日々の記録

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お正月にルパンたちが、昔の出来事を思い起こすお話でした。

久しぶりにお正月休みを過ごしていたルパンたちは、昔の出来事を語り始めました。ジャケットの色が赤でしたので、今回のお話はシリーズ第2作の頃のお話になるのかもしれませんね。

ルパンたちは、麻薬王と呼ばれたパブロの遺産を狙っていました。パブロはとんでもない遺産を、ジャングルの奥深くに隠したと言われていたのです。今回は最初から、次元と五右衛門に加えて不二子が仲間として参加しています。不二子がいるということで、次元と五右衛門は露骨に嫌な顔をしてみせるのもいつものことです。

パブロの遺産は、2つの国が紛争している境界線上にあり、普通の人間には容易に近づくことはできません。それが逆に、ルパンたちの心に火をつけたのです。パブロの残党に狙われたりしながらも、ルパンたちは遺産の隠し場所へとたどり着きました。

そこには、さぞ凄い財宝がと思いきや、残されていたのはたくさんの車でした。不二子にはその価値がわかりませんでしたが、車好きなら高い金を支払ってでも手に入れたくなるような逸品ばかりがコレクションされていました。そこでルパンたちに襲いかかってきた車がありました。

残されていた車の1台を使い、ルパンのその車と激しい競争を繰り広げました。ルパンがその勝負に勝利すると、急にあたりの様子が変わりました。それまでルパンと戦っていたのは、なんと死んだパブロの亡霊だったのです。ルパンとの戦いに満足したパブロは、無事に昇天しました。

するとピカピカだった車が、いきなりスクラップのような状態になりました。どうやら全ては、パブロの亡霊がみせた幻だったようです。

そんなルパンたちは、いきなり海上からの艦砲射撃を受けました。パブロの残党が軍に手を回して、ルパンたちを砲撃するようにたきつけたのです。ルパンたちは、遺産の隠し場所に残されていた小型潜水艦で脱出しようとします。ところが、その潜水艦の定員は3人です。とてもルパンたち4人が乗ることはできません。

そんな中、仲間から離れたルパンは1人で戦おうとします。しかし、それはルパンだけでなく、次元や五右衛門も同じでした。結局、潜水艦で逃げ出したのは不二子1人だけでした。そしてルパンたちは、不二子の待つ合流場所へとボロボロの姿で現れました。

彼らは口々に、いかに自分の戦いぶりが凄かったかを自慢し合います。そんなルパンたちを、不二子はあきれて見守るのでした。

そしてルパンたちの男の張り合いは、今も続いています。誰が一番男らしかったか、それはルパンたちにとって大切なことなのです。

今回は番外編的なお話でした。お話の内容が、なんとなくシリーズ第2作を思わせるものになっていたのが笑えました。
それはそれで面白いですが、それとは別に今のルパンでしかできない、新しいことにもっと挑戦して欲しい気もします。
天外消失 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1819)ビブリオバトル部シリーズに登場したアンソロジー集、「天外消失」を読み終えました。

この本には14編の短編が収録されています。
エドガー・ライス・バロウズの「ジャングル探偵ターザン」、ブレッド・ハリデイの「死刑前夜」、ジョルジュ・シムノンの「殺し屋」、エリック・アンブラーの「エメラルド色の空」、フレドリック・ブラウンの「後ろを見るな」、クレイトン・ロースンの「天外消失」、アーサー・ウィリアムズの「この手で人を殺してから」、ジョン・D・マクドナルドの「懐郷病のビュイック」、イーヴリン・ウォーの「ラヴデイ氏の短い休暇」、C・B・ギルフォードの「探偵作家は天国に行ける」、フランク・R・ストックトンの「女か虎か」、アル・ジェイムズの「白いカーペットの上のごほうび」、ポール・アンダースンの「火星のダイヤモンド」、スティーヴン・バーの「最後で最高の密室」です。

今となっては古さを感じさせる作品が多いですが、「後ろを見るな」と「探偵作家は天国に行ける」、「女か虎か」の3作が面白かったです。この中では「女か虎か」は、以前に北村薫さんが紹介されていたので読んだことがありました。
「後ろを見るな」のオチは、古典的ではあるのですが、古典的だからこその面白さがあると思いました。「探偵作家は…」は読んでいる途中で、「天国から来たチャンピオン」という映画を思い出しました。

番外として「白いカーペットの上のごほうび」は、ブラックなコメディみたいな作品で笑えました。