日々の記録

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エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))オースン・スコット・カードの「エンダーのゲーム」を読み終えました。

地球は昆虫型の異星人バガーの侵攻を受けました。2回に渡るその進撃を、なんとか撃退した人類でしたが、3回目の攻撃に備えて、優秀な司令官を育成しようとしていました。

物語の主人公は、エンダーという少年です。この時代、地球では出産制限が行われていて、通常は2人までしか子供を持つことができません。しかし、エンダーの家系の遺伝子が有望であると認められ、特例として3人目の子供としてエンダーは生まれたのでした。そのことから、スクールではエンダーは"サード"と呼ばれて差別されていました。

エンダーには4つ年上の兄ピーターと、2つ年上の姉ヴァレンタインがいました。ピーターは自分が早々と適正なしと判断されて、司令官への道を閉ざされたことでエンダーを憎んでいました。対照的に姉のヴァレンタインは、何かとエンダーを気遣う存在です。

そんな中、エンダーが司令官を目指すためのバトル・スクールへ配属されることが来ました。そこでエンダーを待っていたのは、優秀な兵士を育てることに特化した非人間的な環境でした。しかし、そこでもエンダーは優秀な成績をあげて、仲間から注目される存在になりました。

物語のメインは、エンダーの成長とバガーとの戦いなのですが、単なるサブキャラかと思ったピーターとヴァレンタインも意外な形で物語に深く関わるようになるのが意外でした。

エンダーの行動を追う形で、さくさく読める作品ですが、優秀であればあるほど周囲から孤立してしまう育成システムの非情さが、読んでいて苦しかったです。

そして物語は、単にバガーとの戦いにとどまらず、戦争の倫理の問題へと踏み込んでいくところがよかったです。
今回読んだのは、古い翻訳のものでしたが、新しい翻訳も発売されているので、そちらではどんな感じなのか気になります。

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