日々の記録

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武士道ジェネレーション誉田哲也さんの「武士道ジェネレーション」を読み終えました。この作品は、「武士道シックスティーン」から続いてきたシリーズの完結編です。

物語は、いきなり早苗の結婚式から始まりました。でも、3作目である「武士道エイティーン」を読んだのは5年以上前だったので、早苗と香織以外の登場人物はほとんど覚えていませんでした。(^^;
最初はそれに戸惑いつつ読み進みましたが、今回は早苗と香織の対決ではなく、早苗は剣道からはほぼ身を引き、武士道を追求するのは香織のみとなりました。

それと合わせて、桐谷道場の後継者問題が表面化してきました。道場主の桐谷玄明が、心臓を悪くして道場の閉鎖までも考え始めたからです。香織は、玄明先生の後を継ぐのは、早苗の夫でもある沢谷さんしかないと思っていました。しかし、現職の警察官である沢谷に、玄明先生は警官を続けることを願っていました。それゆえに玄明先生は、沢谷を後継者にはしないと決めていたのでした。

そんな中、香織はそれならば自分が道場の後継者にと考えます。しかし、桐谷道場には香織が知らなかった裏奥義があったのでした。道場を継ぐためには、それを学ばなくてはなりません。しかしその技は、打撃や投げ、関節技まで含めたバリエーションがあり、一般的な剣道の枠を越えていました。香織は、沢谷さんからその技を学ぶことになりました。

この他にも、香織が指導する中学生・悠斗君にまつわるエピソードや、アメリカ人の剣道好きが日本にやって来たりと、さまざまなエピソードが詰め込まれていました。ただ、エピソードの中に南京大虐殺や従軍慰安婦問題、アメリカの戦争責任などが取り込まれていたのは、ちょっと重たかったです。私自身、それらについて詳しく知りませんし、それらについて感情的に語る人達も好きになれないからです。

とはいえ、最後まで面白く読むことはできました。「武士道エイティーン」の時は、この続きが読みたいと思いましたが、今回は本当に完結したなあという感じでした。・・・ただできれば、エイティーンの後もう少し早い時期にこの本を出して欲しかったかも。(^^;

そうそう。この本には、白と赤の2本のスピンがついています。本を読み始める前は、なんだこれは!?と思ったのですが、読み進めていくうちに内容に合わせた粋な計らいだなあと思いました。(^^)

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(書評)武士道ジェネレーション
著者:誉田哲也 大学生となった香織と早苗。スポーツ推薦で大学へと進学した香織は、大学剣道界でも次々とタイトルを取るなど大活躍。しかし、もう1つの目標である教員への道は厳しい……。剣道から足を洗い、日本文化について専攻した早苗だったが、目当てだった教授の退職、外国人との歴史解釈を巡っての論争になり、苦手意識を持ってしまう。そんなとき、桐谷道場の師範・桐谷玄明が病に倒れ、俄かに後継...

2016.06.20 00:35 | 新・たこの感想文