日々の記録

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氷のなかの処女―修道士カドフェルシリーズ〈6〉 (光文社文庫)修道士カドフェル・シリーズ第6作、「氷のなかの処女」を読み終えました。

以前からたびたび物語の中で語られてきた、スティーブン王と女帝モードの争い。その争いで、ウスターが攻撃されたことが、今回の物語の始まりとなりました。逃げ惑う人々は、カドフェルのいるシュルーズベリにも逃れてきていました。
そんな中、ウスターの貴族の姉弟が失踪してしまったという情報が伝わってきました。姉弟の保護者である叔父は、2人の行方を捜しています。しかし、彼はスティーブン王ではなく女帝モードを支持していたため、シュルーズベリに入ることは許されませんでした。その代わりに、州長官は2人の捜索の準備を進めていました。

そんな時、ブロムフィールドの修道院からカドフェルに助力の依頼が舞い込みました。何者かに襲われて行き倒れていた修道士を救うために、カドフェルの知識が必要とされたのです。その求めに応じて、カドフェルはブロムフィールドへと赴くことになりました。その途中で、カドフェルは行方不明になっていた姉弟の弟の方、イーヴと出会うことになるのでした。それだけでなく、カドフェルは凍り付いた小川の中に若い女性の死体を発見します。

さらにブロムフィールドのあるラドロー周辺では、近隣の農園を襲撃する無法者たちが現れていました。カドフェルは傷ついたエルヤス修道士にできる限りの治療を施すと、州執行副長官である友人ヒュー・ベリンガーと共に、行方不明の姉の探索、無法者たちの探索、そして氷の中の女性を殺した犯人を捜すことになるのでした。

今回は、カドフェル・シリーズとしては珍しく、推理よりもアクションに重点が置かれた内容でした。でも、勝ち気な貴族の娘アーミーナ、何か大きな悩みを抱えているらしいエルヤス修道士、オリーブ色の肌をした謎の若者など、魅力的な登場人物がいっぱいで、物語としてとても面白かったです。

そしてカドフェルは、今回の出来事と関わったことで、彼自身にまつわるある出会いを経験することになりました。神様と著者の、粋な計らいがたまりません。(^^)












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