日々の記録

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ゲームウォーズ(上) (SB文庫)この春に公開される映画「レディ・プレイヤー1」の原作の上巻です。

物語の舞台は、2040年代の近未来です。この時代、世界はOASIS(オアシス)と呼ばれる仮想現実ネットワークでつながっています。仮想とはいえ、日常的な活動の多くを人々はOASISで満たすことができます。その一方で、世界は深刻なエネルギー危機に見舞われていて、貧富の差も拡大していました。

両親を早くに亡くし、叔母に引き取られたウェイドは現実の世界では、機械いじりは得意だけれど、周囲とのコミュニケーションが苦手なギークでした。そんなウェイドも、OASISという仮想世界では現実以上にうまく過ごすことができます。

ウェイドはある出来事をきっかけに、無名の少年から世界中から注目される存在になりました。OASISの創設者であるジェームズ・ハリデーは、その死と共に世界中に向けた遺書を残しました。そこで彼は、膨大な資産を彼が仕掛けたゲームの謎を解き明かした者に全て渡すと宣言したのです。

それをきっかけに、全世界のOASISプレーヤーがハリデーの遺産探しに熱中することになりました。しかし、謎を解く手がかりは、ハリデーが好きだった80年代のサブカルチャーの中にあり、誰も簡単に見つけることができません。謎を解くためには、3つの鍵が必要になるのですが、ウェイドがその最初の鍵を見つけた初めての人物となったのです。

ウェイド以外にも、ガンターと呼ばれるプレーヤーが遺産を求めて知識の収集や試行錯誤を繰り返しています。またガンターからは徹底的に嫌われている、IOIというOASISにインフラを提供する大企業にもシクサーズと呼ばれる遺産探し専門のチームが存在します。

ウェイドはそんなライバルたちを出し抜いて、一番最初に第1の謎を解き明かしたのです。それは彼を一躍有名にしました。しかし同時に、それはウェイドがライバルたちから狙われる存在になったということでもありました。シクサーズは、ウェイドを自分たちの陣営に引き込もうとします。しかし、それが不可能だとわかると、ウェイドを抹殺しようとします。

またウェイドは、謎解きの一方でずっと憧れの存在だったアルテミスと呼ばれる女の子とも知り合いました。ウェイドは本気で彼女を愛するようになりますが、今のところそれは彼の一方通行です。

上巻では、どん底の暮らしをしていたウェイドが、注目を浴びる存在となり危険と恋に揺れながらも、ハリデーの遺産を探し求めていく様子が描かれました。上巻では、第2と第3の謎は解き明かされていません。下巻でこのゲームが、どんな結末を迎えるのか気になります。

この本を読んでいて気づいたのは、80年代のパソコン黎明期のゲームやテレビ番組、音楽がキーワードとして次々と登場することです。私はその全てを直接知っているわけではありませんが、名前くらいは目にしたことがあるキーワードも多くて、これも本を読む楽しみの1つになっていると思いました。(^^)

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