日々の記録

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QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス)QEDシリーズ第10弾では、崇や奈々が学校薬剤師会の旅行で熊野に出かけることになるお話でした。

今回は今までとは視点を変えて、奈々たちと同じ薬剤師の神山禮子(みわやまれいこ)の視点から物語が描かれました。奈々は崇のやり方に慣れているので、彼の奇矯な言動も温かい目で見守ってくれますが、部外者から見たらやはり崇は変人だということが非常によくわかりました。(^^;

熊野を旅行するにあたって、崇は今回もここぞとばかりに蘊蓄を披露します。その様子を神山さんが冷たい視線で眺めているのが、実に爽快でした!(笑)
崇のような男性は愛想を振りまくと誤解して気があると思い込まれるとか、ああいうタイプはストーカーになるとか^^;、崇のことを滅多切りにしてくれたのには大笑いしました。まさかQEDでこんなに大笑いできるとは思いませんでした。

ただ、今回は崇の説明だけでは熊野の謎を理解するのは、かなり厳しかったです。というか、次々に古の覚えにくい神様の名前が登場するので、それを次に登場する時まで覚えておくのもたいへんでした。このシリーズの読者は、歴史の専門家ではないのですから、もう少し読みやすくする配慮が欲しかったです。

今回は珍しく、崇や奈々は殺人事件に巻き込まれませんでした。その代わりに展開したのが、語り手である神山さんの過去でした。果たして彼女は過去に殺人を犯したことがあるのか、それが物語のもう1つのキーポイントになっていました。
こちらもなかなか凝った構成で、今までのシリーズの中でも面白かったです。(^^)












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2008.08.23 17:37 | 新・たこの感想文