日々の記録

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ジェイン・エア(上) (光文社古典新訳文庫)シャーロット・ブロンテの「ジェイン・エア(上)」を読み終えました。

最近、古典作品の新訳が次々と出版されていますが、今回読んだ光文社文庫版の「ジェイン・エア」もそんな作品の1つです。E.ブロンテの「嵐が丘」は読んだことがありましたが、C.ブロンテの「ジェイン・エア」はまだ読んだことがありませんでした。そんな時、この「ジェイン・エア」が小尾芙佐さんの翻訳で出ていることを偶然知りました。小尾さんの翻訳は、ル・グィンの「闇の左手」などで読んだことがあったので、この古典をどんな風に翻訳したんだろうかと興味を持ちました。

幼くして両親を亡くしたジェイン・エアは、伯母の元に引き取られて暮らしています。しかし、伯母はジェインのことを疎み、甘やかして育てている息子や娘たちからジェインは虐待されています。そしてジェインは、寄宿学校に預けられることになったのでした。ここまでの展開を読んで、何かに似ていると思いました。そして思いついたのが、「赤毛のアン」で有名なモンゴメリの作品でした。モンゴメリはブロンテ姉妹の作品に、大きな影響を受けたようです。古典作品ということで、少し構えて読み始めたのですが、その面白さはモンゴメリの作品に通じるものがあったのでした。

寄宿学校に暮らし始めたジェインは、信頼できる先生や先輩と出会いました。そうして勉学に励んだジェインは、やがて寄宿学校の教師になりました。しかし、寄宿学校の閉ざされた生活に物足りなくなったジェインは、家庭教師の仕事を得て、外の世界へと踏み出しました。ジェインは、ソーンフィールドにあるお屋敷で働き始めることになったのです。

そこでの生活は、最初は静かなものでした。しかし、屋敷の主であるロチェスターとの出会いから、ジェインの運命が大きく動き始めます。ジェインはロチェスターに心惹かれ、ロチェスターもまたジェインの中に自分と通じるものを見いだします。しかし、ロチェスターとジェインでは身分が違います。そしてロチェスターには、美しい婚約者がいたのでした。

ジェインとロチェスターがこの先どうなるかは、下巻のお楽しみです。メインとなるのは、ジェインとロチェスターの恋なのですが、それ以外にもお屋敷には怪しげな秘密があり、それが何なのかも気になります。
登場人物では、主人公のジェインが魅力的です。見た目は平凡だけれど、賢く芯がしっかりしているジェインが、自らの手で運命を切り開いていくのがいいですね。
また出番は少ないのですが、ジェインが寄宿学校で出会った先輩のヘレンも忘れがたい人物でした。ヘレンは賢く信心深い生徒ですが、肺病を病み一部の先生からは嫌われています。このヘレンとの出会いが、ジェインの生き方に大きな影響を与えました。












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