日々の記録

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鳥たちが聞いているバリー・ロペスの「鳥たちが聞いている」を読み終えました。

この本は、池澤夏樹さんが紹介されているのを読んで知りました。読んでいると自然と向き合っているような気持ちになり、ちょっと不思議や幻想性さえ感じられる12編の短編が収録されていました。

表題作の「鳥たちが聞いている」から始まり、「ティールの川」「エンパイラのタペストリー」「空き地」「ある会話」「ピアリーランド」「台所の黒人」「ウィディーマの願い」「我が家へ」「ソノーラ 砂漠の響き」「クズリの教え」「ランナー」と続きます。

どの作品も自然との関わりが感じられるますが、個人的に気に入ったのは「ウィディーマの願い」と「我が家へ」でした。「ウィディーマの願い」では、未開の狩猟部族を研究しようとした青年が、ウィディーマ族と出会い世界に対する認識を新たにするお話です。「我が家へ」は、1つの論文をきっかけに有名な研究者となった青年が、自分の研究よりも大切な身近な自然に気づくお話です。

「ウィディーマの願い」を読み終えた後は、特定の文化や知識・思想に絶対的な価値はなく、どんな人間も自然の中にただあるだけなのだと思い知らされた気がしました。「我が家へ」を読んだ後は、自分の身近なものをしっかりと知ることが、平穏さや生きる喜びにつながっているのかもしれないと思いました。

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