日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


望郷の聖双生児―グイン・サーガ(7)グイン・サーガ第7巻、「望郷の聖双生児」を読み終えました。

前巻では顔見せ程度の登場だったアルゴスの黒太子スカールですが、今回は草原の風雲児といった姿を見せてくれました。パロとは同盟関係にあるアルゴスですが、スカールは騎馬の民グル族を使った独自の情報網を持っているようです。スカールはグル族を各地に派遣して、いろいろな勢力の情報を探らせていました。しかし、それを使ってスカール自身が中原の覇者となろうとしているのではないのが、ちょっと不思議な人物だと思いました。風のようにあちこち彷徨い、冒険の旅を送るのがスカールの夢なのかもしれませんね。

その頃、モンゴールのアストリアスは、アムネリスを恋い慕うあまり、命令を無視して軍から抜け出していました。そんな時、アストリアスは吟遊詩人のマリウスという人物から声をかけられました。
このマリウスこそが、なんとナリスの義理の弟だったのでした。マリウスは魔導の力を使い、アストリアスからパロの双生児がノスフェラスで生きているという情報を得るのでした。

そして、パロのクリスタル・パレスでは、貴公子ナリスがアムネリスを口説きにかかっています。
氷の公女と呼ばれるアムネリスは、最初はそんなナリスの態度に反感を持っていました。しかし、これまで誰も接したことのないやり方でアムネリスに言い寄るナリスに、とうとうアムネリスは心を奪われてしまいました。氷の公女とはいえ、中身はまだ18歳のうら若き乙女なんですね。(^^;
すっかりナリスの虜になってしまったアムネリスが、妙に可愛かったです。

そして、後半ではグインたちの旅が描かれました。モンゴール領を避けて荒野を横断したグインたちは、ようやくケス河へたどり着きました。そこから彼らは、河を下ってロスの街を目指すのです。
しかし、その旅の間にレムスの心に大きな変化が起きていました。彼は、旅の間髑髏のような姿のカル=モルの夢にうなされていたのです。その夢は、予言者であるリンダにではなく、レムスにだけもたらされたものでした。この夢が意味するものは、何なのでしょうか!?
そして、ケス河にたどり着いたその日、レムスは今のこの世界の始まりともいえるような夢を見たのでした。それ以来、レムスはただの臆病な少年ではなくなり、物事の暗い一面を知ったようです。

グインたちは、ケス河を下りようやくロスの街へとたどり着きました。そこでは、海賊船出身のイシュトヴァーンが大活躍することになるのでした。グインの姿を隠すフードの手配から、宿の手配、そしてアルゴスへと向かう船探しまでイシュトヴァーンは大忙しです。
しかし、そんなロスの街にも危機が迫っていました。モンゴールの黄騎士たちが街を徘徊して、来るべきアルゴスやトルースとの戦いに備えて、港を封鎖しようとしていたのです。

港を封鎖されてしまえば、グインたちのレント海を越えてアルゴスを目指すという計画は破綻してしまいます。さらに、白騎士の追っ手が自分たちを捜していることを知ったイシュトヴァーンは、その日のうちにロスの港から発つことにしたのでした。
しかし、彼らが乗ったガルムの首と呼ばれる船は、かなりたちの悪い海賊船でした。海賊たちは、怪しい乗客であるグインたちを襲おうと計画しています。しかし、これも事前にそれを察知したイシュトヴァーンのおかげで奇襲を免れたのでした。

ところが、嵐の中船乗りたちにグインの豹頭が知られてしまいました。彼らはグインを恐れて、グインを海へと放り込みそうな勢いです。そんな時、光り輝く謎の船が彼らの前に現れました。そしてガルムの首メインマストに、激しい雷が直撃しました。グインたちは、一体どうなってしまうのでしょうか!?

掲載から1ヶ月以上経過した記事へのコメントには、原則として返信しません。













管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://ylupin.blog57.fc2.com/tb.php/5121-7f01b523

『望郷の聖双生児』<グイン・サーガ>7 栗本薫
今書店には最新刊の127巻が、作者の近況報告を兼ねたあとがき付きで並んでますけど、何ともいえない寂しさを感じますね。 このあとがきを書いてから僅か一ヵ月後、あっという間に作者が逝ってしまったなんて・・・。 それにしても<グイン・サーガ>はどうなってしま...

2009.06.12 22:53 | 【徒然なるままに・・・】