日々の記録

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死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)ジョン・ダニングの「死の蔵書」を読み終えました。この本は、昔読んだことがあったのですが、古本屋で見つけて懐かしくなって思わず購入してしまいました。

この本の舞台となるのは、デンヴァーの古書業界です。そこで警官をしているジェーンウェイは、個人的にも古書を収集している古書マニアです。あまり警官らしくない趣味を持つジェーンウェイは、ある古書の掘り出し屋と呼ばれる男が殺された事件を調査することになりました。ボビーと呼ばれるその掘り出し屋のことは、ジェーンウェイも以前から知っていました。ジェーンウェイは、その死の背後には貴重な古書がからんでいると見ていたのでした。

この事件と平行して、ジェーンウェイには以前から敵がいました。それは天才的な実業家のジャッキー・ニュートンと呼ばれる男でした。彼はその残虐な性格で、多くの人間を傷つけていました。しかし、財力もあるジャッキーは、被害者を脅して黙らせていたため、警察は彼に手を出せずにいたのでした。

ボビーの事件を調査していたジェーンウェイは、偶然ジャッキーに痛めつけられていたバーバラという女性を知りました。彼はバーバラを救おうとしますが、ジャッキーを恐れるバーバラは勇気を出すことができません。そんなバーバラを再びジャッキーが傷つけたことを知った時、ジェーンウェイの警察官としてのたがが外れました。ジャッキーに1対1の対決を挑んだジェーンウェイは、ジャッキーを叩きのめしたのでした。

現職の警官が、たとえ犯罪者とはいえ、個人的に制裁したことは許されることではありません。ジェーンウェイは、自ら警官を辞めました。そして彼が次に選んだ道は、かねてから憧れていた古書の小売店を始めることでした。古書仲間の協力もあって、ジェーンウェイは新たな生活を始めました。しかし、そこにまたボビーとジャッキーの事件が彼にふりかかってきます。

この他にも物語には、謎の古書業者リタ・マッキンリーという女性の存在や、ボビーが手に入れた掘り出し物は何だったのかという謎など、複数の事件が同時進行します。その上、貴重な古書についての蘊蓄もあちこちにちりばめられていて、本好きにはたまらない内容になっています。

基本的な雰囲気は、ハードボイルドな感じなのですが、謎解きの部分も最後まで真相がわからなかったりして、ミステリーとしても面白い作品だと思います。(^^)












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