日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


師匠が亡くなり、菊比古が助六を探しに出かけるお話でした。

真打になったばかりの菊比古ですが、人気があって弟子にしてくれと押しかけてくる者までいます。しかし、そんな申し出を菊比古はばっさりと断っていました。親を捨てて行く当てもないと泣き落としにかかる青年を、菊比古は親も説得できないような奴にお客を納得させられる落語ができるか、おまけに今日は親子で落語を楽しむ親子会だ、そんな場所柄も考えずに弟子入りしようという配慮のなさが気に入らないと、青年を追い返しました。

これまで生活面がまるでダメな助六にさんざん小言を言ってきて、親に捨てられて居場所がなくなって落語をすることになった菊比古の言葉だけに、とても説得力がありました。思わず、全くその通りでございますと頭を下げたくなりました。(^^;

そんな中、寄席の途中で師匠の様子がおかしくなりました。菊比古と共に愛弟子であった助六を失ったことで、師匠の「子別れ」には笑いを越えて人の心を打つものがありました。おかしい噺のはずなのに、泣けてきてしまう。チャップリンの喜劇もそうですが、落語も突き詰めると涙の中にある笑いを演じられるようになるのかもしれませんね。

入院した師匠の看病をしていた菊比古は、師匠から思わぬ話を聞くことになりました。昔の師匠は、落語にはあまり興味がありませんでした。しかし、ある有望な青年が弟子になったことで、父親が彼を可愛がるようになりました。それを見た師匠は、それに張り合うように落語に熱を入れたのでした。しかし実力の世界は厳しいものです。どんなに師匠が修練を積んでも、その青年の落語にはかないません。

悔しい師匠は、八雲の名前を父から受け継ぐことで、青年に意趣返しをしたのでした。しかし、周囲の青年こそが八雲の名を継ぐべきだったと、口にこそ出しませんが顔色から伝わってきました。そして青年は落語の世界から去り、いずこかへ消えてしまったのでした。その青年の芸名が、助六だったのです!

今の助六に落語を教えた老人、それこそが師匠が八雲の名を取り上げた助六だったのでした。そんな助六の弟子を育てることになり、師匠はずっと苦い思いを味わっていたのでした。師匠が助六を破門するほど酷く、助六に当たってしまったのは、過去にこういういきさつがあったからでした。

それを知ってしまった菊比古は、ますます簡単には八雲の名前をつげません。そして師匠は亡くなり、葬儀が行われました。菊比古の前から去ったのは、師匠だけではありません。これまで身の回りの世話をしてくれた松田さんも、奥さんの体調が思わしくなく、菊比古の前から去ることになりました。そんな松田さんに、最後に師匠の話でもして酒を酌み交わそうと誘う菊比古の心配りがよかったです。

そして菊比古は、本当に1人になってしまいました。それでも師匠の穴を埋めるために、寄席へと上がります。観客も菊比古の師匠が亡くなったことは知っているので、菊比古としてもやりづらい舞台です。そこで菊比古は、「死神」を演じました。師匠の死の後で、こんな噺を演じる菊比古も凄いですね。そんな菊比古の噺は、鬼気迫るものでした。

その後、菊比古はしばらくお休みをもらうことになりました。その間に菊比古は、助六とみよ吉を探し出そうとしていました。師匠が亡くなったことを伝えると共に、師匠と先代の助六との因縁を知っては、ますます八雲の名前をつぐわけにはいかないでしょうからね。

わずかな手がかりを元に旅に出た菊比古は、とある街で行われている落語を耳にすることになりました。それは寄席ではなく、そば屋の席を借りて行われている落語でした。それを演じていたのは、まだ幼い女の子でした。それがどうやら、助六とみよ吉の子供、小夏でした。小夏はかなり口の達者な子供でしたが、小夏に落語を仕込んだのは、助六のようです。久しぶりに菊比古と助六が再会して、いったい何が起きるのでしょうか。

今回も、とっても見応えがありました。子供の頃からいろいろと苦労してきた菊比古だけに、人情の機微に本当に通じていますね。押しかけ弟子への言葉、松田さんとの別れなど、ちょっとしたエピソードにそれを感じました。(^^)

掲載から1ヶ月以上経過した記事へのコメントには、原則として返信しません。













管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://ylupin.blog57.fc2.com/tb.php/9682-639ac0a1

昭和元禄落語心中
昭和元禄落語心中に関するアニログです。

2016.03.16 08:38 | anilog

子別れ
Gremzキーワード:エコマーク! 掃除しなきゃー・・ 『昭和元禄落語心中』 第十話 師匠と菊比古が楽屋入りするところへ、 菊比古へ弟子入りしたいという若者が土下座してきました。 師匠に恥をかかせた。弟子を取る気はないとすげない菊比古。 真打になってまだ5年な...

2016.03.14 00:53 | マイ・シークレット・ガーデン vol.2

昭和元禄落語心中 TBS(3/11)#10
第十話 菊比古に弟子入り志願の学戦が訪れる。親も説得できないで観客をどうして納得させられる?今日は親子会、師匠に恥をかかせた。弟子を取る気は金輪際無い。もっとまっとうな職に就きなさい。 真打昇進でもう弟子を取るなんて早いと陰口も聞こえる。師匠は十八番の子別れを高座で演じる。しかし最後の様子がおかしい。なんとか心配をかけないように高座を降りるが、即座に倒れる。病室で目覚めると気がかりは名跡だけ...

2016.03.14 00:24 | ぬる~くまったりと

昭和元禄落語心中 第十話
昭和元禄落語心中 第十話です。 『昭和元禄落語心中』も1クールであればもう終盤で

2016.03.13 23:35 | 藍麦のああなんだかなぁ