日々の記録

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陋巷に在り8―冥の巻―(新潮文庫)酒見賢一さんの「陋巷に在り」第8巻を読み終えました。

子蓉(しよう)の蠱術から、妤(よ)を救おうとした医鶃(いげい)でしたが、子蓉の予想外の手強さに医鶃も自分の全てを賭けて戦う必要があることを悟りました。そして医鶃は、顔回の力と自らの信奉する神である祝融(しゅくゆう)の力を借りて、妤を救う決意をしました。その方法は、薬酒の力を使って一時的に顔回を仮死状態にして冥界に送り込んで、妤を救わせるというものでした。

こうして顔回は、生きた身でありながら九泉と呼ばれる冥界へと踏み込みました。そこは顔回の想像を絶した世界で、祝融の助けがなければ顔回といえどもなすすべがありません。そして九泉をくだった顔回は、ついに妤と子蓉とを見つけました。しかし、顔回は2人を連れ帰るつもりなのに、子蓉は連れて帰ることができるのは1人だけだと言います。

そして顔回と子蓉との、言葉での戦いが始まりました。子蓉の言葉に、そして子蓉が力を借りた神・女魃(じょばつ)の力で現れた偽の孔子に、顔回は翻弄されることになりました。顔回はその孔子が偽物だということまではわかるのですが、それ以上の行動に出ることができません。

そんな状況を打破したのは、顔回が意識を飛ばしてしまったことでした。九泉の力を受け入れた顔回は、偽孔子も驚く力を発揮して、その正体が女魃だということが明らかになりました。女魃は顔回に剣を向けますが、それから顔回を救ったのはそれまで成り行きを見守っていた祝融でした。

かくして戦いは、祝融と女魃という神同士の戦いに発展しそうになりました。しかし、祝融の本気を女魃が知ったことで、その戦いはなんとか回避することができました。しかしまだ、顔回が妤と子蓉を連れ戻せたわけではありません。顔回は本当に、2人を連れ帰ることができるのでしょうか。

けっこう苦労した8巻ですが、ようやく読み終えました。(^^;
前半の医鶃と子蓉の戦いは、かなりテンポ良く読み進められたのですが、顔回が九泉に向かったところから物語の進行が異常に遅くなって、読み進めるのにかなり気力が必要でした。このペースだと、次巻でも九泉から帰ってこられないんじゃないかと心配になります。(^^;