日々の記録

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BISビブリオバトル部1 翼を持つ少女 上 (創元SF文庫)山本弘さんの「BISビブリオバトル部1 翼を持つ少女(上)」を読み終えました。

BIS学園に通う高校生・埋火武人は、ふとした偶然から同級生の伏木空が、かなりのSF好きだと知りました。普段は口数が少なく、目立たない存在の空ですが、ことSFのことになると話が止まらなくなってしまいます。

空がSF好きだと知るのが自分だけだと、武人が空と付き合っていると周囲から誤解される上に、常に空から武人の興味のないSFの話を聞かされることになってしまいます。

そこで武人は、空を自分が所属するビブリオバトル部へと勧誘しました。そこで空は、個性的なビブリオバトル部のメンバーが繰り広げる、自分の知らないジャンルの本についての戦いを知りました。ノンフィクション、科学、お笑いネタ、腐女子ネタ、不思議な生物。それぞれのお勧め本を、部員たちが熱く語りかけます。

その面白さを知った空は、こうしてビブリオバトル部へと入部しました。武人の計画はひとまず成功しましたが、武人も空もそれぞれに心の傷を抱えていました。さらに、ビブリオバトル部にイベントへの協力が他校からありましたが、こちらもなんだか裏がありそうです。

登場人物のキラキラネームにはちょっと引きましたが^^;、自分のお気に入りの本をみんなの前で紹介して戦う、ビブリオバトルの様子は面白いと思いました。
海が本格的にピアニストを目指して動き始めるお話でした。

森のピアノは、いつまでたっても弾けるようになりません。そんな時、海は前に阿字野先生から好きに使っていいと言われた、レッスン室のピアノがあることを思い出しました。海がそこに向かっている途中、森に雷が落ちました。不吉な予感を感じて、海が森にもどると、落雷で森のピアノが燃えていたのでした。・・・なんだか、海をさらに成長させるために、ピアノが自ら雷を呼び寄せたみたいでした。

歓楽街で仕事をしている海のところに、知り合いの運送屋のお兄さんが現れました。彼のトラックに乗せてもらった海は、ちょうど今日、修平が出場するピアノ・コンクールの大会が開催されることを知りました。それを聞いてみたかった海でしたが、トラックは歩行者天国に引っかかって動けません。

その時、海はガラスのピアノが道に置かれているのを見つけました。そのピアノは本当に弾くことが出来るようです。近くにいた演奏者に尋ねると、彼が差し出した楽譜を演奏することができなら、ピアノを弾いてもいいと言われました。
それはドヴォルザークの「新世界から」でした。

海はそれを完璧に演奏してみせました。いつの間にか、海の他にも楽器を持った人たちが演奏に加わります。海たちの演奏は、大勢の人たちから喝采されました。そして海は、ずっと弾きたかった「子犬のワルツ」を弾くことができました。

いざ帰ろうとすると、トラックのお兄さんの姿がありません。仕方なく海は、歩いて家の方に向かいます。そんな中、海の心には、本格的にピアノを学びたいという強い気持ちが生まれていました。怜子は以前から、阿字野先生に海を託したいと思っていました。しかし、海はどうしてもそれを聞き入れなかったのです。

そして海は、阿字野先生のレッスン室へとたどり着きました。それを阿字野先生に発見された海は、本格的にピアノを教えて欲しいと先生に頼むのでした。先生はさっそく、海を海外に留学させようと考えました。しかしそれは、海の望んだことではありませんでした。海は今この場所で、阿字野先生からピアノを教えて欲しいと願っていたのです。

海の固い決意を知った阿字野先生は、自分も腹をくくって海を指導することを決めました。その頃、ピアノ・コンクールで完璧な演奏をして日本一になった修平は、海外への留学を決意していました。彼も完璧な演奏を越えた演奏を目指して、歩き始めていたのです。この先いつ、2人が再会することになるのか気になります。