日々の記録

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還らざる城 (中学生・高校生必読名作シリーズ)眉村卓さんの「還らざる城」を読み終えました。

この作品は眉村さんの「とらえられたスクールバス」などと同じく、20世紀に生きる少年が戦国時代にタイムスリップしてしまうお話です。

高井敏夫は父が計画に参加している、タイムカプセルを見学させてもらうことになりました。20世紀の技術を詰め込んだ大きなカプセルを、敏夫は父の部下である稲田青年に案内してもらいます。ところが、その途中で誰もいないはずのカプセルの中に、不思議な女の子が現れました。カラリンコというその少女は、40世紀の未来からやって来たというのです。

カラリンコは、20世紀のタイムカプセルに興味を持って、それが開けられる前に中を見てみようとしたのです。ところが、カラリンコが乗ってきたタイムマシンのトラブルで、敏夫たちはタイムカプセルごと戦国時代へと飛ばされてしまったのでした。

カプセルの中に入っていた20世紀の道具を使い、敏夫たちは襲ってくる武士たちを撃退しました。そして敏夫は、その時に知り合った、シノという女の子に心惹かれるのでした。そんな敏夫に、カラリンコが焼き餅を焼くのが面白かったです。

限られた材料を使い、カラリンコはタイムマシンを修復しようとしています。そんな中、敏夫と一緒にやって来た稲田青年の様子がおかしくなりました。戦国時代で生活するうちに、稲田青年は20世紀の技術を使って、自分が日本を支配する大名になろうとしていたのです。

そんな稲田青年に、敏夫は反発します。しかし、稲田に協力しないことには、当面生き抜くことさえできません。違和感を覚えつつも、敏夫は稲田と共に来たるべき北条軍との戦いに備えます。果たして稲田青年は、その野望を実現することができるのでしょうか。そして敏夫は、どういう道を選ぶのでしょうか。

20世紀の豊富な道具に、稲田青年は剣道五段の腕前と、いろいろと都合のいい設定がそろっていますが^^;、登場人物の心の動きや、先の読めない展開が面白かったです。主人公の敏夫は優等生的な感じですが、未来から来た少女カラリンコの言動が面白かったです。

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