日々の記録

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銀河英雄伝説〈6〉飛翔篇 (創元SF文庫)田中芳樹さんの「銀河英雄伝説」6巻を読み終えました。

前巻で、帝国と同盟の戦いは終了しました。そしてラインハルトは皇帝となり、ヤンは妻のフレデリカと共に待望の年金生活に入りました。しかし、平和な時間は長くは続きませんでした。

まずは、ラインハルトが地球教が目論んだ事件に遭遇します。それはラインハルトの主席秘書官である、ヒルダがきっかけとなりました。ヒルダの父マリーンドルフ伯が後見してきた、病弱なキュンメル男爵の願いを聞き入れて、キュンメル男爵の元をラインハルトが訪れることになりました。

そこでキュンメル男爵は、ラインハルトを暗殺しようとしました。生まれた時から病弱で、死ぬ時期を引き延ばしているだけのような生活を送ってきました。そんなキュンメル男爵は、自らの才覚で帝国を手に入れたラインハルトを妬むようになっていたのでした。そしてラインハルトの命は、キュンメル男爵の手に握られたのでした。

事件解決の糸口は、思わぬところからもたらされました。かっての同盟元首トリューニヒトから、地球教によるラインハルト暗殺計画が実行されるという情報がもたらされたのです。その情報を得たケスラーは、キュンメル邸に異変が起きていることを察知しました。ケスラーはすぐに、ラインハルトの元へ兵を差し向けるとともに、地球教の支部への攻撃を命じました。

こうしてラインハルトは、危ういところで難を逃れました。事件の背後に地球教があることを知ったラインハルトは、地球教の本部である地球へ軍を差し向けることを決定したのでした。

一方、待望の年金生活に入ったヤンは、フレデリカと共に新婚生活を送っていました。しかしヤンの周囲には、監視がつけられて、その生活は窮屈なものとならざるを得ませんでした。そんな中、かってヤンに敗れ、今では同盟の駐在弁務官を務めるレンネンカンプは、硬直した思考とヤンへの個人的な恨みから、この先の帝国の憂いを除くためという名分で、ヤンを抹殺しようと謀りました。

レンネンカンプから、ヤンは帝国と同盟の間に結ばれた平和を乱す者だと通告された同盟政府は、ヤンを逮捕して政府の存続をはかろうとします。ヤンの妻フレデリカは、シェーンコップ、アッテンボローと共にローゼンリッターを率いて、同盟の最高評議会議長レベロを拘束しました。そうして稼いだ時間で、彼らは見事にヤンを奪還したのでした。

しかし、このままレベロを拘束していれば、帝国に同盟への介入を許すことになります。そこでシェーンコップたちは、帝国の駐在弁務官レンネンカンプを拘束して、レベロを解放しました。レンネンカンプは、敵の手に落ちたことを恥じ、自殺してしまいました。ヤンたちは、そんなレンネンカンプを生きているように見せかけて、惑星ハイネセンから脱出したのでした。

2つの大きな事件の間に、ユリアンは地球を訪れるという目的を果たしていました。その途中で、ユリアンは密かに軍を離れたメルカッツの元を訪れました。そこでユリアンは、カーテローゼ・フォン・クロイツェルこと通称カリンという魅力的な少女と出会いました。初めて会ったはずのカリンに、ユリアンはなぜか親近感を持つのでした。

そしてユリアンは、地球教の本拠へと乗り込みました。そこで教団の秘密を探ろうとしたユリアンたちは、教団が提供する食事に麻薬が含まれていることを知りました。教団は麻薬を使って、信者を教団から離れられない道具に仕立て上げていたのでした。

そこに帝国軍の教団本部への攻撃が開始されました。ユリアンたちは、フェザーンの商人だと偽り、帝国に協力したのでした。帝国の攻撃で、教団本部は壊滅しました。しかし、幹部の死は確認できませんでした。しかし地球教の信者は、思わぬところにまで潜り込んでいます。地球に攻撃を加えるに先立ち、軍を率いるワーレンは地球教信者である部下に襲われて重傷を負っていたのでした。

こうして表面的には、地球教の目論見は失敗して、本拠は壊滅しました。またヤンたちは、同盟を捨てて宇宙をさすらう放浪者となってしまいました。そしてユリアンが地球で手に入れた地球教の情報には、何が記されているのでしょうか。

帝国と同盟の長い戦いは終わりましたが、状況はまだ不安定です。せっかく待望の年金生活に入ったヤンでしたが、周囲の状況がそれを許してくれませんでした。(^^;
全体的に暗い展開でしたが、ユリアンとカリンの出会いにちょっと救われたかも。












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