日々の記録

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サヴァイヴ近藤史恵さんの「サヴァイヴ」を読み終えました。この作品は、「サクリファイス」「エデン」と続いてきた作品の3作目です。

「サクリファイス」と「エデン」は白石誓を主人公とした長編作品でしたが、この「サヴァイヴ」は物語の視点が誓だけでなく、伊庭や赤城の視点から描かれた物語も収録されています。前2作とは変わり、今回は6本の短編を集めた作品集になっているのも異なります。

収録されている作品は、誓を主人公とした「老ビプネンの腹の中」、「トウラーダ」、伊庭を主人公にした「スピードの果て」、赤城を主人公にした「プロトンの中の孤独」、「レミング」、「ゴールよりももっと遠く」です。
これまでの誓だけを主人公とした作品より、視点が広がった分だけ物語が広がった気がします。また、物語で描かれるエピソードも、「サクリファイス」や「エデン」の過去だったり未来だったりしてバリエーションに飛んでいました。

これらの作品を読んでいて感じたのは、作者のロードレースに対する愛情です。日本ではマイナーな競技であるロードレースの裏側や人間関係などを、これだけ描いている作品は他には思いつきません。この作品と出会ったことで、ロードレースを始めてみよう、自転車を始めてみようと思った方もいるかもしれませんね。












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「サヴァイブ」近藤史恵
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2014.02.04 16:00 | 粋な提案