日々の記録

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ヴァイオレットが、お姫様の恋文の代筆をすることになるお話でした。

軍に呼び出されたホッジンズは、平和が訪れたとはいえ、北部にはまだ不満を持つ勢力がいることを告げられます。そしてヴァイオレットが、自動手記人形としてドロッセル王国へと派遣されることになりました。その目的は、王女シャルロッテの婚約者であるダミアンへの手紙を代筆することでした。

思いっきり政略結婚ぽいので、王女はそれに反発してむくれているのかと思いきや、実はかって一度だけ会ったことがあるダミアンのことを、ずっと慕い続けていたのでした。ヴァイオレットが代筆した手紙は、とても美しいものでした。そして、それに対するダミアンからの返事も、やはり代筆されたもののようで、美しいものでした。

しかしシャルロッテが本当に欲しいのは、そういう手紙ではありませんでした。自分は心から相手のことを慕っているのに、10歳も年上のダミアンが本当に自分を好いてくれているのか、それが気がかりだったのです。それを知ったヴァイオレットは、ある提案を王女にしました。そして王女自身の手で、手紙を書かせたのです。

今回笑ったのは、シャルロッテとダミアンの手紙が両国の国民に公開されていて、それを読んだ国民がうっとりしたり、やきもきしたり、自分のことのように気をもんでいる姿でした。(^^; こういうプライベートな手紙も国民に公開されてしまう王族ってたいへんとも思いました。(笑)

そしてダミアンから決定的な手紙が届きました。2人が一度だけ会ったあの庭園で、もう一度会いたいと言ってきたのです。シャルロットはそれに応じて、夜の庭園への向かいます。そしてシャルロッテは、ダミアンの本当の気持ちを聞くことができました。あの日出会った時から、ダミアンもシャルロッテのことが気にかかっていたのです。

かくしてシャルロッテとダミアンの婚礼が、盛大に執り行われることになりました。2人の恋物語と平行して描かれた、生まれた時からずっとシャルロッテを見守ってきた、結婚すれば宮廷女官アルベルタと別れることになる寂しさが描かれていたのもよかったです。婚礼に向かう前に、シャルロッテを見守ってきたアルベルタが涙をこらえている場面も素晴らしかったです。

今回ヴァイオレットが果たした重要な役割は、ダミアンの手紙を代筆している自動手記人形と交渉して、ダミアン自身の手で手紙を書くように仕向けたことでした。ダミアンの自動手記人形は、ヴァイオレットには知らされていませんでしたが、その文体から代筆しているのが同じ会社のカトレアだと見抜いていました。

前回、カトレアの代筆をした時はまだ危なっかしい感じでしたが、その後でヴァイオレットの代筆能力は飛躍的に向上したようですね。さらに今回は、手紙を代筆しないことこそが、シャルロッテとダミアンにとって最善だと判断したところも凄いですね。

こうしてヴァイオレットの活躍で、戦いの火種は消えそうです。・・・と思ったら、ヴァイオレットの前にディートフリート・ブーゲンビリアが現れました。彼はヴァイオレットの慕うギルベルト少佐の兄で、かっては海軍大佐だったようです。その船でヴァイオレットは、ディートフリートの仲間を何人も殺したことがあるようです。なぜヴァイオレットは、少佐の兄の仲間を殺したのでしょうか!?

というわけで、今回もとても見応えのあるお話でした。そういえば驚いたのは、孤児だから年齢がはっきりしないとはいえ、ヴァイオレットはまだ14歳だったんですね。(^^; もっと年上かと思ってたので、これにはびっくりでした!
それから、ダミアンのことを慕っていたシャルロッテが、ただ彼との婚約を願っていただけでなく、彼の国と手を組めばどんな利益があるかを調べつくして、事前に周囲を説得していたのも好印象でした。