日々の記録

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銀河英雄伝説〈3〉雌伏篇 (創元SF文庫)前巻を再読したのが、なんと2007年(!)。本当に久々に、銀英伝の3巻を読み終えました。(^^;

前巻でラインハルトは、銀河帝国の実権を手にしました。一方のヤンは、なんとか首都でのクーデターを阻止しました。両軍共にちょっとした空白状況が生まれようとする中、銀河帝国の科学技術総監であるシャフトは、とんでもない計画をラインハルトの元へと持ちかけていました。

先の貴族連合との戦いの場となったガイエスブルク要塞を、ワープ航法によってイゼルローン回廊にまで運び、イゼルローン要塞に対して、要塞対要塞の戦いを仕掛けようというのです。成功すれば儲けもの、失敗しても元々というその案にラインハルトは実行許可を与えました。

その頃、イゼルローンではユリアンが正式な軍人となるべく訓練に励んでいました。ヤンはユリアンに軍人になって欲しくないと思いつつも、ユリアン自身がそれを望んでいることも知っていて、相反する思いで揺れています。
そんな中、ヤンに対して自由惑星同盟の首都ハイネセンから召喚状が届きました。フェザーンからヤンの反乱という毒を注ぎ込まれた政治家どもが、ヤンに対する査問会を開こうとしていたのでした。

こうしてハイネセンに赴いたヤンは、そこで精神的に消耗させられる不毛な戦いを査問会と繰り広げることになるのでした。ここで描かれる権力者の腐敗ぶりは、現実世界の誇張されたコピーを見せつけられているようで、気分が悪くなりました。(^^; 戦争賛成・武力拡大を推進される権力者の皆様におかれましては、くれぐれも安全地帯で大衆を煽るのではなく、自ら進んで最前線へと赴き戦いに身を投じて、率先してその主張を実践していただきたいと思います。(笑)

そんなヤンを救ったのは、皮肉にも銀河帝国のイゼルローン要塞への侵攻でした。この時に至り、ようやく査問会のメンバーは今回の召還という名を借りた精神的なリンチが、自らの首を絞める行為だということに気づいたのでした。
愚劣な査問会から解放されたヤンは、仲間たちの待つイゼルローン要塞へと急ぎます。

ヤンがいない間、イゼルローン要塞は留守を預かるキャゼルヌ少将を中心に、必死の防衛戦を続けます。銀河帝国から亡命しヤンの客将となっていたメルカッツが、それに力を貸してくれます。さらにユリアンも、ヤンから受けた教えを的確に実践して、敵の狙いを正確に見抜いてみせました。それにより、援軍として駆けつけたヤンと絶妙な連係攻撃を加えることに成功したのでした。

こうしてイゼルローン要塞は、ヤンの不在という最大の危機を乗り越えることができました。しかし、水面下では相変わらずフェザーンの謀略が進行しています。そしてフェザーンの背後には、地球教という狂信者の集団が潜んでいます。

ということで、久々の銀英伝でした。再読ということもあるのでしょうが、これだけ時間が経過していながら、特に違和感なく物語に入り込むことができました。田中芳樹さんの作品はいろいろと読みましたが、やはり銀英伝が一番面白いですね。(^^)

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