻しました。
なぜかいったん変身を解除して^^;、あおいは再びプリキュアに変身しました。

怒りのジェラートの攻撃でモンスターの足をとめて、最後はパルフェがモンスターを浄化しました。こうしてプリキュアは、エリシオを追い払いフェス会場を守り抜いたのでした。

フェスが終わった後、あおいは岬さんに声をかけました。それは岬さんの期待した、ライバルとしての宣戦布告でもありました。そんなあおいの言葉に、岬さんはとても満足そうです。

というわけで、久々のあおいメイン回でした。憧れの岬さんとの共演に舞い上がり、ライブで実力の差を思い知らされ、水嶌の容赦ない言葉に動揺するあおいの心の動きが丁寧に描かれていて、見応えのあるお話でした。(^^)
次回は、ひまりがメインのお話のようですが、予告を見た限りでは作画がかなり微妙なのが気になりました。
今回は、真希とその家族がメインのお話でした。

祭具の情報をもらい、由乃たちは廃校になった学校に来ていました。そこで由乃たちは、怪しい人影を目撃しました。誰かと思えば、それは真希のお父さんでした。真希とお父さんは、相変わらず気まずい関係が続いています。それはさておき、学校の中を探し回った由乃たちは、吊り太鼓を発見しました。とはいえ、太鼓は修理が必要な状態で、またお金がかかりそうです。(^^;

そんな中、由乃は祭りの復活のための実行委員会を組織しました。とはいえ、商店会や青年会にはまだ話を通していないので、あくまでも(仮)ということですが・・・。

真希はお母さんの誕生日に、プレゼントを買って実家に届けました。そこで真希は、東京から手紙が届いていることを知らされました。それはなんと、後輩の萌に誘われて応募した有名な監督の一次審査に合格したという知らせでした。引き続き2次審査が行われるようですが、今は間野山の仕事で忙しい真希は、それを口実に夢を諦めようとしていました。

そこにお父さんが帰ってきて、真希とお父さんは例によって緊迫した状況に。でも、お母さんに一喝されておとなしく一緒にご飯を食べることになりました。さらに真希とお父さんの偶然の出会いは続き、駅に出向いた真希はそこでもお父さんと顔を合わせました。

なんとなく話を始めた真希に、お父さんは真希は昔はもっといい笑顔で笑う子だったと伝えます。勝手に大学をやめたり、女優の道に進んだりしましたが、それでもお父さんは真希のことを応援してくれていたのです。そして真希が本当に演じることが好きなら、それでご飯が食べられるとかに関係なく、好きなことを続けて欲しいとお父さんは思っていました。

今回は、この場面が特に心に刺さりました。何かをする時、ついそれを職業にできるのかとか、それで生活をしていけるのかを私たちは考えてしまいがちです。でも、何より大切なのは、もっとシンプルで好きなことを続けることです。

好きなことで生活ができれば、そんな幸せなことはありません。しかし、生活できなくても、それが好きなことをやめる理由にする必要はありません。他で生活を支えながら、好きなことは続けていけばいいのです。それが本当に「好き」ということだと思いました。

さらに真希の弟から事情を聞いた由乃たちも、真希の背中を押してくれました。そのおかげで、ようやく真希は自分の夢に向かってもう一度踏み出しました。そして真希は、オーディションのために東京へと向かったのでした。

前回のエピソードほどではなかったですが、今回のお話も自分を振り返って気づかされる部分があって、心に残るお話でした。「自分の好き」を大切にする生き方。私も実践したいと思いました。(^^)
激闘 東太平洋海戦〈2〉―覇者の戦塵1943 (C・NOVELS)谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第12作、「覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(2)」を読み終えました。

ついにアメリカ軍による、ミッドウェイ奪還作戦が始まりました。ミッドウェイに進出していた部隊は、大編隊で押し寄せる部隊の物量に物を言わせた攻撃にさらされることになりました。そして日に日に、迎撃できる機体は失われ、連日の爆撃で滑走路は補修と破壊を繰り返しています。

その頃、本土で姫川大佐を通じて、秋津中佐は岡田元首相の側近・迫水久常と顔を合わせていました。ミッドウェイの部隊を、秋津中佐は自らの及ぶ範囲で助力していました。上層部は既に、ミッドウェイからの撤退を視野に入れていましたが、秋津中佐は前線で戦う兵士たちを見殺しにすることはできないと考えていたのです。

迫水は、現政権ではこの戦争を終わらせる力はないと見ていました。それ故、早期に現政権から新たな、戦争を終結させられる政権を樹立することが必要だと考えていました。秋津中佐の行動は、それが本人が意図したことではないにせよ、現政権の維持につながると迫水は見たのです。その事実に直面して、秋津中佐は自分が軍事軍略だけでなく、政治の世界に足を踏み入れているのだと悟ったのでした。

ミッドウェイでは、海兵隊や陸軍航空隊の部隊が、残された戦力を使って奮戦していました。しかし、アメリカ軍との戦力差が大きすぎて、出撃するたびに消耗を強いられる苦しい戦いが続いています。そんな中、敵中へと進出した魚住上飛曹は、アメリカ軍の大規模な艦隊群を発見しました。そこに空母の姿はありませんでしたが、戦艦や重巡などの大規模部隊がありました。

その部隊は、ミッドウェイを砲撃するために移動しているようです。単機の攻撃では、その部隊に大きな打撃を与えることはできませんが、魚住上飛曹はサウスダコタ級戦艦への攻撃を敢行しました。その攻撃は戦艦に少なからぬダメージを与えたようですが、その戦果を確認することまではできませんでした。

その頃、ミッドウェイ近海には、日本軍の特務駆逐艦が進出していました。その艦隊は、わずか4隻の部隊でしたが、雷撃戦に特化した戦闘力を持っていました。夜の闇の中、その部隊はミッドウェイを砲撃しようとするアメリカ艦隊を発見しました。その攻撃が、アメリカ軍に予想外の動揺を与えることになりました。

アメリカ軍は、この海域には日本軍の艦隊はいないと読んでいました。しかし、駆逐艦からの思わぬ攻撃を受けて、確認されていない艦隊がいるのではないかと思い込んだのです。それが、予定されていたミッドウェイへの砲撃、未知の艦隊探索のための艦載機の分散を生みました。そのおかげで、ミッドウェイの日本軍はようやく一息つくことができたのでした。

そんなミッドウェイに、一機の水偵が到着しました。それはアメリカ軍の陽動によって、ギルバート諸島方面に向かったと思われた第三艦隊からの連絡機でした。そこには、通信参謀の野上少佐の姿がありました。野上少佐は、これから行われる第三艦隊のアメリカ軍機動部隊との戦いに備えて、航空部隊の待避先としてミッドウェイの滑走路を確保する必要性を知らせに来たのです。

司令部の参謀は、それを安易に受け入れますが、野上少佐はその安請け合いに不安を感じます。しかし、予備士官の沖津予備中尉と話をしたことで、大きな収穫を得ることができました。沖津予備中尉は、司令部よりも的確にアメリカ軍の動きを見抜いていたのです。

アメリカ艦隊に思わぬ打撃を与えた駆逐艦隊は、無傷ではいられませんでした。傷ついた艦艇をなんとかミッドウェイまで運ぼうと奮戦していました。途中、何度か敵の航空部隊に発見されましたが、運と海兵隊航空部隊に守られて、なんとかミッドウェイまでたどり着きました。

そこで蓮見大佐は、思い切った作戦を実行しました。傷ついた艦艇をミッドウェイの狭水道に沈めて、アメリカ軍の上陸部隊を足止めするための砲台として利用したのです。使えるものは何でも使う。蓮見マジックの炸裂ですね!(^^;
陋巷に在り〈4〉徒の巻 (新潮文庫)酒見賢一さんの「陋巷に在り」第4巻を読み終えました。今回は顔回は脇に回り、妤(よ)と五六、少正卯(しょうせいぼう)が顔儒の本拠地へと乗り込むお話でした。

前巻で、あれだけの死闘を繰り広げながら、子蓉(しよう)は陋巷にある顔回の家を訪れていました。しかし、あいにく顔回は留守で、顔回の父・顔路が子蓉の相手をすることになりました。下品でとぼけた感じの顔路には、さすがの子蓉も気をそらされて媚術を活かすことができません。

そこへ妤が顔を出しました。妤と対面した子蓉は、顔回を守る力を与えたのはこの娘だと気づきました。妤は単に子蓉の美しさに圧倒されていただけでしたが、そんな妤に子蓉は小さな鏡を与えました。その鏡には、恐るべき蠱術が仕込まれていたのですが、妤はその恐ろしさに気づきません。

妤の異変に気づいたのは、顔穆を失い自らの道に迷う五六でした。五六が妤を見つけたのは、各地からの旅人が集まる陋巷よりもいかがわしい場所でした。そこで妤は、男を誘惑するようなことをしていたのです。五六に救われた妤は、ときどき意識がなくなって知らないうちに出歩くことがあると話しました。それを知った五六は、妤を守ることにしたのでした。

しかし、子蓉の蠱術に操られた妤は、何度も五六の目をかいくぐってみせました。鏡のことは誰にも言ってはいけないと釘を刺された妤は、それを五六にも教えなかったのです。そんな妤のガードに、五六は苦心することになるのでした。

その頃、孔子はかねてからの謀略である、三桓家の3つの城を破壊する計略を実行しようとしていました。事前に季桓氏を動かしていたにも関わらず、3つの城の破壊が議題にあがると議論は紛糾しました。子服景伯の頑強な抵抗に、季桓氏も最初の勢いを失ってしまいました。孔子の謀略が敗れたかと思った時、それを後押しする行動に出たのは、なんと少正卯でした。孔子はそれは危険な道だと知りつつ、自らの謀略をすすめるために少正卯の協力を利用したのでした。

こうして3つの城の破壊が決定しました。しかし、いまだに費城を占拠している公山不狃(こうざんふちゅう)は、簡単にはその決定に同意できません。公山不狃の元を訪れた公伯寮は、先に他の城を破壊した上でなければ受け入れられないと、不狃は断固として譲りません。そんな公山不狃を動かしたのは、公伯寮に同行してきた少正卯の手下・悪悦でした。悪悦は、間違いなく他の城が先に壊されると断言しました。事前にそんな話は聞かされていなかった公伯寮は慌てますが、それを聞いてようやく公山不狃も納得したのでした。

そして悪悦の言葉通り、叔孫武叔(しゅくそんぶしゅく)の城である郈城(こうじょう)の破壊が開始されました。その先頭に立つのは、城の持ち主である武叔です。武叔は少正卯の術に操られて、自らの手で城を壊さずにはいられない精神状態に追い込まれていたのです。その日は雨が降っていましたが、武叔は全くかまわず破壊を強行するのでした。

その頃、少正卯は大胆不敵にも、顔儒の里である尼丘山を訪れていました。そこで少正卯は、太長老から秘礼とされる封の礼を得ようとしていたのです。封の礼とは、天子のみが行うことのできる礼であり、周の時代に行われたのを最後に、誰にも行われていません。それを顔儒が受け継いでいると、少正卯はみていたのです。

もちろん、太長老はそれを本当に知っていても知らなくても、それを少正卯に教える気はありません。あっさりと太長老の前から引き下がった少正卯に、顔儒が放った戦闘犬が襲いかかります。犬が相手では、少正卯は得意の言葉による術を使うことが出来ません。少正卯と犬たちとの戦いは、凄惨なものとなりました。急所は守ったものの、少正卯はこの戦いで大きな傷を負いました。しかし、常人ならば絶対に不可能な戦闘犬との戦いから、なんとか少正卯は生き延びたのです。

というわけで、今回は妤と子蓉の顔合わせと、子蓉が妤に仕掛けた恐るべき蠱術。妤と五六の思わぬつながり。少正卯が孔子に手を貸したことで、ついに実行される城の破壊。そして顔儒の里を訪れた少正卯の死闘と、読み応えのある内容でした。
須藤の暴行事件に関する、審議が行われるお話でした。

事件を目撃しているのに、なぜか証言することを拒否する佐倉。単に内向的なのかと思ったら、思いもかけない趣味を佐倉は持っていたのでした。普段はもじもじっ娘の佐倉ですが、ネットにはかなり刺激的なポーズの写真を掲載していました。
須藤の証言をするためには、その趣味についても言及しなければならず、そのために佐倉は迷っていたのでした。

前回、佐倉が落として壊してしまったデジカメの修理に、綾小路と櫛田が付き合うことになりました。佐倉もこういったことで他人の手を煩わせたくはないのですが、修理担当の受付はかなり粘着質そうな男性でした。彼は仕事を利用して、佐倉の連絡先を知ろうとします。それを綾小路はかばったのでした。

そして綾小路は、佐倉に自分の思いを伝えました。佐倉は須藤のためとか、クラスのためではなく、自分のために行動すればいいと綾小路は教えてくれました。ここで証言しないと後で後悔すると佐倉が考えるのであれば、そうした方がいいと言うのです。最終的にその人がどう動くのか、決めるべきは自分自身ということですね。
それを聞いて、佐倉は少し気持ちが楽になったようです。そして佐倉は、自分の意思で証言することを決めました。

審議当日、DクラスとCクラスの代表が生徒会長の前で顔を合わせました。このような些細な問題に、生徒会長が顔を出すのは異例のことらしいです。Cクラスは、須藤が自分たちを呼び出して一方的に痛めつけたと言い張ります。それを聞いて須藤が怒声をあげるのは、こういった場では悪印象しか与えません。

2つのクラスの議論は平行線をたどります。生徒会長は審判を下そうとしますが、本来なら何か言うべきはずの堀北は兄である生徒会長がいることで萎縮してしまっています。そんな堀北の緊張をほぐしたのは、綾小路でした。堀北に実力を発揮させるためとはいえ、いきなり脇腹をもみしだく綾小路は大胆不敵ですね。(^^;

堀北は手始めに、Cクラスの被害者たちを尋問して情報を引き出そうとします。しかし、このあたりは彼らもよく鍛えられていて、簡単にはしっぽを出しません。そこで堀北は、佐倉を証人として呼び出しました。審議の場で、佐倉は自分が隠れて写真を撮ろうとしていた時、須藤の事件を目撃してしまったことを話しました。

佐倉の撮った写真の中には、須藤がCクラスの生徒たちともみ合っている写真が含まれていました。これが提示されたことで、Cクラスはやや譲歩してきました。須藤を退学ではなく2週間の停学に、Cクラスの生徒たちを1週間の停学にしてはどうかと提案してきました。

しかし、堀北はその提案をはねのけました。堀北は今回の事件が、Cクラスによって仕組まれたものであると確信していたからです。しかし、今のところそれを証明できる証拠はありません。DクラスとCクラスは、次の審議までにそれぞれの主張を裏付ける証拠を用意することになりました。佐倉の証拠写真があったのも奇跡的なのに、これ以上の証拠が本当に何か見つかるのでしょうか!?

というわけで、審議があったこともあり、今回のお話は何となく「逆転裁判」みたいでした。
そういえば生徒会長は、綾小路にいきなり壁ドンしてましたね。告白するつもりなのかと思いました。(^^;
銀鳳騎士団が、ラボの製作した新型機と模擬戦を行うことになるお話でした。

エルが銀鳳騎士団の団長に就任したことで、学園は新型機の製作工房と化しました。それに伴い、多数のシルエットナイトが派遣されてきたり、新入生の中に紛れ込む形で機密諜報員のノーラもやって来ました。ノーラは学園の防諜を密かにすすめていて、学園内に潜入していた他国のスパイを見つけ出していました。

スパイを見つけ出したことで、襲撃者の正体も少し見えてきました。どうやら襲撃者は、西方の国から派遣されてきたようです。しかし残念ながら、突き止められたのはそこまでで、襲撃者の素性や奪われたテレスターレの所在までは判明しませんでした。

そしてエルは、早速新たな機体の製作に動き出しました。それに対抗意識を燃やすのは、王国のラボでした。エルの製作した新型機を研究した上で、ラボはエルが新たに作り出す新型機と模擬戦を行うことになったのです。ラボの工房長は、エルの新型機を徹底的に研究して模擬戦に備えます。

一方、エルはこれまでの経験を元に、これまでとは違った新型機を作り出そうとしていました。前回の新型機は、パワー重視でしたが、次は機動力を重視した機体を作ることにしました。さらにシルエットナイト製作の効率を上げるために、新たなシルエットギアを開発しました。この機体は、マナがなくても動かすことができます。そのおかげで、大幅に作業効率がアップしたのでした。

そんな中、エルは騎士団に支給されたシルエットナイト・カルダトアを使って、新型機の実験を行っていました。カルダトアの周囲に、これでもか^^;とばかりに追加装備を搭載しましたが、実験は見事に失敗してカルダトアは大破してしまったのでした。奇跡的に、搭乗していたエルはケガ1つせずにすみました。しかし、エルを心配したアディを泣かせてしまい、エルは反省するのでした。

とはいえ、それくらいでエルの中にあるロボ愛が消えるはずがありません。以前と変わらぬ勢いで、エルは新たな機体の製作を続けます。そんな中、エルは今までの常識ではありえなかった、2人乗りの新型機を作り出しました。そのパイロットとして選ばれたのは、アディとキッドでした。操作系統を2つに分けたことで、搭乗者の呼吸が合っていることが何より重要だったからです。

さらにエルは、シルエットナイトのセキュリティにも配慮します。テレスターレが奪われたのは、誰でも動かすことができる機体なのが原因でした。そこでエルは、小さな短剣のようなセキュリティ・キーを用意して、それを使わなければシルエットナイトを起動できないようにしたのです。これは地味だけれど、絶対に必要な改良ですね。

そしてついに、模擬戦が行われる日がやって来ました。ラボはエルの新型機を研究した結果、カルダトアをベースにテレスターレの技術を改良した上で取り込んだ、ダーシュと呼ばれる機体を作り出しました。その機体はテレスターレほどのパワーはありませんが、燃費の悪さは改善されて従来機の3割増しのパワーを持っています。

それに対してエルは、次々と新たなアイディアを盛り込んだ機体を披露しました。アディとキッドの2人が搭乗する機体は、なんと人馬型でした。機動力を強化しただけでなく、他のシルエットナイトを搭載した荷車(?)を牽引することもできます。その考えられないデザインに、ラボの工房長や観衆はただ驚くしかありませんでした。

エルの生み出した新たなシルエットナイトは、どれほどの力を持っているのでしょうか。そしてその機体は、模擬戦で実力を示すことができるのでしょうか。

というわけで、これまでの教訓も踏まえて、エルは新しい機体を作り出しました。これだけでも燃える展開なのに、その合間にエル君の可愛い描写が炸裂していたりして、とても中身の濃いお話でした。(^^)
ひふみは、初めてのキャラリーダーに苦戦しています。そして、青葉のフランスに留学していた友人が帰国しました。

初めてキャラリーダーを務めることになったひふみは、いろいろと緊張の連続です。人と話すのが苦手なひふみは、会議に参加しなければいけないことを知って怖じ気づいています。そんなひふみを、コウは気遣って安心させようとしています。

キャラリーダーの仕事の1つに、各自の作業状況の把握がありました。ひふみに状況を聞かれたゆんは、ひふみを心配させないようにと思わず嘘をついてしまいました。青葉は初めてのキャラデザに苦戦しています。もう少し時間に余裕が欲しいとひふみに頼みますが、コウの厳しさを思い出して、想定よりも少ない日数で仕事を仕上げようと考えるのでした。

ゆんは幼い弟や妹の面倒も見ています。本当は泊まり込みで仕事をして、ひふみを安心させたいところでしたが、お母さんの仕事との兼ね合いで、ゆんが2人の面倒を見ることになりました。でも、そんなゆんを、ひふみは責めませんでした。それが何となく物足りないゆんは、ひふみに叱って欲しいと思います。

それを知ったひふみは、コスプレをした時のように自分を演出すれば大丈夫と、ゆんを叱ることにしました。・・・でも、それは叱るというよりは、ゆんを口説いているようにしか見えないのですが・・・。(^^;
おまけに、青葉にその現場を目撃されて、2人は必死で弁解することになるのでした。

一方、企画を担当するはじめは、キャラの設定で煮詰まっていました。葉月に相談すると、みんなの意見を聞いてみるといいと言われました。迷った末に、はじめは青葉とゆんに設定の相談をしました。すると、それまでの苦労が嘘のように、次々といろいろなアイディアが出てきたのです。考え方の視点を変えるためにも、人に相談するって大切なんですね。

青葉は、ラスボスの女王様のキャラデザで苦労していました。コウと話をして、そのキャラのことをよく理解してないと気づいた青葉は、葉月さんに相談に行きました。すると、相談したことがきっかけで、まだ葉月が深く掘り下げて考えていなかった部分までラスボスの姿が見えてきました。そのおかげで青葉は、なんとかキャラデザを完成させたのでした。

そんな青葉のところに、高校時代の友達から連絡がありました。フランスに留学してた、ほたるが帰国しているようです。
さっそく青葉は、ねねと一緒に温泉でほたると再会しました。いきなりキスしてくるほたるに、青葉は恥ずかしいところを触っちゃうぞ攻撃で反撃です。(^^;

その後、ゆっくりとほたると話をした青葉は、大学に進学せず今の仕事を選んだことは間違ってなかったと伝えました。
コウとの実力の差にへこむことも多いようですが、遙か先に目標とする先輩の姿があるのはいいことですね。

というわけで、お仕事の話もありつつ、最後は温泉で百合乱闘という盛りだくさんな内容でした。(^^;
平井和正さんの「地球樹の女神 Part 1」を再読しました。

「ボヘミアンガラス・ストリート」に今ひとつのめり込めなくて、平井和正さんの別作品に手を出すことにしました。
迷った末に選んだのは、「地球樹の女神」です。「ボヘミアンガラス・ストリート」以降の平井作品は、途中で挫折してばかりですが、この「地球樹の女神」は最後まで読み通しました。

主人公は、IQ400の天才少女・後藤由紀子と、桁外れの問題児・四騎忍です。
三星客船が建造した豪華客船サンライズ号が、海上で行方を絶ちました。懸命な捜索活動にも関わらず、サンライズ号がどうなったのか、その手がかりは全くありません。しかし後藤由紀子は、サンライズ号がどこにいるのか、独自の発明品を使って探知していたのでした。

そんな後藤由紀子を狙う謎の集団。そして後藤由紀子と四騎忍の周囲には、知性を持った観葉植物フィロデンドロン教授や、高校生ながら魔神のごとき柔道の達人である兄の机、妖しい魅力で周囲を翻弄する女教師・御子神真名、ごろつき新聞記者の荒気衛、学ランを着た美少女・禅鬼修羅など、一癖も二癖もある登場人物揃いです。

作品の元となったアイディアが、著者が中学生時代に書いた小説ということもあってか、作品全体にどこか中二病的な雰囲気がただよっています。(^^;
ラスト・ハルマゲドン・ストーリーという宣伝文句にひかれて初めて読んだ時は、真面目な作品なのかと思いましたが、突き抜けた設定や、ひたすら続く登場人物同士の掛け合いを読むと、コメディ作品なんじゃないかと思えます。(^^;

生徒会長として鏡明さんの名前も登場しますし、感覚的には著者の「超革命的中学生集団」+ハルマゲドンという、はちゃはちゃSF路線の作品だったのかなあ。

作品の内容自体は、それなりに(古さを感じながらも)面白かったですが、最初は角川書店から刊行された本作が、どうして徳間書店から続きを刊行することになったのか、その原因である文章の改ざんについての愚痴が巻末に延々と書かれているのにはげんなりしました。

改ざんが著者にとって大問題だということは理解しますが、それは著者と出版社の問題であり、読者としては作品の面白さがすべてであり、どうでもいい話です。
激闘 東太平洋海戦〈1〉―覇者の戦塵1943 (C・NOVELS)谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第12作、「覇者の戦塵 激闘 東太平洋海戦(1)」を読み終えました。

今作の舞台は、再び東太平洋です。哨戒中の伊一六八潜水艦が、アメリカ軍の機動部隊らしき動きをつかんだところから物語は始まります。開戦初期の日本軍の攻撃で、アメリカの太平洋艦隊は大きな打撃を受けましたが、ついに反撃に出ようとしています。

伊一六八潜はその後も敵の動きを探りますが、米機動部隊の動きがなかなか読めません。苦闘の末に、ようやく空母らしき船影を捕らえた伊一六八潜は、その船に魚雷攻撃を仕掛けるのでした。

その頃、陸軍の試作偵察爆撃機・キ74特号機と共に、宮下大尉、坂田中尉、江住技師がミッドウェイに向かっていました。彼らは陸海軍+海兵隊の合同作戦に協力するために、はるばる満州からミッドウェイまで進出してきたのでした。キ74特号は、1万メートルを超える高高度での行動が可能な機体でした。とはいえ、今の段階ではまだ試作機であり、今回はその問題点を発見することも目的の1つです。

ミッドウェイには、同じ陸軍から三八戦隊の屠龍も進出してきていました。しかし屠龍を操る加納中尉と武嶋軍曹は、混乱する指揮系統に振り回されることになりました。海軍と海兵隊の確執が、戦闘指揮を混乱させていたのです。業を煮やした加納中尉は、海兵隊司令官の蓮見大佐と出会いました。それで加納中尉は、ようやく事情を察したのでした。

その頃、トラック環礁にある日本軍の第三艦隊は、決断を迫られていました。米軍の機動部隊が動き出したことを知った第三艦隊は、ミッドウェイ方面とギルバート諸島方面の2つの侵攻ルートを想定しました。しかし、どちらに向かうべきかを決める決定的な情報が入手できないのです。

第三艦隊の司令長官である南雲中将は、通信参謀である野上少佐を密かに呼び出しました。南雲中将は、日本軍の暗号が米軍に解読されている可能性を問いました。以前はその可能性はないと断言した野上少佐でしたが、今回はその可能性はあると答えます。それを聞いた南雲中将は、第三艦隊の無線を封止して艦隊をミッドウェイに向けたのでした。

ミッドウェイは連日、米軍機の爆撃を受けながらも迎撃作戦を継続していました。戦いの中、撃墜した米軍機から回収された装置を、江住技師は調べることになりました。それは電波源を探知して、爆撃を誘導するための装置でした。どうやら米軍は、本格的な戦いの前に日本軍の電探施設を徹底的に破壊しようとしているようです。

一方、日本軍もこの激戦に合わせて、新たな新兵器を投入していました。多知川少佐を中心に開発が進められていた、射撃管制用の電探が戦場に導入されていたのです。持ち込まれた試作品は限られていましたが、それでもその試作品を使った攻撃は、これまでの戦いではあり得ないほどの戦果を上げていました。

そして、いよいよ東太平洋を舞台に、日米の激しい戦いが再び始まろうとしています。その戦いで大きな意味を持ってきそうなのは、電探です。戦いの勝敗を決するのは、人間の技量以上に、電子兵器の性能という時代に突入していたのです。
国力・技術開発力で劣る日本は、どれだけアメリカに対抗できるのでしょうか。

というわけで、再びミッドウェイを舞台に激闘が始まろうとしています。蓮見大佐も登場しましたが、今までよりもおとなしく^^;、本格的な戦い前の前哨戦を描きつつ、技術的な視点も多かったので満足できる内容でした。
陋巷に在り (3) (新潮文庫)酒見賢一さんの「陋巷に在り」第3巻を読み終えました。今回は、ついに顔回と子蓉(しよう)が直接対決することになります!

孔子は、前巻での少正卯(しょうせいぼう)屋敷の家宅捜査失敗の責任を取って、自ら自宅に蟄居しています。そのおかげで、ようやく子貢(しこう)は孔子と顔を合わせることができました。しかし子蓉の媚術に取り込まれた子貢は、それでも彼女の元に通うのをやめることができません。

その頃、顔回は子貢と共に子蓉の元を訪れた冉伯牛の元を訪れていました。どのような巫術を仕掛けられたのか、伯牛は酷い病に冒されていました。そればかりか、その家全体にもその悪影響が及んでいたのでした。顔回は、伯牛家の竈神の力を借りて、それらを祓いました。しかし、伯牛はそれ以外にも、直接体の中に何か術を施されているらしく、顔回の力でもそれ以上の回復は望めそうにありません。

そして顔回は、ついに自らが直接少正卯の屋敷に乗り込むことを決意します。子蓉の魅力の虜になり、いっこうに帰ってこない子貢の奪還と、伯牛に施された術の解呪方法を聞き出そうというのです。屋敷に乗り込むにあたり、顔回は妤(よ)の髪の毛を持参しました。妤は巫子ではありませんが、普通の人には見ることができない使鬼を見ることができますし、巫女としての素質は十分に持っているようです。

顔回がやって来たことを知って、子蓉はうれしくてなりません。自らの魅力に惹かれて、顔回がやって来たのだと子蓉は思い込んでいたのでした。そんな子蓉を、兄の悪悦は止めようとしますが、子蓉の恐るべき力は悪悦をも越えていました。

こうして顔回は、子蓉と対面することになりました。何重にも張り巡らされた媚術の罠に、顔回は何度も落ちそうになりました。しかし、ギリギリのところで顔回は踏みとどまることができました。それは妤の髪の毛に、それだけの力があったからでした。どんなに秘術を尽くしても、顔回が落ちないことが子蓉には信じられません。そして、それは強力な力を持った髪の毛のせいだと子蓉は知りました。

屋敷から帰ろうとする顔回を、悪悦が呼び止めました。悪悦は顔回と戦うことを決意していました。しかし、それを少正卯が止めました。悪悦が顔回に執着している間に、少正卯の屋敷の周囲は顔氏の術者に囲まれていたのです。いつもの悪悦なら、それにすぐ気づかないはずがありません。そんな悪悦を、少正卯はたしなめたのでした。

こうして顔回は、無事に少正卯の屋敷から帰還することができました。悪悦や子蓉も恐ろしい存在ですが、それ以上に少正卯という存在が不気味です。彼は孔子が、三桓家の壊滅を目指していることを知っています。しかし、少正卯はそれを阻止しようとは思っていません。逆に孔子に手を貸すことすら、少正卯は考えています。彼はいったい何を目的に行動しているのでしょうか!?

少正卯は、孔子の勢力を利用するために、門下の公伯寮(こうはくりょう)を取り込みました。公伯寮は、同門の子路の方が孔子に信頼されていることを不満に思っていました。そのわずかな隙を、少正卯に狙われました。そして今では、公伯寮は完全に媚術の虜になっています。少正卯は、公伯寮に何かをさせるつもりのようですが、それは失敗してもかまわない程度の作戦らしいです。つくづく少正卯は、底の見えない恐ろしい人だと思いました。

顔回との戦いに敗れた後、子蓉は夜な夜な出歩いていました。なんと彼女は、顔氏が少正卯の情報を探るために派遣した、巫術者たちを次々と殺していたのです。そして、そんな子蓉と顔氏の太長老の守り人である顔穆とが対決することになってしまいました。老練な技を持つ顔穆でしたが、子蓉の恐るべき媚術はその顔穆の力すら越えていました。

子蓉との戦いで致命傷を負った顔穆は、孔子の屋敷の門前で息絶えました。顔穆は、孔子の母である徴在(ちょうざい)へのかなわなかった恋を抱えていたのです。彼が孔子に対して、どこか突き放した態度を取ってしまうのも、それが原因でした。そんな顔穆は、最後に自らの屍を孔子の前にさらすことで、孔子に何を伝えたかったのでしょうか。

というわけで、3巻は顔回と子蓉との緊迫感のある戦い、謎の多い少正卯の暗躍、顔回の守り人である五六の師でもある、顔穆の思いがけない死と、読み応えのある内容でした。
新番組の今頃視聴です。(^^; アビスと呼ばれる大きな穴がある世界が舞台の物語でした。

孤児院で暮らすリコは、アビスと呼ばれる大穴を探索する探窟家を目指しています。その修行のために、今日もアビスにある遺物を拾い集めていますが、見習いのリコはまだ深いところまで潜ることができず、それが不満のようです。リーダーからは、実績を上げればもっと深いところまで探検できるようにしてくれると言われていますが、その日がリコには待ちきれないのでした。

リコのお母さんも、アビスの探窟家だったようです。そんなお母さんが行った場所に1日も早く行ってみたくて、リコは焦っていたのでした。

そんなある日、仲間のナットと共に遺物の収集に出かけたリコは、ナットがベニクチナワと呼ばれる空飛ぶ蛇のような怪物に襲われそうになっているのを見つけました。ナットを救うために、リコは探窟家の象徴でもある笛を鳴らして、ベニクチナワの注意を自分に引きつけました。

それでナットを救うことができましたが、今度はリコ本人がベニクチナワに追われて大ピンチです。そんなリコを救ったのは、どこからともなく放たれた一条のビームでした。そのビームは、不思議な男の子が放ったものでした。その男の子は、人間かと思えば、体は機械仕掛けのようです。

自分の名前すら覚えていない男の子を、リコはレグと名付けたのでした。レグは手からビームを出したり、腕を自在に伸縮させることができるようです。リコはレグのことをロボットだと言っていますが、レグにはおへそもおち○ち○^^;もあるようです。ロボットというより、サイボーグみたいな存在なのでしょうか。

そんな不思議なレグは、アビスの底からやって来たに違いないとリコは確信しています。本当にレグは、アビスの底からやって来たのでしょうか。そして、アビスの奥深くにはいったいどんな秘密が隠されているのでしょうか。

視聴するアニメの本数が限界を超えていたので、この作品を見るのを先送りにしていましたが、ちょこまか動くリコたちが可愛いし、作画もきれいですし、もっと早く視聴すればよかったと思いました。
今回は、カツ丼とプリンアラモードのお話です。

前回のリザードマンに続いて、今回も前半はマッチョなライオンさんのお話から。(^^;
ライオネルという筋骨隆々、体中に戦いの傷を持つその男は、なぜか洋食のねこやでいつもカツ丼を頼みます。それには、ちゃんと理由があったのです。

ライオネルは、異世界でそれなりの勢力を持っていたようです。しかし、四英雄の1人に敗れて、闘技場で見世物にされることになってしまいました。生きることを諦めかけた彼の前に、洋食のねこやへの扉が現れました。そこで彼は、先代の店主に出会いました。

闘技場での戦いを控えていたライオネルは、戦いの前に食べる料理を注文しました。それに応えて先代店主が出したのが、カツ丼だったのです。そのおいしさに驚いたライオネルは、再び生きる気力を取り戻しました。強敵を倒して生き延びたライオネルは、今日も次の戦いに勝って再びカツ丼を食べるために勝ち続けているのでした。

後半は、ハーフエルフのお姫様のお話です。ヴィクトリアの両親は普通の人間でしたが、どこかで彼女の家系に紛れ込んだ遺伝子の影響で、ヴィクトリアはハーフエルフとして生まれました。この世界では、ハーフエルフが生きていくのは厳しいようで、多くのハーフエルフは彼ら自身の小さな村を作って住むか、特殊技能を身につけて暮らしています。

王女であるヴィクトリアが選んだのは、魔術師として生きる道でした。中の人が某リリカルな方だったので、単なる魔術師というよりは、魔王に近いのではないかと思ってしまいました。(^^;

ヴィクトリアは、魔術の優れた才能を持っていました。信じられない短期間で、彼女は魔術の奥義を究めてしまいました。
そしてヴィクトリアは、師匠でもある大賢者アルトリウスに連れられて、洋食のねこやを知りました。そこで彼女は、デザートの説明文を異世界の言葉で書くのに協力していました。

そんなヴィクトリアのお気に入りは、プリンアラモードでした。前に登場したエルフは、肉や魚、乳製品などが食べられませんでしたが、ハーフエルフであるヴィクトリアはプリンも平気で食べることができるようです。そして洋食のねこやを訪れたヴィクトリアのもう1つの楽しみは、お持ち帰りのプリンを魔術で作った冷蔵庫(?)に保存しておいて食べることのようです。

そうそう。お店の店員をしているアレッタは、実は読み書きができないようです。でも抜群の記憶力で、メニューに書かれている内容を暗記しているので問題ないみたいです。(^^;
蕨矢集落の独立問題が解決するお話でした。

成り行きで由乃は、蕨矢集落のチュパカブラ王国からの独立運動に協力することになりました。とはいえ日々やっているのは、集落の生活をビデオで紹介したり、みんなで集まって宴会をしたりでしたが。(^^;

最初は独立運動に巻き込まれただけの由乃でしたが、集落の実情を知るにつれ、本気で何とかしないといけないと思うようになりました。そして、その思いは集落へのバスを運転し続けてきた高見沢や、鈴原教授からITをもっと活用しろとあおられた早苗も同じでした。

実は高見沢は、ここまで問題が大きくなる前に会社に意見書を提出したことがありました。しかし、コストの部分がネックになって、その意見書は受け入れられませんでした。今回、事前に早苗を中心に集落の老人たちにタブレット端末の講習を開いていたことが、状況を打破する決め手となりました。

需要があった時だけバスを派遣する、小型バスを運行する案は以前からありました。しかし、バスの依頼方法を電話にすると、対応する人間を用意しなければならないず、人件費がばかになりません。そこで早苗は、間野山の町名を集めて、オンラインでバスの依頼ができるシステムを作り上げました。これなら専任の人間を用意する必要もなくなり、なんとか運用できる見込みが立ったのでした。

今回、鈴原教授がこんな騒動を起こしたのは、いずれ消えてゆく蕨矢集落のことを、せめてビデオという形でこの世に残そうと考えたからでした。路線バスの廃止阻止は、あまり期待していなかったようですが、結果的に小型バスの運用が決まり予想以上の成果をあげられたのでした。

これで後は、教授の家の蔵にある祭具を由乃たちに手渡すだけかと思ったら、それが実現する前に教授は急病で亡くなってしまいました。(;_;)

亡くなった教授の家には、この村についての驚くほど多くの記録が残されていました。それを目にした早苗は、自分も教授と同じように間野山に腰を据えようと決意したのでした。そして教授の家にあった祭具の1つも、無事に発見されました。
残された祭具は、あと2つです。それは一体どこにあるのでしょうか。

今回はEDまで本編という、とても力の入った内容でした。前回、教授が訴えていた真面目に地道に生きてきた人たちが、老後になって住み慣れた土地から離れざるをえなくなる世界は何か間違っているという問いかけが、より強く心に残るような内容でした。
夏だ! 海だ! 水着回だっ!(^^;

いちかたちは、みんなで海に行くことになりました。海について早々、いきなりキラパティオープンです。いきなりお店が出現したのに、周囲の人たちが誰も驚いてないのがなんだかなあ。(^^;

そして海といえば、水着回です。中学生チームは、惜しげもなく水着姿を披露してくれましたが、高校生チームはさすがにガードが堅いです。

そんな中、キラキラルを集めたいちかが何かやっていると思ったら、キラパティを浮かすことができるほどの浮き輪を作り上げました。そのおかげで、キラパティは海にぷかぷか浮いています。でも、遊び疲れてお昼寝した間に、お店は見知らぬ無人島に流れ着いていたのでした。

浮き輪は穴が空いて使い物になりませんし、キラキラルで修理しようにも、いちかが使い切ってしまって在庫がありません。でもスイーツがあればキラキラルが復活すると長老から聞いて、島にある材料を使ってスイーツ作りをすることになりました。

そしていちかたちは、食材を求めて島を探検します。その途中で、まだ新しい足跡を見つけました。いちかたちより先に、この島に流れ着いた人がいたようです。誰かと思えば、以前の戦いでプリキュアに敗れたビブリーでした。ビブリーは、相棒のイルの力も失い、ノワールからも見捨てられて、島で落ち込んでいたのでした。

そんなビブリーを、シエルは救いたいと思いました。島の洞窟で見つけた氷を使って、いちかたちはかき氷を作りました。シエルはそれを、ビブリーにも届けます。しかし当然のことながら、ビブリーはそれを食べるはずがありません。それどころか、かき氷のキラキラルを奪ってイルを復活させたのでした。

シエルに襲いかかったイルは、なぜかビブリーも攻撃してきました。そんなビブリーを救ったのは、シエルでした。シエルは、ビブリーの寂しさを理解していました。そしてビブリーの力になりたいと思いました。キュアパルフェに変身したシエルは、イルと戦います。そこにホイップたちも合流してきます。

戦いの中、ビブリーは断崖から落ちそうになりました。それを救ったのは、パルフェでした。パルフェはビブリーを救いたいと思っていますが、その思いはビブリーには届きません。それでも6人のプリキュアの活躍で、イルは元の姿に戻りました。

そしてシエルは、あらためてビブリーにかき氷を食べてもらおうとします。しかし、やはりビブリーはそれを拒否しました。再びキラキラルを奪ったビブリーは、その力を使ってシエルたちの前から立ち去りました。

というわけで、夏休みということでプリキュアも海でのお話でした。シエルがビブリーを救おうとする展開は、なんとなく唐突な気がしました。
「亜人ちゃんは語りたい」も、今回で最終回です。

高橋先生は、ひかりに土曜日にプールが使いたいとお願いされました。周囲に気兼ねすることなく、デミちゃんたちだけでプールを使いたいようです。先生が校長に許可を取ってくれて、デミちゃんたちだけでプールを独占できることになりました。女の子たちばかりの集まりということで、高橋先生は佐藤先生にも声をかけました。

先日の応援動画で高橋先生と飲みに行きたいと言ってしまった佐藤先生は、いきなり高橋先生から誘われてテンパってます。・・・っていうか恋の悩みの相談相手が宇垣さんだったのが笑えました。(^^;

そして土曜日がやって来ました。バンパイアは光に弱いですし、雪女は暑さに弱いですが、2人ともプールに入っても特に問題ないようです。体はプールに入りながらも、頭だけプールの外で見学している京子の姿は相変わらずシュールですね。(^^;

そこに佐藤先生も合流してきました。なんと佐藤先生は、大胆な水着姿で高橋先生に迫ります。佐藤先生は、高橋先生にサキュバス耐性があると思っていますが、本当はただ必死で我慢しているだけの高橋先生は、必死で理性を保とうとしています。そんなプールの様子を、遠くから双眼鏡でのぞいていた佐竹は、一撃でサキュバスの魅力に撃墜されていました。(^^;

みんなでプールで遊ぶ中、京子は高橋先生とデュラハンについてお話しします。多くのデミとは違い、伝承で語られるデュラハンには騎士という身分があります。それは、かって実在したデュラハンの中に、強い騎士がいたからではないかと京子は考えました。
さらにデュラハンが川を渡れないという伝承も、川を渡る途中で頭を落としたらたいへんなことになるからだと、京子は考えたのでした。

高橋先生がその説明に納得する中、ひかりたちは京子に初体験をさせようとしていました。それは誰かが京子の頭を抱えて、プールに潜ることでした。京子の親から了解を得た高橋先生は、京子の頭を抱えてプールに入ります。そこには、それまで京子が見たことのない世界が広がっていました。

というわけで、最後は水着回でした。(^^;
プライムビデオにあったからという軽い理由で視聴を始めたのですが、可愛いキャラやほのぼのとした雰囲気の奥に、差別という重い問題が描かれていることに驚きました。とはいえ、そんなテーマが重くなりすぎない絶妙なバランスで描かれていたのが印象的な作品でした。

原作はまだ続いているみたいなので、アニメも第2期以降があるとうれしいですね。
須藤が暴行事件を起こした疑いをかけられて、綾小路たちが真相を知ろうとするお話でした。

中間試験でよい結果を出したこともあり、Dクラスにもわずかながらポイントが支給されることになりました。しかし、なぜかポイントの支給日になっても、ポイントの振り込みが行われません。何らかの問題が発生して、ポイントの支給が遅らされているようです。

そんな中、Dクラスは再び問題を抱えることになりました。綾小路と鈴音のおかげで退学を免れた須藤が、再び事件を起こしたのです。とはいえ、本人が言うには今回は須藤側から何かしたのではなく、Cクラスの複数の生徒に須藤が因縁をつけられて、やむを得ず逆襲したようです。

しかし、これまでの須藤の言動を考えると、本人の言うことを素直に信じにくい空気がありました。それでも櫛田たちがクラスを団結させたことで、Dクラスは須藤の濡れ衣を晴らすために動き始めました。まずは事件の目撃者探しです。学内での出来事なので、須藤たちの様子を知っている者がいるのではないかと考えたのです。

そんなDクラスに、Bクラスの一之瀬帆波も力を貸してくれることになりました。Bクラスは、帆波を中心にクラスがよくまとまっているようです。クラスの中には、帆波と友人以上の関係になりたいと望む女の子もいます。(^^;

とはいえ、偶然帆波のポイントを知った綾小路は、彼女が二百万ポイント以上の大量のポイントを所持していることを知りました。どんな手段で、帆波はそのポイントを集めたのでしょうか!? 前回の櫛田の本性のこともありますし、にこやかな裏側には、ブラック帆波が隠れているのかもしれませんね。

そして綾小路たちは、Dクラスの佐倉が事件を目撃していたらしいことを知りました。ところが、なぜか佐倉はその事実を必死に否定します。佐倉には、みんなに知られたくない別の顔があるらしいのですが、それが協力できない理由なのでしょうか!?

そうそう。今回Dクラスにケンカを売ってきたCクラスは、クラスのリーダーである龍園翔によって恐怖で支配されているクラスでした。クラスの女子を侍らせて、豪遊する龍園はヤクザの親玉的な貫禄がありますね。(^^;
覇者の戦塵1942 激突 シベリア戦線 下 (C★NOVELS)谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第11作、「覇者の戦塵 激突 シベリア戦線(下)」を読み終えました。

前巻の終わりに、満州へと派遣された秋津中佐は、日ソ間に速やかに停戦条約を締結させるために動き始めました。
それを実現するために、秋津中佐はシベリア鉄道を分断する電撃戦を目論みました。山下中将から作戦実施の許可を得た秋津中佐は、その準備に取りかかります。

ソ連との戦いで、まず問題になるのは重装甲を持つソ連軍戦車への対抗策でした。それを秋津中佐は、ドイツから持ち帰られたロケット砲を使うことで解決しようとします。既にその試作が何度も繰り返されていましたが、技術に無理解な上層部から無理な性能要求を突きつけられて、開発は難航していました。

しかし秋津中佐は、開発中の試作品の投入を決めました。その試作品は、長距離での命中精度に問題がありましたが、100mという短距離なら十分に目的を達していたのです。試作品の数は限られていましたが、秋津中佐はそれを少数の部隊に装備させたのでした。

そしてついに、日本軍のソ連領への侵攻が開始されました。ソ連側も日本軍の動きを警戒しており、それを出し抜いて作戦を実行する必要がありました。しかし、そういった事態も秋津中佐は想定済みで、日本軍の侵攻はほぼ予定通りに達成されたのでした。

いきなり試作品を持たされて、現場の最前線に立った多喜田軍曹は、その性能を全く信頼していませんでした。ところが、開戦初期に試作品が想像以上に効果をあげたのを見て、考えを改めました。秋津中佐の読み通り、その試作品はソ連の戦車を1発で撃破できる力を持っていたのです。

戦いは日本軍優位に推移しますが、その最中に思わぬ横槍が入りました。日本軍の優勢を知った上層部が、さらに大規模なソ連との全面戦争を計画していたのです。そんな無茶を言い出すのは、秋津中佐とも少なからぬ縁のある各務大佐でした。
各務大佐の計画は、ドイツに派遣されている辻中佐を支援するためでもありました。

そんな計画が実施されることになれば、秋津中佐の目論見は完全に崩壊してしまいます。今回の戦いがうまくいっているのは、秋津中佐が機動部隊を集中的に運用して短期決戦を目指したからです。もし戦線が拡大することになれば、ソ連との間に優位な立場から停戦条約を結ぶ機会も逃すことになってしまいます。

そのためには、一刻も早く戦いの要となっているイマンを陥落させる必要がありました。ところが、予想以上に防備を固めていたソ連軍に、日本軍は足止めされかけていました。そこで重要な役割を果たしたのは、牡丹江に派遣されていた航空部隊の存在でした。

その航空部隊が保持する戦力は多くありませんでしたが、戦線が満州から近いこともあり、1日に何度もの攻撃を仕掛けることが可能でした。そんな航空部隊の支援もあって、地上部隊は当初の予定通り、あっという間にイマンを陥落させたのでした。

そして、日本とソ連の間には停戦条約が結ばれました。その条件として、日本は第三国によるソ連の施設の利用を封じました。これによって、ソ連を経由して行われていたアメリカ軍の作戦は阻止されることになりました。さらにスターリングラードを攻略していたドイツ軍は、ソ連軍に敗れていました。それに伴い、ドイツに派遣されていた辻中佐が帰国する目処も立っていません。

危ない橋を渡る局面もありましたが、秋津中佐の目論見はこうして成功しました。ソ連の動きを抑えたことで、日本軍はアメリカとの戦いに集中することができそうです。現実とは違う、この世界の戦いがどう動いていくのか、この続きも気になります。
エルの開発した新型のシルエットナイトが、ケルヒルトらに強奪されてしまうお話でした。

魔獣を発生させて、砦の守備に当たっていたシルエットナイトを出撃させたケルヒルトは、その隙に砦に入り込んで、エルが開発した新型シルエットナイトを強奪しました。多くのシルエットナイトが出撃していたため、砦に残った兵力ではケルヒルトの行動を阻止することができません。

その頃、キッドとアディ、親方たちは完成した新型機の納入という名目で、ディクスゴード公爵の砦を目指していました。ディーのグゥエールに加えて、エドガーのアールカンバーもそれに同行しています。さらにキッドとアディは、エルが開発したシルエットギアまで持ち込んでいました。・・・この子ら、エルと遊ぶ気満々ですね。(^^;

そんなキッドたちと、砦からシルエットナイトを奪って逃走してきたケルヒルトが遭遇してしまいました。ケルヒルトは、相手が学生だと知って彼らを殲滅しようとします。しかしエドガーとディーのシルエットナイトに加えて、シルエットギアを装着したキッドとアディが参戦します。さらに砦にたどり着いた親父さんから、シルエットギアを調達したエルも戦いに加わります。

新型のシルエットナイトと戦うエドガーとディーは、相手のパワーに押されて苦戦していました。意外と健闘していたのが、キッドとアディのシルエットギアです。幸運に助けられたこともあり、ワイヤーを使ってシルエットナイト1台を水没させることに成功しました。(^^;

そこにさらに、エルが参戦してきました。新型シルエットナイトのことは、誰よりも精通しています。あっという間に盗まれたシルエットナイトの1台を行動不能にしてしまいました。しかし、ケルヒルトと対峙したエルガーは苦戦しています。
エルガーのシルエットナイトは、ケルヒルトとの戦いがでボロボロにされてしまいました。・・・というか、あそこまでボロボロにされながら、生き延びているエルガーも凄いかも。(^^;

今回、男を見せたのは、前の戦いは逃げ出してしまったディーでした。ケルヒルトが逃走のために呼び出した大量の魔獣に、断固として立ち向かいます。砦からの支援が到着したこともあり、ディーたちは魔獣の撃退に成功しました。しかし、エルの新型シルエットナイト・テレスターレは奪われてしまいました。

そしてエルたちは、国王の前に呼び出されました。新型シルエットナイトの秘密を守ることが重要だと考えた国王は、新たな騎士団を設立することにしました。その団長に選ばれたのは、エルでした。銀鳳騎士団と名付けられた新たな騎士団は、これからどんな活躍をみせてくれるのでしょうか。

これで終わりかと思ったら、テレスターレを奪われたエルガーは、ヘルヴィに機体を奪われてしまったことを謝りました。そして、必ずテレスターレを取り返してみせると、ヘルヴィに誓うのでした。これは完全にヘルヴィがエルガーに惚れちゃうパターンですね。(^^;

というわけで、思わぬ襲撃で新型シルエットナイトを奪われましたが、エルたちの活躍で被害を抑えることができました。
銀鳳騎士団も誕生して、ますますエルの趣味がはかどりそうです。(^^;
陋巷に在り〈2〉呪の巻 (新潮文庫)酒見賢一さんの「陋巷に在り」第2巻を読み終えました。

前半は、1巻に続いて陽虎との戦いが描かれました。陽虎がクーデターを起こした裏では、南方の巫術を用いた恐るべき仕掛けが用意されていました。それに立ち向かうのは、顔回です。陽虎は五父の衢(ごほのちまた)に、饕餮(とうてつ)と呼ばれる守護神を呼び出していたのです。

顔儒の一族は、饕餮に立ち向かいますが、饕餮の力は強大で相手になりません。そこに顔回が現れました。顔回は饕餮を、倒すのではなく、神の一人として敬ったのです。それによって、ようやく饕餮を鎮めることができたのでした。

巫儒の力を失ったことで、陽虎の目論見は完全に崩れました。しかし、陽虎もただ者ではありません。数々の危機に見舞われながらも、肝の据わった態度でそれを切り抜けました。おまけに難を切り抜ける中で、ちゃっかりと魯の国の宝物まで盗み出していました。

その後の陽虎は、斉に逃れるも捕らわれてしまいます。ところが、陽虎はそこからも逃げ出して、晋へと逃げ延びました。しかし陽虎はまだ、自らの野望を捨てたわけではないようです。恐るべき野望と行動力の持ち主ですね。
物語の中では、悪役として描かれている陽虎ですが、個人的には自らの意志を貫き、窮地にあっても諦めない姿には、どこか心ひかれるものがありました。

そして物語は、ようやく顔回が妤(よ)と知り合った後にもどってきます。例によって、妤にくっつかれていた顔回は、ちょっとした油断から、謎の巫術師の術中に落ちてしまいました。そこで顔回は、術者に操られた使鬼に襲われますが、自らの力でそれを切り抜けました。
後でそれを知った顔回の守り人・五六(ごろく)は、顔回から目を離して別の企てに力を貸していたことを悔やむのでした。

五六が関わっていたのが、最近魯の国で勢力を伸ばしてきた少正卯(しょうせいぼう)の主催する塾を探ることでした。
少正卯のことは、孔子も危険な存在だと考えていました。しかし、いつの間にか少正卯は、官位を得て魯の宮中に姿をみせるようになっていました。

少正卯は、意図的に孔子に近づきます。孔子はそれを無視しようとしますが、どうしても少正卯の術中から逃れることができません。少正卯の背後には、陽虎の時よりも大きな巫儒の力を持つ者が存在するようです。

その筆頭である悪悦(あくえつ)こそが、先に顔回に術を仕掛けてきたのです。悪悦は顔回の力を試すために、あのような術を仕掛けたのです。それは一歩間違えれば、顔回の命を奪いかねない術でしたが、それくらいやらなければ顔回の実力を知ることができないと悪悦は気づいていたのです。

悪悦には、妖しげな媚術を使う子蓉(しよう)という妹がいます。彼女もまた顔回に興味を持ちました。天性の巫儒の才能を持つ顔回ですが、子蓉の使う媚術に対抗する技は教わってきませんでした。そんな顔回でしたが、なんとか子蓉の気を削ぎ、彼女から害意を奪いました。しかし、そんな顔回に子蓉はますます興味を持ったようです。

その頃、魯の国の貴族が住む町では、異常な事態が起きていました。昼日中の町中に、怪しい巫儒者が数多く現れたのです。彼らは日に日に数を増やし、放置しておけない状況になりました。孔子は司寇(しこう)として、彼らに対応せねばならなくなりました。

そして孔子は、それらの巫儒者の集団が少正卯の屋敷に集まっていることを突き止めました。しかし、兵を引き連れて孔子が少正卯の屋敷に踏み込んだ時、そこには巫儒者の姿はありませんでした。孔子は少正卯にまんまとはめられたのです。
新参者とはいえ、宮仕えする身分である少正卯の屋敷に踏み込んでおきながら、何もなかったでは通りません。少正卯はそこで孔子に恩を売ろうとしますが、孔子はそれをはねのけました。孔子は、この始末をどうつけるつもりなのでしょうか。

顔回と饕餮の戦い、そして悪悦の仕掛けた術との戦い。不気味な存在である少正卯の暗躍と、さまざまな要素が盛りだくさんで前巻以上に面白かったです。
青葉たちの作っていたゲームのプロトタイプが、正式にスポンサーから認められるお話でした。

はじめが何やら真剣な表情でトイレにこもっています。何をしているのかと思えば、大好きな子供向けアニメ「ムーンレンジャー」のライブチケットを入手しようとしていたのでした。でも残念ながら、申込サイトにアクセスが殺到してサーバが落ちてました。(^^;

仕事中にそんなことをしていたのを、はじめはゆんに知られてしまいました。慌てて弁解するはじめに、ゆんは自分が持っているチケットが余っていることを教えました。まだ幼い弟と妹がその作品に夢中で、チケットを入手していたのです。
ゆんのおかげで、はじめはムーンレンジャーのライブを満喫することができたのでした。

コウとひふみ、りんの間には微妙な緊張感が続いています。りんはコウのことが大好きなのに、にぶいコウはそれにまったく気づいていないのです。

そんな中、ひふみに大きな話が舞い込みました。次回の新作で、キャラリーダーをやってみないかと葉月に言われたのです。コミュ力が低いひふみは、突然の大役に慌てますが、このところ人付き合いに頑張っていたこともあり、その仕事を受けることにしました。

そしてゲームのプロトタイプが完成しました。完成までには何度か仕様変更があったようで、そのたびにデコピンされた葉月のおでこは大きなダメージを受けているようです。(^^;

みんなで苦労して作り上げたプロトタイプは、さいわいスポンサーにも好評でした。そのおかげで、引き続きゲームの製作を続けられることになりました。次の目標は、アルファ版の完成です。いったいどんなゲームが出来上がるのでしょうね。
「正解するカド」も、ついに最終回です。

品輪彼方の力を借りて、アンタゴニクスを作り上げた真道は、ついにヤハクィザシュニナとの直接対決に挑みます。真道の唯一の希望は、ヤハクィザシュニナを驚かせて、その隙を突いて隔絶空間にヤハクィザシュニナを閉じ込めてしまうことです。

対決に先立ち、ヤハクィザシュニナは自分が複製した真道は、いずれもオリジナルの真道とは異なるものだと悟っていました。1人の人間の複製を作っても、それはその人間の代わりにはならないのです。

あくまでもヤハクィザシュニナの要求を拒否する真道を、ヤハクィザシュニナは自らの手で殺そうとします。攻撃のためにヤハクィザシュニナが真道に触れれば、そこにチャンスが生まれるはずでした。しかし、こういう展開になることすらヤハクィザシュニナは予測していました。

アンタゴニクスは、その動力としてワムを使っていました。しかし、今回彼方が使用したワムは、ヤハクィザシュニナが彼方に教えた今までとは異なるものでした。そのワムは、内部からヤハクィザシュニナの干渉を受け付けるように組み上げられていたのでした。

そして、ヤハクィザシュニナとの戦いに敗れた真道は、心臓を貫かれて命を落としました。人類に残された希望はなくなったと思った時、突然謎の女子高生が現れました。なんとその女子高生は、真道と沙羅花の娘でした。戦いに先立ち、沙羅花は相対時間をずらした空間を用意していました。そこで花森が、2人の娘を育て上げていたのです。

人類と異方存在の間に生まれた真道幸花は、ヤハクィザシュニナよりも高次元の存在でした。人類の前で圧倒的な力を見せたヤハクィザシュニナも、幸花の力の前には手も足も出ませんでした。そして幸花は、ヤハクィザシュニナを越える存在である自分ですら、まだ途中の存在でしかないと教えました。

こうして幸花がヤハクィザシュニナを倒したことで、異方から世界に持ち込まれた力はすべて失われました。しかし、1つだけ違うのは、今の人類には異方が間違いなく存在することを知っています。それは、人類の新たな進化と希望になりそうです。

というわけで、ついに「正解するカド」の完結です。
中盤のカドの大移動くらいまでは面白かったですが、物語の後半で急にお話のスケールが小さくなったのが残念でした。
ボヘミアンガラス・ストリート 第1部 発熱少年今頃なんですが、平井和正さんの「ボヘミアンガラス・ストリート」第1部を読み終えました。

29日周期で42度の高熱を発する体質の大上円は、家族とともに新しい街へと引っ越してきました。そこで高熱を出しているその日に、円は運命的な出会いをすることになりました。下劣な暴走族にからまれていた美少女、百合川螢と出会ったのです。それからも、円はちょくちょく螢と顔を合わせることになります。しかし、なぜか円はいつも最後には螢を怒らせてしまいます。

さらに円は、螢のことを慕っている小雪とも知り合います。最初はいきがってタバコを吸ったりしてみせた小雪でしたが、円の不思議な魅力にひかれて態度を改めることになりました。円とその家族は、不思議な力を持つ一族でした。円たちが頻繁に転校を繰り返していたのも、その力が原因だったのです。

小雪を叱った時の円は、ちょうどエネルギーが高まってハイになっている時期でした。そんな円に、小雪は完全にまいってしまったのでした。そして小雪と親しくなったことをきっかけに、円と螢の関係もさらに緊密なものになりました。

そして円は、螢の複雑な生い立ちを知りました。螢の現在の父と母は、どちらも螢と血がつながっていないのです!
螢の実の両親が離婚して、螢は父と一緒に暮らしていました。その父が亡くなって、螢は再婚していた母に引き取られました。ところが、その母も亡くなり、母の再婚相手が別の女性と再婚したことで、現在の複雑な状況が生まれたのでした。

螢は学校では、周囲から完全に孤立していました。みんな螢には一目置くところがあり、彼女に手出しすることができないのです。そんな螢が、次第に円には弱みをみせるようになってきました。円と螢、小雪の三角関係は、これからどうなっていくのでしょうか。

昔、この作品を読み始めた時は、それまでの平井作品との違いに戸惑いしか感じませんでした。しかし、平井和正さんは執筆した時期により、作風がシフトすることに気づいたおかげで、ようやく第1部を読み切ることができました。
覇者の戦塵1942 激突 シベリア戦線 上 (C★NOVELS)谷甲州さんの覇者の戦塵シリーズ第11作、「覇者の戦塵 激突 シベリア戦線(上)」を読み終えました。

前巻では技術的な視点が少ないのが不満でしたが、今回は陸軍の電探と本土防空体制を中心に、技術者の出番が多くなりました。

アメリカと開戦した日本ですが、ノモンハンで戦った後、日本とソ連はいまだに中途半端なにらみ合いを続けていました。
公式的には宣戦布告していないので、日ソ間は戦争状態にはないという不思議な状況が続いています。そんな中、ソ連方面から予期せぬ攻撃を日本は受けることになりました。アメリカ軍の爆撃部隊がソ連を経由して、日本本土に爆撃攻撃を仕掛けてきたのです。

これを受けて、本土の防空体制を強化すべきなのですが、海軍はミッドウェイ方面にかかりきりで、本土防空のための戦力を派遣しません。やむなく海上での飛行に不慣れな、陸軍の航空部隊が敵編隊の防空を担当することになりました。しかし、海軍とは違い陸軍では航空機に搭載されている武装が劣るものでした。さらに各所に敵の来襲を検知するための電探が配備されてはいましたが、その扱いに熟達した者がいませんでした。

結果的に、それなりの防備は整えていたのに、それをうまく連携して活用できないために、米軍の東京爆撃を阻止することに失敗したのでした。陸軍の技術士官である多知川少佐は、その現状を調査しますが、その報告は上層部に届くことはありませんでした。この当時、技術者は用兵に口を出すことは許されず、要求された装備の開発に専念していればいいという風潮があったのです。

多知川少佐の上司である漆原少将は、彼の指摘をきちんと理解していました。しかし同時に、その危険性も認識していたのです。そして多知川少佐は、漆原少将のすすめで海軍の技術研究所を訪れることになりました。そこで多知川少佐は、深町少佐と出会ったのでした。陸軍とは別に、海軍の技術開発も様々な問題を抱えていました。民間に委託する形で技術開発を進める陸軍とは対照的に、海軍では独自の研究機関で技術開発を進めていました。

日米の戦いが長期化する兆しをみせる中、陸海どちらの方式にも問題点があることを深町少佐は指摘しました。そして深町少佐は、それを改善するために民間の技術力の向上が必要なことを多知川少佐に訴えたのでした。

そして多知川少佐は、民間の技術指導を行うと共に、本土防空の要となる迎撃部隊の装備の改善に取り組みます。それがやがて、海軍機には既に導入されている電探を搭載した機体の投入へとつながっていくことになります。

深町少佐らとは別に、陸軍参謀本部に所属する秋津中佐も、技術に理解がなく無謀な作戦を連発する参謀本部で孤立していました。しかし、参謀本部の中にも秋津中佐に功績に注目している人物がいました。姫川大佐はノモンハンでの秋津中佐の行動を知って、関東軍の中に不穏な動きがあることを教えます。

ノモンハンであれだけ苦労したにも関わらず、積極的にソ連領に侵攻してシベリア鉄道を寸断する作戦が計画されていたのでした。その背後にいるのは、辻中佐でした。辻中佐はノモンハンで大失態を演じながら、積極さのみが評価される陸軍の風潮から、厳しく責任を問われることはありませんでした。そればかりか、形ばかり参加したマレー作戦が成功したことから、再び参謀本部に返り咲いていたのでした。

辻中佐の勢力は、秋津中佐を参謀本部から追いやろうとしていました。秋津中佐は、あえてその作戦に乗りました。それは辻中佐が密かにドイツに行くことになったからです。辻中佐がドイツにいる間に、秋津中佐はソ連との関係を修復して、辻中佐の行動を無意味なものにすると共に、辻中佐に対抗できる派閥を築き上げようと考えたのです。

そんな秋津中佐の作戦は、うまく成功するのでしょうか。そして、陸海ともに内部体制にかなりの問題を抱えた日本軍は、これからの戦いをどう戦っていくのでしょうか。