とりあえず録画だけして、別の機会に視聴しようと思っていた「ふたつのスピカ」ですが、録画状況を確認するために第1話のOPを見たら、そのまま作品世界に吸い込まれてしまいました。以前の感想とは別に、今回視聴して気がついた点を中心に書いてみたいともいます。
本編が始まってすぐの獅子号の墜落事故、この作品ではこの事故との関わりが大きな軸になっているのですが、記憶していた以上に事故の様子が恐ろしく描かれていて驚きました。
その事故から5年、アスミのお母さんが亡くなり、お葬式が行われている場面が描かれます。この場面、背後で流れる弔問客のやり取りからは、同情はしているけれど、どこか他人事な冷たさまで伝わってきました。
この先に展開される物語はメルヘンちっくでもあるのですが、その一方できちんとリアルな描写がされています。現実がしっかりと描かれていることで、その後のアスミとライオンさんの出会いも単なる不思議な出来事でなく、しっかりと地に足がついたものと感じられました。
今回のお話のポイントは2つです。お母さんの遺骨を持ち出してしまうアスミの気持ちと、アスミを通して繋がったライオンさんと鈴成先生の気持ちです。
アスミが入院中のお母さんと窓越しに面会する場面。驚いているような、悲しんでいるような、絶妙な作画だったと思います。この時のアスミの気持ちが、その後の遺骨を持ち出すアスミの動機になっているのも、非常に納得できると同時に優しさが感じられて、理由を知っていたのにほろりとさせられました。
ライオンさんと鈴成先生の関係も、途中で2人が恋人同士だったことがわかります。2人もまた、獅子号事故の犠牲者だったのです。どんな力がライオンさんをこの世界にとどめているのかわかりませんが、伝えられなかった思いがようやく届いた場面では、やはりほろりとせずにはいられませんでした。
第1話のラストで、ライオンさんはいったんアスミの前から姿を消します。これ1本で、独立した物語としても楽しめる構成が素晴らしいと思います。
いつもTBでお世話になっている「はざまの欠片」の浮島と申します。
「ふたつのスピカ」そういえばBS2で再放送されるんでした。素朴だけれどあったかくていい話ですよね。ひたむきで一所懸命なアスミに何度泣かされた事か。そしてライオンさんの優しさも大好きです。
ところでリンクをさせて頂きました。BlogPeopleのメンテでまだ反映されてませんが、もしご迷惑になるようでしたらおっしゃってください。それではまたお邪魔します。
2006.10.16 21:53 URL | 浮島 #GWUCrvXI [ 編集 ]
こんばんは。コメントありがとうございます。
「ふたつのスピカ」は、温かくてとても素敵な物語ですよね。アスミたちの姿を見ていて、素朴に宇宙のことが好きだった小学生時代を思い出しました。
その流れで、カール・セーガンさんの「COSMOS」を読み始めたりもしました。(原作の9巻が出た頃くらいから読んでいるのですが、他の本に浮気することが多いので、いまだに読み終わりません^^;)
それから、リンクに加えていただき、ありがとうございました。早速、こちらからもリンクさせていただきました。
これからも、よろしくお願いします。(^^)
トラックバックURL↓
http://ylupin.blog57.fc2.com/tb.php/2657-fa652dd3