毒草師・御名形史紋が探偵役をつとめるシリーズの第2弾です。前回さんざんな目に遭った医療雑誌の編集者・西田君が今回も登場しています。今回は茶道の世界を舞台に殺人事件が起こりました。裏千家の茶道教室でお茶を点てていた時、その先生の次男が毒殺されてしまいました。警察は毒物の特定を進めますが、その成分に蛇毒が混じっていたことしかわかりません。
そうするうちに、第2の殺人事件が発生しました。今度は同じ先生の長男が、やはり同じ毒で毒殺されてしまいました。さらに事件は、第3、第4の被害者をうんでしまいます。
事件と平行して語られる、今回の歴史ミステリーは千利休はキリスト教徒だったのではないか!?という謎です。それとからめて、史紋の意外な生い立ちが明かされたのには驚きました。
お話としては、前作の毒草師の物語の方が面白かったです。殺人事件の謎と千利休の謎との絡みが薄かったこともありますし、犯人の殺害方法にも意外性が感じられませんでした。
このシリーズもQEDのように続いてゆくのかもしれませんが、次回作ではもう少し推理小説として楽しめる内容にして欲しいですね。
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