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幼き子らよ、我がもとへ〈上〉 (創元推理文庫)ピーター・トレメインの修道女フィデルマ・シリーズ第3作、「幼き子らよ、我がもとへ(上)」を読み終えました。

第1作、第2作では、物語の舞台はアイルランドの外でした。第3作となる本作で、フィデルマは故国であるモラン王国へと帰ってきました。そんなフィデルマは、兄であり王国の次期後継予定者であるコルグーに呼ばれ、キャシェル城へ訪れました。そこでフィデルマは、モラン王国が今大きな問題を抱えていることを知ったのでした。

その発端となったのは、モラン王国の隣国ラーハン王国でした。かってモランは、ラーハンからオスリガ小王国を得ました。しかし、その後もラーハンはオスリガに執着して、オスリガを取り返そうと画策しています。そんな中、ラーハンの偉大な尊者ダカーンが、研究のためモランの修道院を訪れました。ところが、ダカーンは修道院で何者かに殺害されてしまったのです。その死の代償として、ラーハンはオスリガの返還を要求していたのでした。

事情を知ったフィデルマは、コルグーから依頼されて事件が起きた修道院へと向かいます。しかし、その途中でフィデルマは、修道院の近隣の小村で虐殺と破壊が行われていることを知ったのでした。その村から、強い感染力を持った黄色疫病の死者が出たことで、住民は殺されて家々は焼き払われたのでした。フィデルマは、その生き残りである修道女と子供たちを保護したのでした。

修道院に到着したフィデルマは、早速事件の調査に取りかかります。しかし、事件発生から日が経っていることもあり、調査は難しいものとなりました。さらに事件の背後には、モランとラーハン、オスリガを巡る確執も絡んでいるようです。フィデルマはこのもつれた糸をほどき、真実を知ることができるのでしょうか!?

今回の事件では、これまでの事件でよきパートナーを務めたエイダルフの姿がありません。代わりにコルグーが用意した戦士がフィデルマの相棒となりましたが、彼ではエイダルフの代わりにはなれないのでした。普段は完璧超人のようなフィデルマが、そんなエイダルフのことをたびたび思い出すのが微笑ましかったです。












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