日々の記録

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タイタニア4<烈風篇> (講談社ノベルス)田中芳樹さんの「タイタニア」第4巻、烈風篇を読み終えました。もう続きは出ないものと諦めていただけに、実物を手にした時は感慨深いものがありました。

ジュスラン+アリアバートとイドリスは、タイタニアを真っ二つに分けて戦うことになりました。それに先立ち、イドリスはファン・ヒューリックたち一行を自らの陣へと招き入れたのでした。もちろん両者の間に信頼関係はなく、緊張感のある状況が続いています。そんな中イドリスは、リディア姫の故国であるエルビング王国に宣戦を布告しました。ジュスランが大切にしているリディアの祖国を攻撃することで、精神的な動揺をさそっています。

ですが、これに対するアリアバート・ジュスラン連合の動きは速かった。エルビング王国への救援に赴いたと見せて、転進して一気に敵の本拠地であるウラニボルグをつく作戦に出たのです。イドリスはヒューリックに命じて、これを迎撃させようとしますが、お目付役としてイドリスの弟のラドモーズをつけられて、おまけに従う兵士からも信頼されていないのでは、さすがのヒューリックも戦いようがありません。三度目の戦いにして、アリアバートはついにヒューリックを破ったのでした。そのままそこに居続ける義理もないので、ヒューリックたちはさっさと遁走を決めました。

そして、戦いはウラニボルグへと移りました。アリアバート・ジュスラン連合の2万隻に対して、イドリスは4万隻の戦力を持っていました。しかし、権限を委譲できる信頼できる部下がいないために、イドリスは全てを自分でこなす必要に迫られました。そのため、本来なら自ら艦を率いて戦うところを、ウラニボルグ内で戦闘指揮を執らざるをえなくなってしまったのでした。こうして2対1という戦力比であったにも関わらず、イドリスはアリアバートの巧妙な指揮に翻弄されることとなってしまったのでした。

戦いの趨勢がほぼ見えたところで、これまで沈黙を守っていた藩王が動きました。両軍に刃をおさめるように命じた藩王は、和睦の使者としてイドリスの弟でまだ12歳のゼルファを差し向けたのでした。そしてゼルファの手にかかって、アリアバートが命を落としました。衝撃を受けるジュスランに、藩王は告げました。これでジュスランとイドリス、対等の立場になったと。さらに戦いを続けてみせろというのです。アリアバート亡き今、ジュスランはどう戦っていくのでしょうか!?

ということで、22年ぶりのタイタニアの続編でした。創竜伝の頃から、変な方向に走ってしまった著者ですが、ようやく本来の場所に帰ってきたなあと思いました。でも、最盛期から比べると、構想力、文体など衰えがみえるところもあって、完全復活とはいかなかったのが残念でした。
次は5巻ですが、できれば今度は1〜2年の間に続きを出してもらいたいですね。(^^;












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