日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


神の時空 ―京の天命― (講談社ノベルス)高田崇史さんの神の時空シリーズ第8巻、「神の時空 京の大命」を読み終えました。

長らく続いたこの物語も、ついにこの巻で完結しました!
今回は、今までになく積極的に高村皇が動きました。その結果、日本三景の松島、天橋立、宮島の3カ所で同時に異変が起きました。それと同時に、摩季を蘇らせるための死反術(まかるがえしのじゅつ)を行える期限もあと1日となりました。

各地の異変を知った彩音たちでしたが、広い範囲で同時に事件が起きているために対応しきれません。そこで今回は、これまでの事件を通じて出会った女性たちが、各地で異変を鎮めるために動きます。

天橋立は樒祈美子(しきみ・きみこ)と加藤裕香が、嚴島神社は観音崎栞、熱田神宮は涙川紗也、神田明神は彩音と巳雨、そして鹽竈神社は四宮雛子の知り合いで初登場の象潟京(きさかた・みやこ)と傀儡師の佐助が日本全土に起きようとしている災厄を防ごうとします。

そして事の発端には、辻曲家の彩音たちの両親、ぬりかべである福来陽一の両親、京の父、加藤裕香の兄と祈美子の父などが巻き込まれた、学会では異端視されていた國學院大學の潮田誠教授のバスツアーに参加して、全員がバスの転落事故で命を落としていたのでした。

日本三景と事件の背後に何があるのか、それを知るために陽一は地縛霊の火地の元へと向かいます。いつもなら、火地に仕事の邪魔をするなと怒られる陽一ですが、今回はこんな危機が迫っているのにどうしてもっと早く来ないのかと言われてしまいます。

火地の指摘で、彩音たちはようやく高村皇の真の狙いを知りました。それは日本三景だけでなく、日本列島の上に大きな三角を描くことになる結界がありました。それを破壊されることで、それまで活動を休止していた富士山をはじめとする山々が噴火して、日本列島を大災害が襲うことになります。

それを防ぐために、彩音は磯笛や高村皇と直接戦うことになりました。しかし、各地での女性たちのがんばりによって、高村皇が壊そうとした結界は、ギリギリのところで崩壊を免れました。それを悟った高村皇は、再び現れることを予告して、彩音たちの前から去ったのでした。

そして、ついに摩季の復活の儀式が行われました。各地から多くの神宝が集められましたが、それでも摩季を蘇らせるには数が足りませんでした。そんな中、四宮雛子はたった1つだけ摩季を救う方法があると言います。しかし、それは誰かの命を犠牲にすることでした。

その犠牲者に志願したのは、実は摩季の実の兄であった陽一でした。陽一の力を加えたことで、ようやく摩季はこの世に蘇ったのでした。

というわけで、物語は完結しました。でも今回は、これまでになく内容が詰め込まれていた感じで、毎回恒例となっている(?)殺人事件の犯人は明らかになりませんでしたし、バスツアーに参加した陽一の父が最期に残した「潮田…殺され…」という謎のメッセージの答えも明かされませんでした。(^^;

そのあたりを考えると、著者としてはもっとシリーズを続けたかったけれど、大人の事情でシリーズが打ち切られたのかもと思ってしまいました。

そうそう。最後にこの巻では、これまでずっと気むずかしかった火地が、喫茶店のおばさん幽霊を相手にちょっとだけデレる場面があったのが微笑ましかったです。(^^;












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://ylupin.blog57.fc2.com/tb.php/10174-48e94676