日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


読書力 (岩波新書)「3色ボールペン」や「声に出して読みたい日本語」の著者が、読書する力を伸ばすためにはどうしたらいいかを論じた本でした。

自己形成のためにも読書は必要、と著者が力説されているのには共感できるものがありました。私自身、数多くのほんとであったことで教えられたり、考えさせられたり、さまざまなものをもらってきたと思うからです。
しかし、文学書や教養書と比較して、アニメやマンガを貶めるような主張には納得できませんでした。言葉でなければ伝わらないことは確かにあると思いますが、アニメという手法、マンガという手法だからこそ、より受け手に伝わることも確かにあると思うからです。

ある程度の読書力をつけるためには、読むのに適度な緊張感を必要とする文庫本を100冊、新書を50冊という主張には納得できるものがありました。あえて冊数をあげるのは、一見乱暴なようにも思えますが、はっきりした形で1つの目安を提示したことは意味があったと思います。
冊数をこなす少し背伸びをするような読書を続けてゆくことで、内容を読み取る力や要点を早く理解する力がついてくると思います。

また、そういった力を育てるために読書をスポーツ的にとらえる著者の考え方は興味深かったです。スポーツをする時もそうですが、読書もいきなり難解な本が読めるものではありません。最初は簡単な本から入って、徐々に数をこなしてゆくうちに、難解な本でも読みこなせる読書力が養われると思います。

この本で一番面白かったのは、孤独なものと思われる読書を、読書会などを利用しての内容のマッピング、クイズづくりなどを通して、他者とのコミュニケーション手段としようという提案でした。
これまで自分の楽しみとして読書することはあっても、せいぜい面白かった本を人に勧める程度で、積極的に同じ本を読み合う楽しさを共有しようとは考えたことがありませんでしたので。

最後に、著者の提案でどうしても受け入れがたいのは、3色ボールペンを使って本に線を引くということです。学校の教科書には書き込みをする方でしたが、自分が好きで読んでいる本にはどうしても線を引く気になれません。(^^;
本を汚したくないこともありますが、線が引いてあることで、再読する時にあらたな気持ちで本に向かうことができなくなるのも躊躇ってしまう理由です。

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