日々の記録

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何のための落語をするのか、というお話でした。

菊比古の弁天小僧は大人気で、お芝居は大盛況でした。大勢のお客からの注目を浴びたことで、ようやく菊比古にも自分の落語が見えてきました。助六のような落語をすることはできませんが、菊比古には独特の艶っぽさが魅力なのでした。
しかし、それは昔助六が既に指摘していたことでした。そんな助六に、菊比古はあらためて自分との差を感じるのでした。

そんな助六は、七代目・八雲と一緒に満州に行ったことが、自分の芸を見いだすきっかけとなっていました。戦地を慰問した助六たちは、娯楽のない戦地で大歓迎されたのです。それから助六は、自分は人を喜ばすために落語をすると心に決めていたのでした。助六のそんな思いを知った菊比古でしたが、自分はなぜ落語をするのかがわかりません。菊比古にとって落語は、居場所を作るための手段だったのでした。

思い返せば菊比古は、幼い頃から自分の居場所を求めていました。花柳界に生まれた菊比古は、芸者になるわけでもないのに踊りの稽古をしていました。そんな菊比古は、芸妓たちの物笑いの種でした。そして足を痛めたことで、花柳界にさえ居場所がなくなってしまいました。七代目・八雲のところに連れてこられた時、菊比古はそこを追い出されたら行く場所さえなかったのです。

助六とは対照的に、生真面目すぎるほどに落語の稽古に励む菊比古には、そういう差し迫った思いが常にあったのでした。そんな菊比古には、自分がなぜ落語をするのか考える余裕さえありませんでした。助六の言葉を聞いて、あらためて菊比古は自分はなぜ落語をするのかを考えるようになったのでした。

そんな中、菊比古が寄席に出ることになりました。演じるのは、金に困った芸者が相手を探して心中しようとする「品川心中」です。その噺で、菊比古は大いに観客を沸かせることになりました。菊比古の演じる芸者の色っぽさに、観客は思わず引き込まれます。そして芸者の色っぽさが引き立っているだけに、相手に選ばれた金蔵のとぼけた様子も際立ちます。

この噺で、菊比古は完全に観客の心をつかんでいました。そして、どうして自分が落語をするのかにも気づいたのでした。助六は人のためですが、菊比古は自分のために落語を演じているのです。そこで観客を沸かせ続ける限り、そこには菊比古の居場所があります。

というわけで、ついに菊比古が自分の芸風を確立するお話でした。今回も石田さんの声の艶っぽさが絶品でした!
その声の魅力が凄くて、画面が消えて声だけ聞こえているような気さえしました。凄い作画でバリバリ動かすだけでなく、声優さんの声の魅力を最大限に活かして、絵があることさえ一瞬忘れさせるアニメがあってもいいのだと気づかされました。アニメって本当に奥が深いですね。(^^)

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