日々の記録

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可奈美たちが、折神紫の親衛隊と戦うことになるお話でした。

前回、突然エレンと薫に襲われた可奈美と姫和。ようやく2人から逃げたと思ったら、再び可奈美たちの前に2人が現れました。しかし2人は、今度は戦うつもりはないようです。エレンと薫は、反折神組織・舞草のメンバーでした。2人は可奈美と姫和がメンバーとして受け入れるにふさわしいか試すために、わざと戦いを挑んだのでした。

そんな2人のやり方が、姫和には面白くありません。しかし可奈美は、薫が連れているねねの可愛さにメロメロです。(^^;
ねねは荒魂ですが、なぜか人にとって危険なものではないようです。そんなねねと、薫はお互いに信頼し合う関係でした。
4人の協力関係が生まれそうなところに、突然荒魂が襲ってきました。可奈美たちは、それぞれに別れて戦いを開始します。

そして可奈美と姫和の前に、折神紫の親衛隊員である獅童真希と此花寿々花が現れました。可奈美たちは、獅童真希と此花寿々花を相手に苦戦します。しかし可奈美は、一方的に寿々花に押されていた訳ではありませんでした。同じく真希に苦戦する姫和と、協力して戦える状況を作るために動いていたのです。

姫和が真希に攻撃を仕掛けようとした時、寿々花と戦っていた可奈美の刀が真希を襲います。それをかわした隙を突かれて、真希は姫和に斬られてしまいました。写シの最中だったので真希の体は傷つきませんでしたが、実力的に劣ると見下していた相手に斬られたことで精神的に大きなダメージを受けたのでした。

その頃、ようやく事情聴取から解放された舞衣は、可奈美の情報を得るために沙耶香のところに来ていました。その時に舞衣は、沙耶香の頬に傷があることに気づきました。沙耶香の話から可奈美が無事だと知った舞衣は、沙耶香に手作りのクッキーをあげました。これがきっかけで、沙耶香は舞衣に心ひかれているようです。

荒魂があふれる山中では、薫が戦っていました。荒魂の発生源は、なんと親衛隊の1人である夜見でした。彼女は自分の腕を傷つけることで、流れる血液から荒魂を生み出していたのです。その荒魂と戦ううちに、薫は崖から転落しそうになりました。しかし、ねねが助けてくれたおかげで、崖の途中で踏みとどまることが出来ました。

そして薫は、全力で夜見を攻撃します。その攻撃を夜見はギリギリのところでかわしましたが、彼女自身の戦闘力は高くないのか、その場から立ち去ったのでした。

そしてエレンは、銃を持った男たちがバリケードを作っているところにやって来ていました。そこでエレンは、何をしようというのでしょうか。

今回は可奈美と姫和の出番が少なく、薫とねね、舞衣と沙耶香の出会いなどもあり、物語の視点がコロコロ変わるのでちょっと混乱しそうになりました。(^^;
アトミック・ボックス池澤夏樹さんの「アトミック・ボックス」を読み終えました。

社会学者の宮本美汐は、癌で亡くなった父からある重要な物を託されました。漁師になる以前に、父は「あさぼらけ」と呼ばれる計画に関わり、プログラマとして働いていたのです。しかし、その計画は突然アメリカからの要請で中止に追い込まれました。それ以来、父は工学とは無縁の漁師として生きてきたのです。

国の重要機密に関わった父は、公安の捜査官から常に行動を監視されていました。それは父が、プロジェクトを離れる時に"命を守る保険"としてデータの一部を持ち出していたからでした。それは国が密かに進めていた、国内での原爆作成計画でした。父から託されたデータを持って、美汐は警察から逃げ回ることになりました。

そんな彼女の力になってくれたのは、かって離島の老人の生活状況を調査した時に知り合った人々や、友人たちでした。そして漁師としての父を取材に訪れていた、大和タイムスの記者・竹西も事件の重大さを知って美汐に協力するのでした。

最終的に美汐は、プロジェクトの発案者である大物と対面することになりました。

逃げる美汐と、それを追う公安や警察、美汐の父・耕三の若き日と、さまざまな視点から物語が描かれます。美汐は警察に追われていますが、緊迫感の中にどこかほのぼのとした空気も感じられたのがよかったです。そして詳しい理由も知らされないまま、何年も耕三の監視を命じられた公安警察の行田のいらだちにも共感できるものがありました。
美汐の父・耕三の姿には、工学部出身の著者本人のイメージと重なりました。

この物語はフィクションですが、実際にあってもおかしくない現実感がありました。そして広島・長崎の被爆、3.11後の福島原発のメルトダウン。原子力が人間に制御できない危険性を無視して、進められる原発再稼働などなど、読後にさまざまなことを考えさせられました。