日々の記録

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思いあがりの夏 (角川文庫 緑 357-10)眉村卓さんの「思いあがりの夏」を読み終えました。

眉村さんの作品で、昔読んだんだけれど、作品のタイトルを忘れてしまった作品がありました。幕末にタイムスリップしてしまった青年が、新撰組の一員になる話なのですが・・・。それをようやく、この本の中に見つけました。
「名残の雪」という作品でした!(^^)

この本には、「名残の雪」以外に表題作の「思いあがりの夏」、「島から来た男」、「"あした"のために」、「子供ばんざい」の5作の短編が収録されています。「名残の雪」以外の作品は、サラリーマンが主人公ですが、会社生活への疲れが感じられます。眉村さん自身、サラリーマン生活の経験があるそうですので、その経験がにじみ出ているのかもしれませんね。

5作の中では、記憶に残っていた「名残の雪」が一番面白かったです。いっけん眉村さんの他の作品にも見られるタイムスリップものなのですが、最後のオチのひねりが凄いです。作品の概要は覚えていたのに、オチを忘れていたおかげで、より楽しむことができました。(^^;

他の作品は怖さが感じられる内容でしたが、眉村さんの文体で物語が描かれると、生々しさがなく怖いんだけれど、どこか安心感がある雰囲気になりますね。この雰囲気は他の作家でも感じたことがあると思ったら、藤子・F・不二雄さんのSF短編に通じるものがあることに気づきました。

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