日々の記録

アニメやマンガの感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆

先日恩田陸さんの「チョコレートコスモス」を読んだら、その中に登場する「欲望という名の電車」を読みたくなってしまいました。

戯曲を読むのは久しぶりでしたが、ページ数もそれ程ないのであっという間に読み終えてしまいました。
南部の大農園のお嬢様だったブランチですが、今では資産を食いつぶしてしまい、屋敷すら自分のものではありません。そんなブランチが、妹のステラを頼ってニューオーリアンズにやって来るところから物語は始まります。

過去の夢が忘れられない傷心のブランチでしたが、そんな彼女を待っていたのはスタンリーというステラの粗暴な夫でした。ブランチはスタンリーを嫌悪しますが、今の彼女には他に頼るあてもありません。
失われた過去の夢にしがみつこうとするブランチですが、過酷な現実は容赦なく彼女を追い詰めてゆきます。そしてついにブランチの心は崩壊してしまうのでした。

かっての栄光が忘れられないブランチ、じょじょに年老いてゆく自分に焦りを感じるブランチ。そんな彼女の弱さは、誰の中にでもあるものだと思います。痛ましく傷ついてゆくブランチの姿には、何となく共感できるものがありました。












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