日々の記録

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翼に日の丸(下) 閃風篇<翼に日の丸> (角川文庫)上巻と同じく中巻から1年を経て、ようやく「翼に日の丸(下) 閃風篇」を読み終えました。

上・中巻は、ほぼ「ラバウル烈風空戦録」で語られた内容の語り直しでしたが、この下巻では「ラバウル」では描かれなかった終戦までの戦いが描かれました。

新型戦闘機・烈風と共に前線に向かった風間たちでしたが、そこでは以前よりも過酷で激しい戦いが繰り広げられていました。そんな中、これまで風間を導いてくれた隊長である三田隊長が戦場で命を落としました。その時の戦いで重傷を負った風間は、内地へと送還されました。

体と心の傷を癒やした風間は、しばらくは新人戦闘機乗りの教師役として過ごします。その間にも、この架空世界の状況は動いていました。ドイツ軍を率いていたヒトラーが、反対勢力の謀略によって死亡したのです。それによって、ドイツは交戦姿勢から転換して、米英との和平の動きを見せ始めました。

それがきっかけとなり、ドイツで開発が進められていたジェット戦闘機の情報と実機が、日本にもたらされることになりました。米国の物量に物を言わせた攻撃に悩まされていた日本軍を、この技術が救うことになりました。こうして生まれたのが、初のジェット戦闘機である閃風です。教師役から新兵器のテスト飛行を担当する部署へと異動していた風間は、そのテストに加わることになりました。

ここからの展開は、かなりSF的になるので、それまでの戦記風の物語色が薄れてしまった感じで、今ひとつな展開でした。概略だけを書いておくと、風間たちの奮闘や次々に投入される新兵器のおかげで、この世界の日本には原爆が投下されることもなく、1948年の12月に終戦を迎えることになります。

何はともあれ、未完になっていた「ラバウル烈風空戦録」の"その後"を知ることができたのがよかったです。
ただ、下巻の中盤以降は物語の展開が駆け足になり、都合良く開発された新兵器や新装備が満載なのに戸惑いました。
いろいろと事情はあったのでしょうが、やはりラバウルはラバウルのままで完結させて欲しかったです。

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